検索クエリとは？種類や調べ方・SEO対策への活用法【2024年最新版】

SEO対策で上位表示を目指すには、ユーザーの検索意図に対応するコンテンツを用意しなければなりません。検索クエリには、ユーザーの検索意図が隠されています。検索クエリを分析すれば、ユーザーの検索意図の推測が可能です。この記事では、SEO対策やWeb広告の利用を検討している方のために、検索クエリの種類や調べ方を解説します。

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検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで検索する際に使用した語句を指します。「靴」や「シューズ」といった単語はもちろん、「バスケット　シューズ」など、複数の単語を組み合わせたフレーズも検索クエリです。効果的にSEO対策やリスティング広告で集客するには、ユーザーの検索意図を理解する必要があります。検索クエリを読み解くことで、ユーザーの検索意図の推測が可能に。ユーザーの検索意図を理解できれば、適切なコンテンツを用意できるでしょう。

先述の通り、検索クエリはユーザーが検索エンジンで使用した語句を指します。一方、キーワードとはSEO対策やWeb広告など、ネット上でのマーケティングを実施する際に、ターゲティングに用いる語句です。例えば、「ランニングシューズ　ネットショップ」という検索クエリで検索したユーザーにリスティング広告を配信するために、ターゲティングする単語として「ランニングシューズ」を指定した場合、「ランニングシューズ」がキーワードに該当します。

ネット上で集客するには、ユーザーの検索意図を理解することが大切です。検索クエリの分類方法には、「Know・Go・Do・Buy」の4種類に分類する方法と、「ナビゲーショナル・トランザクショナル・インフォメーショナル」の3種類に分類する方法があります。それぞれどのような検索意図があるクエリなのか詳しく解説しましょう。

Knowクエリとは、「SEOとは」「北海道　面積」のように、情報を集める時などに使用される検索クエリです。検索した語句について「知りたい」という検索意図があるクエリは、Knowクエリに分類されます。一般的にKnowクエリは、直接コンバージョンにつなげるのは難しいクエリです。一方で、Knowクエリは数が多いため、新規サイトでも検索上位を狙えるクエリを見つけやすい利点もあります。

Goクエリとは、「サイト名」や「会社名」など、特定のサイトにアクセスしたい時などに使用される検索クエリです。検索したサイトに「行きたい」という検索意図があるクエリは、Goクエリに分類されます。サイト以外にも「渋谷　ジム」など、特定の場所に行きたい場合に使用される語句もGoクエリです。サイト名や会社名などの指名検索とは異なり、「地名＋サービス」などの検索クエリで集客するには、SEO対策や広告を利用する必要があります。

Doクエリとは、「確定申告　方法」「スクワット　フォーム」など、ユーザーが具体的な行動を起こしたい時に用いられる検索クエリです。何かを「したい」という検索意図があるクエリは、Doクエリに分類されます。Doクエリは、KnowクエリやGoクエリと比較するとコンバージョンにつなげやすいです。一方で、KnowクエリやGoクエリよりも競合が増えるケースも多いので、競合と差別化する戦略を立てる必要があります。

Buyクエリとは、「ネクタイ　通販」「タイヤ　セール」など、商品やサービスを購入する際に使用される検索クエリです。何かを「買いたい」という検索意図があるクエリはBuyクエリに分類されます。Buyクエリは、コンバージョンにつながる可能性が高いクエリです。Buyクエリは競争が激しいため、SEO対策で上位表示を狙うのが難しいケースも少なくありません。検索クエリによっては、Web広告の出稿も検討する必要があります。

ナビゲーションクエリ（案内型クエリ）は、Goクエリの別名です。「サイト名」や「ブランド名」など、特定のサイトへアクセスしたい場合に用いられます。加えて、「沖縄　ビーチ」「大阪　居酒屋」など、特定の場所へ行きたいという検索意図があるクエリもナビゲーションクエリに分類されます。

トランザクションクエリ（取引型）は、「車検　予約」や「帽子　通販」のようにDoクエリやBuyクエリと類似する検索意図があるクエリを指します。買い物や予約など、ユーザーが具体的なアクションを起こすために使用する検索クエリです。ただし、Doクエリの「シーリングライト　取り付け方」ように、取引ではないクエリは、次に解説するインフォメーショナルクエリに分類されます。

インフォメーショナルクエリ（情報型クエリ）はKnowクエリの別名で、検索クエリの中でも大きな割合を占めるとされています。「クエリとは」「検索クエリ　キーワード　違い」など、検索した語句について「知りたい」という情報収集の検索意図がある検索クエリです。

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Googleの検索クエリを調べる場合は、キーワードプランナーやSearch Consoleを使用します。Yahoo!の検索クエリを調べたい場合は、広告の管理ツールを使用しましょう。検索クエリの調べ方を解説します。

Google広告の「キーワードプランナー」を利用すれば、Googleの検索クエリを調べられます。キーワードプランナーで検索クエリを調べる方法は以下の通りです。

1.キーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」をクリック
2.検索窓に自社の商品やサービスと関連するキーワードを入力
3.入力したキーワードと関連キーワードが一覧で表示される

キーワードプランナーでは、検索クエリごとの月間の平均検索ボリュームも表示。Google広告を出稿していない場合は、1万～10万のように大まかなボリュームが表示されます。

Yahoo!広告では、広告管理ツールで検索クエリを調べられます。広告管理ツールで検索クエリを調べる方法は以下の通りです。

1.管理画面の「検索広告」タブ、「キャンペーン管理」タブの順にクリック
2.「検索クエリを表示」をクリック
3.「表示内容選択」の「キーワード」をクリック
4.「検索クエリを表示」をクリック
5.「選択したキーワード」か「表示されている全てのキーワード」のどちらかを選択
6.検索クエリが一覧で表示される
検索クエリ一覧では、キーワードの追加や対象外にするキーワードを指定できます。

Search Consoleでは、自社サイトにアクセスしたユーザーが使用した検索クエリを調べられます。Search Consoleで検索クエリを確認する方法は以下の通りです。

1.管理画面左の「検索パフォーマンス」をクリック
2.グラフ下の「クエリ」をクリック
3.検索クエリが一覧で表示される

Search Consoleでは、自社サイトにアクセスしたユーザーの検索クエリに加えて、検索クエリごとの順位やクリック率（CTR）などもチェックできます。順位やクリック率を表示したい場合はグラフ上の「平均CTR」と「平均掲載順位」をクリックしましょう。

ネット上で集客したユーザーをコンバージョンにつなげるには、検索意図に対応したコンテンツを用意することが重要。検索クエリを分析すれば、ユーザーが求めているコンテンツを把握できます。検索クエリの分析方法を解説しましょう。

検索クエリだけでは、大まかな検索意図しか把握できません。特に検索クエリが「SEO」のように単体の語句の場合、検索意図を推測するのは困難です。より詳細な検索意図を把握するためにも、検索クエリで実際に検索してみましょう。検索エンジンは、ユーザーにとって有益であると考えられるコンテンツを優先的に表示します。つまり、検索上位に表示されているサイトは、検索エンジンが現時点でユーザーの検索意図に対応していると判断したページです。検索結果の1ページ目に表示されているサイトのコンテンツをチェックすれば、ユーザーの検索意図を把握できるでしょう。

検索サジェストを活用して検索クエリを分析する方法もあります。検索サジェストとは検索窓に単語を打ち込んだ際に、入力した語句と組み合わせて検索されるフレーズを一覧で表示する機能です。例えば、「SEO」と検索窓に入力すると「SEO対策とは」「SEOとは　わかりやすく」「SEOとは何の略」などの検索クエリが表示されます。「SEO」で検索したユーザーは、SEOの初学者でSEO対策の概要について知りたがっていると推測できます。検索クエリを分析する際は、検索サジェストもチェックしましょう。

ユーザーに評価されるコンテンツを作成すれば、検索エンジンからの評価も高まり、自社サイトが上位表示される可能性を高められます。SEO対策で効果的に集客するためにも、カスタマージャーニーに沿ったコンテンツを作成しましょう。
ユーザーが商品を購入するまでには、認知・情報収集・比較検討・購買という4つの段階があります。ユーザーの検索意図が分かれば、どのステージにあるユーザーなのかを把握できるでしょう。例えば、Buyクエリを使用しているユーザーであれば、購買段階にあると考えられます。LPや購入手続きの解説記事など、検索意図に応えるコンテンツを作成すればコンバージョン率を高められるでしょう。

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