データドリブンアトリビューションとは?仕組みやメリットを解説【2024年最新版】
効果的なWeb広告運用を実践する上で、欠かせないのがデータドリブンアトリビューションの概念です。ユーザーの行動を詳細に分析し、どのような結果をもたらしているかを把握できるようになるため、Web広告の効果が今ひとつ実感できない場合には、積極的な運用をおすすめします。
この記事ではそんなデータドリブンアトリビューションの仕組みや運用メリットについて解説します。
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データドリブンアトリビューションとは
データドリブンアトリビューション(DDA)は、ユーザーがコンバージョンにつながるまでにどのような行動を辿ってきたのかを詳細に把握し、もっともコンバージョンに影響を与えている要素は何か?ということを評価するためのフレームワークです。
ユーザーがコンバージョンにいたるまでの行動履歴はさまざまですが、全体の傾向を見ると、クリックされやすい施策とそうでない施策は分かれてくることがあります。DDAによって、もっともコンバージョンに寄与しているWeb広告を特定できれば、どんな施策に力を入れれば良いのかがわかるだけでなく、何を改善すれば良いかの指針も立てることができます。広告について右も左もわからないというときにこそ、運用したいフレームワークだと言えるでしょう。
データドリブンアトリビューションにおける評価の流れ
データドリブンアトリビューションを用いて行う評価は、
・Googleの検索広告やディスプレイ広告、YouTube広告などで発生したインタラクションの分析
・コンバージョンにいたったケースといたらなかったケースの分析
・コンバージョンにつながる傾向にある行動パターンを発見し、貢献度の高い広告施策を算出する
という3つのステップに分かれて実行されます。広告上のインタラクション分析を通じて、コンバージョンにいたったケースとそうでないケースを分析し、ユーザーの行動パターンを絞っていきます。最善の行動パターンが判明したのち、その行動ルート上にある広告施策は「貢献度が高い」として、ほかの広告よりも多くのスコアがあてられるというものです。
アトリビューションモデルの種類
アトリビューションのモデルは大きく分けて、
・終点モデル(ラストクリックモデル)
・起点モデル(ファーストクリックモデル)
・線形モデル(リニアモデル)
・減衰モデル
・接点ベースモデル
という5つのモデルに分類されます。終点モデルはコンバージョンにいたる前、最後に見た広告を高く評価し、起点モデルはコンバージョンにいたるまでの最初の広告を高く評価するモデルです。線形モデルは、コンバージョンにいたるまでの全ての広告を平等に評価し、減衰モデルはコンバージョンの最後に近づくほど高い貢献度を割り当てる評価制度です。そして接点ベースモデルはコンバージョンにいたる上で、最初と最後に関与した広告を高く評価します。
データドリブンアトリビューションにおけるデータ要件
データドリブンアトリビューションは誰でもいつでも使えるわけではなく、運用にあたっては要件が指定されています。要件はアトリビューションモデルによって異なり、例えば30日以内に300回以上のコンバージョン、および3,000回以上の広告インタラクションがなければ、終点モデルでしか分析を行うことはできません。指定された要件を満たしていないと分析の選択肢が狭まり、多様な視点でデータと向き合うことが難しくなる点は注意が必要です。
データドリブンアトリビューションの設定方法
広告のステータスを確認・分析したい時、現在はデータドリブンアトリビューションがデフォルトで実装されているため、特別な設定は必要ありません。すでに実装中のコンバージョンアクションに対するアトリビューションモデルをデータドリブンアトリビューションに変更したい場合、
・Google広告にログイン
・ツールアイコンをクリックして[測定]から[コンバージョン]をクリック
・編集したいコンバージョンアクションをクリックして[設定を編集] をクリック
・ [データドリブン] を選択し、保存して完了
という手順で行えます。
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データドリブンアトリビューションのメリット
データドリブンアトリビューションを活用するメリットは、大きく分けて以下の3つです。
新たな戦略につながる
データドリブンアトリビューションは、新しい戦略を検討する上で大きな足がかりとなってくれます。どんなキーワードがもっともコンバージョンに貢献しているのか、どんな媒体が有効なのか、それぞれのキャンペーンの成果はどれくらいか、ということが明らかになるためです。
ただコンバージョンを見ているだけではなんとなくでしか広告効果を理解することはできませんが、ユーザーの行動履歴がわかれば、改善策を正確に検討し、新しい施策に応用できます。
デバイスをまたいで効果計測が可能
データドリブンアトリビューションを使った効果測定は、デバイス間をまたいだ計測が行える点も、非常に便利です。近年はユーザーの行動も多様化しており、PCやスマホなど、さまざまなデバイスを使ってインターネットを利用しています。DDAではユーザーがどんなデバイスを使っていても、正確にユーザーと広告のタッチポイントを把握することができるため、それぞれの広告の貢献度をフラットに評価できるのが強みです。貢献度がデバイスに依存しないため、数字が特定のデバイスを偏重した結果になることはなく、正確な分析を行えます。
入札単価を適切化できる
入札単価の適正化においても、データドリブンアトリビューションは大いに貢献します。DDAから得られる数字はユーザーの行動履歴に基づく、客観性の高いデータであるため、精度の高い情報です。DDAを使わずに入札単価を設定しようとすると、担当者の経験やスキルに大きく依存するため、適切な入札単価を定められない可能性もあります。
その点、DDAがあることで大きく単価の設定を誤ってしまうリスクを小さくできるでしょう。入札単価を最適化できれば、余計なWeb広告費用がかさむ心配がなくなり、Web広告の強みである高いコストパフォーマンスを発揮できます。
Web広告の費用相場
つづいては、Web広告を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
<Web広告の種類> | <費用相場> |
動画広告 | 10円〜/1再生 |
アフィリエイト広告 | 3万~5万円 |
Twitter広告 | クリック課金:24~200円/1クリック インプレッション課金:1,000表示ごとに400~650円 |
Instagram広告 | クリック課金:40~100円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示ごとに500~1,000円 |
Facebook広告 | クリック課金:100~200円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示されるごとに100~500円 |
LINE広告 | クリック課金:24~200円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示ごとに400~650円 |
TikTok広告 | 起動画面広告(インプレッション課金型):1,000回表示ごとに770円 |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】データドリブンアトリビューションの運用でお困りの方はアイミツへ
この記事では、データドリブンアトリビューションの仕組みや活用のメリットについて解説しました。DDAの仕組みを理解し正しく運用することで、データに基づいてWeb広告を正しく扱えるため、早期に使いこなしたいところです。
アイミツでは、そんなDDAの運用をはじめとしたWeb広告の扱いに長けた会社を、あなたのニーズに合わせてご紹介しています。Web広告運用についてより理解を深めたい場合には、お気軽にアイミツまでご相談ください。
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