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オンデマンド印刷のメリット・デメリットを解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

印刷物を必要なだけ印刷したいときにオンデマンド印刷が最適ですが、不都合な点もあるのでしょうか。この記事では、印刷会社など、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、オンデマンド印刷のメリットとデメリットについて紹介!オフセット印刷との違いについても詳しく解説します。

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オンデマンド印刷とは

オンデマンド(On Demand)とは「「必要なものを、必要なだけ、必要なときに」という意味で、オンデマンド印刷はまさに必要なときに必要な量を出力する印刷方式のことです。使用するのは電子写真方式やインクジェット方式を採用しているコンパクトタイプの高速デジタル印刷機です。必要なだけサッとプリントアウトするという点で、家庭用プリンターの印刷に近いイメージでしょう。

小回りが利くためスピード対応を要するときには重宝します。また、少部数の印刷でも強みを発揮します。

オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い

印刷には「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」の2つの種類があります。最大の違いは「版の使用有無」です。ここでいう「版」とはハンコのようなもので、印刷したいものを用紙に転写する際に必要となります。

オフセット印刷では版を作りインクを付けて印刷する方式であるのに対し、オンデマンド印刷では版を作りません。オフセット印刷は一度版を作れば何千、何万と同じものを印刷できるので、大部数印刷に適しており、印刷部数が増えるほど単価も下がります。一方、オンデマンド印刷は版を作らないため、少部数印刷で強みを発揮し、印刷部数が増えるほどコストがかさみます。

オンデマンド印刷のメリット

ここからは、オンデマンド印刷のメリットについて解説します。

少ない部数の印刷に向いている

前項でも解説したとおり、オンデマンド印刷は版を作成せず、少ない部数の印刷に向いています。「印刷物が50部だけ欲しい」といったちょっとした部数の需要にはオンデマンド印刷は重宝します。印刷会社も少部数対応可の場合は大抵がオンデマンド印刷を採用しています。少部数は対応可能か、下限がどの程度まで対応かが印刷会社によって異なるため事前に確認が必要です。

短納期が可能

オンデマンド印刷はデータを直接読み込んで印刷するため、版を作成する必要はありません。データ入稿後すぐに印刷機にかけられるので、オフセット印刷に比べて納品までの時間を短縮できます。スピーディーな納期を希望する場合はうってつけの手法と言えるでしょう。

内容の変更・修正にも対応できる

オンデマンド印刷は版を作成しないため、内容の変更・修正をしたい場合は印刷データを差し替えるだけで対応できます。一方、オフセット印刷は版を作るため、内容の変更・修正は容易ではありません。デザインや内容を柔軟に変更できる点はオンデマンド印刷の大きなメリットです。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある印刷会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

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オンデマンド印刷のデメリット

オンデマンド印刷には多くのメリットがありますが、いくつかデメリットもあります。

大部数の印刷は割高になる

オンデマンド印刷は版を作らないため、少部数で強みを発揮しますが、大部数の印刷は割高になります。目安として印刷部数が数千部の単位になる場合はオフセット印刷を選択した方が割安でしょう。オフセットは版を繰り返し利用するため、コストを抑えて同品質の製品を大量に作れます。

仕上がりがオフセット印刷に劣る

オンデマンド印刷はオフセット印刷に比べると仕上がりが劣ります。仕上がりの色が違うといったこともあり、特にモノクロ印刷の場合、黒インクのテカリが目立つ傾向にあります。これはオンデマンド印刷の長年の課題でした。しかし、近年は技術が進んでおり、オンデマンド印刷に強い印刷会社に依頼すれば高品質の仕上がりが期待できます。

小さな文字や細かなデザインの印刷に不向き

オンデマンド印刷はオフセット印刷に比べると、小さな文字や細やかなデザインの再現性は劣ります。画質はオフセット印刷の方が断然高品質なので、あくまでもクオリティに拘る場合はオフセット印刷が無難です。また、オンデマンド印刷は用紙や色にも制限があり、印刷できるのは最大でA3程度まで、特色や金銀、蛍光色は使用できません。

印刷会社を選ぶときのポイント

最後に、印刷会社を選ぶときのポイントについて解説します。

レスポンスが速いかどうか

印刷会社を選ぶときはできるだけレスポンスの早い会社を選びましょう。印刷発注では変更が生じることも多く、やり取りに時間がかかるとそれだけ納期も遅れます。印刷を依頼するにあたってレスポンスの速度は重要な要素で、何日も回答のない会社は選択肢から外すのが賢明です。レスポンス速度は最初の問い合わせの際に、どの程度のスピードで対応したかが参考になるでしょう。

印刷機を保有しているかどうか

印刷会社と一口に言っても印刷機を持つ会社とそうでない会社があります。印刷機を持っている会社は自社工場で印刷し、そうでない場合は印刷作業を協力会社に外注しています。選ぶならば、できれば印刷機を持つ会社に外注するのがベストです。

印刷機を持つ会社は印刷の知識と技術があるため、クライアントの要求をより忠実に再現できるポテンシャルがあります。また余分なマージンも発生しません。また、自社完結という点で柔軟な対応が期待できるでしょう。

プラスアルファの提案が可能かどうか

印刷会社を選ぶ際は、ただ要望に応えるだけでなくその要望に沿った改善案などを提案してくれる会社を選べばより効果的な印刷物制作につながります。ニーズに対する解像度が高く、プラスアルファの提案が期待できるのは、やはり経験豊富な会社です。印刷会社の実績はホームページから確認できます。

また、「100部だけ別のところに発送して欲しい」など個別の要望に柔軟に対応してくれる会社も重宝します。印刷会社を選ぶ際は、外注先にどのようなサービスがあるかも確認しておきましょう。

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印刷の費用相場

つづいては、印刷を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

印刷費用の相場
種類 相場 備考
チラシ 1万~3万円程度 ※A4、片面カラー、1営業日、5,000部、光沢紙の場合
封筒 5,000円~ ※長3、オフセット印刷、500枚の場合
名刺 600円~ ※片面、モノクロ、100枚の場合
パンフレット 2万5,000円~ ※A4、両面カラー、8ページ、 100部、光沢紙の場合
冊子 3万円~ ※A4、フルカラー、20ページの冊子100部の場合

印刷の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

【まとめ】オンデマンド印刷のメリット・デメリットを踏まえて外注先を選ぼう

オンデマンド印刷の解説は以上です。オンデマンド印刷は印刷に際して版の作成が不要のため、少部数印刷や短納期に強いのが特徴です。オンデマンド印刷にはデメリットもありますが、技術力の高い会社に依頼すれば、オフセット印刷並みのクオリティに仕上げてもらえます。

実際、オンデマンド印刷を得意とする印刷会社は多く、印刷会社選びをしっかり行えば、高品質のオンデマンド印刷が期待できるでしょう。印刷会社選びで何かお困りのことがあればアイミツまでお問い合わせください。

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