リスクコンサルティングにおすすめのコンサルティング会社9選【2024年最新版】

企業活動を進めるうえで生じる、さまざまなリスクの回避策を支援するリスクコンサルティング。リスクに備えておくことは、企業にとって必要不可欠ですが、未着手という会社も少なくありません。

また、リスク管理の必要性を感じているものの、どのような方法で行えばいいかわからない方や、自社では難しいためプロへの依頼を検討している方も多いでしょう。

そこで、この記事ではリスクコンサルティングでおすすめの会社を紹介し、最適な依頼先の探し方をお伝えします。

リスクコンサルティングとは、企業が事業活動や経営活動を進めるうえで生じ得る、あらゆるリスクの予防策や回避策を立案し、万が一リスクが生じたときには対応策を支援する仕事です。

データ改ざんや個人情報の流出といった「不正リスク」への対策のほか、災害やテロ攻撃などに備える「BCP（事業継続計画）」をまとめるのもリスクコンサルティングの業務内容の一つです。

リスクコンサルティングとよく似た言葉にリスクマネジメントがあります。リスクマネジメントについては、以下で詳しく解説します。

リスクマネジメントとは、企業活動を進めるうえで生じるリスクに対して、その影響を最小限に留めるために事前に行う取り組みのことです。

リスクコンサルティングが外部に依頼するものであることに対して、リスクマネジメントは内部での取り組みといった意味合いがあります。

企業活動を進めるうえで生じ得るリスクをあらかじめ洗い出し、それぞれのリスクごとの対策を講じるプロセスであるリスクマネジメント。このプロセスを経ないと、会社のどこにどのようなリスクがあるのかが把握できず、リスクが生じてしまったときにも対策が立てられていません。初動が遅れ、被害が拡大してしまう恐れがあるでしょう。

起こり得るリスクをあらかじめ把握し、その影響を最小限にするための方策を練っておくことで、リスクが生じたときに迅速な対応が可能になります。

企業活動におけるリスクは、以下の4種類に分けられます。

・財産損失リスク
・収入減少リスク
・人的損失リスク
・賠償責任リスク

財産損失リスクは、火災などの人災や地震などの天災のリスクなどです。収入減少リスクには、取引先の倒産や不良品の出荷による商品回収などがあたります。人的損失リスクは、経営者や従業員の事故や死亡などが考えられます。賠償責任リスクは、著作権の侵害や商品の健康被害などです。

リスクマネジメントは企業内部の取り組みですが、制度設計から運用までには専門知識や経験が不可欠です。そのため、リスクマネジメントのプロに相談することをおすすめします。ここでは、リスクコンサルティングでおすすめのコンサルティング会社を紹介します。

大手シンクタンク・みずほ総合研究所が中小企業庁に委託され行った「中小企業のリスクマネジメントへの取組に関する調査」（2015年）によると、「リスク管理を担当する専門部署がある」と回答した大企業は18.5%。一方、中小企業はわずか3.9%にとどまりました。また、リスク対策の「担当部署なし」と回答したのは、大企業が14.6％だったのに対して、中小企業では40.4%に上ることがわかりました。

リスクが起こったときにどれだけ耐えられるかは、企業にどれだけ体力があるかという側面があります。中小企業では一つのリスクだけで経営危機に発展してしまうこともあるでしょう。体力面で不安のある中小企業の方が、よりリスク対策を取れていないということが、この調査から明らかになりました。

リスク対策の専門部署を設けていない中小企業が大半ですが、体力の少ない中小企業こそがリスク対策を積極的に取るべきです。とはいえ、専門部署を設けるリソースがない企業も多いでしょう。そこで、中小企業のリスクマネジメント対策に強みのあるコンサルティング会社を紹介します。

ここでは、リスクマネジメントのコンサルティングを依頼するコンサルティング会社の選び方をお伝えします。ポイントを踏まえたうえで、自社に最適なコンサルティング会社を選びましょう。

まずは、コンサルティング会社の実績を確認し、実績が豊富な会社に依頼しましょう。実績はコンサルティング会社のホームページで確認できます。なお、重要なのは実績数だけではなく実績の中身、つまりどのような業種のどういったコンサルティングを行ってきたかということです。リスクマネジメントのコンサルティングを依頼するのであれば、同業のリスクマネジメントコンサルティングの実績は十分なのかを必ず確認してください。

コンサルティング会社と一口に言っても、会社ごとに得意不得意が異なります。そのため、自社の要望を実現できるコンサルティング会社を選ぶ必要があります。たとえば、リスクマネジメントに特化したコンサルティング会社がある一方、リスクマネジメントには対応していない会社も少なくありません。リスクマネジメントのコンサルティングを依頼するのであれば、リスクマネジメントに対応し、なおかつ実績が豊富なコンサルティング会社に依頼しましょう。

意外と軽視されがちなことですが、コンサルティング会社の担当者が相談しやすいか、担当者との相性が良いかどうかも重要です。何を聞いても専門用語ばかりでよく理解できない、相談しにくいといった担当者では、意思疎通に齟齬が生じてしまうおそれもあるでしょう。コンサルティングとは、一方が一方に押しつけるようなものではなく、両者が協調して進めていくものです。担当者との相性は重視すべき重要なポイントです。

リスク対策は、企業の規模や業種を問わず、今や全企業が行わなければならないことです。特に、一つにリスクが命取りになってしまうこともある中小企業では急務と言ってもよいでしょう。

リスクマネジメントはプロに依頼するのが最も有効で効率的ですが、どのような会社に依頼したらいいか分からないという方も少なくないはずです。依頼する会社選びにお悩みの方は、ぜひアイミツにご相談ください。10万件以上の利用実績を持つアイミツが、ニーズや予算に最適な会社を紹介します。