SEO対策を発注する前に必要なものは?準備すべき情報と要件定義書のポイントを解説
SEO対策を外部に発注したいものの、「何を準備すればよいのかわからない」「発注先にどこまで伝えればいいのか整理できていない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。SEO対策の発注で必要なものを事前に揃えておくかどうかで、発注後に起きる認識のズレや効果への影響が大きく変わります。
本記事では、SEO対策を発注する前に準備しておくべき内容と、発注時に必要となる要件定義書の役割・具体的な記載項目をわかりやすく解説します。初めてSEO対策を外注する方や、発注をスムーズに進めたい方はぜひ参考にしてください。
- この記事でわかること
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- SEO対策の発注前に整理すべき内容
- 要件定義書とは?含めるべき具体項目
- 発注時に伝えるべき情報と制作時に必要なもの
SEO対策の発注に必要なものとは?発注前に準備しておくべきもの一覧
SEO対策を発注する際には、事前にいくつかの情報を整理しておく必要があります。準備が不十分なまま発注してしまうと、提案内容が会社ごとに大きく異なり、比較が難しくなることがあります。また、発注後に「想定していた効果が出ない」といった認識のズレが生じる原因にもなります。
そのため、SEO対策の発注を検討する段階で、以下のような項目を整理しておくことが重要です。
- 発注前に準備しておくべきもの一覧
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- SEO対策を行う目的:目的が曖昧だと施策の方向性がぶれ、成果評価もできなくなるため
- 現状の課題やサイト状況:流入数・CVページの有無など現状を伝えると課題の特定が早まるため
- 対策したいキーワードの方向性:比較検討系か認知拡大系かで戦略が変わるため、方向性を伝える
- コンテンツ方針:トーンや専門性の度合いを共有しておくと納品後の修正が減るため
- 既存コンテンツや保有資料:過去の記事や営業資料があると、制作の精度と速度が上がるため
- 目標・KPI:順位・流入・CVのどれを重視するかで施策の優先順位が変わるため
- 依頼したい範囲:戦略立案から効果検証まで含むかで費用・体制が大きく変わるため
- 過去のSEO施策の実施内容:過去施策を知ることで重複提案や同じ失敗を避けられるため
- 希望スケジュール:社内確認期間も含めた現実的なスケジュールを共有するため
- 予算感・契約条件:予算を明示するほど現実的で比較しやすい提案が返ってくるため
これらの情報を整理しておくことで、委託会社はプロジェクトの背景や目的を理解しやすくなり、より具体的で実現性の高い提案を行うことができます。特に複数の会社へ相談する場合には、条件をそろえて共有することで、提案内容や見積もりを比較しやすくなります。
そして、これらの情報を体系的に整理した資料が「要件定義書」です。 要件定義書を作成しておくことで、発注側の要望や条件を発注先へ正確に伝えやすくなります。次の章では、SEO対策の発注で重要な要件定義書の役割について解説します。
SEO対策の発注で重要な「要件定義書」とは?
SEO対策の発注で失敗しないためには、依頼内容を口頭やメールのやりとりだけで済ませず、文書として整理しておくことが大切です。その役割を担うのが要件定義書です。要件定義書とは、発注側が「何を目的として」「どの範囲を」「どのような条件で」依頼したいのかを明文化した資料のことを指します。
SEO対策は、施策の種類が幅広く、会社によって提供範囲も異なります。キーワード設計やコンテンツ制作が中心の会社もあれば、内部対策や分析改善まで広く対応する会社もあります。だからこそ、発注側が自社の要望を整理しておかないと、提案内容や見積もりの比較が難しくなってしまいます。
要件定義書の役割とは?
要件定義書の役割は、発注側と依頼先の共通認識をつくることです。SEO対策では、「集客を増やしたい」という一見シンプルな要望であっても、その中身は企業によって大きく異なります。「問い合わせを増やしたいのか」「資料請求を増やしたいのか」「採用応募を増やしたいのか」によって、取るべき施策も変わります。要件定義書があれば、その違いを明確にしたうえで相談を進められます。
また、要件定義書は依頼内容の整理だけでなく、提案や見積もりの精度を上げる役割もあります。発注条件が曖昧なままだと、依頼先は安全側に見積もるため、費用が高くなったり、提案内容が抽象的になったりしやすくなります。
要件定義書がないと発注で起きやすいトラブル
要件定義書がないままSEO対策を発注すると、もっとも起きやすいのが認識のズレです。たとえば発注側は「戦略設計から伴走してほしい」と考えていたのに、依頼先は「記事制作のみの依頼」と認識しているようなケースがあります。このようなズレは、初期の会話では表面化しにくく、施策が始まってから不満として噴出しやすいのが特徴です。
また、成果評価でもトラブルが起きやすくなります。検索順位を重視するのか、自然検索流入を重視するのか、問い合わせ件数まで見るのかなどの基準が決まっていないと「期待した成果が出ていないのに改善方針が決まらない」といった状態になりがちです。
SEO対策発注の要件定義書に含まれる内容
要件定義書には、プロジェクトの背景や要件、KPIなど、委託会社が提案を作成するために必要な情報を記載します。これらの情報を整理しておくことで、委託会社はプロジェクトの目的や条件を理解しやすくなり、より具体的で実現性の高い提案を行うことができます。
一般的には、次のような項目を整理します。
- SEO対策の要件定義書に含まれる内容
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- 背景・目的・現状整理
- 目標・KPI
- 依頼範囲
- 想定ターゲットと検索意図
- 対策キーワードの方針
- コンテンツ方針
- 納品物の内容・形式
- 体制・役割分担
- スケジュール
- 予算・契約条件
- 成果の評価方法とレポート内容
以下では、それぞれの項目について解説します。
背景・目的・現状整理
最初に整理すべきなのが、なぜSEO対策を実施したいのかという背景と目的です。ここが曖昧だと、施策全体の方向性がぶれてしまいます。たとえば「広告依存を減らしたい」「比較検討層との接点を増やしたい」「指名検索以外からの流入を伸ばしたい」など、実施に至った理由を明確にすることが大切です。
あわせて、現在のサイトの状況も整理しておきます。自然検索流入がどの程度あるのか、主要な流入ページはどこか、コンバージョンにつながっているページはあるのか、過去に順位が落ちた経験はあるのかなど、現状把握の情報があると依頼先も課題を正確に捉えやすくなります。
目標・KPI
SEO対策を依頼する際は、最終的に何を目指すのかを数字で示すことが重要です。目標が曖昧だと、施策の優先順位も判断しにくくなります。たとえば「アクセス数を増やしたい」という表現だけでは不十分で、「半年後に自然検索流入を月間1.5倍にしたい」「商談につながるCVを月20件増やしたい」といった形で、可能な範囲で具体化することが望ましいです。
KPIとして設定されやすい指標には、検索順位、自然検索流入数、対象ページのセッション数、CV数、CVR、掲載キーワード数などがあります。ただし、どのKPIを重視すべきかは事業目的によって異なります。問い合わせ獲得が目的なら順位だけを見ても意味が薄く、CVにつながるキーワードや導線設計まで含めて考える必要があります。
依頼範囲
要件定義書では、どこからどこまでを依頼したいのかを明確にしておく必要があります。たとえば「キーワード選定と構成案作成のみ外注し、執筆は社内で対応する」のか、「戦略立案から記事公開後の効果検証まで一貫して依頼したい」のかで、必要な体制も費用も大きく変わります。
依頼範囲を曖昧にしたまま進めると、後から「そこまで含まれていないとは思わなかった」という認識違いが起きやすくなります。成果物だけでなく、調査や打ち合わせ、修正対応、ツール確認、公開作業の有無まで含めて、できるだけ細かく整理しておくことが大切です。
想定ターゲットと検索意図
SEO対策では、誰に向けて情報を届けるのかが非常に重要です。ターゲットが曖昧だと、キーワード選定もコンテンツ制作もぶれてしまい、結果として検索流入は増えても成果につながらない状態になりやすくなります。そのため、要件定義書には想定ターゲットを具体的に記載しておくべきです。
さらに重要なのが検索意図の整理です。同じキーワードでも、ユーザーが知りたいことは異なります。基礎知識を知りたいのか、比較したいのか、発注先を探しているのかによって、必要なコンテンツの内容は変わります。ターゲットと検索意図をあわせて共有することで、依頼先はより的確な施策設計がしやすくなります。
対策キーワードの方針
SEO発注では、具体的なキーワード候補がまだ固まっていなくても問題ありませんが、どのような方向性で対策したいのかは整理しておく必要があります。たとえば、商談につながりやすい比較・検討系キーワードを重視したいのか、認知拡大のために情報収集系キーワードも広く狙いたいのかで、戦略は大きく変わります。
また、自社の商品・サービスと関連性の高いテーマ領域や、避けたいテーマ領域がある場合も、その方針を明示しておくとスムーズです。検索ボリュームが大きくても、自社の顧客獲得につながりにくいキーワードに工数をかけてしまうと、費用対効果が悪くなる恐れがあります。
コンテンツ方針
SEO対策の成果は、コンテンツの質と方向性に大きく左右されます。そこで要件定義書には、どのような記事やページをつくりたいのかというコンテンツ方針も記載しておくことが重要です。たとえば、初心者向けにわかりやすく解説する記事を増やしたいのか、比較検討層向けに具体的な判断材料を提示する記事を重視したいのかによって、構成やトーンは変わります。
あわせて、自社らしさをどの程度反映したいかも重要なポイントです。専門性を前面に出したいのか、親しみやすさを重視したいのか、実績ベースで説得力を持たせたいのかなど、文章の方向性を共有しておくことで、納品後の修正も減らしやすくなります。
納品物の内容・形式
SEO発注では、「何が納品されるのか」を明確にしておくことが重要です。たとえば記事制作を依頼する場合でも、納品物が完成原稿のみなのか、構成案付きなのか、タイトル案やディスクリプション案まで含まれるのかで、実務負担は大きく変わります。内部対策であれば、指示書形式なのか、実装確認まで含まれるのかも確認が必要です。
納品形式も具体的に定めておくべきです。Googleドキュメントなのか、Wordなのか、スプレッドシート管理なのか、CMS直接入稿なのかによって、受け取り後の運用負荷が変わります。発注時点で社内の運用に合った形式を共有しておけば、納品後の手戻りを防ぎやすくなります。
体制・役割分担
SEO対策は、外部パートナーだけで完結する施策ではありません。社内の確認担当者、承認者、素材提供者、サイト更新担当者など、複数の関係者が関わるケースが多いため、体制と役割分担を明確にしておくことが重要です。
たとえば、依頼先が構成案を作成し、社内のマーケティング担当が確認し、最終承認は事業責任者が行い、公開作業はWeb担当が実施する、といった流れがあるなら、その構造をあらかじめ共有しておく必要があります。これが見えていないと、確認待ちで進行が止まったり、依頼先が誰に相談すればよいかわからなかったりします。
スケジュール
SEO対策は中長期施策とはいえ、発注時点で大まかなスケジュールを整理しておくことが大切です。いつまでに提案を受けたいのか、契約開始はいつか、初回調査はいつまでか、記事制作や改善施策をどのペースで進めたいのかを共有しておくことで、依頼先も現実的な進行計画を立てやすくなります。
特に注意したいのは、社内確認の時間も含めて考えることです。制作自体は早く進められても、社内レビューに1週間以上かかるようであれば、その前提を含めてスケジュールを組まなければなりません。外部パートナーだけの都合で工程を組むと、運用がうまく回らなくなることがあります。
予算・契約条件
発注時には、予算感をできるだけ明示しておくことが重要です。予算を伏せたまま相談すると、依頼先ごとの提案幅が広がりすぎて比較しづらくなることがあります。あらかじめ「月額でどの程度まで想定しているか」「単発でどこまで投資できるか」を伝えることで、現実的な提案を受けやすくなります。
また、契約条件についても事前に整理しておくべきです。単発発注なのか、月額契約なのか、最低契約期間はあるのか、修正回数に制限はあるのか、途中解約時の扱いはどうなるのかなど、契約面の確認不足は後々のトラブルにつながりやすい部分です。
成果の評価方法とレポート内容
SEO対策は成果が見えにくい施策だからこそ、どのように評価するかを事前に決めておくことが欠かせません。順位だけを見るのか、自然検索流入やCVまで見るのか、対象ページ単位で評価するのかによって、施策の進め方も変わってきます。
重要なのは、数値報告だけで終わらせないことです。なぜ伸びたのか、なぜ落ちたのか、次に何を改善するのかまで見えるレポートであれば、SEO施策の意思決定に活用しやすくなります。評価方法とレポート内容を事前に決めておくことで、施策の透明性が高まり、発注後の不安も減らせます。
発注時に共有しておくと制作がスムーズになる情報
以下の項目は、発注段階で必ず用意する必要はありませんが、「あるか・ないか」や「対応予定があるか」を伝えておくと、制作がよりスムーズに進みます。
- 発注時に伝えるべき・制作時に必要となるもの
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- 過去の施策ログ
- 社内の暗黙ルール・NG事項
- 意思決定プロセス
- CMS・運用制約
- 既存コンテンツ・資料の一覧
過去の施策ログ
過去にどのようなSEO施策を実施してきたかは、できるだけ共有しておくべきです。たとえば、過去に制作した記事テーマ、リライト履歴、外部委託の有無、順位変動が大きかった時期、内部対策で実施したことなどがわかると、依頼先は現状の評価をより正確に行えます。
社内の暗黙ルール・NG事項
制作を進めるうえで、社内独自のルールや表現上のNG事項がある場合は、早い段階で共有しておくことが重要です。たとえば、使ってはいけない表現、避けるべき訴求、競合比較の可否、薬機法や景表法などの観点で厳しくチェックされるポイント、ブランドガイドライン上の制約などが該当します。
意思決定プロセス
SEO発注をスムーズに進めるには、社内でどのように意思決定が行われるかも共有しておくと効果的です。誰が最終決裁者なのか、誰が日常的な窓口なのか、どのタイミングで承認が必要なのかが見えていると、依頼先も進め方を調整しやすくなります。
CMS・運用制約
どれだけよい提案があっても、サイトの運用環境によっては実行が難しいことがあります。そのため、使用しているCMSや更新体制、実装上の制約は必ず共有しておきたい情報です。たとえば、タイトルタグや見出し構造の変更がすぐにできるのか、メタ情報の編集権限があるのか、公開作業に開発チームの関与が必要なのかによって、提案の実現可能性は変わります。
既存コンテンツ・資料の一覧
すでに保有している記事、サービス資料、営業資料、FAQ、導入事例、社内マニュアルなどがある場合は、それらの一覧を共有しておくと制作の精度が上がります。
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SEO対策の発注を成功させるためには、発注前に「要件定義書」という形で要望を整理しておくことが重要です。完璧な資料である必要はありませんが、目的やターゲット・予算・スケジュールなどを明確にすることで、委託会社とのコミュニケーションが円滑になり、納得のいく効果を得られやすくなります。必要なものを把握したうえで、自社に合った会社を選びましょう。
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