従業員意識調査とは?調査のメリットやポイントを紹介【2024年最新版】
「従業員のモチベーションが低下している気がする」「従業員がどんな意識で業務に向き合っているのかを把握したい」という場合には、従業員意識調査の実施がおすすめです。
本記事では従業員意識調査の概要やメリット、実施する際のポイントなどについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
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従業員意識調査とは?
従業員意識調査とは、文字どおり従業員の会社に対する意識を調査するものです。「士気調査」や「社員満足度調査」「モーラルサーベイ」と呼ばれることもあり、組織や職場の管理体制などに関し、従業員がどのような問題意識を抱いているのかを把握することができます。統計学や産業心理学といった科学的な手法を用いて、勤務条件や福利厚生、自我に関する内容まで幅広い調査が可能です。
「モーラルサーベイ」の「モーラル」(=士気)という言葉からも分かるとおり、社内全体の士気について把握したい場合にもうってつけの調査と言えるでしょう。
従業員意識調査の目的は?
従業員意識調査は、社内の課題や改善すべき部分などを可視化させるのに効果的な手段です。事業戦略を具体的に策定しなければならない時や、コンプライアンス違反に対して早急に原因を特定したい時に適していると言えます。
従業員のロイヤリティやモチベーションを把握しないまま事業活動を続けても、生産性の向上や離職率の低下、コンプライアンス遵守を叶えることは困難なため、定期的・継続的に従業員の意識を把握することが重要です。
従業員意識調査は「従業員満足度調査」とは異なる?
「従業員意識調査」と「従業員満足度調査」は、名前こそ近しいものの目的は大きく異なります。従業員満足度調査は従業員が職場環境や業務内容に対してどのくらい満足しているのかをリサーチするもので、従業員の満足度を数値として可視化することで、マネジメントやルールづくりにおける改善点を掘り起こします。従業員のワークライフバランスに問題がないか否かの把握を目的として実施されることもあるようです。
一方で従業員意識調査は従業員の意識・モチベーションに関する調査であり、事業戦略を策定する上で効果的と言われています。
従業員意識調査のメリット
ここからは、従業員意識調査の実施によって期待できるメリットについて解説します。
企業全体が抱える問題を早期に把握できる
企業の抱える課題・問題の早期発見につながるのは、従業員意識調査の大きなメリットです。従業員意識調査を行わずに「どんな雰囲気で業務が行われているのか」「モチベーションの高い従業員が多いのか」などを経営陣が把握するのは簡単ではありません。しかし、従業員意識調査によって意識やモチベーションが可視化されれば、従業員の隠れた本音や士気などの実態の把握が可能です。士気の向上を阻んでいる要因も可視化されるため、スピーディーな問題解決に役立つでしょう。
コミュニケーションのきっかけとなる
現場の雰囲気や従業員1人ひとりのモチベーション、業務への取り組み方などは日頃から接点のない経営陣には把握しにくいものです。企業の規模が大きいほどに、その傾向は強くなるでしょう。
従業員意識調査を行えば従業員の考えや現状の問題などを経営陣にも共有でき、コミュニケーションのきっかけとなる可能性も。信頼関係が築かれれば、離職率の低下にも効果を発揮するかもしれません。
改善を図ることで従業員のモチベーション向上につながる
ただ従業員意識調査を行うだけで具体的なアクションを起こさなければ意味はありませんが、調査結果を踏まえて組織や現場の改善を図れば、従業員のモチベーション向上につながると考えられます。調査をきっかけに職場環境の改善に取り組めば従業員のモチベーションが上がり、パフォーマンスの質や生産性、定着率も比例するでしょう。
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従業員意識調査のポイント
最後に、従業員意識調査を実施する際に意識しておきたいポイントについて解説していきます。
実施目的を明確にする
従業員意識調査を行う際には、実施する目的をきちんと明確にしておくことが重要です。目的を明確にしないまま調査を実施しても、従業員の協力を得るのは難しいと言えます。時間や手間をかけて調査を行っても、回答が集まらなければ効果的な施策につなげるのも困難です。
「何を目的として行う調査なのか」や「調査で得た結果をどのように活用するのか」をきちんと従業員へ共有しておくことで、「会社をよくするためなら協力したい」という従業員からの回答を集められるでしょう。
得られた結果をフィードバックする
従業員意識調査を通じて得た結果は、必ずフィードバックするようにしましょう。フィードバックの方法は各部門・チームのトップからメールや口頭で伝える、社員研修の中で伝える、グループウェアを用いて伝えるなどさまざまなので、実態に合った方法を選んでください。
調査後のフィードバックを実施しない場合は、従業員に「本音で回答しても意味がない」という不信感を抱かせることになり、その後の調査への協力を得られなくなるかもしれません。
結果をもとに改善を図る
従業員意識調査の結果はフィードバックするだけでなく、職場環境の改善にも活用しましょう。従業員意識調査では「労働条件」や「上司のマネジメント」「昇進」などさまざまな側面から従業員の意識や意見の調査が可能です。現状の課題が浮き彫りになるため、解決するための施策も検討・実行しやすくなるはずです。
まとめ
この記事では従業員意識調査の概要やメリット、実施時のポイントなどを解説していきました。従業員意識調査や結果を受けての改善はもちろん社内でも可能ですが、「調査が必要かわからない」「どんな施策をすべきか迷っている」という場合は、人事労務の専門家である社会保険労務士にコンサルティングを依頼するのも有効な手段です。
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