パンフレットの作り方:デザインのコツや印刷用紙の選び方も紹介【2024年最新版】
パンフレットは商品・サービスの販促やブランディングイメージ向上など、さまざまな目的で利用できます。しかし、そもそも作り方が分からないとお悩みの方も多いでしょう。
そこで本記事では、パンフレットの作り方を詳しくご紹介!デザインのコツや印刷用紙の選び方、外注と内製のメリット・デメリットまで幅広く説明します。
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パンフレットの基本的な作り方
企業がパンフレットを自社で制作する場合には、以下の流れで実施します。印刷を行う際には対応した印刷機もしくはプリンターが必要ですが、自社での準備が難しい場合には印刷のみを外注する方法もあります。
ステップ1:企画
はじめに、パンフレットを作る目的や用途、主なターゲット、予算、冊数などを検討しましょう。目的によってパンフレットのデザインや構成が変わってきます。また、予算や冊数よって内製するのか、もしくは外注するのかが決まります。最初にしっかりと企画をしておけば、主旨がぶれることなくパンフレット作成が進められるため、時間削減につながるとともに質の高いパンフレットに仕上げられるでしょう。
ステップ2:デザインや構成の決定
目的や用途に合わせてパンフレットのデザインや構成を決定します。ターゲットやブランドイメージに合わせた配色を取り入れるとともに、配置場所や余白も工夫し、見やすさにも配慮するとよいでしょう。実際の紙に構成を書き出し、おかしなところはないか確認するのもおすすめです。
ステップ3:印刷データの作成(コンテンツの作成)
デザイン案と構成案にそって、印刷用データとなるコンテンツを作成していきます。タイトルやキャッチコピー、説明文、写真、イラストなどをうまく組み込み、ターゲットにささるパンフレットに仕上げましょう。印刷用データは、パンフレット向けのツール(WordやCanvaなど)を用いることで、初心者でも簡単に作成できます。
ステップ4:印刷
印刷用データを利用して印刷を行います。カラーのパンフレットの場合には、カラー対応の印刷機を利用してください。特殊なサイズの用紙に印刷したい場合には、自社の印刷機が対応しているかどうかを事前に確認しておきましょう。印刷は思ったよりもコストがかかります。印刷数が多くなる場合には外注した方が安くなることもあるため、企画の段階でコスト感も確認しておくとよいでしょう。
ステップ5:紙折・製本作業
紙折や製本が必要な場合には、印刷後に実施します。紙折機や製本機が必要な場合には、事前に準備しておきましょう。印刷機によってはそれらの機能がついているものもあります。手作業も可能ですが、手作業による紙折や製本作業はかなりの時間を要するため、忙しい企業は避けたほうがよいでしょう。
印刷データの作成方法
印刷データはWordやCanvaなどのツールを用いることで作成できます。また、印刷会社などがパンフレット作成ツールを提供している場合も少なくありません。これらのツールであれば簡単な操作で質の高い印刷データが作成できるため、試してみるとよいでしょう。
Wordで作成する
Wordは文章作成ツールですが、テキストやイラストの配置が簡単なのに加え、さまざまなフォントが利用できることから、デザイン用ツールとしても用いられます。特に、テキスト量が多いパンフレットの作成に適しています。Wordを導入している企業が多いことから、社員が使い慣れているのも大きなポイント。もし自社でWordを導入しているのならば、まずはWordで印刷データ作成を試してみるとよいでしょう。
Canvaで作成する
Canvaは、多くの機能を無料で利用できるデザインツールです。テキストやイラストの配置変更が非常に簡単にできるため、デザインやレイアウトにこだわりたい方におすすめ。色の微妙な調節や画像の背景透過など、デザインツールとしての機能も豊富です。自社でWordが導入されていない場合や、デザインによりこだわったパンフレットを作成したい場合には検討してみるとよいでしょう。
パンフレット用テンプレートを利用する
印刷会社などがパンフレット作成ツールやテンプレートを提供している場合があります。パンフレット作成に特化した機能やデザインが組み込まれているため、簡単な操作で質の高い印刷データが作成可能です。また、そのデータを印刷会社に提出すれば、印刷までワンストップで対応してくれるのもうれしいところ。もし短時間でパンフレット用印刷データを仕上げたい、印刷もあわせて依頼したい場合には、この方法を検討するとよいでしょう。
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パンフレットデザインのコツ・ポイント
パンフレットの質を高めるには、デザインにこだわる必要があります。ターゲットや用途に合わせたデザインを取り入れることで、読み手に刺さりやすく、また印象に残りやすいパンフレットに仕上がるでしょう。パンフレットデザインのコツやポイントを紹介します。
ページ設定や折り目によってデザインを決める
パンフレットは複数ページになるのがほとんどのため、ページ設定や折り目に応じてデザインを決める必要があります。事前にページ数を決め、どのページにどのコンテンツを記載するのかを決めた後、それぞれのコンテンツが映えるデザインを検討するとよいでしょう。また、折り目の部分はコンテンツが読みづらかったり、場合によっては隠れてしまったりする場合もあります。折り目付近には重要な内容を配置しないなど、折り目を意識したデザインやレイアウトを心がけてください。
写真やイラストを効果的に挿入する
パンフレットにテキスト情報ばかりを載せた場合、読みにくくなってしまう可能性があります。そのため、写真やイラストで代替できる箇所は、積極的に置き換えるとよいでしょう。例えば、施設の魅力の箇所では、文章で説明するよりも、写真一枚を掲載したほうが効果があります。写真やイラストはより多くの情報を瞬時に共有できるだけでなく、他の箇所を読みやすくする効果もあるため、積極的に利用してください。
配色を工夫する
配色を意識することで読みやすいパンフレットに仕上がります。パンフレットは背景となる「ベースカラー」と主なコンテンツに用いる「メインカラー」、重要な箇所に使う「アクセントカラー」の3色をベースにデザインするのがおすすめ。多くの色を使うと、それだけにぎやかな仕上がりになりますが、重要な箇所がわかりにくく、読みづらいパンフレットになってしまいます。利用するカラーはできる限り絞るのが見やすいパンフレット作成のコツです。
余白をうまく活用する
パンフレットは情報を共有する媒体ですが、情報を詰め込み過ぎてしまうと見にくくなる可能性があります。そのため、記載する必要がない情報はできる限り省いたほうが、全体のまとまりがよくなるでしょう。また、重要なコンテンツの周辺に余白を多くとることで視線を誘導できます。パンフレット全体も余白が多い方が読者は読みやすいと感じるため、余白を意図的に多くとることで、パンフレットの質が高まるはずです。
パンフレット用紙の選び方
パンフレット作成では用紙選びも重要ですが、パンフレットによく利用されるのはコート紙とマットコート紙の2種類です。
コート紙はなめらかで光沢があり、色がきれいに印刷されるため、画像やイラストを豊富に利用したパンフレットやデザイン性を重視したパンフレットにおすすめです。
マット紙は光沢や反射が少ないため、コンテンツが読みやすく、上品な仕上がりになるのが特徴。高級感や落ち着いた雰囲気を出したい、華やかさよりもコンテンツ内容を重視したい場合には、マット紙を用いるとよいでしょう。
自社で作る場合と外注する場合の比較
パンフレットは自社で作る方法と外注する方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるため、よく理解したうえで、適した方法を選択するとよいでしょう。
自社で作る場合のメリット
パンフレットを自社で作るメリットは以下の通りです。
- 自社でパンフレットを作成するメリット
-
- 思った通りのデザインに仕上がる
- 修正が即座に行える
- コストが抑えられる
- 自社にノウハウが蓄積される
外注すると意思疎通がうまくいかず、思った通りのデザインや構成に仕上がらない場合があります。自社で実施すれば、イメージにより近いパンフレットが作成できるでしょう。また、パンフレットの冊数が少ない場合には低コストでパンフレットを作成できるのも大きなメリットといえます。
自社で作る場合のデメリット
パンフレットを自社で作るデメリットは以下の通りです。
- 自社でパンフレットを作成する場合のデメリット
-
- スキルや経験が要求される
- 低品質のパンフレットしか作成できない可能性がある
- 業務量が増える
- 必要な機材をそろえる必要がある
自社にデザインや印刷に精通した人材がいない場合には、パンフレット作成自体が難しくなります。作成したとしても、イメージしたクオリティに仕上がらないこともあるでしょう。また、慣れていない社員が実施した場合には時間がかかり、本来の業務がおろそかになる可能性もあります。さらに、印刷機や用紙を準備するのに思った以上のコストが発生する場合もあるでしょう。
外注する場合のメリット
パンフレットの作成を外注する場合のメリットは以下の通りです。
- パンフレット作成を外注するメリット
-
- 高品質に仕上がる
- 業務量を大幅に削減できる
- 専門的なアドバイスをもらえる
- 期日までにパンフレットを完成させられる
- 条件によってはコストダウンにつながる
パンフレット作成をプロに外注することで、質の高いパンフレットに仕上がります。商品の紹介やブランディングに役立つパンフレットが期待できるでしょう。また、各種業務をすべて代行してもらえるため、社員は重要な業務に集中でき、事業がうまく回ります。大量にパンフレットを作成する場合には、内製するよりもコストが抑えられる場合も少なくありません。
外注する場合のデメリット
パンフレットの作成を外注する場合のデメリットは以下の通りです。
- パンフレット作成を外注するデメリット
-
- 外注費用が発生する
- イメージの共有が難しい場合がある
- 完成までに時間を要する
外注した場合、依頼内容に応じたコストが発生します。印刷枚数によっては内製した場合よりもコストが安くなることもありますが、基本的にはより高額のコストがかかるでしょう。また、外注先とのやりとりに思ったよりも時間がかかり、イメージがうまく共有できない場合には、仕上がりが予想外のものになる可能性もあります。
パンフレット作成は外注がおすすめ
パンフレット作成の外注は、もちろんいくつかのデメリットや注意点もありますが、質や作業量の面において大きな恩恵が受けられます。もしパンフレット作成でお困りでしたら、外注も含めて検討するとよいでしょう。特にデザイン対応の印刷会社であれば、パンフレット作成の企画からデザイン、データ作成、印刷、製本まで、トータルで対応してくれるためおすすめです。
印刷の外注費用
つづいては、印刷を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
種類 | 相場 | 備考 |
チラシ | 1~3万円程度 | ※A4、片面カラー、1営業日、5,000部、光沢紙の場合 |
封筒 | 5,000円~ | ※長3、オフセット印刷、500枚の場合 |
名刺 | 600円~ | ※片面、モノクロ、100枚の場合 |
パンフレット | 2万5,000円~ | ※A4、両面カラー、8ページ、 100部、光沢紙の場合 |
冊子 | 3万円~ | ※A4、フルカラー、20ページの冊子100部の場合 |
印刷の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】印刷でお悩みならPRONIアイミツへ
本記事では、パンフレットの作り方や内製と外注のメリット・デメリットについて詳しく説明しました。パンフレット作成は自社でも実施できますが、印刷データの作成や印刷においてある程度精通した人材が必要です。また、量が多い場合には外注した方が安くなることもあるため、企画の段階でしっかりと検討するとよいでしょう。
もしパンフレット作成でお困りでしたら、PRONIアイミツまでお気軽にお問い合わせください。しっかりと課題・ニーズをヒアリングした後、ぴったり合った外注先を複数選定し、ご紹介いたします。
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