郵便局のDM発送サービスとは？メリット・デメリットも解説【2024年最新版】

ビジネスの現場における有効なマーケティング手法の1つにDM（ダイレクトメール）がありますが、実は郵便局からいくつかのDM発送サービスが提供されていることをご存じでしょうか。
この記事では、日本最大級の発注プラットフォーム「アイミツ」が、郵便局が提供するDM発送サービスの種類やそれぞれのメリット・デメリット、活用事例などについて詳しく解説します。

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郵便局が提供するDM発送サービスには、「総合印刷サービス」「タウンメール（地域指定郵便物）」「タウンプラス」「スマートDM」の4種類があります。以下より、それぞれの概要やメリット・デメリットについて、順に解説します。

郵便局の総合印刷サービスは、挨拶状などさまざまなDMの印刷をWeb上で依頼できるサービスです。各シーンに応じた適切な内容のテンプレートを指定の上、決済方法を選択するだけで、指定の場所まで届けてくれます。必要に応じて写真やロゴなどの画像データを挿入することも可能です。また、別途宛名を印刷し、投函まで代行してくれるサービスもあります。

総合印刷サービスでは、テンプレートとして利用できるデザインの数が多すぎず、適度に絞られているため、迷うことなくスムーズに選択することが可能です。また、各シーンに応じた例文も用意されており、スピーディにDMを作成できます。

上述した総合印刷サービスのメリットは、裏を返せば、選択できるテンプレートが少なく、自由度が低いとも言い換えられます。また、レイアウト調整の操作が難しいこともあり、凝ったデザインや細かな工夫を施したDMを作成したい場合には向いていません。

郵便局のタウンメール（地域指定郵便物）は、指定した地域の全戸に対して郵便物を届けることが可能なサービスです。一般的に、宛先の住所が分からないことにはDMの発送は叶いませんが、タウンメールでは宛先がなくても利用できるため、新規顧客の獲得や認知拡大による販売促進など、さまざまな用途が考えられます。

宛先リストなどの情報がなくてもDMを発送できるのは、タウンメールの大きなメリットです。また、少数でも発送が可能な上、配達日数も3日程度と短いため、急ぎの用途にも対応できます。さらに、信頼性の高い郵便局員が配達することにより、セキュリティの厳しいビルやマンションなどに届けられることもポイントです。

個々の住所ではなく、一定の範囲を示す地域によって発送先を指定するため、本来のターゲット以外にもDMが届いてしまうのはデメリットと言えます。また、発送するDMの現物は、郵便局に自ら持ち込む必要があります。

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郵便局のタウンプラスは、上述したタウンメールと同様、宛先がなくても地域を指定するだけでDMを発送できるサービスです。タウンメールよりも細かく発送先の条件を指定（セグメント）できるため、新規顧客の獲得や認知拡大による販売促進など、DMの効果がより高まることを期待できます。

タウンプラスでは、宛先リストなどの情報がなくてもDMを発送できるといったタウンメールのメリットに加えて、性別・年齢・家族構成・建物の種類など、細かな条件によって発送先をセグメントできる特徴があります。そのため、販売促進などのマーケティング効果をより高めることが可能です。また、郵便局員が配達することにより、配布精度も非常に優れています。

タウンプラスには、大きなメリットがある一方で、計画書や差出内訳表の提出など、DM発送のための手続きが煩雑で手間がかかるデメリットがあります。また、配達日数もタウンメールより長くなるのが一般的です。

郵便局（日本郵便）のスマートDMは、リアル媒体とデジタル媒体を組み合わせて活用できるサービスです。紙媒体を活用した従来のリアルなDMと、EメールやWebサイト・SNS・顧客データなどを活用したデジタル領域の双方を横断した手法により、若者から高齢者まで、幅広い層に対して無駄のない丁寧なコミュニケーションを図れます。両者を適切に掛け合わせることによってシナジーを生み出し、プロモーションやマーケティングの効果をより高めることも可能です。

実際に郵便局のDM発送サービスを活用した事例には、どのようなものがあるのでしょうか。以下より、その一部を紹介します。

水道事業会社であるヤマテツRisingでは、認知拡大と親近感・安心感の醸成を実現するため、オリジナルのDMを作成・発送しました。さらにその際、ホームページおよび公式LINEへリンクする二次元コードを、同封するパンフレットに掲載して誘導を図ったのです。その結果、DMとデジタル（Webサイト・SNS）の掛け合わせが効果を発揮し、新規受注の120％増加を達成しました。※

※ 出典：日本郵便株式会社 郵便局のスマートDMはじめませんか？ https://www.post.japanpost.jp/smart_dm/

飲食店である味一番では、宛先リストがなくてもDMを発送できるタウンメールを活用して新規顧客を獲得の上、個人情報を記入すると割引になるという方法で住所や名前を取得し、顧客リストを作成しました。さらに、それらの顧客データに対する分析によって優良顧客を囲い込み、常連客に絞ったアプローチを実施することでDM1通の価値を最大化したのです。その結果、約86％という高レスポンス率の獲得を実現しました。※

※ 出典：日本郵便株式会社 郵便局のスマートDMはじめませんか？ https://www.post.japanpost.jp/smart_dm/

これまで見てきたとおり、郵便局のDM発送サービスは非常に便利であり、効果的な活用によって高い成果を生み出すことも可能です。ただし、そのためには一定の手間と時間をかける必要があります。ついては、できる限り費用や手間を抑えるために、作成から発送までを一括して依頼できる外部のDM発送代行会社を利用する方法もおすすめです。

DM発送代行の費用は、送付物の種類と発送部数によって決まります。たとえば、はがきDMを1,000通発送する場合は1通70円から、封書DMが1,000通だと1通80円程度が相場といわれています。そのほか、デザイン費用がかかる場合もあるので、発注前に詳しく確認しておきましょう。

「発注前にDM発送代行の費用相場についてもっと詳しく知りたい！」という方は、以下の記事をチェックしてください。

以上、郵便局が提供するDM発送サービスの種類やそれぞれのメリット・デメリット、活用事例などについて解説しました。本記事を参考に、効果的なDMを作成・発送の上、ぜひビジネスの成果に結び付けてください。

なお、DMの作成や発送を依頼する会社をお探しの際は、ぜひ「アイミツ」をご利用ください。ご要望をお伺いした上で、それに見合った会社を複数ご紹介します。お気軽にご相談ください。

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