パンフレットとリーフレットの違いとは?特徴や用途を丁寧に解説【2024年最新版】
パンフレットとは、48ページ以下で構成される宣伝用の冊子を指します。パンフレットとリーフレットは、どちらも宣伝活動によく利用される印刷物です。しかし、仕様に違いがあるため、用途に合わせてどちらを利用するのか検討する必要があります。
この記事ではパンフレットとリーフレットの違いや特徴をわかりやすく解説していきます。また、目的・用途別にパンフレット作成時のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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パンフレットとは?
パンフレットとは、複数枚の用紙をホチキスなどで簡易的に綴じた小冊子のことです。ユネスコの定義によると、小冊子は表紙を除いて5~48ページで印刷された非定期刊行物とされています。49ページ以上の印刷物は小冊子ではなく、図書に分類されます。
一般的に企業で用いられているパンフレットのページ数は、8ページから数十ページです。パンフレットは商品・サービスや会社の宣伝などに用いられています。
パンフレットの特徴
パンフレットは複数のページで構成されているため、多くの情報を掲載できます。図書のようなボリュームはないものの、必要に応じてページ数を調整することが可能です。商品や会社の情報を詳しくターゲットに伝えたい場合などに向いている宣伝ツールといえるでしょう。
また、デザインの自由度の高さもパンフレットの特徴です。テキストだけではなく、写真や図を多用するといった使い方もできます。
パンフレットの主な用途
パンフレットの代表的な用途として、会社案内や商品紹介などが挙げられます。会社案内を目的とするパンフレットには、経営理念や沿革、事業内容などを掲載するのが一般的です。採用者向けの会社案内パンフレットには、社員の声なども掲載します。
商品紹介用のパンフレットでは、カタログのように多数の商品を掲載するのではなく、数種類の商品について掘り下げた内容になっていることが多いです。
リーフレットとは?
リーフレットとは、1枚の用紙を折り畳んだ印刷物です。冊子のように複数の用紙を綴じるのではなく、1枚の用紙を3つ折りや4つ折りにして、ページを区切ります。リーフレットでは用紙を折る回数によってページ数が決まります。
ただし、1枚の用紙のみで構成されるため、折る回数を増やしても紙面の面積は変わりません。リーフレットに掲載できる情報量は限られるため、情報をシンプルに伝えたい場合に向いている宣伝ツールといえるでしょう。
リーフレットの特徴
持ち運びやすさがリーフレットの特徴といえるでしょう。リーフレットは三つ折りや四つ折りなどの折り曲げた状態で配布するため、サイズがコンパクトです。持ち運びしやすく、ポケットに入れて持ち歩くこともできます。
また、チラシやフライヤーも1枚の用紙で作成される印刷物ですが、基本的に広げた状態で使用することを前提としています。一方、リーフレットでは用紙を折り曲げて面でページを区切るため、情報を整理しやすいという利点もあります。
リーフレットの主な用途
リーフレットは、持ち運びやすさを活かした用途に利用されています。テーマパークやショッピングモールの案内マップ、観光地の案内など、歩きながら使用することを想定した印刷物として配布されることも多いです。
また、商品紹介用の宣伝ツールとしても活用されています。リーフレットに記載できる情報量には限りがあるため、1つの商品に絞って情報を掲載するのが一般的です。そのほか、イベントの告知などにも利用されています。
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パンフレットとリーフレットの違いとは?
パンフレットとリーフレットの違いは、掲載できる情報量にあります。リーフレットが1枚の用紙で作成されるのに対して、パンフレットでは必要に応じてページを追加できます。そのため、パンフレットにはリーフレットよりも多くの情報を掲載することが可能です。
一方でパンフレットは、リーフレットよりもサイズが大きくなる傾向にあります。携帯性という点では、リーフレットのほうが優れているといえるでしょう。
また、パンフレットとリーフレットの制作コストにも違いがあります。パンフレットは使用する用紙の数が多く、リーフレットよりも印刷面が多いため、制作費も高くなる傾向にあります。
パンフレットとリーフレットの使い分け【会社案内の場合】
パンフレットとリーフレットにはそれぞれ異なる特徴・利点があるため、目的に合わせて使い分ける必要があります。会社案内用にパンフレットとリーフレットを作成する場合の使い分けの例をご紹介しましょう。
事業内容が多い場合は「パンフレット」
自社で手がけている事業の数が多い場合は、パンフレットを利用するとよいでしょう。例えば、複数の領域におけるITソリューションを提供している会社では、金融ソリューション事業や製造ソリューション事業、インフラソリューション事業など、領域ごとに事業を運営しているケースも多いです。パンフレットであれば掲載できる情報量が多いので、各事業について詳しく解説できます。
シンプルに内容を伝えたい場合は「リーフレット」
シンプルに会社情報を伝えたい場合は、リーフレットを利用するとよいでしょう。リーフレットに掲載できる情報は限られているため、重要な事項だけを記載する必要があります。必然的に要点だけをターゲットに伝えることになるので、リーフレットを読んだ人も内容を理解しやすくなり、自社に興味を持ってもらえる可能性があります。リーフレットでは主力事業の掲載面を大きくして、そのほかの事業をまとめて記載するとよいでしょう。
用途・目的別パンフレットの作り方・ポイント
一口にパンフレットといっても、製品パンフレットと広報誌・会報誌では、記載すべき内容や構成に違いがあります。目的・用途別にパンフレットに記載すべき情報や、作成時に意識すべきポイントをご紹介しましょう。
製品パンフレット
製品パンフレットとは、製品の仕様や機能、使用場面などを紹介するパンフレットです。営業ツールとして利用したり、展示会で配布したりするなどの用途に利用されます。製品パンフレットは最終的に製品を購入してもらうことを目的としているので、問い合わせ先を必ず記載しましょう。
製品パンフレットでは、紹介する製品を1点から数点に絞って詳細な情報を記載します。また、製品のイメージに合わせた写真や用紙を使用することも重要です。
カタログパンフレット
カタログパンフレットは、紹介する商品を絞ったカタログのようなパンフレットです。カタログパンフレットでは、特定のジャンルやラインナップの商品を紹介します。製品パンフレットと同様にカタログパンフレットは、商品の購入につなげることを目的としているので、問い合わせ先の掲載が必須です。
また、カタログパンフレットでは、目次を記載するなどして読んだ人が目的の商品ページをすぐに見つけられるように工夫することも大切です。
広報誌・会報誌
広報誌・会報誌は、自治体や企業などが、住民や社員、顧客向けに発行する小冊子です。自治体の取り組みや企業の社会貢献活動などを紹介して、関係者との信頼関係を構築することが広報誌・会報誌の目的です。
広報誌・会報誌では、連載企画と特集企画の2種類のコンテンツを掲載するのが一般的です。連載企画は、活動報告やお知らせなど、毎回掲載する情報のことです。特集企画では季節に合わせた情報や時事ネタなどのタイムリーな情報を扱います。
周年誌・記念誌
周年誌・記念誌は、企業や団体における節目や出来事を祝う目的で発行する小冊子です。周年誌・記念誌を発行すると、関係者や顧客、社員に対して自社の功績をアピールできるので、社員のモチベーションを高める効果が期待できます。
周年誌・記念誌は、前付け・後付けと本文、資料で構成されています。前付けには代表者の祝辞などを掲載し、本文で関係者へのインタビューや会社の歴史などを紹介。資料には会社として残しておきたい資料を掲載します。
パンフレット作成は外注がおすすめ
パンフレットのコンテンツを自社で作成する場合、原稿の執筆・編集や写真・図の作成などの作業をこなさなければなりません。パンフレットは情報量が多くなりやすく、担当者に大きな負担がかかることに。パンフレット制作は、印刷会社に外注することをおすすめします。
印刷会社にパンフレット制作を外注すれば社員の負担を軽減できるでしょう。加えて、外注であればプロにコンテンツ制作を任せられるので、クオリティの高いパンフレットを作成できるメリットもあります。
印刷の費用相場
つづいては、印刷を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
種類 | 相場 | 備考 |
チラシ | 1万~3万円程度 | ※A4、片面カラー、1営業日、5,000部、光沢紙の場合 |
封筒 | 5,000円~ | ※長3、オフセット印刷、500枚の場合 |
名刺 | 600円~ | ※片面、モノクロ、100枚の場合 |
パンフレット | 2万5,000円~ | ※A4、両面カラー、8ページ、 100部、光沢紙の場合 |
冊子 | 3万円~ | ※A4、フルカラー、20ページの冊子100部の場合 |
印刷の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】パンフレットに強い印刷会社選びで迷ったらPRONIアイミツへ
パンフレットとリーフレットの違いを解説しました。法人向け一括見積サービス「PRONIアイミツ」では、パンフレット制作に対応可能な印刷会社を無料でご紹介!厳選した2,500社の優良企業のなかから、ご希望の条件にマッチする会社をご紹介します。
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