トランクルームとは|適切なサイズの選び方や失敗しないポイントをご紹介【2024年最新版】
会社経営を行っていると、書類や備品がいつの間にか増えてしまうものです。保管場所が足りなくなったり、オフィススペースを圧迫したりして困っている方もいるのではないでしょうか。そこでおすすめとなるのが、トランクルームに荷物を預けるという方法です。当記事では、トランクルームの利用方法・利用のポイントについてご紹介していきます。
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トランクルームとは
トランクルームとは、利用料金を支払うことで荷物を保管するスペースをレンタルできるサービスのことです。レンタル収納・レンタル倉庫・レンタルBOXなどと呼ばれることもあります。家庭やオフィスで保管スペースを確保することが難しい都市部を中心にニーズが高まっていることから急速に普及・拡大が進んでおり、現在では国内の至るところでトランクルームの施設が見られるようになっています。
利用者のニーズに合わせてトランクルーム会社が提供するサービスも多様化。これから利用を始める方は、リーズナブルな料金で利用できるサービスから施設・設備を充実させた高品質なサービスまでさまざまなトランクルームサービスを選択・利用することが可能です。
トランクルームと貸倉庫の違い
トランクルームと貸倉庫はどちらも荷物を保管するスペースを貸し出すよく似たサービスであり、どのような違いがあるのか分からない方も多いのではないでしょうか。以下に、両者の違いについて解説します。
・トランクルーム
倉庫業法に基づいて、物品(荷物)を預ける寄託契約として提供されるサービスです。提供業者は国都交通省に営業倉庫の登録を行わなければ、トランクルームの呼び名でサービスを提供することはできません。預けた荷物は責任を持って保管され、保管補償を付けている業者もあります。
・貸倉庫
不動産賃貸契約に基づいて提供される、場所を貸し出すサービスです。賃貸住宅と同じような仕組みであると考えられており、基本的に提供業者が荷物の保管責任を負うことはありません。
トランクルームの種類
トランクルームにはさまざまな種類があり、大きく分けて以下4つのタイプがあります。
・屋内型トランクルーム
・屋外型トランクルーム
・宅配型トランクルーム
・大型倉庫
各タイプで基本的な特徴・適している用途が大きく異なるため、誤った物件を選択しないためにも、事前に違いを把握しておく必要があります。以下に、各タイプのトランクルームの概要・特徴・用途についてご紹介します。これからトランクルームの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
屋内型トランクルーム
屋内型トランクルームとは、専用の建物やビルの室内を仕切りで区切り、そのスペースを貸し出すタイプのトランクルームです。利用者のニーズや利便性を考慮して、一般的にオフィスが多く立ち並ぶ街中や住宅地近郊に位置していることが多いのが特徴。空調・温度管理・セキュリティが完備されている施設が多く、書類・貴重品や屋内でなければ保管できないものを預けるのに適しています。預ける荷物の量に合わせてスペースの広さも選択することが可能。後述する屋外型トランクルームよりも施設・設備が充実している反面、利用料金は比較的高めに設定されています。安価に提供されている屋内型トランクルームもありますが、空調やセキュリティが充実していない場合もあるため、コストだけで選ばないことが重要となります。
屋外型トランクルーム
屋外型トランクルームとは、海上輸送用の大型コンテナ等を利用して、屋外に設置されたタイプのトランクルームのことです。コンテナボックスと呼ばれることもあります。空調設備・温度設備は完備されていませんが、利用料金が安価でたくさんの荷物を預けることができることや、基本的に車の乗り入れが可能であるため大量の荷物をまとめて搬出入できることが大きな特徴。アウトドア用品・スポーツ用品・バイク・清掃用品・販促グッズなど、屋外物置に保管しても問題ない荷物を預けるのに適しています。一方で、敷地内は誰でも自由に出入りすることが可能でセキュリティに関しても屋内型ほど充実していないため、貴重品等を預けるのには不向きです。
宅配型トランクルーム
宅配型トランクルームとは、預けたい荷物を専用BOXに詰めて宅配業者に集荷してもらうタイプの新しいサービスです。集荷された荷物はトランクルーム会社の倉庫にて丁寧に保管・管理されます。物件を探す手間や荷物の入出庫に出向く必要もなく、手軽に利用できるのが大きな特徴。預けた荷物をパソコン・スマホで確認したり、クリーニングや処分を依頼したりといった便利なオプションサービスも充実しています。大きな荷物や重い荷物を預ける場合は料金が高くなるためあまり適していませんが、少量の荷物を預ける場合には非常に便利で比較的リーズナブルな料金で利用可能。利用者からの人気も高く提供業者も増えているため、今後普及していくことが予想されます。
大型倉庫
トランクルームのなかには、ビルや倉庫のフロアを区切って大型の倉庫として貸し出しているタイプもあります。大量の荷物を預けたい場合や、家具などの大型の荷物を保管したい場合、荷物置き場兼作業スペースとして活用したい場合にはおすすめ。利用料金もリーズナブで長期的な荷物の保管も可能であるため、商品在庫置き場・資材置き場として業務用途での利用にも適しています。倉庫タイプのトランクルームを提供している業者は、トラックやフォークリフトによる荷物の搬入出サービスも提供している場合が多いため、荷物の運送・出し入れの手段を持たない方も安心して利用することが可能です。
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トランクルームの料金相場
トランクルームを利用したい方は、どのくらいの料金で利用できるのかという相場についても気になるところでしょう。ここでは、物件のタイプ別・スペース別のおおよその月額料金の相場について以下にご紹介します。
・屋内型
0.5畳:4,000~6,000円
1畳:8,000~1万2,000円
2畳:1万6,000~2万5,000円
・屋外型
1.5畳:3,000~5,000円
2畳:7,000~1万円
3畳:1万~1万5,000円
トランクルームの利用料金は、物件タイプ・スペースの面積・エリア・立地などの諸条件によって大きく異なるのが特徴。基本的に都市部の利便性の高いエリアになるほど高くなり、郊外では反対に安くなる傾向にあります。利用する前には、このような傾向にも留意してなるべくコストパフォーマンスに優れた物件を選ぶことがポイントです。
項目 | 費用相場 |
物流倉庫の料金表 | 坪単価4,000円~7,000円 |
入庫料・ピッキング料 | 1個あたり10円〜30円 |
検品料 | 1個あたり10円〜100円 |
梱包料 | 段ボールの場合150円〜300円 |
物流倉庫の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
トランクルームの用途
トランクルームは、法人・個人問わずさまざまな目的・用途で利用されています。利用を検討している方は、一般的にどのような目的・用途で活用されているのかも知っておくことで、自身が利用する際の参考にすることができるためおすすめです。一般的にトランクルームが利用される目的・用途は以下の通りです。
【法人での利用】
・会社や事務所の物品の保管
・オフィスに置けないイベント備品や季節の装飾などの保管
【個人での利用】
・モノを預けて家を広くする
・フリマアプリや物品販売の倉庫として利用する
以下から、法人での利用の目的・用途について詳しくご紹介していきます。
会社や事務所の物品の保管
法人でのトランクルームの用途で最も多く見られるのは、会社や事務所の物品を収納することです。荷物を減らし、スペースを確保することで、オフィスや店舗の導線を今まで以上に確保したり、事務所の作業スペースを広くとることができます。
オフィスに置けないイベント備品や季節の装飾などの保管
イベントで活用する備品や季節の装飾などの保管でもトランクルームは活躍します。総会等で用いられるテーブルや椅子、備品をはじめ、採用イベントや顧客向けイベントの備品、クリスマスや正月といった季節の装飾などの保管場所にもトランクルームはうってつけです。
トランクルーム選びを失敗しないための重要な4項目
会社で利用する場合においても個人で利用する場合においても、トランクルームは目的・用途に合わせて最適な物件を選ぶことがポイントです。しかし、注意して選んだにも関わらず、想像以上に不便であったり荷物の保管性能が悪かったりと、失敗してしまうケースもあります。その理由は、トランクルームを選ぶ際にチェックすべきポイントを見落していることが原因として考えられます。トランクルーム選びに失敗しないためには、以下4つの項目について必ずチェックしておくことが重要です。
料金
想像していたよりも料金が高かったというのは、トランクルームで多く見られる失敗です。このような失敗を避けるには、以下の2点についてチェックしておくことがポイントです。
・利用料金について
トランクルームの利用料金は、一般的に初期費用・月額費用・その他費用で構成されています。会社によって料金体系が異なるため、事前にトータルコストを見積もっておくことや、追加費用や不要なコストが発生していないかを確認しておくことが重要です。
・スペースについて
トランクルームは利用するスペースが広いほど料金も比例して高くなります。不要なコストを発生させないためには、予定分も含めて預ける荷物の量を把握して必要十分な物件を借りることが重要です。
立地
事業用途でトランクルームを利用する場合においては、立地は業務効率に大きな影響を与えるため、最も重要な条件となります。主にチェックすべきポイントは以下の通り。
・会社からの距離は近いか
・車でのアクセスは可能であるか
・公共交通機関でのアクセスに便利であるか
大型の荷物を出し入れするのであれば車でのアクセスを重視する必要がありますし、頻繁に荷物を出し入れする場合においては会社からの距離が近いことが重要となります。トランクルームを利用する目的・用途に合わせて、最適な立地を選ぶようにしましょう。
保管環境
会社でトランクルームを利用する場合は、書類・商品在庫・備品等の重要な荷物をきちんと補完するためにも、保管環境については以下のように厳しくチェックしておく必要があります。
・建物は清潔であるか
・空調はきちんとしているか
・セキュリティはしっかりしているか
会社の荷物は劣化・破損・紛失等が起こると困るものばかりです。大事な荷物が盗難にあったり、湿気でカビが生えたりしてしまっては、トランクルームを利用して荷物を預ける意味がなくなってしまいます。
安心して荷物を預けられる環境にあるかは入念に確認しておきましょう。
利用のしやすさ
事業用途でトランクルームを利用する場合は、施設・設備の利便性についても重視しておく必要があります。主にチェックすべきポイントは以下の通りです。
・駐車場の有無
・荷物の出し入れ可能な時間
・台車等は完備されているか
・利用開始までの期間はどのくらいか
・不要な書類等を処分するサービスはあるか
特に、利用時間に制限がある場合は業務に大きく支障をきたす場合があるため注意が必要です。営業時間外に出し入れを行う場合は、24時間荷物の出し入れが可能なトランクルームを選ぶようにしましょう。
トランクルームの最適なサイズの選び方
トランクルームを利用する際には、無駄なコストを発生させないためにも、必要十分なスペースを確保するためにも、サイズの選び方を知っておくことが非常に重要です。トランクルームのスペースの面積は畳(帖)・㎡で表記されているケースが一般的です。単位だけを見てもどのくらいの荷物をおけるのか把握し難いため、サイズを検討する際には以下のような方法で考えてみるのがおすすめです。
・荷物の寸法を測る
荷物の寸法をメジャー・巻尺等で計測しておけば、荷物の正確なサイズを把握することができるため、適切なサイズのトランクルームを選ぶことができます。
・ダンボールを何箱収納できるか
借りたい畳数に対してダンボールを何箱置けるかで考えてみる方法もおすすめです。一般的な宅配用Lサイズダンボール(3辺合計140cm以下)であれば、1畳に対して約35個を収納することができます。
・身近なものでイメージしてみる
身近なものを畳数に置き換えてみる方法もあります。例えば、「トイレ=1畳・ユニットバス=2畳」が平均的なサイズであるため、これらのスペースにどのくらいの荷物を置けるのかをイメージします。
トランクルームの申し込み方法
トランクルームを利用したいけれども、どのような流れで申し込みを進めれば良いのか分からない方もいるのではないでしょうか。ここでは、一般的なトランクルームの申し込みから利用開始までの流れを解説します。
1.利用目的・用途を明確にする
2.預けたい荷物の量・用途に合ったトランクルームを探す
3.Web・電話等で申し込みを行う
4.物件の資料・申込書類等が届く
5.書類の記入を行い、必要な添付書類と併せて返送する
6.トランクルーム会社が審査を行う
7.審査に通過したら、初期費用の支払いを済ませる
8.物件の鍵を受け取って利用開始
インターネット上で手続きを完結できる会社であれば即日~数日での利用が可能であり、手続きの手間も省けるためおすすめです。
実際に会社選びをしてみる
これまでは会社の選び方やポイントについて解説してきました。
ここからは、会社選びを実践してみましょう。
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会社選びのポイントを参考に数ある企業の中から企業を選んでみてはどうでしょうか。業種・地域・特徴などから絞り込みも可能です。
【まとめ】トランクルーム会社選びで迷ったらアイミツへ相談しよう
トランクルームは、必要に応じて必要なだけの保管スペースを確保できるおすすめのサービス。会社の書類や備品を保管することで、保管スペース不足の問題を解決して快適な職場環境を実現することができます。
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