外部リンクとは｜外部リンク対策の方法と調査・分析に使うツールを紹介【2024年最新版】

SEOにおける重要な要素のひとつである「外部リンク」。さまざまな外注先を比較検討できる「アイミツ」が、外部リンク関連の知っておきたい情報を解説します。外部リンクの基礎知識、内部リンクとの違い、SEOとの関係性、おすすめの外部リンク対策や被リンクチェックツール、注意点などを分かりやすくまとめますので、ぜひチェックしてみてください。

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外部リンク（別名：被リンク）とは、Webページに貼られた別のWebサイト内にあるWebページのリンクのことです。自社のWebページのリンクが、異なるドメインを持つ外部のWebページ内に貼られている状態を指し、リンクを選択することでドメイン間をまたいで遷移するのが大きな特徴です。この外部リンクは、SEOにおける重要な要素のひとつであり、「多くの外部リンクを集めるページは第三者に評価されている＝良質なページである」と評価されやすいため、検索結果で上位表示されやすいメリットがあります。ただし、外部リンクにも良いものと悪いものがあるため、詳しくは後述します。

外部リンクと似た言葉で内部リンクと呼ばれるものがありますが、外部リンクはリンク先のドメインが異なるのに対し、内部リンクは同じドメイン内のページをつなぐリンクのことを指します。

・外部リンク：ドメインをまたいで貼られるリンク。外部サイトから自社に向けて貼られるリンク。
・内部リンク：同一のドメイン内で貼られるリンク。同じサイト内にある別のページに対するリンク。

つまり、外部リンクは「外部サイトから自サイトへのリンク（自サイトから外部の場合も同様）、内部リンクは「自サイト内のページに対するリンク」となっており、根本的に全くの別ものです。

外部リンクおよび内部リンクについて先に紹介しましたが、SEOで特に重要となるのは外部リンクです。そもそも検索エンジンの代表格であるGoogleは、外部リンクの重要性を以下のように述べています。

【ウェブ上の民主主義は機能する。】
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。アルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。（一部抜粋）※
※ 出典：Google　Googleが掲げる10の事実　https://about.google/philosophy/

つまり、外部リンクとは「外部からの人気投票のようなものである」といえるため、より多くの外部リンクを獲得しているページはコンテンツとしての質が高いと検索エンジンに評価されやすくなるのです。

外部リンクはSEOに大きな影響を及ぼしますが、検索エンジンからの評価を上げるには数だけでなく「質」も重要です。特に以下のような「低品質な外部リンク」には注意が必要です。

・コピーコンテンツからの外部リンク
・売買されている外部リンク
・リンク収集だけを目的としたサイトからの外部リンク

つまり、外部リンクについては「リンクを貼る側（外部サイト）の質」も重要であり、低品質なサイトから外部リンクを獲得したところでSEOには有利に働きません。それどころか、検索エンジン側は外部リンクの仕組みを悪用した低質なリンクの取り締まりに力を入れているため、低質な外部リンクが存在する場合はペナルティの対象となり、検索結果から除外されてしまう可能性すらあります。

前述のとおり、外部リンクの質はSEOに大きな影響を及ぼすため、定期的に外部リンクを調査した上で適切な対策を施すことをおすすめします。そこで、外部リンクのチェックに役立つおすすめのツールを2つ紹介します。これらのチェックツールでは、外部リンクの元となっているサイトの調査、外部リンク先の品質調査などが可能なため、「SEOに対してプラスとなる外部リンク・マイナスとなる外部リンク」を区別し、効果的な外部リンク対策に役立てることができます。ツールごとの特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Majesticは、外部リンクの調査・分析に役立つツールで、被リンク（自社が外部から受けているリンク）の数、リンク元のURLなど基本的なデータを確認できます。使い方は至ってシンプルで、任意のURLを入力するだけ。リンク数などの基本データに加え、リンクの品質を表す「トラストフロー」、ボリュームを表す「サイテーションフロー」といった独自の指標が用意されており、示された指標に基づいて現状を評価できるのが魅力的なツールです。

hanasakigani.jpは、URLを入力するだけのワンステップで被リンク情報を一覧表示してくれる無料の国産ツールです。被リンクチェックに特化したツールであり、とにかくシンプルなデザインとなっているため、初めての方でも安心して使えるのが魅力的。また、自社サイトだけでなく、競合サイトの被リンクチェックおよび被リンク危険度チェックまで可能なため、競合サイトを調査したい際にも活用できます。

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ここまででも解説してきたように、SEO効果を高めて自社のページをより上位に表示させるためには、外部リンク対策が必要不可欠です。外部リンク対策では「外部リンクの獲得」「質の悪い外部リンクを減らす」という2つの対策を並行して進めることが効果的。ここからはSEO効果を高めるための具体的な対策方法を解説します。効率的かつ適切に外部リンク対策を進めるには、複数の施策を組み合わせることが重要ですから、自社の状況と照らし合わせながら参考にしてください。

なぜ外部リンクの獲得がSEOに効果的なのかというと、そもそも検索エンジンは膨大なページを評価する際、「ユーザーにとって有益なコンテンツであること」を重視しています。この「有益なコンテンツであるか」を判断するための要素として、外部リンクの数が重要な意味を持ちます。Googleの指針でも示されているように、外部で貼られたリンクは、「投票」のような意味を持つため、より多くの外部リンクを獲得しているページ（サイト）は、数多く支持を集めていることから有益なコンテンツであると判断されやすくなるのです。その点を踏まえて、ここから具体的な外部リンクの獲得方法を紹介しましょう。

この方法は、自社で複数のWebサイトを運営・管理している場合におすすめです。他社で運営・管理されているWebサイトから外部リンクを獲得するには、基本的に外部リンクを設置するかどうかは他社の判断に委ねられます。一方、自社のWebサイトであれば自分たちの判断で外部リンクを容易に設置できるため、最も手軽に外部リンクを獲得できる方法だといえます。また、複数のWebサイトを運営している場合は関連性の高いWebサイトからの外部リンクを獲得しやすいため、検索エンジンから評価されやすいメリットもあります。

自社が管理・運営する別のWebサイトから外部リンクを獲得することは可能ですが、やはりまとまった数の被リンクを獲得するのは難しいでしょうし、複数サイトを運営していない場合はそもそも不可能です。そのため、外部リンクを獲得するための最もスタンダードな方法は「自社以外の第三者にリンクを設置してもらう」方法です。第三者が外部リンクを設置する理由は、「ユーザーにおすすめしたい、引用したい、自社コンテンツ作成時の参考にした」などさまざまですが、共通して「自社のページが有用である」と認めてもらう必要があります。したがって、外部リンクを設置してもらえるような良質なコンテンツ作りを日ごろから心がけることが外部リンク獲得には欠かせません。

外部と連携したコンテンツ作成も外部リンク獲得には効果的です。典型的な例としては、「取材記事」などでしょう。第三者に取材した上でコンテンツを作成して公開した場合、取材先が「○○（記事の掲載先）で紹介されました」という形で外部リンクを貼るケースは多々あります。もちろん取材記事だけでなく、作成したいコンテンツの分野に精通した専門家に協力を依頼したり、アドバイスをもらったりする方法も効果的でしょう。検索エンジンは各ページを評価する際に、コンテンツの専門性・権威性の高さを重視しますので、専門家や権威性の高い企業からの外部リンクを獲得できれば、検索エンジンからの評価も高まりやすくなります。

より多くの外部リンクを獲得するには、大前提として良質なコンテンツを継続的に作成・発信し続けることが大切です。とはいえ、いかに良質なコンテンツを作成・発信しても認知される機会が少なければ多くの外部リンクは獲得できません。そこでより多くの第三者に自社のページやコンテンツを知ってもらうためにおすすめなのが、SNSを活用したPRです。TwitterやFacebookといったSNSは拡散力が高く、場合によっては「バズる」と呼ばれる短期間での爆発的な拡散にも期待できます。したがって、自社コンテンツをSNSでPRして存在を認知してもらうきっかけを作る施策は、「認知→評価→リンクの設置」という外部リンク獲得の流れを促進してくれるメリットがあります。

SEOの重要性が増した昨今では、SEOに力を入れるなら外部リンク対策は重要な意味を持つことが広く認知されているため、サイト運営者の多くが被リンクチェックなどの作業を日常的に行っています。そこで、この流れを活用した外部リンク獲得方法としておすすめなのが、自社サイトに外部ページへのリンクを設置する「発リンクの設置」です。こちら側からまず外部リンクを設置すると、被リンクチェック時などに自社サイトの存在に気付いてもらえる可能性があり、サイト同士の関連性が高い場合は相手側からもリンクを設置してもらえるかもしれません。この方法は自発的な施策であるため、自然発生的な外部リンクの獲得だけでなくさらに底上げしたい場合におすすめです。

SEOへの効果を踏まえた外部リンク対策において、「数」と並んで重要な「質」。前述したコピーコンテンツからの外部リンクや売買されている外部リンクなどは、検索エンジンから低質なリンクだと見なされ、評価を落とす原因となります。つまり裏を返せば、低質な外部リンクを減らすことは、SEOにプラスの影響を及ぼすことを意味します。低品質な外部リンクを減らす際の流れを以下にまとめますので参考にしてください。

1.被リンクチェックツールを利用して、リンクの質を調査する
2・明らかになった低品質な外部リンクのリンク元となっているWebサイトの運営者や管理者に連絡してリンクの削除を依頼する。もしくはGoogle Search Console上で低品質な外部リンクを否認する

お伝えしてきたとおり、外部リンクはSEOにとって非常に重要な要素ではありますが、対策すれば必ずプラスの効果をもたらすとは限りません。むしろ方法を間違えると、検索エンジンからの評価が下がる、ペナルティを受けて検索結果に表示されなくなる、といったマイナスの影響を受ける可能性もあります。そのため、外部リンク対策を進める際には以下の点に注意しましょう。

・リンク収集目的のサイトからの外部リンクは避ける
・有料で販売されているリンクを避ける

上記2点について、ここから詳しく解説します。

外部リンクを獲得しているページを評価する検索エンジンの仕組みを逆手に取り、リンクを貼ることだけを目的にしたページが作られる場合がありますが、こうした低品質なページから外部リンクを獲得してもSEOにはプラスに働きません。むしろ、検索エンジンであるGoogleは、「検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは違反となる場合がある」と述べているため、自社サイトの評価を落とすリスクを高めるだけです。したがって、リンク収集目的のサイトにリンクの設置を依頼しないのはもちろん、定期的な被リンクチェックによりリンク元を確認し、危険性が高いと判断される場合はリンクの削除もしくは否認を行い、リンクを受けないよう対処しましょう。

Googleのガイドラインでは、「リンクの売買はGoogleのウェブマスター向けガイドラインに対する違反であり、検索順位に悪影響を及ぼす可能性がある」と明言しています。※ただし、すべての有料リンクがガイドライン違反となるだけでなく、広告のために購入されたリンクであることを明示（専用のタグを追加するなど）していれば問題ありません。こうした処置を施さないまま売買されている被リンクを設置した場合は検索エンジンからの評価を落とす可能性が高いため注意が必要です。外部リンクの評価基準に則ると、最も評価されやすいのは「外部で自然と設置されたリンク」ですから、良質なコンテンツの継続的な作成・発信に努めるなど、地道な取り組みが外部リンク対策では大切です。

※出典：Google検索セントラル　https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/paid-links?hl=ja

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外部リンクは、検索エンジンが各ページの質をチェックする際の重要な判断材料として用いられます。そのため、もちろん外部リンク対策はSEOの観点においても大切ですが、適切な方法で行わなければ、逆に評価を落としてしまう危険があるのも事実です。自社に十分な経験やノウハウがない場合は専門家の手を借りるのも良いでしょう。自社にノウハウがなくとも、SEO対策に強いWeb広告会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うWeb広告会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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