Facebook広告に最適な画像のサイズは?ポリシーと審査についても解説!【2024年最新版】
Facebook広告は、ターゲティング精度の高さ・リーチ数の多さが特徴のSNS広告です。広告の種類が多く柔軟な配信が行える反面、使用する画像サイズやクリエイティブ(広告掲載のために制作された成果物)の作成方法に迷う方もいるでしょう。
当記事では、Facebook広告の概要、画像のルールとクリエイティブ作成のポイント、ポリシー・審査など広告配信に役立つ情報を解説していきます。
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Facebook広告の概要
Facebook広告とは、世界最大規模のSNS「Facebook」をベースとした広告配信プラットフォーム。Facebook・Messenger・Instagram・Audience Networkへ広告を配信することができます。
Facebook広告の主な特徴は次の通りです。
・ターゲティング精度が高い
Facebookのユーザー情報を利用して高精度なターゲティングが可能。細かく指定することで高い広告効果が期待できます。
・広告フォーマットが豊富
目的・用途に合わせて多彩な広告フォーマットを選択可能。成果に繋がる効果的な広告配信を実現します。
・多数のユーザーにリーチできる
Facebookは時間・場所を問わず1日に何度も利用されるSNS。あらゆるタイミングで幅広いユーザーにリーチすることができます。
Facebook広告の特性を発揮するには、画像の取り扱いが重要なポイントとなります。
Facebook広告の種類
Facebook広告は現時点で10種類もの広告フォーマットが用意されており、広告配信の目的・用途に合わせて使い分けることで、高い広告効果が期待できるのが特徴です。
なかでも特に汎用性が高く利用頻度が高いフォーマットは、以下の5種類となります。
・画像(バナー)広告
・カルーセル広告
・コレクション広告
・スライドショー広告
・動画広告
ここでは、上記5種類の広告フォーマットの詳細について解説していきます。
画像(バナー)広告
Facebook広告における画像広告とは、「1枚の画像(バナー)+テキスト」で構成される広告フォーマットです。最も基本的なフォーマットであり、シンプルで扱いやすいことが特徴。汎用性も非常に高いため、あらゆる配信目的・用途で活用されています。
構成がシンプルであるだけに訴求する内容をわかりやすく伝えることが可能であり、画像・テキストを工夫すれば大きなインパクトを与えることが可能。作成・更新も手軽に行うことができるため、効果測定をもとに高速でPDCAを回すことができます。
カルーセル広告
カルーセル広告とは、1つの広告につき2~10枚の画像・動画を掲載することができる広告フォーマットです。各画像・動画ごとにCTAボタン・リンク先URLを設定することができます。
1つの画像・動画を用いた広告フォーマットよりもたくさんの情報を伝えることができるため、カタログのように商品・サービスの魅力を存分に伝えられることが大きなメリット。購入・申し込みといったアクションを誘発できる可能性も高めることができます。
ステップを踏んで商品・サービスを紹介したり、複数の機能を説明したりといった用途にも適しています。
コレクション広告
コレクション広告とは、サイズの大きいメイン画像と、メイン画像の下に小さい複数枚の画像を同時に表示することができる広告フォーマットです。各画像には「インスタントエクスペリエンス」と呼ばれる仕組みが採用されており、タップした画像をフルスクリーン表示することができます。また、カタログ機能と紐づけて広告配信を行うことも可能です。
カルーセル広告とよく似ていますが、大きな違いはスライド操作をしなくても複数の画像を同時に表示できる点。商品のデザイン・機能・使用イメージの説明に適しており、ECサイトのプロモーションに多く活用されています。
スライドショー広告
Facebook広告におけるスライドショー広告とは、複数枚の画像を繋ぎ合わせ、スライドショー形式の動画として表示できる広告フォーマットのことです。
単に画像をスライドショー表示するだけでなく音やテキストを追加できるため、より動画に近い形式で広告を表示できるのが大きな特徴。動画広告の作成よりも手間・時間が少なくて済むことや、読み込みが速いこと、素材を集めやすいといったメリットもあります。
スライドショー広告はこのような特性を活かして、時系列に沿ったプロモーション・ストーリーテリング・商品やサービスのチュートリアルの作成などによく活用されています。
動画広告
Facebook広告における動画広告とは、画像の代わりに動画で商品やサービスの訴求を行うことができる広告フォーマットです。大きく分けて以下の3種類の配信規格を利用することができます。
・フィード広告
タイムラインに表示される動画広告。自然に表示できることやバイラルの拡散が期待できるのが特徴。
・インストリーム広告
視聴中の動画の前後・再生中に表示される動画広告。視聴時間が長く多くの情報を伝えられるのが特徴。
・ストーリーズ広告
各プラットフォームのストーリーズに掲載できる広告。インパクトが大きく印象に残りやすいことや、ユーザーのアクションを誘発しやすいことが特徴。
サイズだけではない!画像(バナー)広告で重要となる3つの要素
Facebook広告で最も利用頻度の高い画像(バナー)広告を入稿する際に、多くの方が気になるのが入稿する画像のサイズ。さまざまな種類の広告・デバイスを対象とする際には、サイズをどのように決めれば良いかわからない方もいるでしょう。
実際には、サイズだけでなくアスペクト比・テキスト量についても留意しておく必要があります。
ここでは、Facebook広告の画像を用意する際に留意しておくべき「サイズ・アスペクト比・テキスト量」という3つの要素についてそれぞれ解説します。
画像(バナー)サイズ
Facebook広告の画像サイズは、クリエイティブの見やすさ・わかりやすさを左右する重要な要素です。適切な画像サイズを選択しないと、画像がぼやけたり画像の端が切れてクリエイティブの質が低下するため、以下のようなFacebookが推奨するサイズで画像を制作することが重要となります。
・フィード 1,080×1,080
・ストーリーズ 1,080×1,920
・Facebook検索結果 1,200×628
・Facebook右側広告 1,200×628
・カルーセル 1,080×1,080
・インスタント記事 1,200×628
・Audience Network 1,080×1,080
※単位はピクセル(px)
すべての種類の広告に対して個別に画像を用意することは労力がかかるため、まずは最も汎用性が高い1,080×1,080画像を用意しておけば、大半のフォーマットをカバーできるためおすすめです。余力があれば、次に利用頻度の高い1,200×628の画像を用意しておけばなお良いでしょう。
画像(バナー)のアスペクト比
アスペクト比とは、画像の縦横比を示したものです。Facebook広告では、以下の通りフォーマットごとに推奨されるアスペクト比が細かく決められています。
・フィード 1:1
・ストーリーズ 9:16
・Facebook検索結果 1.91:1
・Facebook右側広告 1.91:1
・カルーセル 1:1
・インスタント記事 1.91:1
・Audience Network 9:16
上記の推奨アスペクト比は、各フォーマットにおいてできるだけ画面占有率を高くし、パフォーマンスを発揮できるように設定されています。
そのため、広告用の画像を用意する際には、サイズだけでなくアスペクト比も意識して、配信する広告に合わせた画像を用意することが重要となります。
画像(バナー)内の文字数
Facebook広告では、画像内に記載するテキスト量は20%以下に抑えなければならないというルールがあります。以前はテキスト量が20%を超えると、ペナルティにより審査が通らなかったり配信が抑制されたりする仕様となっていましたが、現在では仕様変更により配信の抑制はなくなっています。
しかし、現在でもテキスト量は少なく抑えた方がパフォーマンスが良いことに変わりはないため、20%ルールは遵守して画像を作成する必要があります。
画像内に使用されているテキスト量については、Facebookが提供する「テキストオーバーレイ」と呼ばれるツールでチェックすることができるため、画像入稿前に確認しておくようにしましょう。
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Facebook広告の画像やテキスト作成時のポイント
Facebook広告のパフォーマンスに最も影響を与えるのは、クリエイティブ(広告掲載のために制作された成果物)です。高い広告効果を得たいのであれば、クリエイティブを構成する画像やテキストを作成する際に、次のようなポイントを押さえておくことが重要となります。
・事前にプレビュー機能で確認する
・最も訴求したいキーワードは左側に記載する
・複数の画像広告を登録して効果を検証する
・画像とテキストとの組み合わせを検証する
以下に、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
事前にプレビュー機能で確認する
Facebook広告は、Facebook・Messenger・Instagram・Audience Networkという4つのメディアに配信することができる広告です。複数のメディアに配信できる反面、クリエイティブを作成する際には、配信前に各メディアでの見え方をチェックしておくことが重要です。
Facebook広告では、未公開の広告をプレビューする機能が搭載されており、広告の作成・編集時にクリエイティブが実際に各メディアでどのように表示されるかを確認することができます。
クリエイティブの作成をスムーズに進めたり、作成意図と実際の表示の齟齬を修正したりするのに役立つため、プレビュー機能は積極的に活用するようにしましょう。
最も訴求したいキーワードは左側に記載する
Facebook広告では、クリエイティブに記載できるテキストについて、以下のとおり推奨文字数が指定されています。
・メインテキスト:125文字以内
・見出し:40文字以内
・説明:30文字以内
推奨文字数をオーバーすると、広告が掲載された際に「...続きを読む」と表示されてしまいます。デバイスや掲載先によっては、推奨文字数よりも少ない表示となることもあります。
そのため、広告コピーを作成する際には、推奨文字数を守ると同時に、重要なキーワード・フレーズはできるだけ左寄せに記載することが重要なポイントとなります。
特にFacebookはモバイルユーザーの割合が9割を超えているため、表示環境に左右されずに重要なメッセージを伝えるためにも、重要なテキストの左寄せは必ず意識しておきましょう。
複数の画像広告を登録して効果を検証する
Facebook広告における画像は、広告効果に大きな影響を与える重要な要素です。しかし、どの画像がどの程度のパフォーマンスを発揮できるかについては、実際に配信してみないとわからないものです。
そこで重要となるのが、複数の画像で広告セットの作成を行い、実際に配信した広告効果を検証することです。このような手法は「A/Bテスト」と呼ばれており、配信結果を比較して良い方を採用することで、よりパフォーマンスに優れた広告運用を行うことができます。Facebook広告にはA/Bテスト機能が搭載されており、複数のクリエイティブを容易に比較検討することが可能です。
A/Bテストは地道で手間のかかる作業ですが、根拠に基づいて確実に成果へ繋げることができるため、ぜひ実施してベストな画像を見いだしましょう。
画像とテキストとの組み合わせを検証する
Facebook広告は、画像とテキストの組み合わせによってもパフォーマンスに大きな違いが見られるのが特徴。そのため、上記でご紹介したA/Bテストを用いて効果の比較検証を行い、ベストな組み合わせを見つけることが重要となってきます。
スムーズにベストパターンを見いだすには、次のような段階的な手順を踏むことをおすすめします。
1.まずは画像のみ・テキストのみでA/Bテストを行い、上位3種類ずつに絞り込んでおく
2.絞り込んだ画像・テキストを組み合わせてA/Bテストを実施する
3.データからベストな組み合わせを見いだす
1.と2.を同時に行おうとすると検証が非常に難しくなるため、A/Bテストを実施する際には常に比較対象を1つに絞ることが重要なポイントとなります。
Facebook広告のポリシーと審査とは?
Facebook広告は無条件に配信できるわけではなく、Facebookが定めたポリシーに従った審査を通過して初めて配信を行うことができます。審査落ちをしてしまった広告に関しては、問題個所を修正・調整して再度審査を受ける必要があります。
広告の入稿から配信までをスムーズに行うには、事前にFacebookポリシーと審査の流れを理解しておくことが重要。
ここでは、Facebook広告の審査落ちを回避するポイント・審査の期間・審査落ちした場合の対処法について解説します。
Facebook広告の審査落ちを回避するポイント
Facebook広告の審査に落ちると、予定の期日までに配信をスタートできなかったり、修正に手間と時間を取られたりするため、なるべく審査落ちを回避することが重要です。
審査落ちを防ぐためには、主に以下の2点を意識しておくことがポイントとなります。
・Facebook広告ポリシーに違反しない
配信される広告の健全性を担保するため、不快な言葉・虚偽や誇張の表現・不適切な画像などはポリシーにより制限されています。ポリシーに目を通し、違反事項に抵触しない広告クリエイティブを作成することが重要です。
・広告関連度診断で広告品質を担保する
「広告関連度診断」は、5段階で広告の評価を行い、推奨される対策を示す機能。平均以上の評価を目指すことで広告の品質を担保することが可能となります。
上記を意識することで、審査落ちの確率を低くすることが可能です。
Facebook広告の審査期間
Facebook広告の審査は、基本的に申請を行ってから24時間以内に完了します。しかし、広告のテキスト量が多い場合や判断が難しい表現が含まれている場合は、24時間以上の審査期間を要する場合もあります。
広告の掲載予定日の1日前に審査を申請すれば良いと考えがちですが、審査に落ちたり例外的に審査の期間が延長されたりする可能性も考慮して、広告の審査は早めに行っておいた方が良いでしょう。広告の審査は一度通過して終わりではなく、配信後にも再度審査が実施される場合もあります。
審査を申請した広告の審査状況については、Facebook広告マネージャー内の「配信」ステータスから確認することが可能です。
Facebook広告に審査落ちしたら確認すべき点
Facebook広告で審査落ちをしてしまう原因は、ほとんどのケースにおいてポリシー違反です。ポリシーには、大きく分けて以下の2通りがあります。
・禁止されているコンテンツ
該当する広告はすべて配信禁止となります。
・制限コンテンツ
条件を満たした広告のみ配信が可能です。
審査に落ちた場合は、以下の手順で該当の広告についてポリシーに違反している箇所と理由の確認を行い、広告を修正する必要があります。
1.広告マネージャー左側メニューから「アカウントのクオリティ」をクリック
2.審査落ちしている広告と、原因となる違反ポリシーが表示されるため、確認
3.原因が不明な場合は、ヘルプセンターに問い合わせを行う
ポリシー違反の内容・該当箇所の確認ができたら、広告を修正して再度審査を受けましょう。
ネット広告料金表
ネット広告の費用をご紹介します。
ネット広告の種類 | 費用相場 | |
動画広告 | 10円〜/1再生 | |
アフィリエイト広告 | 3万~5万円 | |
Twitter広告 | クリック課金:24~200円/1クリック インプレッション課金:1,000表示ごとに400~650円 |
|
Instagram広告 | クリック課金:40~100円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示ごとに500~1,000円 |
|
Facebook広告 | クリック課金:100~200円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示されるごとに100~500円 |
|
LINE広告 | クリック課金:24~200円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示ごとに400~650円 |
|
TikTok広告 | 起動画面広告(インプレッション課金型):1,000回表示ごとに770円 |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターのご利用をおすすめします。
まとめ
Facebook広告は、選択できる広告の種類が多く、目的・用途に合わせて柔軟な配信を行えるのが大きなメリットです。その反面、広告を使いこなすには、画像作成のルールやクリエイティブ作成のポイントをしっかり把握しておく必要があります。
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