【2024年最新版】製本印刷におすすめの印刷会社11選

パンフレットや会社案内、製品カタログ、マニュアルといった冊子を製作する際に用いられるのが製本印刷という印刷手法。本記事では製本印刷の概要や種類、外注した時のメリット・デメリットの解説にくわえ、製本印刷におすすめの印刷会社も紹介していきます。

「製本印刷」とは、文字どおり印刷物を製本し冊子に仕上げる印刷手法です。書籍や雑誌はもちろん、会社案内や製品カタログ、取り扱い説明書などは製本印刷によって制作されています。「印刷物が見やすい」「情報をまとめて伝えやすい」といった点が大きな特徴です。

製本印刷とひとくちに言っても、種類は1つではありません。細かに分類すると約10の種類がありますが、主流とされているのは「中綴じ」「平綴じ」「無線綴じ」の3種類です。

中綴じは週刊誌にも用いられている手法で、見開きページ中央の数ヵ所を針金で綴じるもの。印刷通販サービスでは、もっとも一般的な冊子とされています。

平綴じはページ側面を針金で綴じる形式で、企画書や社内資料、小冊子などに用いられるのが一般的です。無線綴じは接着剤を用いて製本する手法で、ページ数の多い製品カタログや雑誌などに多く採用されています。背表紙があるというのも無線綴じならではの特徴です。

製本印刷の入稿方法は、通常の印刷と変わりません。製本印刷の対象となる冊子用に制作した文章・画像のデータを印刷会社へ入稿すると、印刷・製本が行われます。「いつまでに・どの形式で」データが必要なのかと、データの受け渡し方法については事前に印刷会社とすりあわせましょう。

印刷データはWordやPowerPoint、Photoshop、Illustratorなどで制作されるのが一般的ですが、入稿時にはPDFへの変換が求められるといったケースも珍しくありません。印刷会社によっては、PDF形式での入稿の場合は割引が適用されることも。そうした面でも、データの制作前に印刷会社へ入稿形式を確認しておくことが重要です。

製本印刷の納期は、製本方法と印刷部数によって大きく変動します。ある印刷会社の例をあげると、無線綴じ製本や中綴じ製本の場合はデータ入稿から5営業日での出荷が可能。特急納期サービスを使用すれば、200冊までの印刷なら3営業日で出荷されるようです。

この会社に限らず、納期は長くなるほどに料金が低くなっていくのが一般的。2営業日出荷と10営業日出荷では、同じ製本方法・部数であっても料金に大きな開きが生まれます。

ここからは、製本印刷を外注するメリット・デメリットを解説していきます。

最大のメリットとしてあげられるのは、印刷・製本のプロに作業が任せられることです。失敗の可能性が低いだけでなく、社内で製本印刷を行うよりも美しく仕上がります。

使用する用紙や印刷方法が自由に選べるため、工夫すれば「高級感」や「親しみやすさ」などの演出にもつながります。1冊からの小ロットであっても依頼を受け付けている印刷会社が多いというのも魅力的なポイントでしょう。

デメリットとしてあげられるのは、内製と比較してコストが膨らみやすいという点です。プリンターや用紙があれば社内でも製本印刷は可能なので、たとえば少数の社内用資料の印刷であれば外注の必要性は低いでしょう。

印刷会社への依頼には当然ながら費用が発生するため、目的・用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。

「製本印刷を印刷会社に外注したいけれど、コストはできるだけ抑えたい」という方が多いのではないでしょうか。ここからは、製本印刷を格安で依頼できる印刷会社を紹介します。

続いては、製本印刷対応でサポートの充実している印刷会社を紹介します。丁寧なサポートに定評ある会社なら、「なにから準備をすればいいのかわからない」という方にも心強い存在となるでしょう。

続いては、1冊からの小ロットで依頼できる製本印刷対応の印刷会社を紹介します。「大切な商談のために1冊だけプロに印刷を依頼したい」という場合にもおすすめです。

続いては、本格的な本の製本印刷が依頼できる印刷会社を紹介します。パンフレッや冊子ではなく、上製本（ハードカバー）での制作を検討している方には特におすすめといえます。

製本印刷の費用は、用紙の種類やカラー・モノクロ、サイズ、ページ数などによって大きく変動します。

製本印刷でもっとも安価なのは上質紙へのモノクロ印刷で、40ページ・100部の料金相場は2〜3万円ほど。マットコート紙のフルカラー冊子の場合は、40ページ・100部で5〜6万円とモノクロと比較すると約2倍のイメージです。

また、短納期なほどに料金は高額になる傾向にあり、印刷会社によっては3営業日出荷と10営業日出荷で料金が2倍ほどの差が生まれることもあります。

ここからは、製本印刷を依頼する印刷会社選びのポイントをお伝えします。

ひとことに印刷会社と言っても、強みや得意分野は会社によって異なります。製本印刷を得意とする会社もあれば、パッケージ印刷を強みとする会社もあり、さらには写真集をメインに対応している会社も存在しています。

また、製本印刷に強い印刷会社に絞っても、薄い冊子が得意な会社もあれば、500ページ以上の冊子に強みを持つ印刷会社もあります。まずは自社で制作する冊子の仕様を決定した上で、目的に合った印刷会社を選びましょう。

納品までのスピードも、印刷会社を選ぶ際の重要な要素の1つです。どんなに製本印刷の品質に優れていても、期日までに納品が間に合わなければ意味がありません。短納期対応を強みとする印刷会社も少なくありませんが、条件がある可能性もあるので必ず担当者へスケジュールの詳細を確認しましょう。

中には成約のために無理なスケジュールを提案する担当者もいるようなので、不安を覚える場合は「後ろ倒しになる可能性がないのか」を念押ししてもいいかもしれません。

サポート体制の有無や内容も、印刷会社を選ぶ際の大切なポイントです。どんなに評判のいい印刷会社であっても、ページの抜け漏れや異なる色味による印刷が発生する可能性は否定できません。100%確実に不備を避けることはできませんが、サポート体制のある会社であれば事後対応が期待できます。

契約を締結する前に、そうした事態が発生した際の対応や補償が用意されているのかを確認しましょう。

この記事では、製本印刷の概要やメリットとあわせて、おすすめの印刷会社を紹介してきました。

印刷会社の得意分野や強みはそれぞれ異なるため、自社が製作したい冊子のイメージを明確にした上で、それに適した印刷会社へ依頼することが大切です。
とはいえ、初めて印刷会社に依頼する方にとって、どの会社が最適なのかを判断することはとても難しいことです。

印刷会社選びでお困りの方は、「アイミツ」へご相談ください。貴社のご予算やご要望をうかがった上で、おすすめできる印刷会社を提案します。