印刷会社が行っているデータチェック6選:依頼をスムーズに進めるためのチェックポイント【2024年最新版】
印刷会社は印刷前に必ずデータチェックを行います。データチェックではどのような点を見ているのでしょうか?また、データチェックで引っかからないようにするためには、どんな点に気をつけるべきでしょうか?
この記事では、印刷会社など、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、データチェックのポイントを詳しくご紹介!データチェックの種類やレイアウト・解像度などの注意点についても詳しく解説していきます。
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印刷における「データチェック」とは?
データチェックとは、印刷会社に入稿されたデザインデータが、印刷工程に進められる状態かどうかを確認することです。データチェックはプロのDTPオペレーターの手と目によって行われており、印刷物を正確かつ美しく仕上げるためになくてはならない工程。不備があれば発注者に確認して、必要があれば差し戻します。チェック項目は作成ソフトによって異なります。
印刷を成功させるにはデータチェックが必要不可欠のため、印刷会社に外注する場合は、データチェックに要する日数を逆算してスケジュールを組むことが必要です。
データチェックを自社で行うことで納品がスムーズに
データチェックにはある程度の時間が必要です。入稿後にオペレーターがチェックし、不備があれば差し戻しを行って再確認する場合は、少なくとも数日は要します。
短納期で印刷を依頼したい場合などは、データチェックが行われる項目を理解しておきましょう。先に確認・修正しておくことでスムーズに納品まで進むことができます。以下から、データチェックのポイントを押さえていきましょう。
印刷会社が行っているデータチェックの種類6選
ここからは、印刷会社が実際に行っているデータチェックの内容についてご紹介します。主に確認される内容は以下の6つです。ひとつずつ内容をみていきましょう。
断裁ポイント(トンボ)の確認
印刷の仕上げは裁断ですが、刃の流れなどさまざまな要因から裁断位置がズレることがあります。内側にズレると印刷部分が消えてしまい、外側にズレた場合には余白が出てしまうため、そのズレを考慮したデータ作成をしなければなりません。
ズレが発生しても綺麗に仕上げるには「仕上がり位置」と「塗り足し位置」の「しるし」となる断裁ポイント(トンボ)が必要です。トンボに沿って裁断することで、多少のズレが発生してもミスなく綺麗に仕上がります。データチェックではトンボの位置について丁寧に確認します。
テキストの文字化けの有無
印刷物を作成したパソコンと環境の異なるパソコンでデータを開く場合、テキストが文字化けすることがあります。そのため、データチェックではテキストの文字化けの有無も確認します。
Illustratorで作ったデータを入稿する際はすべてのフォントに対して「アウトライン化」することが文字化けを防ぐポイントです。データチェックをスムーズに終わらせるために、入稿の前に必ずチェックしましょう。
印刷サイズに応じた十分な解像度があるか
解像度とは画像の精細さの数値で、1インチの中にいくつ点があるのかによって、画像のクオリティが決まります。単位はdpi(dots per inch)とppi(pixel per inch)で、dpiが高いほど高解像度(=1インチ当たりの点が多い)ということになります。
綺麗な印刷物に必要な解像度は「350dpi」が目安だと言われており、低解像度だと印刷の目が粗くなってしまうため要注意です。差し戻しを防ぐためにも、印刷サイズに応じた解像度があるかどうかを必ず確認しておきましょう。
印刷用紙や印刷媒体とデザイン・色のバランス
印刷データを入稿する際は、印刷用紙や印刷媒体、デザイン、色のバランスについても確認が必要です。特に色のバランスについてはCMYKすべてを100%に設定すると、大量のインクを必要とし、乾きにくくなるため、通常では使用しません。データチェックではCMYKの総インキ量が300%以上だと再入稿になる可能性が高いです。
レイアウト(特に折位置とのバランス)
事前確認ではレイアウトについてもチェックします。特に折位置とのバランスについては丁寧な確認が重要。印刷物の画像や背景が、折位置とズレている場合には調整が必要です。見落としがちな点ですので注意しましょう。
画像やイラストの明るさ
データチェックの際には画像やイラストの明るさも確認します。特に人物などの画像は明るさが足りないと、暗い印象を与えてしまいます。人物像が重要な選挙ポスターなどでは肌色の調整などが必要です。データチェックをスムーズにクリアするためには、入稿データの明るさについても事前にクリアしておきましょう。
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データチェックに関しての注意点
最後に、データチェックに関しての注意点をお伝えします。印刷会社に依頼する際には、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
誤字脱字やデザインクオリティを判断するものではない
データチェックはあくまでも印刷の出来栄えや、印刷する際に生じるであろう認識の違い等を埋めるために行うものです。誤字脱字などの入力データの誤りや、デザインクオリティを判断するためのものではありません。
制作者のミスを確認するのはあくまでも発注者側であり、入稿前に完璧にする必要があります。自社内で二重、三重にチェックしてミスをなくすようにしてください。
データチェック完了後の変更はできない
外注先がデータチェックを行い、受理された案件は修正・変更できないため注意が必要です。データチェックが完了したら、印刷工程に入ります。印刷会社が定めた項目上の問題がなければそのまま印刷されるため、内容については最初の入稿時点で完璧にしておく必要があります。データチェックで引っかかれば再入稿になりますが、再入稿は修正のラストチャンスになるため、ミスがないように仕上げましょう。
印刷の費用相場
つづいては、印刷を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
種類 | 相場 | 備考 |
チラシ | 1~3万円程度 | ※A4、片面カラー、1営業日、5,000部、光沢紙の場合 |
封筒 | 5,000円~ | ※長3、オフセット印刷、500枚の場合 |
名刺 | 600円~ | ※片面、モノクロ、100枚の場合 |
パンフレット | 2万5,000円~ | ※A4、両面カラー、8ページ、 100部、光沢紙の場合 |
冊子 | 3万円~ | ※A4、フルカラー、20ページの冊子100部の場合 |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】印刷のデータチェックでお困りの方はアイミツへ
印刷物のデータチェックに関する特集は以上です。実際のデータチェックで引っかからないためには、今回ご紹介した6つのポイントを意識してください。事前にデータチェックの項目を押さえて、入稿前に確認しておけば、納品までの流れもスムーズになります。
また、データチェックは誤字脱字など内容の誤りを訂正するためのものではないので、文字やデザインは完璧にしておきましょう。データチェックや印刷会社選びで何かお困りのことがあればアイミツまでお問い合わせください。ご要望をお伺いした上で、最適の解決策をご提案させていただきます。
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