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社会保険労務士の外注のメリット・デメリット【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

自社が抱える労働や保険に関する問題を解決したい場合、社会保険労務士に相談するのがおすすめです。
特に外注する場合には、重要な案件に限定した業務の依頼ができるため、自社で社会保険労務士を雇うのと比べ大幅にコスト削減ができます。

しかしながら、社会保険労務士を外注したことがない方は、費用に見合うメリットがあるのかと不安も大きいことでしょう。本記事では、社会保険労務士を外注した際のメリットと、同時に知っておきたいデメリットについて詳しく説明します。

記事監修 社会保険労務士/北 光太郎(きた社労士事務所代表)
記事監修 社会保険労務士/北 光太郎(きた社労士事務所代表)

大学卒業後、社会保険労務士資格を取得。その後、社会保険労務士として不動産業界や飲料メーカーなど様々な企業で労務を担当。2021年に社会保険労務士として独立し、社労士業の傍らWebメディアの記事執筆・監修を通じ、人事労務に関する情報提供に力を入れている。

社会保険労務士会社に外注した場合のメリット

社会保険労務士に外注した場合のメリットについてご紹介します。

専門的な立場からのアドバイスが期待できる

社会保険労務士は労務や社会保険に関する専門家。経営者や従業員が労務や保険、年金などで悩みを抱えている場合、外注先の社会保険労務士に相談することで、悩みを早期に解決することが可能です。また法律上の問題が生じた際は自社内だけで対応しようとした場合、大きな問題につながることもありえます。客観的な視点からのアドバイスを求めることで、問題を早期に、かつスムーズに解決できるでしょう。

業務に関わるコストカットにつながる

社会保険労務士を自社で雇う場合には年間の給料を支払う必要性が生じます。しかしながら、社会保険労務士の仕事は年間を通して常に発生するわけではありません。そこに人件費を割くのに抵抗のある会社も多いでしょう。しかし外注の場合、必要な業務や事案に関してのみ仕事を依頼可能。年間を通した総合的なコストは、自社で社会保険労務士を雇うよりも安くなるのが一般的です。また、社会保険労務士に自社の労働力に関するアドバイスをもらい体制を整えることで無駄を省き、大幅な人件費の見直しにつながることもあります。

経営の円滑化につながる

社会保険労務士は、労働・社会保険の加入や脱退、その他各種手続きなどを素早く、かつ的確に実施します。自社の事務員では理解が困難だったり、手続きの不慣れさにより時間がかかったりする作業を効率よく対応。業務の効率化につながるでしょう。外注することで生まれたマンパワーをほかの業務に回せるため、経営の円滑化を促進できます。

重要な業務に専念できる

労務や保険に関する内容は専門性が必要とされることが多く、会社経営者であっても理解しきれなかったり、作業に時間がかかることがあります。社会保険労務士が労務や社会保険関連の業務を担当することで、経営者は他のコア業務に専念することができるでしょう。経営者や管理職がより重要な業務に集中することで、会社全体の売上向上も期待できます。

危機管理への対応力が強まる

従業員の雇用や保険などに関して何らかの問題が発生した場合、会社としてどのような手続き、もしくは対応をすべきかで困ることがあります。いつでも社会保険労務士に相談できる体制を整えておけば、何か問題が発生した場合に即座に対応してもらえるため、問題のスピーディな解決につながります。事案が頻繁に発生する場合は、長期でのサポートを依頼できる顧問制度を利用するとよいでしょう。

社会保険労務士会社に外注した場合のデメリット

一方で、社会保険労務士に外注した場合には、以下のようなデメリットが発生することもあります。

一定の費用がかかる

外注として社会保険労務士に仕事を依頼するには、仕事内容に見合う費用が発生。仕事内容ごとに費用が発生するものと、顧問として長期的に毎月の支払いが発生するものがあります。請求される費用と、社会保険労務士に仕事を依頼した場合のメリットを比較し、外注するかどうかを決めるとよいでしょう。
また、社会保険労務士の外注にかかる費用は、外注先によって大きく異なります。あらかじめ外注する仕事内容を洗い出し、予算の範囲内で適切に対応してくれる社会保険労務士事務所等を選定しましょう。

依頼スケジュールが組めない場合がある

社会保険労務士の人数が少ない事務所や個人経営の事務所の場合、他の業務が立て込んでいるなどの理由でこちらが希望するスケジュールでの仕事依頼ができないことがあります。そのため、依頼案件が発生したら早めに問い合わせを行う、緊急時に備えて複数の外注先を選定しておくなどの工夫が必要です。

相談できる時間が限られている

社会保険労務士を自社で雇用していると、従業員がいつでも相談できる体制を組めます。その一方で、外注する場合は、案件が発生した際に外注先に都度電話やメールで相談が必要です。もし従業員の相談などの件数が増えてきた場合には、毎週決まった曜日・時間に相談室を設けるなど、社会保険労務士に定期的な訪問を依頼することも検討するとよいでしょう。

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まとめ

本記事では、社会保険労務士を外注する際のメリットとデメリットについて紹介しました。一定の費用がかかるとはいえ、社会保険労務士に一部の業務を担当してもらうことで企業の経営を円滑に進めることが可能になります。また、自社で社会保険労務士を雇うのと比べれば費用が安いのも魅力です。ただし、社会保険労務士事務所によってサービス内容も費用も大きく異なるため、外注先の選定は丁寧に実施する必要があるでしょう。
アイミツでは、困りごとについて丁寧にヒアリングしたのち、あなたにぴったり合った社会保険労務士会社の選定をいたします。もし社会保険労務士の仕事を依頼できる外注先をお探しでしたらお気軽にお問い合わせください。

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北 光太郎
監修者

北 光太郎

きた社労士事務所代表
資格
社会保険労務士

大学卒業後、社会保険労務士資格を取得。その後、社会保険労務士として不動産業界や飲料メーカーなど様々な企業で労務を担当。2021年に社会保険労務士として独立し、社労士業の傍らWebメディアの記事執筆・監修を通じ、人事労務に関する情報提供に力を入れている。