テレビCM用の絵コンテの作り方、ポイントを紹介【2024年最新版】
インターネットが台頭してきた現代においても、テレビCMは未だ大きな影響力を持つコンテンツ。自社対応でCM動画の制作を検討している方もいるのではないでしょうか。その際に重要となるのが、CMの「絵コンテ」です。
この記事では、企業間受発注サービス「アイミツ」が、テレビCM用の絵コンテの概要・目的・内容・準備・作り方・ポイントについて詳しく解説していきます。
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絵コンテとは?
絵コンテとは、動画制作を行うための設計図・指示書のことです。動画の台本をもとに、構図・役者の動き・背景指示・セリフ・ナレーション・効果音・尺などをカットごとに書き込まれたもののことを言います。
絵コンテの書き方に決まりはなく、簡単なスケッチに注釈をつけたものから、動画制作に必要なあらゆる要素を記述したものまでさまざま。絵コンテの内容と質次第で動画の完成度は大きく左右されるため、一般的には詳細に作り込まれたものが使用されます。
絵コンテを作成する目的は?
動画制作において絵コンテを作成するのには、以下のような目的があります。
・設計者の意図を制作メンバーに伝えるため
動画を企画・設計した人物の意図・考え方・動画の全体像・イメージ・流れなどを制作メンバーに伝え、全員が共通の認識を持てる。
・動画の全体像を客観視するため
設計者の意図を絵コンテへ落とし込むことで、動画の全体像を俯瞰することが可能となり、客観的視点で動画をイメージできる。
・制作会社と顧客で情報を共有するため
動画制作を受託する場合において、顧客と制作会社の間で情報を共有するツールとして活用。
テレビCM用の動画制作でも絵コンテは作成する?
絵コンテは動画制作のための設計書・指示書であることは上述の通りです。では、テレビCM用の動画制作においても絵コンテは作成するのでしょうか。
動画制作会社が顧客からテレビCM制作の相談や依頼を受けた場合には、動画のイメージや工程の擦り合わせを行うために、絵コンテの作成を行うのが一般的。テレビCMを含む「動画」に分類されるコンテンツの制作においては、基本的に絵コンテの作成は行うものであると認識しておいた方が良いでしょう。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
テレビCM用絵コンテの内容
絵コンテには決まったフォーマットが無いため、制作会社や制作する動画の内容によって内容も異なります。ここでは、15秒のテレビCMを制作する場合の絵コンテの内容の例をご紹介します。
■カット数
・5~8カット
■1カットの長さ
・3~5秒
■カットごとに記述する項目
・シーン
・カット
・画面
・内容
・セリフ・ナレーション
・時間
・音楽・効果音
動画の進行に合わせ、上から下へ流れるように記述していきます。15秒のCMにおいては、セリフ・ナレーションは60文字程度に収めるのが一般的です。
以下のように、絵コンテのフォーマットを配布しているサイトもあるため、気になる方はチェックしてみることをおすすめします。
・Satirical Itami.info StoryBoard Sheets : 絵コンテ用紙 16:9/4:3(ダウンロード自由):絵コンテの書き方10のポイント
https://itami.info/tech/tips/story-board-sheets.html
・動画つくーる 動画制作の設計図! 絵コンテ ・ストーリーボードの描き方・読み方を知って映像演出をしよう! 無料で絵コンテ用紙テンプレートをダウンロード絶賛配布中
https://doga-tschool.jp/storyboard/
絵コンテの作り方のポイント
クオリティの良い絵コンテをスムーズに作成するには、以下のポイントを押さえておくことが重要。
・実際の映像と同じ縦横比で描く
・絵のうまさではなく、わかりやすさを重視する
・メッセージを組み込み過ぎない
ここでは、上記ポイントの概要についてそれぞれ解説します。
実際の映像と同じ縦横比で描く
絵コンテを作成する際には、実際に制作するCM動画・CM映像と同じ縦横比で書くことが重要です。異なる縦横比で絵コンテを作成すると、動画制作時に意図した通りの動画を制作するのが難しくなったり、設計時と完成した動画で齟齬が生じたりするためです。
動画の縦横比は媒体により異なるため、絵コンテ作成前に配信する媒体の縦横比について必ず確認を行うことが重要。媒体の縦横比に合わせて絵コンテの作成を進めていきましょう。
絵のうまさではなく、わかりやすさを重視する
絵コンテは、CM動画を制作する際の設計図・指示書のような役割を持つドキュメントであるため、絵を上手く書く必要はなく簡易的なイラストを書いておけば十分です。むしろ絵の上手さよりも、動画制作時に内容が理解できるように、分かりやすさを重視することが重要となります。不要な工数をかけないためにも、制作現場で役立てるためにも、上記は必ず意識しておきましょう。
メッセージを組み込み過ぎない
CM動画の絵コンテは、制作時に設計意図が伝わるように、詳細な作り込みを行うことが重要。しかし、1つのコマに多くのメッセージを詰め込み過ぎると、あとで確認を行う際に読み取りづらく、また内容を把握し難くなるため注意が必要です。
絵コンテは設計・指示を伝えることが主な目的であるため、視認性・可読性を重視することがポイント。どうしてもメッセージが多くなりそうな場合は、コマ割りにゆとりを持たせるようにしましょう。
絵コンテ作成前・準備のポイント
絵コンテ作成前の準備においては、以下のポイントを押さえておくことが重要。
・CMの目的を明確化する
・CMのターゲット層を定める
以下に、上記ポイントについてそれぞれ解説します。
CMの目的を明確化する
目的が曖昧なままだと良いCM制作に繋がる絵コンテを作成することはできないため、まずは以下のようにCMの目的を明確化することが重要です。
・CMで訴求したい内容
・CMで求める結果
先に目的の明確化をしっかりと行い、その目的を達成できる絵コンテを作成していくようにしましょう。
CMのターゲット層を定める
絵コンテ作成前には、「誰にCMを届けたいのか」を明確に決めておくことも非常に重要。不特定多数の誰かに発したメッセージでは、高い訴求力を発揮することはできないためです。ペルソナ設定の手法を活用して、具体的なターゲット層の設定を行い、そのターゲットへ向けて訴えかける絵コンテを作成するのがおすすめです。
CM制作は動画制作・映像制作会社への依頼がおすすめ
CM制作は、必要な機材を揃えて制作の方法・手順を理解すれば、自社で内製することも不可能ではありません。しかし、動画の制作には多大な時間と労力が必要であり、経験を重ねないと十分なクオリティを確保することも困難です。
そこでおすすめとなるのが、動画制作・映像制作会社へCM制作を依頼するという方法です。動画・映像のプロへ依頼することで、CMとして配信できるハイクオリティな動画を確実に制作できます。
動画制作・映像制作の費用相場
つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。
種類 | 費用 |
インタビュー撮影 | 5万円~ |
セミナー・イベント撮影 | 15万円~ |
Webムービー制作 | 30万円~ |
会社紹介PR映像制作 | 50万円~ |
テレビCM制作 | 80万円~ |
動画・映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】テレビCM用の絵コンテの作り方を理解し、目的に合った動画制作会社を選ぼう
テレビCMは未だ大きな影響力・訴求力を持つ媒体ですが、効果的なCMを制作するには絵コンテを作り込んでおくことが非常に重要。絵コンテのクオリティが高ければ、そのあとの工程もスムーズに進めることが可能となります。
テレビCM動画は内製することも可能ですが、クオリティを求める場合や自社対応が難しい場合は、プロへ発注するのもおすすめ。アイミツでは、要望・要件についてヒアリングを行い、おすすめの動画制作会社の紹介を行っていますので、ぜひご相談ください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
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