Live2D制作の費用相場│工程別の費用や依頼時のポイントも紹介【2024年最新版】
2Dのイラストに立体的な動きを付けられるLive2Dは、3DCGよりも低コストで制作できることからマーケティング施策に用いるキャラクター制作に採用する企業が増加傾向にあります。
この記事では、Live2D制作にかかる費用の相場や制作の依頼先、外注で失敗しないためのポイントなどについて解説していきます。
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Live2Dとは
Live2Dとは、Live2D社によって開発・提供されているソフトウェアのことです。イラストに立体的な動きをつけられるのが特徴で、Live2Dで制作されたキャラクターは多くのファンからの支持を得ています。
3DCGよりも制作コストが抑えられることから、さまざまな企業がLive2Dで制作したキャラクターをプロモーションなどに活用しています。また、近年ではVTuberの立ち絵に用いられるケースも多いようです。
キャラクターを動かすための工程は3つ
Live2Dでキャラクターを動かす工程は3つに分けられます。ここからは、それぞれの工程について解説します。
1.イラスト作成・パーツ分け
Live2Dでキャラクターを制作するにあたって、欠かせないのがキャラクターのイラストです。Live2Dでキャラクターを制作する場合は、まずはキャラクターのイラストを作成します。Live2Dでキャラクターの表情や動きに変化をつけるためにはイラストをパーツに分ける必要があり、動かしたいパーツごとに分解する工程を「パーツ分け」と呼びます。キャラクターの顔や体、装飾品などをそれぞれパーツ分けしていきます。
パーツは細かく分けるほど細かな動きを表現でき、たとえば顔なら口の輪郭や歯、舌、口内にパーツ分けすることで立体感を生み出すことが可能です。また、すでにレイヤーが統合されたイラストからパーツ分けを行うこともできます。
2.モデリング
イラストのパーツ分けが完了したら、次はモデリングに移ります。モデリングとは、パーツに分けたイラストを組み合わせていく作業のことです。パーツ同士を組み合わせるほか、パーツごとに動く範囲などを設定します。それぞれのパーツが動く範囲を設定することで、キャラクターの基本的な動作や表情などが決まっていきます。
3.モーションの作成
モーション作成とは、モデリングしたキャラクターに動きを加える作業のことです。Live2Dのソフト上でタイムラインにそってキーフレームを指定することで、キャラクターに表情やしぐさなどの動きを自由につけられます。このほかにも、Live2Dではキャラクターの髪の毛の揺れも表現できるなど、多彩なアニメーションテンプレートが用意されています。
Live2D制作はどこに依頼するのがお得?
Live2D制作の主な依頼先に、制作会社と個人のクリエイターの2種類があります。どちらに依頼するのがよりお得なのでしょうか。
制作会社
制作会社に依頼する最大のメリットは、イラストやアニメーションなどを高いクオリティで仕上げてもらえる点です。制作会社には豊富なノウハウがあり、ビジネスで成果につなげるためのポイントを理解しているため、はじめてLive2D制作を依頼する企業にとっては心強い存在でしょう。
また、大半の制作会社ではイラスト制作からモーション作成までを一括で依頼できるほか、権利関係の取り決めもしっかりと行われるためトラブルが生じるリスクが低いとされています。一方で、個人クリエイターと比較すると費用が高額になるのはデメリットと言えるでしょう。
個人クリエイター
個人クリエイターは、制作会社よりも制作料金が低く設定されるのが一般的です。少しでもコストを抑えてLive2D制作を依頼したい場合は、個人クリエイターへの依頼が優先選択肢となるでしょう。個人クリエイターの中には、制作会社に劣らないクオリティのイラストやアニメーションを提供する人も少なくないので、低コスト・ハイクオリティなLive2D制作も不可能ではありません。
しかし、一方で品質は個人クリエイターのスキルや経験、得意分野に依存してしまうというデメリットがあるのも事実です。個人クリエイターはすべての作業を1人で進めるため、たとえば急な怪我・病気など個人の都合で納期が遅延する可能性があることを理解しておきましょう。
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工程別に見るLive2D制作の費用相場
Live2Dの制作はイラストからモーションまでを一括で依頼できるのはもちろん、イラスト作成やモデリング、モーション作成のみでの依頼が可能なケースも多くあります。ここからは、工程ごとのLive2D制作費用を解説していきます。
工程別:Live2D制作の費用相場
イラスト制作の費用相場は制作会社が16万〜20万円、個人クリエイターが3万〜5万円とされており、パーツ分けも費用に含まれています。モデリングは制作会社が20万円から、個人クリエイターは約1万〜5万円、モーション作成は1モーションあたり制作会社は5,000円から、個人クリエイターは5,000円から1万円ほどが費用相場です。
制作会社 | 個人クリエイター | |
---|---|---|
イラスト制作 ※パーツ分け含む |
16万~20万円 | 3万~5万円 |
モデリング | 20万円~ | 1万~5万円 |
モーション作成 ※1モーション |
5,000円~ | 5,000~1万円 |
Live2D制作費用の算出方法
Live2D制作費用は、どの工程を依頼するかによって総額が大きく異なります。ここからは、モデリングとモーション作成を依頼する場合とイラストからモーション作成を一括依頼する場合とに分けて費用の算出方法を紹介します。
モデリングとモーション作成を依頼する場合
モデリングとモーション作成を依頼する場合は、それぞれの工程にかかる費用を合計して費用を算出します。なお、費用の相場は制作会社が20万〜30万円、個人クリエイターが5万〜10万円ほどです。
制作会社 | 個人のクリエイター |
---|---|
20万~30万円 | 5万~10万円 |
イラスト〜モーション作成を一括依頼する場合
イラスト制作からパーツ分け、モデリング、モーション作成をまとめて依頼する場合は、すべての作業を含むプランの金額が設定されているケースがほとんどです。費用の相場は制作会社が30万〜40万円、孤児クリエイターが10万〜15万円ほどとされています。
制作会社 | 個人のクリエイター |
---|---|
30万~40万円 | 10万~15万円 |
なぜ価格が違う?価格差の出る理由
Live2D制作はイラスト制作からモーション作成までを10万円で依頼できることもあれば、40万円以上かかることもありますが、なぜこうした費用差が生まれるのでしょうか。
制作会社は多くのスタッフが分担して作業を進めるため、人件費が膨らみやすく費用が高額になりがちです。一方で個人のクリエイターは基本的に1人で作業を担当するので、人件費を抑えることができます。ただし、個人クリエイターであっても実績・人気のあるクリエイターは制作費用が高額なこともあるので覚えておくとよいでしょう。
Live2Dの依頼にかかる実際の料金を調べてみた
Live2D制作の費用をより具体的に把握したいという方もいるでしょう。そこでここでは、実在する動画制作会社のLive2D制作の料金を紹介します。
依頼先別:Live2D制作の料金
A社のキャラクターデザインの料金は12万円から、モデリングの料金は20万円からとなっています。B社のイラストの加工(パーツ分け・塗り)の料金は5万円から。モデリングは15万円から、モーション作成は1モーションにつき5,000円からです。C社のLive2D用イラスト制作料金は3万円から、体のモデリングは2万円、モーション作成は5,000円となっています。
料金 | |
---|---|
A社 | キャラクターデザイン:12万円~ モデリング:20万円~ |
B社 | イラストの加工(パーツ分け・塗り):5万円~ モデリング:15万円~ モーション作成:1モーションにつき5,000円~ |
C社 | C社のLive2D用イラスト制作料金:3万円~ 体のモデリング:2万円 モーション作成:5,000円 |
Live2Dの制作の依頼で失敗しないためのポイント
Live2D制作の外注で失敗を避けるためには、どのようなポイントを意識すべきなのでしょうか。ここからは、Live2D制作を依頼する際の3つのポイントを紹介します。
イメージやクオリティを明確にする
まずは成果物のイメージや求めるクオリティを明確にし、依頼時に具体的に伝えられるようにしておきましょう。イメージやクオリティを共有できていないと、完成後に「イメージと違った」「思ってたよりクオリティが低い」といった事態につながりかねません。修正が必要になると追加で費用が発生するだけでなく、納期が大幅に遅れてしまうことも考えられます。こうしたことを防ぐためにも、事前に依頼先と認識をすり合わせておく必要があります。
修正回数について事前に確認しておく
制作会社には修正回数が無制限な会社もあれば、修正回数に制限を設けている会社もあります。中には修正にも都度費用が発生するというケースも珍しくありません。
修正回数によっては当初想定していたよりも費用が高額になる可能性もあるので、依頼時には「修正に対応できるか」や「修正回数に上限があるのか」「有料なのか・無料なのか」などを必ず確認するようにしましょう。
権利関係は契約前に必ず確認する
イラストなどの権利は制作者側に帰属するため、「費用を支払ったから」という理由で好き勝手に使用することはできません。たとえば「VTuverのキャラクターとして使用する」「商品・サービスのPR動画に使用する」など、使用できる範囲について両者で協議・合意しておく必要があります。範囲を超えた使用が発生する場合は制作者側の許可が必須で、追加費用が発生することも珍しくありません。トラブルを避けるためにも、権利関係については事前にクリアにしておきましょう。
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「Live2Dの制作を依頼した場合にかかる費用をより詳しく知りたい」という方も多いのではないでしょうか。そうした場合は、以下のシミュレーターをご活用ください。
【まとめ】Live2D制作の依頼先選びに迷ったらアイミツへ
Live2D制作の費用は動画制作会社に依頼するか、個人のクリエイターに依頼するかによって大きく異なります。ハイクオリティなイラストやアニメーションを制作したいという方は動画制作会社、少しでもコストを抑えたいという方は個人のクリエイターが適しているでしょう。とはいえ、Live2D制作に対応する会社が数ある中で、依頼先選びを効率的に進めるのは容易ではありません。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う動画制作・映像制作会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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