SEO対策のメリット5つ｜やるべき理由や効果まとめ【2024年最新版】

自社の商品・サービスサイトやECサイトへ多くのユーザーを呼び込むことができれば、知名度や売り上げの向上が期待できます。その際に重要となるのが「検索順位」です。GoogleやYahoo!JAPANなどの検索結果の上位に自社のサイトが表示されれば、おのずとアクセス数が増えるため、目標の達成に近づくことができるでしょう。

しかし、「SEO対策という言葉は聞いたことがあるけど、具体的にはよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、SEO対策を行うべき理由やメリットなどを詳しく解説していきます。SEO対策を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

SEOは「Search Engine Optimization」の略称で、Googleをはじめとする検索エンジンの結果画面における上位表示を目的とした施策を指すものです。検索結果の上位に自社のコーポレートサイトや商品・サービスサイトが表示されると多くのユーザーの流入が見込めることから、さまざまな企業がSEO対策に取り組んでいます。

もちろん、ただ上位に表示されるだけで売り上げや認知度が突如として向上するとは限りませんが、検索結果の上位に表示されるほどにユーザーのクリック率が高くなる傾向にあるのは事実。2017年にInternet Marketing Ninjas社が実施した調査によると、1位に表示されたwebサイトのクリック率が20.2%なのに対して2位は10.65%、5位になると3.42%と下位になるにつれてクリック率も減少することが判明しています。

検索順位はGoogleのアルゴリズムによって決定されるため、webサイトの運営者はGoogleが定めたガイドラインを理解した上でwebサイトの構築を進めていく必要があります。「内部施策」「外部施策」それぞれのガイドラインが用意されているので、常に最新の傾向を把握した上で最適だと考えられる施策を行うことが大切です。

ここからは、SEO対策を行う5つのメリットを解説していきます。

SEO対策を行うメリットとしてまずあげられるのは、費用対効果が高いということです。SEO対策と比較されることの多いリスティング広告も検索結果の上部に自社サイトに関する説明文やリンクが掲載されるものですが、クリックごとに広告費用が発生します。競争率の高いキーワードになると1クリックあたりの単価も高額になるので、高額の費用が必要になることもあるかもしれません。

しかし、SEO対策は広告ではなく内製でも対応ができるため、社内でwebサイト改善やコンテンツ制作を行うことでコストが抑えられます。外注費をかけることなく検索結果への上位表示が狙えるので、広告予算の確保が難しい会社にもおすすめできる手段といえるでしょう。

SEO対策による集客は、オーガニック検索（自然検索）による流入が基本です。オーガニック検索とは、リスティング広告を除いた検索結果画面を指すもので、アルゴリズムに評価されたwebサイトが順位にそって表示されています。

リスティングのように費用がかからない点だけでなく、ユーザーへ安心感を与えられるというのがオーガニック検索の魅力。「広告」という注記もないので、多くのユーザーが安心してクリックできるでしょう。心理的なハードルが低いことはコンバージョンにも影響するため、多くの自然流入が見込めるSEO対策はwebマーケティングにおいて重要な施策だといえます。

SEO対策は実施から効果が表れるまでに時間がかかるとされていますが、正しい方法で粘り強く取り組めば中長期的な集客が見込めるというメリットがあります。webサイト内に優れたコンテンツを増やすほどに検索エンジンからの評価も上がるため、おのずと集客力も改善されるでしょう。

リスティング広告は比較的短期間での上位表示も可能ですが、それを維持するためには常に投資が必要です。「予算に余裕がある」「早期に結果を出す必要がある」「SEO対策のリソースがない」といった場合にはリスティング広告も選択肢に入れてもいいかもしれませんが、コストを抑えながら安定的な上位表示を目指すならSEO対策がおすすめです。

見込み客が効果的に獲得できるのもSEO対策を行うメリットの1つです。SEO対策では必ずキーワード選定を行うため、そのキーワードに対して何らかの目的や関心をもったユーザーが流入してくると考えられます。ユーザーの意図に合ったコンテンツを用意すれば上位表示の可能性が上がり、見込み客の獲得につながるでしょう。

また、キーワード選定の際にはターゲット層が入力すると思しきキーワードを絞り込み、それをもとにコンテンツを制作するのも有効な手段です。

SEO対策は、ブランディングの面でも重要な施策です。たとえば、あるキーワードで検索した際に自社サイトが上位に表示されれば、社名が多くのユーザーの目に触れることになります。類似キーワードを入力した際にも同様に表示されていれば、ユーザーから専門性の高い会社として認識される可能性が高まるでしょう。

そのためには、サイト内のコンテンツを充実させ、SEOを意識したページ構成やキーワード選定を行う必要があります。また、定期的に更新を行うことも大切な要素です。

SEO対策の実施から効果が表れるまでの期間は、ターゲットとするキーワードやコンテンツの内容によって変動します。難易度の低いキーワードであれば数日で結果が出ることもありますが、反対に難易度の高いキーワードでは数ヶ月から年単位での時間を要することもあるでしょう。

以前はwebサイトのドメインが古いほど有利になるという説もありましたが、Googleではそれを否定。しかし、長期にわたって運用されているwebサイトはコンテンツが豊富で外部のwebサイトからの被リンクも多いなど、開設から間もないwebサイトと比較するとSEOで有利な要素があるというのも事実です。

SEO対策で継続的に効果を得るためには、「webサイトの長期運用」と「定期的なコンテンツ更新」「良質な被リンクの獲得」の3点を意識するとよいでしょう。

SEO対策は成功するとさまざまなメリットが得られますが、正しく施策を行わない場合は成果をあげるのが困難となるため注意が必要です。

最後に、SEO対策の効果を最大化させるための基本的なポイントを解説していきます。

SEO対策は「内部対策」「外部対策」に大きく分かれますが、内部対策で重要な役割を担うのが「内部リンク」です。webサイト内で関連性の強いコンテンツ同士をリンクでつなぎ、全体的に脈絡のある構造へしていくことが大切だといわれています。

例としては、検索順位を上げたいコンテンツがある場合に、それに関連するコンテンツを複数制作して内部リンクを作成するといった行為が該当します。もちろん、付随して制作するコンテンツの品質にもこだわることが大切です。

セキュリティ向上を目的とした常時SSL化の実施も、SEO対策の重要なポイントです。

従来、常時SSL化はクレジットカード決済をはじめとした個人情報が求められるページでのみ導入されるものでした。しかし、2014年にGoogleが検索順位決定の要素に含めると発表。常時SSL化されていないwebサイトは検索順位が下降する可能性があるため、近年ではSEO対策に欠かせない施策として多くのwebサイトで導入されています。

SEO対策は「一度やったら終わり」ではなく、長期にわたって続ける必要があります。その1つとしてあげられるのが定期的な更新ですが、ただ更新作業をすればいいというものではありません。
ユーザーにとって有益なコンテンツを増やし続けることでwebサイトの質が高くなり、結果としてGoogleアルゴリズムからの評価も上がるという仕組みです。webサイト内に重複するコンテンツがある場合は、統一するのも効果的とされています。

反対に、コンテンツないの文言の微修正などユーザーのメリットにならない施策は悪影響になることも。webサイトの更新時には「サイトの質が高まるのか」や「ユーザーにとって有益であるか」を意識した上でコンテンツを追加するようにしましょう。

SEO対策でもっとも大切なことは、ユーザー目線を忘れないことです。仮に熱心にSEO対策に取り組んでいたとしても、技術論ばかりでユーザー心理が置き去りになってしまっては、検索順位は下降の一途。ユーザーにとって役立つコンテンツを発信し続けることが最大の対策だといっても過言ではありません。

小手先の施策ではなく、ユーザー満足度を念頭に置いたSEO対策を行うことで、高い評価が期待できるでしょう。

より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターのご利用をおすすめします。

本記事ではSEO対策を行うべき理由やメリット・デメリットなどを解説してきました。

SEO対策はすぐに効果が表れるものではありませんが、じっくりと取り組んでいくことで中長期的な成果が得られる施策です。広告のような出稿費は必要ないので、なるべく予算をかけずにwebマーケティングを行いたいという場合にもおすすめといえます。

しかし、より確実に成果をあげたいという場合には、プロの力を借りるというのも有効な手段です。SEO対策についてお困りのことがある方は、ぜひ「アイミツ」へお問い合わせください。あなたの要望を丁寧にうかがった上で、無料でサポートいたします。