ホログラム箔押しとは。その魅力とおすすめの活用シーンをご紹介

「ホログラム箔押し」は、印刷物にワンランク上の美しさや、高級感を演出させたい際に有効です。またホログラム箔は、特殊レーザーを用いて作成されるため加工や模倣が難しく、偽造防止用の印刷技術として利用されています。そこでこの記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「PRONIアイミツ」が、ホログラム箔押しとは何を指すのか、その魅力とおすすめの活用シーンをご紹介します。

ホログラム箔押しは、3次元の画像のような豊かな光彩と模様を表現できる特殊な加工方法です。「箔押し」とは、そもそも金・銀箔などの金属製の薄いシートを、熱と圧力で接着する加工技術を指します。
一方の「ホログラム」は、光の取り込み方（反射・干渉）によって、立体像を浮かび上がらせる光学技術にななります。

これらを掛け合わせたホログラム箔は、金属箔の表面に高度な凹凸加工を施したもので、角度によって見え方が変わるのが特徴。身近な例ではクレジットカードや紙幣など、偽造防止の光沢部分にホログラム箔押しが使われています。
なお、ホログラムには、「レンズ」「ノイズ」「レインボー」「オーロラ」などの多様な柄・デザインがあるのも特徴。オリジナリティのある演出ができるのも特徴です。
【関連ページ】
印刷にかかる費用・相場感や、あなたの目的別に印刷会社をお探しいただけます。
印刷の費用・相場
箔押しができる印刷会社一覧

ホログラム箔押しに、エンボス加工を施せば、立体感を与えることが可能で、特別感を演出できます。ここでは、ホログラム箔押しを活用するメリットについて見ていきましょう。

ホログラム箔押しは、光沢のある特殊な素材を使用するため、シンプルな文字や図柄であっても、特別感を演出できます。そのため、従来の箔押しやそのほかの印刷技術に比べて、見る人に強い印象を与えられるでしょう。鮮やかな色を用いることで、見る側の視覚効果が高まるため、印刷物の世界観を引き立てながら、商品のPRや宣伝効果を向上できます。

エンボス（浮き出し）加工とは、素材に圧力を加えて表面に凹凸をつける型押し加工のことです。凹凸に陰影が生まれることで、文字や絵柄を立体的に表現できます。なお、ホログラム箔押しにエンボス加工を施すことで、オリジナル性に長けたデザインに仕上がるため、他製品との差別化や付加価値の向上が期待できるでしょう。

ホログラム箔押しは、ビジネスシーンにおいて広く活用されています。以下で紹介する活用例において、ホログラム箔押しを施すことで、ブランド価値の向上や集客が期待できます。それでは、それぞれの活用例について詳しく解説しましょう。

名刺印刷の際に、ホログラム箔押しを施すことで、シンプルで印象的なデザインの名刺を作成できます。
そのほか、エンボス加工によって表面に凹凸を持たせれば、名刺の質感を高め、一般的な名刺には見られないオリジナル性や高級感を与えることも可能。会社のロゴや名前に施せば、目に止まりやすく、見る側に強い印象を残してくれるでしょう。

ホログラム箔押しは、パンフレットやカタログ表紙などの紙製品への加工も可能。オリジナル冊子に多くの色を用いる特殊加工を施せば、上質な質感や高級感を演出できます。また、印刷物の表面に特殊な塗料を塗り重ねるホログラム箔押しは、ノベルティー自体の耐久性を上げることもできます。

招待状や案内状などの制作にも、ホログラム箔押しを活用可能です。既成のイラストやデザインを残しながら、文字やシンボルマークをホログラム箔押しによって強調すれば、見る側に強い印象を与えられるでしょう。また企業イメージや評価を重視し、高品質かつプロ仕様の案内状を配布したい場合にも、ホログラム箔押しを施せば、高級感を演出できます。

個人情報を取り扱うメンバーズカードにホログラム箔押しを施すことで、高級感や特別感を演出できます。さらにホログラム箔押しは、光沢感を醸し出せるので、ほかのカードと差別化を図れるでしょう。そのため、カードそのもののランク分けや優良顧客であることを示すVIPカードに用いるケースもあります。

特殊印刷であるホログラム箔押しをビジネスなどに用いる場合は、以下で紹介する注意点を理解した上で作成を依頼しましょう。以下では、ホログラム箔押しを印刷所に依頼する際の注意点について、解説します。

ホログラム箔押しは、通常の箔押しなどの印刷技術に比べて、制作時間とコストが掛かりやすい点がデメリットとして挙げられます。特に加工面積が広かったり、特定の材料を使ったりする場合は、オプション料金が別途発生してしまうため、事前に見積もりを取るようにしましょう。


ホログラム箔押しの加工・印刷料は、依頼する業者によって異なるため、料金はデザインを企画する前に確認が必要です。
また、広告や商品PRに用いる際は、納期が長くなることを見込んだスケジュール管理を行う必要があります。印刷所への依頼にあたっては費用対効果を考慮した上で、デザインの調整や再印刷などのリスクにも備えた事前準備が欠かせません。

ホログラム箔押しは、凹凸のある素材を加工するのは不向きと言えます。これは、表面に凹凸がある特殊紙の場合は箔の圧着率が悪く、部分的に剥がれたり穴が空いたりする「箔抜け」が発生しやすいためです。一見、平面に見える用紙であっても、材質が繊維状であれば凹凸を引き起こしやすいため、ホログラム箔押しに適していない場合もあります。
また、ホログラム箔押しの加工特性や種類、用紙の表面加工などの相性によっても、傷や剥がれが発生するため、事前に印刷所へ確認しすることが大切です。

ホログラム箔押しの加工面積が広い場合は、小さな気泡が入りやすく剥がれてしまう可能性があります。特にベタ面（塗りつぶし）が広範囲に及ぶと、素材と箔の間に気泡穴ができて定着が悪くなるでしょう。
その結果、箔押しが擦れたり剥がれたりしてしまうケースがあります。そのため、ホログラム箔押しではなるべく大きなベタを避けた図柄・デザインを選択することがおすすめです。

  つづいては、印刷を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

印刷の費用相場をご紹介しました。
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

ホログラム箔押しは、文字や絵柄に光沢を与える特殊加工であるため、高級感や特別感を演出したい印刷物の制作に適しています。昨今では、ビジネスシーンで多く見られ、名刺や会社案内などへの活用を通じて、自社ブランディングに広く役立てられています。
ホログラム箔の利用をお考えの際は、実績豊富な印刷会社を探せるPRONIアイミツへのお申込みがおすすめです。PRONIアイミツは、発注業者を徹底比較できるBtoBプラットフォームであり、箔押し印刷に強い印刷所への見積もり・依頼がトータルで可能です。
高品質かつ特別感のあるオリジナル冊子を制作したい場合は、ぜひこの機会にPRONIアイミツへの登録をご検討ください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
箔押し印刷ができる印刷会社一覧
【費用感を知りたいという方はこちら】
印刷の費用・相場