インスタ広告の審査基準とは?落ちないためのコツも解説【2024年最新版】
インスタ広告では不適切な広告配信を予防するために、出稿前に審査が実施されます。禁止されている表現や画像などの審査基準をしっかり確認しておかなければ、審査落ちしてしまうことも。
この記事では、インスタ広告の審査基準について解説するほか、審査にかかる時間や落ちないためのコツなどを解説していきます。
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インスタ広告の審査基準における4つの指針
Instagram(インスタグラム)では、広告ポリシーで審査基準における4つの方針を定めています。
安全で非差別的
Instagramの広告のポリシーでは広告主に対して、それぞれの管轄エリアの法令を遵守するよう求めています。インスタ広告を使用して、違法なサービス・製品を宣伝することはできません。加えて、広告ポリシーでは差別的な行為への関与や危険な商品を販売しないよう広告主に求めています。ポリシーに違反していると判断されると審査を通過することはできません。
不正行為からの保護
インスタ広告のポリシーでは、詐欺などの不正行為に関連する広告を禁止しています。財産や金銭、個人情報を騙し取ろうとする不正行為に関連した広告は出稿できません。また、ユーザーが誤解するような手法を用いて、商品やサービスを宣伝することも禁止されています。そのため、インスタ広告に紛らわしい表現を使用しないよう注意する必要があります。
快適なUX
広告はユーザーの意志とは無関係に表示されるため、適切に運用しなければサービスの利便性を損ねてしまう可能性があります。そのため、ユーザーエクスペリエンス(UX)が低下しないように、Instagramの広告ポリシーでは衝撃的な情報や暴力的な内容を含む広告の配信を禁止しています。商品を購入させるためにユーザーのコンプレックスを刺激するような広告配信も禁止です。そのほか、特定の成人向けの内容や冒涜的な表現を使用した広告も禁止されています。
透明性の促進
インスタ広告のポリシーには、Meta社の方針として広告の透明性を促進する旨が記載されています。Meta社では、透明性を確保するために広告ライブラリを提供しています。
広告ライブラリとは、インスタ広告やFacebook広告などのMeta社のプラットフォームで配信されている広告の詳細を確認できるツールです。広告ライブラリを使用すると現在配信されているすべての広告を検索できます。社会問題や選挙、政治に関連する広告については配信中かどうかにかかわらず、7年間はライブラリに保存されます。
インスタ広告で禁止されているコンテンツ
インスタ広告を利用する際は、禁止コンテンツや制限が設けられているコンテンツを把握しておくことが重要です。
代表的な禁止コンテンツ
インスタ広告で禁止されているコンテンツを広告として配信することはできません。代表的な禁止コンテンツは以下のとおりです。
-
- 危険な商品・武器・爆発物
- 個人の健康・容姿
- 不適切な表現
- タバコ
- 成人向けコンテンツ
- 虚偽・詐欺目的の宣伝
インスタ広告では、武器や爆発物、危険な商品の宣伝が禁止されています。トイガンの宣伝も禁止なので注意しましょう。ダイエット関連の商品・サービスを宣伝する目的で、個人の健康や容姿に対するネガティブなイメージを喚起するような広告配信も禁止です。
そのほか、露骨に性的な内容を含む成人向けコンテンツや虚偽情報・詐欺目的の広告も禁止されています。タバコについては電子タバコの広告も禁止です。
禁止ではないが制限のあるコンテンツ
インスタ広告では条件を満たす場合に限り、配信が認められているコンテンツもあります。禁止ではないものの、配信が制限されている主なコンテンツは以下のとおりです。
-
- ダイエット・美容処置
- アルコール
- デート・出会い
飲酒が可能な年齢をターゲットにしている場合に限り、アルコールの宣伝も認められています。ただし、国によってはアルコールの宣伝自体が禁止されている場合もあるため注意が必要です。マッチングアプリなどのプロモーションは可能ですが、性的な関係を重視したデート・出会い系サービスの宣伝は禁止されています。ダイエットや美容整形の宣伝を目的とする広告は、ターゲットを18歳以上に設定している場合に限り許可されています。
インスタグラムのコミュニティガイドラインも遵守必須
インスタ広告を利用する場合は広告ポリシーだけではなく、SNSのコミュニティガイドラインもチェックしておきましょう。コミュニティガイドラインで定められている主な事項は以下のとおりです。
-
- 著作権の侵害・法令違反の禁止
- ほかのユーザーに配慮した投稿
- ユーザー間の誠実なやり取り
- 自傷行為を美化する投稿
当然ながら法律に違反する行為や権利侵害は禁止されています。また、ユーザー間の誠実なやり取りを重視することも定められています。そのため、スパム行為はもちろん、プレゼント企画などで「いいね」やフォロワーを集める行為も禁止されているので注意しましょう。
インスタ広告の審査にかかる時間
インスタ広告の審査は基本的に24時間以内に完了しますが、広告によってはさらに時間がかかる場合もあります。
いつ広告が審査されるのか
インスタ広告が審査されるタイミングは2回あります。1回目は広告配信前、2回目は配信後に設定などを変更したときです。
審査は基本的に自動化されていますが、一部の広告は手動で審査されることもあります。ただし、広告配信前の審査で広告ポリシーのすべての事項をチェックされるとは限りません。配信が始まった後に審査される場合もあります。また、配信後にターゲティングやクリエイティブを変更した場合、再審査が実施されます。
審査が終わるまでの時間
先述のとおり、インスタ広告の審査は大部分が自動化されているため、24時間以内に完了するのが一般的です。ただし、広告によっては人の目で審査されることもあるため、必ずしも24時間以内に審査が完了するとは限りません。また、広告ポリシーやコミュニティガイドラインに違反していると審査に落ちてしまうこともあります。広告審査の進捗は、広告マネージャーの「配信」というメニューで確認できます。
インスタ広告の審査落ちでよくある例
インスタ広告でよくある審査落ちの原因として、ビフォーアフター画像や肌の露出が多い画像の使用などが挙げられます。
ビフォーアフター画像を使用している
ビフォーアフター画像は商品の効果をアピールする際によく用いられていますが、インスタ広告では禁止されています。ビフォーアフター画像を使用すると審査で落ちてしまう原因になるので注意しましょう。Instagramの審査基準では、非現実的な結果を約束する広告や誤解を招く広告は禁止されています。ビフォーアフター画像はユーザーに誤解を与えてしまう可能性があるため、インスタ広告では使用できません。
性的イメージが強い
性的なイメージが強い画像・動画も審査落ちの原因になる可能性があります。先に解説したようにインスタ広告では成人向けコンテンツの配信は禁止されています。性的なイメージを想起させるクリエイティブを使用することはできません。
また、性的なイメージをアピールする意図がなかったとしても、ヌードを暗示させる表現や肌の露出が多い画像も禁止されています。下着や化粧品などの広告を出稿する際は注意しましょう。
感情を煽っている
Instagramの審査基準では、感情を煽るようなコンテンツも禁止されています。広告ポリシーではユーザーの注意を引くために衝撃的、暴力的な内容を含む過激な表現を禁止しています。動物虐待や腐敗物の画像など、見た人に嫌悪感を与えるクリエイティブも禁止です。
そのため、ユーザーを不快にするクリエイティブや表現を使用すると審査を通過できません。インスタ広告を使用する際は、過激な表現は避けたほうがよいでしょう。
クリックベイトに該当する
クリックベイトとは、ユーザーが思わずクリック・タップしたくなるようなタイトルやクリエイティブを使用して、広告の内容と関連性が低いページへ誘導する手法です。インスタ広告の審査基準では、クリックするよう仕向ける虚偽的・誇張的な広告テキストの使用を禁止しています。加えて、商品に含まれていない機能を、広告画像に含めることも禁止されています。
インスタ広告のリンク先の内容と、関連性の低いクリエイティブを使用しないよう注意しましょう。
個人の特性に踏み込んでいる
個人の特性に踏み込んだ内容の広告も審査落ちの対象となる可能性があります。具体的には特定の個人の情報を要求する内容や、個人を特定できる情報を持っていることを主張する内容です。個人の特性には個人情報のほか、思想や健康状態、経済状況なども含まれます。ターゲットの特性を断定・暗示するような広告は、ユーザーを不快にしたり、不正確な情報として受け取られたりする可能性があるため禁止されているのです。
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インスタ広告の審査で落ちないコツ
インスタ広告の審査落ちを避けるには、審査基準を十分に確認しておくことが重要です。審査で落ちないコツをご紹介しましょう。
審査基準(ポリシー)をきちんと確認する
インスタ広告では、先に紹介したような審査基準が設けられています。審査基準を満たしていない広告は審査落ちの対象となるため、広告ポリシーを理解せずに広告配信を始めようとすると、何度も手直しが必要になる可能性があります。そのため、広告ポリシーをしっかり把握しておかなければなりません。
特に個人の特性や体の露出に関する審査基準は広告主が混乱しやすい項目です。インスタ広告を利用するのであれば、必ず広告ポリシーを一読しておきましょう。
商品・サービスについてわかりやすく伝える
インスタ広告の審査で落ちないポイントとして、商品・サービスについてわかりやすく伝えることも挙げられます。Instagramの審査基準では、ユーザーの誤解を招くようなコンテンツの使用が禁止されています。そのため、何の広告なのかわかりにくいコンテンツを使用すると、審査に落ちてしまう可能性も。
商品を識別できない過度なトリミング画像の使用は避けましょう。一目でどのような商品・サービスなのか伝わるクリエイティブを使用することが重要です。
表現・文章に気を付ける
文法的に間違っている文章や不適切な表現も広告ポリシーで禁止されています。インスタ広告に使用する表現・文章にも気を配りましょう。
Meta社では不適切な表現や不正確な文法、不適切な句読点などを虚偽広告を判定する指標として利用しています。そのため、誤字脱字が原因で審査に落ちることも。広告を出稿する前に、使用する文章・表現に問題がないかチェックすることも審査落ちを避けるコツといえるでしょう。
遷移先のランディングページも適切に機能させる
インスタ広告の審査では、広告をタップした際に表示されるランディングページもチェックされます。変遷先のランディングページが適切に機能していない場合、広告が審査基準を満たしていても、低品質なコンテンツと見なされる可能性があります。また、変遷先で過度にポップアップ広告を表示したり、インタースティシャル広告を表示したりすると広告ポリシーに違反してしまう可能性があります。ランディングページにユーザーの利便性を損ねるような機能を追加するのは避けましょう。
インスタ広告の審査に落ちてしまった場合の対処法
インスタ広告の審査に落ちてしまった場合は、新しい広告を作成するか、既存の広告を審査基準に適合するように修正する必要があります。クリエイティブやターゲット設定など、必要な部分を修正して再審査をリクエストしましょう。リクエスト後は、新規の広告として審査が実施されます。
Instagramでは審査を自動化しているため、広告ポリシーに違反していないのにもかかわらず、審査落ちしてしまうことがあります。違反がない場合は、広告を複製するか再度保存して審査をリクエストしてみましょう。広告ポリシーに準拠した内容であれば、同じ広告で再審査をパスできることも多いです。
Web広告の費用相場
<Web広告の種類> | <費用相場> |
動画広告 | 10円〜/1再生 |
アフィリエイト広告 | 3万~5万円 |
Twitter広告 | クリック課金:24~200円/1クリックインプレッション課金:1,000表示ごとに400~650円 |
Instagram広告 | クリック課金:40~100円/1クリックインプレッション課金:1,000回表示ごとに500~1,000円 |
Facebook広告 | クリック課金:100~200円/1クリックインプレッション課金:1,000回表示されるごとに100~500円 |
LINE広告 | クリック課金:24~200円/1クリックインプレッション課金:1,000回表示ごとに400~650円 |
TikTok広告 | 起動画面広告(インプレッション課金型):1,000回表示ごとに770円 |
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【まとめ】インスタ広告の審査基準を理解し、目的に合ったWeb広告会社を選ぼう
インスタ広告の審査基準や審査落ちを避けるコツをご紹介しました。インスタ広告を利用する際は、事前に広告ポリシーを確認しておきましょう。
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