Spineアニメーション制作にかかる値段はいくら?購入価格も解説【2024年最新版】
ゲーム用のアニメーション制作を検討中の方には、「Spine」を使用ソフトの候補に考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではSpineの値段やSpineによるアニメーション制作の依頼にかかる費用とあわせて、実際の制作会社が提供するサービスの費用についても紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
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そもそもSpineとは?
Spineは、Esoteric Softwareの提供するゲーム用2Dアニメーション制作ソフトウェアです。さまざまな機能とシンプルな操作性を兼ね備えていることから、多くのゲーム会社で導入されています。3Dソフトを扱った経験のある人なら、ほかのツールやソフトよりも短期間で習得できるというのも人気の理由と言われています。
ここからは、Spineでできることと利用メリットについて解説していきます。
Spineでできること
Spineのもっとも特徴的なポイントは、「ボーン」と呼ばれる仮装の骨を用いてキャラクターを動かす点です。3DCGアニメーションの制作ではその大半がボーンを使ってキャラクターに動きがつけられますが、Spineでは2Dイラストをボーンに貼り付けてキャラクターが自由に動くモーションを作成できます。キャラクターを歩行・走行させるのはもちろん、踊らせるのも簡単です。操作方法もシンプルなので、「キャラクターを動かしたい」という場合にもおすすめと言えます。
Spineを利用するメリット
従来のアニメーション制作ではフレームごとに画像が必要でしたが、Spineではイラストに接続したボーンを動かしてアニメーションを作ります。ボーンデータのみを保存するため、従来のアニメーションよりもデータ容量を抑えられるのがSpineのメリットの1つです。また、ボーンに接続している画像を切り替えるだけでキャラクターを変えることもできます。ボーンの動きのデータをほかのキャラクターにも簡単に再利用できるので、手間・時間の削減にもつながるでしょう。
Spineの購入にかかる値段
Spineには「Essential」「Professional」「Enterprise」「Education」の4の料金プランがあります。ここからは、各プランの値段を紹介していきます。
プラン名 | 料金 |
---|---|
Essential | 69ドル(9,660円) |
Professional | 329ドル(4万6,060円) |
Enterprise | 2,299ドル(32万1,860円) ユーザーを追加する場合は、1ユーザーにつき299ドル(4万1,860円) |
Education | 10台750ドル(10万5,000円) 25台1,495ドル(20万9,300円) 50台2,540ドル(35万5,600円) |
※日本円の金額はすべて1ドル=140円で算出
Essential
Spine Essentialは基本機能が網羅され、あらゆる形式での出力が可能なプランです。料金は69ドル(日本円で9,660円)で、利用するユーザーごとにライセンスが必要となります。一部の高度な機能は使用できませんが、差額を支払うことでいつでも上位プランへアップグレートすることができます。なお、年間収益が50ドル(7,000万円)を超える企業の場合は、Spine Enterpriseのライセンスが必要です。
※日本円の金額はすべて1ドル=140円で算出
Professional
Spine Professionalは、Essentialプランで使用できる機能にくわえて矩形画像をポリゴンメッシュに変換する機能やメッシュ頂点を複数のボーンに結び付ける機能、ほかのボーンの動きをコピーできる機能などが使えるプランです。料金は329ドル(日本円で4万6,060円)で、購入後にアップデートが実施される場合の追加料金は発生しません。こちらも年間収益が50万ドル(7,000万円)以上の企業は、Spine Enterpriseのライセンスが必要になります。
※日本円の金額はすべて1ドル=140円で算出
Enterprise
Spine Enterpriseは、年間収益が50万ドル(7,000万円)を超える企業がSpineを利用する場合に購入が必要なプランです。料金は2,299ドル(32万1,860円)で、最長5年分までを事前に支払うことができます。ライセンスを購入した企業はすべての機能を1年間利用できますが、ユーザーを追加する場合は1ユーザーあたり299ドル(4万1,860円)の費用が必要です。
※日本円の金額はすべて1ドル=140円で算出
Education
Spine Educationは学校・教育機関が対象のプランで、ライセンスを購入すると指定数のパソコンにインストールすることができます。使用期間は1年間の期限がありますが、1年後に再購入すれば継続利用が可能です。
料金は10台のパソコンへのインストールが750ドル(10万5,000円)、25台の場合は1,495ドル(20万9,300円)、50台の場合は2,540ドル(35万5,600円)となっています。
※日本円の金額はすべて1ドル=140円で算出
Spineは無料トライアルも利用可能
Spineには無料トライアル版が用意されており、プロジェクトの保存やアニメーションデータの出力などを除くSpine Professionalの機能が利用可能です。対応OSはWindowsとmacOS、Linuxで、公式サイトからダウンロードするだけで手軽にSpineを体験できます。キャラクターに動きをつける機能はすべて利用できるので「より具体的なイメージをつかみたい」という場合におすすめです。
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Spineでアニメーションを制作するのにかかる費用
Spineでアニメーションを制作するのにかかる費用は、制作するモーション数やキャラクター数、納期などによって大きく変動します。制作するモーション数やキャラクター数が多ければ多いほど費用が高くなるのが一般的で、たとえば2~3頭身のミニサイズで描かれたSDキャラクター1体・モーション数6の場合は約15万円が目安となりますが、キャラクター1体・待機モーションの場合は10万円以下で依頼できる会社も少なくありません。
また、依頼側が提供する素材の状態によっても費用は変動し、パーツ分割されていない素材とパーツ分割済みの素材では後者のほうが費用が安くなります。
なぜ価格が違う?価格差の出る理由
Spineでのアニメーション制作の費用に差が出る理由としては、まずは依頼先の違いがあげられます。制作会社と個人のクリエイターを比較すると、個人クリエイターの方が安価に制作を依頼できる傾向にあります。また、素材をどれだけ用意しているかや発注量、イラスト制作の難易度、納期なども費用に影響する要素です。当然ながら発注量は多い方が、イラスト制作は難易度が高くなるほどに費用が高くなります。
Spineによるアニメーション制作の値段を調べてみた
Spineによるアニメーション制作を外注する前に、おおよその料金を知っておきたいという方も多いと思います。ここでは実在する制作会社の料金プランを見ていきましょう。
値段 | |
---|---|
制作会社A社 | デフォルメ:3万5,000円~ アニメ塗り:4万円~ モンスター:10万円~ 背景:3万円~ アイテム:1万円~ Spine:1人日3万5,000円~ |
クリエイターB | Spineでのアニメーション制作:8,000円 キャラクターデザイン込みでのアニメーション制作:8万円 モンスターデザインでのアニメーション制作:10万円 |
クリエイターC | ベーシック:3万円 スタンダード:15万円 プレミアム:30万円 |
制作会社A社
A社に依頼する際の料金は、イラストの種類別の料金体が明確に設定されているのが特徴です。デフォルメは3万5,000円から、アニメ塗りは4万円から、モンスターは10万円から、背景は3万円から依頼することができます。また、Spineでのアニメーション制作料金は1人日3万5,000円からで、大量発注による割引や特急制作にも対応しています。
クリエイターB
個人クリエイター・Bへの依頼費用は、キャラクターデザインの素材有無によって大きく異なるのが特徴です。キャラクターデザイン画像あり・Spineでのアニメーション制作のみの場合は8,000円、キャラクターデザイン込みでのアニメーション制作はキャラクター1体・5モーションで8万円。モンスターデザインでのアニメーション制作はキャラクター1体・5モーションで10万円となっています。
クリエイターC
個人クリエイター・Cは、制作するキャラクター数に応じて3つのプランを用意しています。「ベーシック」プランはSDキャラモーション1体・1モーションで3万円、「スタンダード」プランはSDキャラモーション5体・各1モーションで15万円、「プレミアム」プランはSDキャラモーション10体・各1モーションで30万円です。
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【まとめ】Spineアニメーション制作の依頼先選びに迷ったらアイミツへ
Spineはより効率的にゲーム用の3Dアニメーションを制作できるソフトであり、Spineによるアニメーション制作を得意とする制作会社も数多くあります。個人クリエイターと比較すると費用は高額になる傾向にありますが、質の高い成果物やスケジュールどおりの納品が期待できます。
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