債務整理とは?種類とメリット、デメリットを解説【2024年最新版】
「債務の返済に追われて事業や生活が成り立たない」という場合の解決策としてあげられるのが「債務整理」ですが、詳しくは理解していないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では債務整理の概要や種類のほか、債務整理を行うメリット・デメリットについても解説していきます。債務の返済でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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債務整理とは?
債務整理とは、借金の減額や支払い免除を目的とした法的手段の総称です。任意整理や民事再生(個人再生)などさまざまな方法があり、債務をどれだけ減らせるのかはそれぞれ異なります。注意点やデメリットもゼロではないものの、「借金を支払えずどうすればいいのか分からない」という場合には有効な手段だと言えるでしょう。
債務整理の種類
債務整理は大きく「過払金請求」と「任意整理」「民事再生(個人再生)」「自己破産」の4種類に分かれます。ここからは、それぞれの方法について解説していきます。
過払い金請求
過払金請求は厳密には債務整理ではないものの、支払いすぎた債務を取り返せる手続きとして多くのシーンで活用されています。過払金とは法律の制限を超えた利息のような「本来は支払い義務のないお金」のこと。過払金が発生している場合は、債権者に必要以上の金額が支払われている状態となるため、返還請求手続きによって払い過ぎた分を返してもらうことができるのです。
しかし、過払金の有無は案件によって異なるだけでなく、時効も存在するため注意しましょう。
任意整理
任意整理とは、債権者と月々の返済額や返済方法について交渉の上で無理なく返済できる状態にする手続きのことです。「借金を返済しているのに、なかなか元金が減らない」「借金の返済に追われて生活が立ち行かない」といった場合に用いられる方法で、具体的には金利の見直しなどが行われています。場合によっては過払金が発生していることが判明することもあるようです。
民事再生(個人再生)
民事再生(個人再生)は、裁判所から現状の債務返済が困難だという認可を受けた上で、減額された債務を約5年と長い時間をかけて返済していくための手続きです。個人再生は債務額が3,000万以上・5,000万円以下の場合は、最大で10分の1にまで減額することができます。
債務整理を行いながら、所有する住宅などの財産を手放す必要がないというのも特徴です。
自己破産
自己破産は「財産がなく返済が不可能」だと裁判所から認可を受けると、抱えている債務が全額支払い免除になる手続きです。支払いが免除になる代わりに所有する住宅や車、土地などの財産を手放す必要がありますが、家具をはじめとする生活に必要な財産の所有が認められています。家族・親族が保証人の場合を除き、身内に知られることなく手続きを進めることが可能です。
債務整理のメリット
債務整理手続き行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下で解説していきます。
借金を減額・免除できる可能性がある
借金を大幅に減額、あるいは返済が免除される可能性があるのは債務整理の大きなメリットです。「給与の大半を返済に充てているため生活が困難」「債務が膨大で返済が難しい」という場合は、債務の減額か返済免除を受けるしか解決策はありません。
任意整理や民事再生(個人再生)、自己破産といった債務整理は、債務の減額や支払い免除を叶える唯一の手段です。借金で困っている場合には大いに役立つのではないでしょうか。
督促や取り立てを停止できる
司法書士や弁護士といった法律の専門家に債務整理手続きを依頼すると最短で相談の当日から翌日には「受任通知」が債権者へ送付され、手続きの完了前であっても債務者への督促・取り立てを停止させることができます。それによって、自宅へ送付される督促状や取立行為を恐る必要がなくなるでしょう。
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債務整理のデメリット
さまざまなメリットがある一方で、債務整理はデメリットもゼロではありません。デメリットも理解した上で、債務整理の手続きを行うか否かを慎重に判断しましょう。
クレジットカード作成やローンを組めなくなる
クレジットカードの作成やローンによる支払いが不可になるのは、債務整理の大きなデメリットです。任意整理や個人再生、自己破産といった債務整理手続きを行うと、信用情報機関に「事故情報」として登録されてしまいます。これはブラックリスト入りの状態のため、情報が登録されている間はクレジットカード作成やローンを組むことができません。
保証人に請求がいく場合がある
債務整理手続きを行うことによって、保証人へ請求がいってしまう可能性があることもデメリットの1つです。任意整理で保証人へ請求が届くことはありませんが、個人再生(民事再生)・自己破産の場合は保証人に請求がいくこともあるため、「保証人に返済に行き詰まっていることを知られたくない」という場合には不向きだと言えます。
まとめ
この記事では、債務整理の概要や各手続きの特徴とあわせて、債務整理のメリット・デメリットを解説していきました。債務整理は「債務が膨らみすぎてしまった」「返済で生活がままならない」という状況に対する救済手続きです。債務の減額や返済免除にともなうデメリットはあるものの、借金に介する悩みを解決したいという場合にはうってつけでしょう。
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