Google広告とは？特徴や種類、設定方法を解説【2024年最新版】

Google広告とは、検索エンジンで有名なGoogleが提供する広告サービスです。豊富な広告の種類が揃い、低額から始められるため、効果的な広告を手軽に出稿したい場合に役立ちます。この記事では、Web広告などの分野から発注先を比較検討できる「PRONIアイミツ」がGoogle広告の特徴を徹底解説！主な種類や設定方法も詳しくご紹介します。

【関連ページ】
Google広告にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にWeb広告会社をお探しいただけます。
ネット広告の費用・相場
Google広告運用に強い会社一覧

Google広告とは、広告を配信するサービスのことです。Googleが持つ複数のプラットフォームに広告を出稿できるため、幅広いユーザーへのアプローチや、コンバージョン率の向上を期待できます。また、ターゲット層を細かく設定でき、目的に合わせた広告運用が可能な点も大きな魅力です。

数あるWeb広告媒体の中でも、Google広告は世界的な人気を集めています。そんなGoogle広告の特徴やメリットについて確認していきましょう。

Google広告を使いこなすためには、メリットの詳細を把握しておくことが大切です。各項目については後述していますので、参考にしてください。

Google広告のメリットは、広告の掲載場所や種類が豊富に揃っているところです。主な広告の掲載場所は、以下の通りです。

このように、多岐に渡る配信方法によって、さまざまなユーザーへの効果的なアプローチが可能になると考えられています。また、掲載場所のみならず広告の種類も豊富に揃い、文章を使った広告から画像広告、動画広告まで利用できるのが嬉しいポイントです。掲載場所と種類の豊富さを活かして広告を配信すれば、より多くのユーザーの認知度を高められるでしょう。

日本で作成したアカウントを使い、海外に向けて広告を出稿できるのもGoogle広告の魅力です。まさに、世界中にユーザーを擁するGoogleならではの強みと言えるでしょう。「グローバル展開を目指しているものの、どのようにして海外に広告を出していいのかわからない」という場合も、配信地域や言語を設定するだけで海外ユーザーへのアプローチが可能になります。日本国内のみならず海外にも目を向けると、より多くのユーザーを獲得できるようになり、コンバージョン数の向上も見込めるはずです。海外進出の第一歩として活用してはいかがでしょうか。

Google広告は、比較的リーズナブルな価格で広告を出稿できる点も高く評価されています。テレビコマーシャルなどのマスメディア系広告は、出稿費用や製作費用がかかるため、十分な予算を用意できない企業が利用するのは困難です。Google広告なら設定画面で費用を決められるため、予算の範囲内で広告の配信ができます。
また、表示回数やクリック回数などによって費用が発生するため、あらかじめ上限を決めておけば予算オーバーになる恐れもありません。少額からスタートして、効果を見ながら徐々に広告予算の範囲を広げていけば、初心者でも導入しやすいでしょう。

Google広告では、事前にコード（コンバージョンタグ）を設定しておくと、多種多様な指標をもとにした効果検証が可能になります。例えば、お問い合わせページにコードを設定しておけば、広告を通じてどの程度のコンバージョン（お問い合わせ）があったのか、コンバージョンを得るまでにどのくらいの費用がかかったのか、などを簡単に計測できます。
効果測定は、広告の効果を最大限にするために欠かせません。もし、測定によって想定していた効果を得られていないとわかった場合は、原因を探して改善できます。効果測定と改善のPCDAを繰り返していけば、よりユーザーに対する訴求力を高められるでしょう。

Google広告には、主に6つの種類があります。広告も効果を高めるには、ターゲットや目的に合わせた種類を選ぶことが重要です。こちらでは各種類について詳しく紹介します。

リスティング広告は、Googleでユーザーが検索したキーワードに応じて最適な文章広告を表示させる方式です。もともとユーザーが関心を持っていたキーワードに合わせて広告を表示するため、関心をひきやすいと言われています。商品やサービスの認知度を上げるよりも、コンバージョン率を上げたいときにおすすめです。なお、掲載順位は広告費用や広告内容などによって決まるため、上位表示を狙うには費用の上限を上げたり、内容をブラッシュアップしたりする必要があります。

ローカル検索広告は、Googleマップ上に表示される広告であり、ユーザーの位置情報や検索した地名に応じて、電話番号や住所などの情報を表示できます。例えば、ユーザーが店舗の近くにいる場合や、店舗に近い地名を検索した場合などに広告を表示できるのが特徴です。マップ検索を行っているユーザーは、直近で行ける店舗を探していることが多いため、広告を掲載することで来店客数のアップを見込めます。

ショッピング広告は、Googleでの検索キーワードに応じてユーザーの関心が高いと思われる商品を検索結果の上部に表示させる広告です。例えば「洗濯機」と検索した場合は、洗濯機の商品情報が上部に並ぶことになります。商品名や商品価格、店舗名、レビュー評価などを表示できるため、購買意欲の高いユーザーをコンバージョンへ導くのに役立つでしょう。広告の配信には制約がありますが、その分だけ競合が少なく、広告費用を抑えられるのも魅力です。

アプリ広告は、スマートフォン用アプリのダウンロードを促進するための広告です。検索画面のみならず、YouTubeやDiscoverなどGoogleが保有するサービスにも広告を表示できます。ユーザーがクリックすれば、アプリのダウンロードページへと推移するのが特徴です。機械学習によって、設定した広告文の中から最も適切なものを自動的に選んだり、広告を最適化したりできるため、初心者でも取り入れやすいでしょう。

ディスプレイ広告は、Googleと提携しているWebサイトやアプリなどに掲載される広告です。文章や画像、動画を使って広告を作成できるため、視覚的な訴求力を高められます。また、幅広い掲載場所に表示されるため、自社の商品やサービスを知らないユーザーにリーチしやすく、ブランドの認知度向上に役立てられるところもメリットです。ただし、リスティング広告と比べてコンバージョン率は低くなるため、目的に合わせて使い分ける必要があります。

動画広告とは、YouTubeの動画再生時に表示される広告のことです。ユーザーが広告をスキップできるタイプ、スキップできないタイプ、検索結果や関連動画などに表示されるタイプなどの複数のタイプから目的に合わせて選べ、音楽や音声、テロップなどでユーザーの関心をひきやすい点が特徴です。短時間で多くの情報をユーザーに伝えられるため、商品やサービスの認知度アップや購買意欲の促進につなげられます。

広告を掲載する際には、費用について検討しておく必要があります。こちらではGoogle広告の料金形態について紹介します。

クリック課金は、1クリックごとに課金される料金形態です。キーワードによって単価が変動し、数十円単位から1,000円以上のものまであります。クリック数に応じて費用が発生するため、広告にどの程度の効果があったのかすぐにわかるのが特徴です。また、ユーザーがクリックしなければ費用は発生しないため、Google広告の出稿費用を抑えたい場合にも適しています。

インプレッション課金は、広告の表示回数によって、費用が決まる料金形態です。Googleでは、1,000回表示ごとに課金されます。クリック課金の場合、ユーザーが誤って広告をクリックした際も課金されてしまいますが、インプレッション課金はその心配がありません。ただし、クリック課金と比べて効果を確認しづらいため、タグを設置して定期的に効果検証をする必要があります。

動画視聴課金は、動画広告の再生回数によって費用が決まる料金形態です。Googleの場合、ユーザーが動画広告を30秒以上再生したら費用が発生します。動画広告が30秒未満の場合は、最後まで視聴したときに課金対象となります。規定の再生時間に満たなければ費用はかからないため、ユーザーがきちんと広告を見ていないのにも関わらず、無駄な費用が発生するという事態を防げるでしょう。

CV課金は、Google広告でコンバージョンが発生した際に課金対象となる料金形態です。例えばコンバージョンが「資料請求」であれば、ユーザーが資料請求に至った際に費用が発生します。クリックよりも具体的な行動に対して費用がかかるため、無駄なコストを削減したい場合におすすめです。ただし、一定の要件をクリアする必要があり、リスティング広告には使用できません。

最後に、Google広告のアカウント開設と設定の方法を紹介します。どのような方法でアカウントを開設するのか確認し、広告配信に役立てていきましょう。

まずは、Google広告にアクセスし「今すぐ開始」をクリックします。次に現れた画面の下部に表示される「エキスパートモードに切り替える」を選択してください。エキスパートモードとは、キーワードやターゲットなどの詳細な設定が可能になるモードのことです。
次に目標を設定する画面が現れますが、今回はアカウントを作成するため、左下にある「アカウントを作成」を選択します。ビジネス情報を入力して「送信」をクリックすると、アンケート案内などの情報を受け取るか否か確認する表示が出ます。用途に合わせて「はい」か「いいえ」を選択し「送信」をクリックすればアカウント開設の完了です。

次に、Google広告を掲載した際に発生した費用を支払うために、クレジットカード情報を登録しましょう。管理画面の右上にある「ツールと設定」を選択した後に「概要」をクリックすると、クレジットカードの情報を入力する画面が現れます。クレジットカードはMastercard、JCB、VISA、American Expressを利用できるため、手持ちのブランドを確認してください。情報を入力し「送信」を選択したら手続きの完了です。ここで記入したクレジットカードから、広告費用が引き落とされます。

Google広告のキャンペーンを設定する際は、管理画面左側の「キャンペーン」をクリックし「新しいキャンペーン」を選択します。広告の目標を選ぶ画面が現れるため、目的に合わせて選択しましょう。
次に「検索」や「ディスプレイ」などの広告タイプから希望するものを選んでください。続いて「キャンペーン設定」から「ネットワーク」を選択し、GoogleディスプレイネットワークやGoogle検索パートナーを含めるか決めます。Googleディスプレイネットワークは、コンバージョン率アップにはあまり影響しないため、含めないのが一般的です。最後に配信地域と言語を設定したら完了です。

Google広告の管理画面のメニューから「キーワードと広告」を選択し、広告のグループ名を記入します。次に、キーワードの設定を行いましょう。手動でも設定できますが、関連WebサイトのURLや商品名を入力してキーワード候補を表示させることも可能です。続いて、部分一致・完全一致・フレーズ一致の中から適切なマッチタイプを選びます。
設定を終えたら「キーワードと広告」の下部にある「広告」から「レスポンシブ検索広告」を選択し、見出しや説明文などの項目を埋めてください。画面右にプレビューが表示されるため、入力内容に問題なければ設定の完了です。

ネット広告の費用をご紹介します。

より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターのご利用をおすすめします。

Google広告は、国内外問わず幅広いユーザーに商品やサービスをアピールできるのが魅力です。さまざまな種類や料金形態があるため、目的に合わせたものを選びましょう。Web広告の運用に不安を感じているのであれば、Web広告代理店をはじめとした優良企業の中から、ご要望に見合ったプロをご紹介する「PRONIアイミツ」のサービスをぜひご利用ください。