3Dプリンターの価格帯別おすすめ5選!家庭用・業務用の違いや方式も解説【2024年最新版】
3Dプリンターが産業界や家庭で幅広く使われています。業務用と家庭用、それぞれの違いを理解し、適切な方式と価格帯のものを選ぶことが必要です。しかし、その選び方に悩む方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、日本最大級の発注プラットフォーム「アイミツ」が、家庭用から業務用まで、各種3Dプリンターの違いや選び方、おすすめの3Dプリンターを厳選して紹介します。
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家庭用・業務用3Dプリンターの違い
3Dプリンターは、「造形物の大きさ」「使用する材料の種類と範囲」「精度」「価格」などで家庭用と業務用に大きな違いがあることが特徴です。家庭用の3Dプリンターはコストパフォーマンスに優れ、比較的安価で小型のプリンターが主流で、限られた樹脂のみしか利用できない場合も多くなっています。
一方、業務用の3Dプリンターは、精度と耐久性に優れ、大型の造形物を扱うことが可能です。金属や樹脂、セラミックなど幅広い材料に対応し、原型製作や試作品作り、小ロット生産などに活用されます。その分、価格も高価となりますが、高機能性は業務用としての利用価値を高めています。
3Dプリンターの主な種類・方式
3Dプリンター選びにおいて重要なポイントの1つが、プリンターの方式です。熱溶解積層方式、光造形方式、インクジェット方式、インクジェット粉末積層方式、粉末焼結積層方式など、それぞれに特性と用途があります。
熱溶解積層方式
熱溶解積層方式(FDM)は、一般的な3Dプリンターのなかでも特に多く使用されています。この方式は、熱で溶かした熱可塑性樹脂を積層し、立体物を形成できます。主に樹脂素材を使い、家庭用から業務用まで幅広く対応できることが特徴です。熱溶解積層方式の3Dプリンターは操作が簡単で、価格も比較的安価です。しかし、精度はそれほど高くなく、造形物の表面に積層痕が残る場合もあります。
光造形方式
光造形方式(SLA)は、光硬化樹脂をUVレーザーなどの特殊な光で硬化させ、一層ずつ造形物を作る方式です。光造形方式の3Dプリンターは高精度な出力が可能で、滑らかな表面仕上げや複雑な形状の造形が可能です。しかし、使用する樹脂が比較的高価で、UV光による硬化後もさらに硬化処理が必要な場合があるなど、手間やコストが必要となることが特徴です。
インクジェット方式
インクジェット方式(MJ)は、家庭で使用するインクジェットプリンターと同様の原理で、特殊なインクを一層ずつ吹き付けて積層し、立体物を作成します。この方式では、色彩表現が豊かで、複数の異なる材料を混在させた出力が可能となっています。また、高精度で滑らかな表面仕上げが可能で、詳細なデザインを再現できる点が特徴です。
インクジェット粉末積層方式
インクジェット粉末積層方式(BJ)は、粉末状の素材をインクジェット方式で一層ずつ吹き付けて固め、立体物を造形します。この方式は、金属やセラミックなどの素材も利用でき、大きな造形物の作成に適しています。また、色素を混ぜることも可能で、複雑な形状や内部構造のある造形物も作成可能です。ただし、出力後に焼結という熱処理が必要な場合があります。
粉末焼結積層方式
粉末焼結積層方式(SLS)は、プラスチックや金属などの粉末状の素材をレーザーで積層する方式です。この方式では、サポート構造が不要なため複雑な形状や内部構造のある造形物も可能となり、成形精度も高くなっています。また、出力物は強度があり、実用的な部品として使用可能です。ただし、粉末を安全に管理する必要があるため、大規模な製造業などで主に利用されています。
価格帯別:おすすめの業務用3Dプリンター5選
3Dプリンターを業務で活用したいと考えている方には、利用環境や予算に応じた選択が重要です。しかし、価格帯や性能のバリエーションも豊富で、どれを選べばいいか悩んでしまうことも少なくないでしょう。そこで、価格帯別におすすめの業務用3Dプリンター5選をまとめました。
【〜50万円】Raise3D E2
Raise3D E2は、抜群の操作性と信頼性を備えた3Dプリンターで、最大の特徴は大きな造形が可能な点です。大型パーツの出力が可能で、実用性が高くなっています。デュアル押出機能により、複雑な形状やサポート材料の出力も手軽に行えます。
また、安全機能としてドアの開閉や印刷停止機能が付いていることも特徴。一度に複数の出力ができるため、短期間で多数のプロトタイプを作成する需要に適しています。
【〜100万円】Form3+
Form3+は、Formlabs社が提供するSLA方式の3Dプリンターです。250mWで高出力のレーザーによる精密な光造形が特徴で、細部まで再現度の高い出力が可能。数多くの樹脂素材に対応しており、強度や柔軟性、透明度など、出力物の特性を幅広く選択できます。
また、サポート材の除去など、作成後の後処理にかかる手間も最小限に抑えていることも強みです。低コストで3Dプリンターを取り入れたい方でも安心して購入できます。
【〜100万円】Onyx One
Onyx OneはMarkforged社製のFDM方式3Dプリンターで、強度と耐久性に優れたナイロンに炭素の短繊維を混合した出力材料に対応しています。オフィス環境でも操作が可能なコンパクトなデザインにもかかわらず、工業レベルの部品を製造できる高性能さが魅力です。価格帯も100万円以下と手頃で、堅牢な部品作成を求める方にとって魅力的な製品といえるでしょう。信頼性の高い出力性能と手軽さが一体となった3Dプリンターです。
【〜500万円】ProJet MJP 2500
〜500万円の範囲では、ProJet MJP 2500が業務用3Dプリンターとして評価が高いです。高精度で詳細なパーツを出力し、多様な樹脂材料に対応しています。また、静音設計とコンパクトなボディーが特徴で、オフィスでも使用しやすい設計が特徴です。ユーザーインターフェースも直感的で操作性が高いため、初心者からベテランまで幅広いユーザーに対応できます。
【500万円〜】ProJet MJP 2500
500万円〜の価格帯で、ProJet MJP 2500は高品質な出力が求められる専門家向けの3Dプリンターとして注目されています。精密なインクジェットプリント技術を採用しており、細部まで再現性の高い出力を実現します。また、複数の樹脂材料を用いることで、フレキシブルから剛性まで幅広い特性の製品を造形可能です。操作性の高さと省スペース設計も特徴で、専門性と利便性を両立しています。
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目的によっては3Dプリンター出力サービスの活用もおすすめ
3Dプリンターの利用には初期投資や維持費、専門的なスキルが必要です。一方、使用頻度が低い場合や初期費用を軽減したい場合は、3Dプリンター出力サービスが最適な選択肢となるでしょう。専門的な知識を持たなくても、高品質な3Dプリントを得られます。また、幅広い素材や手法から選べ、あらゆるニーズに応えることも可能です。
印刷の外注費用
つづいては、印刷を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
種類 | 相場 | 備考 |
チラシ | 1万~3万円程度 | ※A4、片面カラー、1営業日、5,000部、光沢紙の場合 |
封筒 | 5,000円~ | ※長3、オフセット印刷、500枚の場合 |
名刺 | 600円~ | ※片面、モノクロ、100枚の場合 |
パンフレット | 2万5,000円~ | ※A4、両面カラー、8ページ、 100部、光沢紙の場合 |
冊子 | 3万円~ | ※A4、フルカラー、20ページの冊子100部の場合 |
印刷の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】3Dプリンターのおすすめを踏まえて外注先を選ぼう
3Dプリンターの選択は、技術的な知識と目的に応じて慎重な判断が必要です。この記事では、さまざまなタイプの3Dプリンターと価格帯別の業務用3Dプリンターをご紹介し、各々の特徴と利点をまとめました。
また、初期費用や使用頻度が問題となる場合には、3Dプリンター出力サービスの活用もおすすめです。それでも、選び方に困っている方は、マッチングサービスのアイミツがおすすめです。まずはお気軽にご相談ください。
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