ペイドメディアとは?種類やメリット・デメリットを徹底解説【2024年最新版】
Web広告やマーケティング業界で近年注目されているのが、ペイドメディアと呼ばれる媒体です。しかし、オウンドメディアやアーンドメディアとは、どのような違いがあるのか分からないという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、ペイドメディアとはどのような意味なのかを紹介しながら、他のメディアとの違いやメリットなどについて解説します。
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ペイドメディアとは?
ペイドメディアとは、端的に言えば企業が広告費を支払うことで運営されているメディアのことを指します。テレビやラジオ、新聞、雑誌といった従来のマスメディアは、いずれも広告費によって運営を賄っている節があるため、ペイドメディアの一種と言えるでしょう。
ペイドメディアは資本力があるため、不特定多数の多くの消費者に対してアプローチすることができる発信力を備えているのが大きな特徴。従来型のテレビやラジオといったマスメディアが影響力を有していたのは、そんな発信力の高さを備えていたためであり、メディアが多様化した今でも一定の影響力を有しています。
Webメディアなどでペイドメディア形式が用いられるケースは少ないものの、少しでも多くの人に情報を伝えたいという場合に活躍する手法です。
ペイドメディアの役割
ペイドメディアの役割は、多くの人に特定の情報や企業、商品などを知ってもらうことにあります。他の媒体とは異なり、ペイドメディアはとにかく多くの人の目や耳に触れることのできる、数少ない媒体であると言えるでしょう。
Webメディアなどは読者層がある程度限られてしまいますが、新聞ではそのようなことはなく、幅広い年齢層や職業の人の目に留まることとなります。テレビはより強力な発信力を備えており、ゴールデンタイムのCMなどは無数の消費者がそれを視聴しているといっても過言ではありません。全国ネットのテレビ番組であれば、その情報発信は日本全国にまで行き渡ることとなり、何度もCMが放映されれば強力な刷り込み効果が得られます。
オウンドメディアやアーンドメディアとの違い
オウンドメディアとペイドメディアの違いは、自社運営の媒体で自ら情報発信をする取り組みかどうかというポイント。オウンドメディアは広告費などかかりませんが、自社のホームページを運営するための維持費や、コンテンツ更新のための人件費などがかかります。また、発信力を獲得するためには長期的な取り組みが求められる点もオウンドメディアの特徴です。
一方アーンドメディアとは、口コミを主体としたユーザーと企業のコミュニケーションを重視した情報発信のあり方のこと。SNSを活用し、消費者や潜在顧客と密にコミュニケーションを重ねることで、消費者が宣伝媒体となってより多くの消費者の獲得に貢献するのが特徴です。
ちなみに、ペイドメディアはオウンドメディアやアーンドメディアと合わせてトリプルメディアという形式で紹介されることもあります。
ペイドメディアの種類
ペイドメディアには大きく分けて、
・マス広告
・Web広告
・その他の広告
という3つのカテゴリが存在します。それぞれの広告手法によって、得られるリターンや運用方法などは大きく異なるため、特徴を丁寧に把握しておく必要があるでしょう。ここでそれぞれの違いを把握し、使い分けられるようになれるのが理想です。
種類1.マス広告
マス広告は、マスメディアが提供している広告枠に出稿し、世間にアピールするための広告手法です。わかりやすい例としてはテレビやラジオのCM枠や、新聞や雑誌の広告枠などが挙げられます。放映時間や放映頻度、掲載箇所や掲載スペースの広さなどに応じて料金が変動するとともに、消費者への影響力も変わるのが特徴です。
映像や音声を届けられるTVCMやラジオCMは中でも発信力が強く、商品や企業の存在を強くアピールすることができます。新聞や雑誌よりも幅広い層にアプローチできますが、特定ターゲットが決まっている場合は、広告費が比較的安価な新聞や雑誌の広告枠も有効です。
種類2.Web広告
Web広告は、インターネット利用に伴いさまざまな箇所に設けられている広告枠に出稿し、インターネットユーザーにアプローチするための広告手法です。例えば検索エンジンの上部に特定キーワードと連動し表示されるリスティング広告や、Webサイトの広告枠に画像などでアピールが可能なディスプレイ広告、Youtubeの動画再生時に表示ができる動画広告などが挙げられます。最近ではSNSのタイムラインに表示が可能な、SNS広告の活用も進んでいるのが特徴です。
Web広告はマス広告に比べて単価が安く、比較的小規模な事業者でも運用しやすいことが評価されています。マス広告に出稿するほどの広告費を用意できない場合、Web広告を有効活用しましょう。
種類3.その他の広告
ペイドメディアには他にも、交通広告のような広告手段もあります。交通広告は、駅前の看板や大型掲示板などで表示させることができる広告枠です。他にバスのラッピングやタクシーの後部座席CMなど、幅広い広告手法が用意されています。地域特化で広告を打ち出したい場合や、ターゲットが細かく定まっている場合に有効な手法と言えるでしょう。そのほか、スポンサーとしてイベントやスポーツチームの後援にまわり、スポンサー費用を支払う代わりに認知の拡大に努めるという手法もあります。
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ペイドメディアのメリットとは
ペイドメディアを有効活用することで、企業は
・日常の中で多くの人の目に入る
・不特定多数の人に商品や企業をアピールできる
・オウンドメディアへの誘導手段に使える
・方法を組み合わせることで相乗効果を狙える
といったメリットを期待できます。それぞれの効果について詳しく確認していきましょう。
日常の中で多くの人の目に入る
ペイドメディアの最大のメリットは、とにかく多くの人の目に入ることができる点です。テレビCMや新聞広告はわかりやすい例で、これらは特別な行動をしなくとも、日常生活を普通に過ごしているだけで目に触れることになります。そのため、特に情報収集に熱心では無いターゲットに対してアプローチをかけていきたい場合、マスメディア広告をはじめとするペイドメディアの活用がポイントとなるでしょう。また、ある程度媒体やコンテンツを必要に応じて選定すれば、おおよそのターゲティングも可能です。
不特定多数の人に商品や企業をアピールできる
通常、広告運用はターゲティングが重要とされますが、ペイドメディアの場合は不特定多数へのアピールに強いという特性を備えています。番組の内容や新聞の傾向などである程度ターゲティングしつつ、多くの視聴者や読者にアプローチすることができるといったような運用方法です。特にBtoBサービスなど、認知の拡大を迅速に進めたいと考えている商品を扱う企業の場合、これらのペイドメディアを活用することで、競合他社との差別化を進めていくことができるでしょう。
他にも期間限定のキャンペーンや商品の販売など、短期間で成果を出すため素早く認知を拡大したい時に活躍する広告手法と言えます。
オウンドメディアへの誘導手段に使える
ペイドメディアは単体で運用するのではなく、自社の他の施策と組み合わせて運用すれば、相乗効果を得られます。例えばペイドメディアを通じて商品や会社の認知向上を狙い、詳しい製品の使用やサービスの内容についてはオウンドメディアで紹介する、といった使い方です。
ペイドメディアはどうしても伝えられる情報が限られてしまうため、全ての魅力を説明することは困難ですが、オウンドメディアではその心配はありません。「詳しくはWebで」といった文句をテレビCMなどでよく見かけますが、これもペイドメディアとオウンドメディアを併用している典型的な事例と言えるでしょう。
方法を組み合わせることで相乗効果を狙える
ペイドメディアとオウンドメディアの組み合わせだけでなく、複数のペイドメディアを組み合わせるといった使い方ができるのも、ペイドメディアの特徴です。例えばテレビCMを放送しつつ、別途ラジオCMや新聞広告なども活用することで、より多くの認知向上を促進し、短期間で多くの注目を集めるような運用方法が挙げられます。ペイドメディアの強みは短期間で高い注目度を集められる点にあるので、この強みを最大限活かす上では有効な施策と言えるでしょう。どのような組み合わせが自社にとって有効なのか、検討してみることをおすすめします。
ペイドメディアのデメリットとは
ペイドメディアの活用には複数のメリットが期待できる反面、注意しておくべきデメリットもあります。
・広告を出すために費用がかかる
・媒体ごとの条件や情報量に限界がある
・消費者にマイナスイメージを与える可能性もある
主なデメリットとしてあげられるこの3つのポイントについて確認していきましょう。
広告を出すために費用がかかる
いずれのペイドメディアも相応の費用がかかります。特にTVCMや新聞広告などのマスメディア広告は、広告出稿にかかる費用が他の広告よりも高く、コストパフォーマンスについては常に配慮しなければなりません。広告を出稿する場合、単純な出稿費用だけでなく、広告を制作する費用もかかります。その総額を考慮した上で、それでも費用に見合った効果が期待できる時に選択すべき手法です。
また、Web広告は比較的ペイドメディアの中でも単価が低いため、運用しやすい傾向にあります。小規模な広告出稿の場合、こちらの活用も検討すると良いでしょう。
媒体ごとの条件や情報量に限界がある
ペイドメディアは費用がかかるだけでなく、媒体によって広告のコンテンツに制限や条件が加わる場合もあります。例えばTVCMは15秒間の放映と決められており、新聞広告にしても広告料に応じて掲載できるスペースは限られています。あるいは特定の文言を使うのは禁止など、表現の方法にも工夫をしなければなりません。ペイドメディアを活用する場合、自社の特徴や商品の強みと相性の悪い広告媒体はなるべく回避することが大切です。広告費を無駄にしないためにも、あらかじめ最適な媒体を検討しておきましょう。
消費者にマイナスイメージを与える可能性もある
頻繁なCMの放映や、ターゲットとはかけ離れた視聴者層の広告を配信してしまうと、かえって会社や商品のイメージを悪くしてしまう可能性があります。潤沢な予算があるからCMをひっきりなしに放送する、という手段は可能ですが、その頻度が多すぎると消費者に「飽き」や「不快感」を与えてしまうことも忘れてはいけません。
特にインパクトの大きい、騒々しいコンテンツなどは悪い印象を与えかねないため、最適な頻度でアピールすることが大切です。Web広告の場合も同様で、適度な配信回数や適切なターゲティングを怠らないようにしましょう。
Web広告の費用相場
つづいては、Web広告を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。ペイドメディアの中でもWeb広告を運用する際の参考にしてください。
<Web広告の種類> | <費用相場> |
動画広告 | 10円〜/1再生 |
アフィリエイト広告 | 3万~5万円 |
Twitter広告 | クリック課金:24~200円/1クリックインプレッション課金:1,000表示ごとに400~650円 |
Instagram広告 | クリック課金:40~100円/1クリックインプレッション課金:1,000回表示ごとに500~1,000円 |
Facebook広告 | クリック課金:100~200円/1クリックインプレッション課金:1,000回表示されるごとに100~500円 |
LINE広告 | クリック課金:24~200円/1クリックインプレッション課金:1,000回表示ごとに400~650円 |
TikTok広告 | 起動画面広告(インプレッション課金型):1,000回表示ごとに770円 |
Web広告の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】Web広告でお悩みならアイミツへ
この記事では、ペイドメディアの概要や他のメディア手法との違いについて解説しました。ペイドメディアはコストのかかる施策ですが、うまく活用できれば短期間で強力な注目を集めることができます。しかし、運用にあたっては専門的なノウハウも多く、外部のエキスパートを頼ることも大切でしょう。
アイミツでは、そんなペイドメディアの運用に強いWeb広告会社を紹介可能です。広告運用でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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