Google広告を利用するための設定方法｜個人向けで広告を表示させない方法も紹介【2024年最新版】

「Google広告ってどうやって使うの？」「Google広告は活用するべきなの？」「Google広告を表示させたくないんだけど、どうすればいい？」など、Google広告に関する疑問や要望がある方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Google広告の概要を説明するとともに、設定方法や活用するメリット、さらには個人の方向けにGoogle広告を表示させないように設定する方法はあるのかなども紹介していきます。

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Google広告とは、もともとGoogle AdWordsという名で提供されていたGoogleによるオンライン広告サービスのこと。Googleが提供しているプラットフォーム上に広告を掲載することができます。大きな特徴としてあげられるのが、関連キーワードで検索した顕在ユーザーや興味・関心があると予測される潜在顧客などを対象として広告を表示させることができるという点。詳しい仕組みに関しては次で説明しますが、顕在顧客・潜在顧客どちらにも対応できる点が心強いでしょう。ちなみに、Google広告と一口に言ってもさまざまな種類があり、検索結果画面に表示されるリスティング広告や、バナーなどのグラフィックを活用するディスプレイ広告、動画によって訴求することのできるYouTube広告やその他動画広告などもGoogle広告の一種です。

Google広告ではターゲットとしているキーワードで検索したユーザーや潜在顧客などを対象にオンライン広告を配信できると先に述べましたが、どのような仕組みで広告が表示されるのか確認しておきましょう。

Google広告は、ユーザー個人のデータや行動データなどを活用することによって自動で表示される仕組みになっています。

例えば、

・ユーザーの年齢や性別、住んでいるエリアなどの属性
・ユーザーが抱いている興味や関心
・ユーザーがよく調べている内容
・広告主の出稿している広告やWebサイト、アプリケーションなどにアクセスしたことのあるユーザー

などといった情報に基づいてターゲティングすることができるため、そのターゲティングに該当している個人データ・行動データを持つユーザーに広告が自動で表示されます。

Google広告は、アカウント、キャンペーン、広告グループと呼ばれる3つの層で構成されています。アカウントと呼ばれる層で管理されているのは、Google広告ユーザーのメールアドレスやパスワード、Google広告を使用する際の支払い情報などのデータです。キャンペーンは、出稿している広告を管理する単位として機能しており、広告における予算やターゲティング設定などについて管理しています。基本的には、広告を出稿する商品ならびにサービスの属するカテゴリーごとに作成されることが多いでしょう。キャンペーンをさらに分割し、同じテーマを持つ広告やキーワード、入札単価などをまとめたものが広告グループです。

先ほどにも述べている通り、Google広告にはアカウント・キャンペーン・広告グループの3つの層があり、それぞれで広告に関する設定を行わなければなりません。

Google広告の運用を始めるためには、

・アカウント開設
・支払い情報の設定
・キャンペーンの設定
・広告グループの設定
・テキスト広告の作成

大まかに分けてこの5つのステップに沿い設定していく必要があるため、以下でどのように設定していくのかを細かく確認していきましょう。今回は、説明するために「Google広告にてテキスト広告を配信する」と仮定して話を進めていきます。

Google広告を始めるためには、まずアカウントを解説しなければなりません。Google広告のトップページを開き、「今すぐ開始」をクリックして、Google広告アカウントの作成を進めましょう。「今すぐ開始」をクリックすると広告を出稿する目標について選ぶページに遷移しますが、ここでガイドに沿ったまま設定を進めてしまうと「スマートアシストキャンペーン」と呼ばれるAIによる広告サポートサービスを利用することとなってしまい、キーワードや予算などを細かく管理できなくなってしまうため、「エキスパートモードに切り替える」をクリックするのを忘れないでください。すると、キャンペーンの目標設定画面に遷移するので、見込顧客の獲得や販売促進などといったキャンペーンから好きなものを選ぶか、「キャンペーンなしでアカウントを作成」をクリックしましょう。その後、請求先住所の国やタイムゾーン、通貨などについて入力が完了すれば、Google広告のアカウントを作成できます。

Googleアカウントの作成が完了したら、支払い情報を設定しましょう。アカウント作成が完了した画面から「アカウントを確認」をクリックするとGoogel広告の管理ページへと遷移するので、画面上位タブの「ツールと設定」をクリックし、「料金」から「課金設定」へと進むと、支払い設定画面へ進むことができます。必要な情報を記入し設定を終えましょう。また、「アカウントの種類」を設定する欄に関しては、法人利用である場合にはビジネス、フリーランスなどの個人事業主を含む個人利用の場合には「個人」を選択してください。ちなみに、Google広告の支払い情報設定ではクレジットカード情報が必須とされているため、必ず用意しておきましょう。

支払い情報を設定できたら、広告設定を行うためにキャンペーンに関する設定を進めていきましょう。Google広告の管理画面から「キャンペーン」をクリックして、「新しいキャンペーンを作成」へと進んでください。
はじめにキャンペーンの目標を設定するところから始まりますが、

・販売促進
・見込み客の獲得
・ウェブサイトのトラフィック
・商品やブランドの比較検討
・ブランド認知度とリーチ・アプリのプロモーション
・目標を指定せずにキャンペーンを作成する

以上の7種類から任意のものを選択しましょう。
キャンペーンの目的を設定できたら、キャンペーンタイプの設定を進めます。

・検索
・ディスプレイ
・ショッピング
・動画
・スマート
・ファインド

上記の6つから、広告の掲載場所やフォーマットについて選択してください。その後、広告の配信エリアの設定や配信ユーザーの設定、予算の設定、広告を出稿するスケジュールの設定などを終えたら、キャンペーン設定は完了です。

キャンペーンの設定まで終えたら、広告グループを作成していきましょう。
タイプリストから「広告グループ」を選んだのち、ツールバーから「広告グループを追加」に進んでください。すると、ダイアログボックスが表示されるので、追加先となるキャンペーンを選択してから「OK」を押しましょう。その後、広告グループ設定画面にて広告グループ名を入力します。広告グループは商品やサービスごとに作られるのが一般的なので、例えばエステサロンの来店促進に関する広告を出稿する場合には、「エステサロンに行きたい人向け」などと名前をつけておくといいでしょう。また、入札単価も入力してください。
また、省略することも可能ですが、広告グループのタイプ指定やモバイルの入札単価、ディスプレイネットワークの設定などもあわせて行うことができます。

広告グループの設定まで完了したら、テキスト広告を作成していきましょう。
Google広告におけるテキスト広告は、ヘルプページに説明がある通り、Google検索エンジンにおける検索結果の上部、あるいは下部に表示されるもので、一般的にリスティング広告と呼ばれるものを指しています。テキスト広告は、広告見出し、表示URL、説明文といった3つの要素で構成されていますが、それぞれで設定上のルールがあるため注意しましょう。基本的には、以下のポイントをおさえておいてください。

・見出しは3つ設定でき、それぞれ半角30文字まで
・説明文は2つ設定でき、それぞれ半角90文字まで

この中でもっとも重要となるのは一番目立つ1つ目の見出しなので、商品名やサービス名などを忘れずに盛り込んでおきましょう。

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ここまではGoogle広告を活用したいという人に向けて説明してきましたが、「Google広告が表示されないように設定したいがどうしたらいい？」とお悩みのGoogleならびに関連サービスのユーザーの方も多いのではないでしょうか。結論から述べると、GoogleやGoogle関連サービスを利用している場合、広告の表示を完全になくすことはできません。Googleアカウントにログインし、「広告のカスタマイズ」をオフにすることによってユーザーデータを活用した広告表示を制限することはできますが、現在地や訪問したWebサイトなどのデータをベースとした広告はその後も表示され続けるので注意しましょう。

先ほど述べたように、Google広告はユーザーが使用している限り表示され続ける広告です。そのため、「広告を出稿しているにもかかわらず、誰にもアピールできていない」、「せっかく広告を出しているのに、一向に認知度が上がらない」などといった失敗を防ぎたい場合にはうってつけかもしれません。しかし、いくら成果を期待できるとは言っても、具体的にどのようなメリットがあるのかを把握してからでなければなかなか広告運用を始めようとは思えないでしょう。そこでここからは、Google広告を利用するメリットについて詳しく解説していきます。

4つのポイントにまとめて解説していくので、Google広告に挑戦しようか迷っているという方はぜひ参考になさってください。

Google広告を利用するメリットとしてはじめにあげられるのが、グローバルな範囲で広告を出稿することができるというポイントです。Google広告では、検索結果ページや関連するアプリケーション、サービスなどに広告を出稿することができ、出稿することのできるエリアは日本国内に限られていません。そのため、例えば「今後は東南アジアへのビジネス展開に注力していくので、該当エリアでリスティング広告を出稿したい」、「越境ECサイトの運営を始めたので、海外でもWeb広告を出したい」という場合でも、問題なく対応することができます。日本国内での広告運用と同様に海外においても対策を行う必要がありますが、Web広告代理店の中には海外でのWeb広告に特化してサービスを提供している会社もあるため、そういった会社に相談してみるのも1つの手段でしょう。

Google広告を利用するメリットとして2つ目にあげられるのが、予算に合わせて広告展開が行えるということです。Webで広告を運用するとなると、費用がどれだけかかってしまうのか不安な方も多いでしょう。しかしGoogle広告であれば、それぞれの予算に応じて柔軟に広告費用を設定できるのがうれしいポイント。Google広告の課金方法には、広告をクリックされるたびに広告費が発生する「クリック課金」、広告が表示されるたびに広告費が発生する「インプレッション課金」の2つが採用されていますが、どちらにおいてもあらかじめ設定しておいた入札額をベースとして広告配信が行われるので、「いつの間にか広告費用がとんでもなく膨らんでいた……」となる心配はありません。少ない費用から広告配信に挑戦してみたいという場合でも問題ないでしょう。

Google広告では、以下のキャンペーン（広告タイプ）から選んで広告を配信することができます。

・検索キャンペーン:
Googleの検索結果ページに表示されるリスティング広告（テキスト広告）のことで、検索キーワードに応じて広告を配信することができます。販売促進やリードの獲得などに強いでしょう。

・ディスプレイ キャンペーン
GoogleならびにYouTubeなどの関連サービスにおいて画像タイプの広告を配信でき、幅広いWebサイトやアプリにてリーチを拡大することができます。

・動画キャンペーン
YouTubeをはじめとするWebサイト上にて動画広告を配信でき、ブランド認知度アップや販売促進などに効果的です。

・ショッピング キャンペーン
商品リスティングに分類され、このキャンペーンで広告を配信するとGoogleの検索結果ページだけでなくGoogleショッピングタブにも広告を表示させることができます。

・アプリ キャンペーン
アプリの新規ユーザー獲得を狙った広告タイプで、検索画面だけでなくYouTubeやGoogle Pkay、Discoverをはじめとする300万以上のWebサイトやアプリで広告を配信できます。

・ローカル キャンペーン
Webに留まらず、実店舗やイベントなどへの集客に強い広告タイプです。
※2022年8月以降にP-MAXキャンペーンにアップグレード予定

・スマート アシスト キャンペーン
Googleによって広告のターゲティングなどをアシストしてもらえるので、初めてでも広告掲載がスムーズになります。

・P-MAX キャンペーン
自動入札機能を使用して、1つの広告キャンペーンからすべてのチャネルのパフォーマンスを管理し最適化することができます。

Google広告は、広告効果を分析しやすいのもうれしいポイントです。広告がこれまでに表示された回数をはじめ、クリック数やコンバージョン率などのデータをまとめて可視化できるため、前もって立てておいたKPIを達成できているのかどうか把握しやすいでしょう。データはグラフィカルに把握することもできるほか、Googleスプレッドシートへそのまま出力することもでき、広告効果を社内でシェアしたい場合にもスムーズです。

Google広告を利用することによってどのようなメリットがあるのか紹介してきましたが、一方でデメリットがないわけではありません。
ここからは、どのようなデメリットがあるのかも紹介していきます。

Google広告を運用するデメリットとしてあげられるのが、人気のキーワードの場合は費用が高くなってしまう可能性があるということです。Google広告は少額から始められることで気軽に参入できますが、その分競合他社が非常に多く、キーワードによっては入札価格が高額になってしまうことも少なくありません。人気のキーワードを狙うためにはノウハウやテクニックが必要となるでしょう。

Google広告は、キーワード設定が簡単ではないというポイントもデメリットの1つとしてあげられます。先にも述べた通り、人気のキーワードであれば入札額が高く多くの広告費を用意しなければならないほか、入札額によっては表示回数が思うように伸びないなど、さまざまな失敗に繋がりかねません。もしもスムーズに運用したいのであれば、自社だけで対応するのではなく、広告運用に強い会社にサポートしてもらうのがベストでしょう。

Google広告を活用している企業は、さまざまな成功事例を残しています。例えば、サイクルウエアブランド「カペルミュール」の場合、リスティング広告とYouTube広告を活用することによって、Webサイトへの流入数が8倍、売上は2倍に。セキュリティ アプリ「ウイルスバスターモバイル」を提供するトレンドマイクロは、新規ユーザー数増加を目指してアプリ広告を運用し始めたところ、CPIを約70%ほど削減でき、インストール数は約1.6倍に伸びました。※

※ 出典：Google広告　https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/success-stories/

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今回は、Google広告について設定方法や利用するメリット・デメリットなどを中心に解説してきました。広告運用は少額から始めることもできるため、これまでにWeb広告にチャレンジしたことがない場合でも参入しやすいでしょう。
もしも広告運用に不安があるという場合や、確かな成果を出したいという場合には、Google広告の運用に強い会社に相談してみることをおすすめします。自社にノウハウがなくとも、google広告運用に強いWeb広告会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うWeb会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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