初心者でも分かるInstagram広告の出し方完全ガイド！【2024年最新版】

世界中で高い人気を誇るInstagram（インスタグラム）は、動画や写真を手軽に共有できるSNSです。日本でも若年層を中心に多くのユーザーが利用しており、「インスタ映え」といった言葉まで誕生するにいたりました。昨今では個人のみならず企業もアカウントを開設してプロモーションに活用しており、積極的に広告を出稿するケースも珍しくありません。
そこでこの記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、Instagram広告の基礎から広告の出し方、出稿する際のポイントなどを詳しく解説します。

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Instagram広告は、Instagramのタイムラインやストーリーズに掲載される広告です。Instagramは動画や写真のビジュアルが重視されるSNSであるため、広告も視覚的な訴求が可能なフォーマットが豊富に揃っています。
日ごとにInstagramのユーザーが増加するのにともないInstagram広告を利用する動きも活発になり、今では数多くの企業がさまざまな目的でInstagram広告を活用しています。

高い人気を誇るInstagramですが、そこに掲載されるInstagram広告にはどんな特徴があるのでしょうか。以下より、Instagram広告の主な特徴を順に紹介します。

Instagramは実名登録が基本とされるFacebookと紐づけられたサービスであることから、広告出稿でもFacebookと同様に精度の高いターゲティングが可能です。年齢や性別、居住地といった基本情報はもちろん、ライフスタイルや興味関心、Web上での行動分析などさまざまな情報にもとづいて的確なターゲットへ効率的に広告を表示させられるという特徴があります。

Instagram広告には画像広告や動画広告にくわえて、成果を向上させるための多彩な広告フォーマットが用意されてちます。商品・サービス誕生の背景や利用イメージを伝えられるカルーセル広告、ユーザーと双方向コミュニケーションができるアンケート広告、購買ページへ自然に誘導できるショッピング広告などの中からターゲットや目的に合ったフォーマットを選べば訴求力の最大化が図れます。

Instagramのユーザー比率は女性が男性を上回っており、さらに10代・20代の若年層が多いことから女性向け・若年層向けの商品・サービスを扱う企業に適した広告媒体です。とはいえ、ユーザー数が膨大である上に、ほかのSNSと比較すると年齢層が高いとされるFacebookとも連携できるため、男性や30代以上のユーザーへのアプローチに不向きというわけでもありません。

Instagram広告の出稿金額は100円から自由に設定でき、予算を消化すると広告出稿が停止するためそれ以上の課金が発生することはありません。状況に応じた予算変更も自由にできるため、まずは低予算でスタートして徐々に予算を増やしていくといった柔軟な運用が可能です。

実際にInstagram広告を出稿するには、どのような流れで実施すればよいのでしょうか。ここからは、Instagram広告の出し方を手順にそって解説します。

Instagram広告はMetaが提供しているサービスのため、まずは「Facebookビジネスマネージャ」のアカウントを開設する必要があります。Facebookアカウントがない場合はFacebookアカウントを作成し、その後さらにビジネスマネージャのアカウントを開設してください。

InstagramのアカウントとFacebookページを連携させます。そのためにはInstagramのアカウントをプロアカウントへ切り替える必要があるので、「設定」→「アカウント」→「プロアカウントに切り替える」と進んで必要事項を入力しましょう。切り替え後に「設定」→「リンク済みのアカウント」を選び、Facebookページと連携します。

「キャンペーン」は広告出稿を通じて求める成果（配信目的）のことで、Instagram広告を管理する単位の1つです。「ブランドの認知度アップ」や「リード獲得」など表示されたキャンペーンの目的から適したものを選んでキャンペーンを作成します。

キャンペーンの作成後は予算・配信期間やオーディエンス、配信面など各項目の設定を進めます。

予算・配信期間の設定では、1日に消化する予算の上限額を指定する「1日の予算」と、広告配信期間内における総予算額を指定する「通算予算」のいずれかを選んで設定します。どちらを選んでも設定した予算額を超えて課金されることはありません。

「オーディエンス」とは、広告配信のターゲットのことです。Instagram広告のオーディエンス設定では、Facebook広告と同様に年齢や性別、地域、職業といった基本情報はもちろん、興味関心やライフスタイルなども含めて細かく設定できます。

「配信面」は広告を出稿する場所のことで、ここではInstagram内のどの部分に広告を表示させるのかを決めます。フィードや発見タブ、ストーリーズなどのほか、自動で配信面を最適化してくれる「自動配置」の選択も可能です。

動画や画像、キャッチコピーなど広告に必要な素材を準備し、目的に適したフォーマットを選択の上で広告クリエイティブとして設定します。この際はプレビュー機能を活用して、設定した広告クリエイティブがInstagram上でどのように表示されるのかを確認しておくことが大切です。

クレジットカードとディーフラックス、PayPalの中から支払い方法を選択・設定します。必要な情報を入力すればInstagram広告の配信準備が完了です。

「確認して公開」のボタンを押下すれば広告の配信が始まりますが、その前に配信アカウントやテキストの誤字脱字、リンク先、オーディエンス設定などを再確認することをおすすめします。特に広告のターゲットとなるオーディエンスの設定は成果を左右するポイントであり、配信開始後は誤りに気づきにくい部分なので注意が必要です。

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Instagram広告では1日に消化する予算の上限額「1日の予算」、もしくは配信期間内の総予算額「通算予算」を設定できます。最低100円からの出稿が可能ですが、極端に少額な設定は現実的でないため1日あたり約1,000円、月間3万円前後を目安にスタートするのがおすすめです。また、Instagram広告で十分な成果をあげるためには、月間で約3万〜10万円が費用相場だと考えておくと問題ないと言われています。

実際にInstagram広告を出稿する際には、どのようなポイントに注意すべきなのでしょうか。続いては、Instagram広告を出稿する際のポイントについて解説します。

まずは広告出稿の目的を明確にすることが重要です。「製品・サービスの売り上げを増やしたい」「自社やブランドの認知拡大を図りたい」「見込み顧客を獲得したい」など目的を明確にすることでより説得力のある広告クリエイティブを作成できます。また、それによってターゲティング設定など広告の運用にも一貫性が生まれれば、成果の向上にもつながるでしょう。

Instagram広告は配信前に「広告ポリシーに違反していないか」の審査が行われます。審査を通過できなかった場合はスケジュールが遅延するだけでなく、手間や時間を費やすことになるため事前に広告ポリシーを確認しておくとよいでしょう。
広告ポリシーで禁止されているコンテンツには、違法なコンテンツや人を欺く恐れのあるコンテンツ、健康や安全に悪影響を及ぼすコンテンツ、知的財産権を侵害するコンテンツなどがあります。

精度の高いターゲティングはInstagram広告の大きな特徴ですが、ターゲットを絞り込みすぎてしまうと条件に合うユーザーが少なくなり、十分な成果を得られなくなるおそれがあります。特に認知拡大を目的としている場合は多くのユーザーへ広告を配信するのが重要なため、ターゲットを絞り込みすぎると「予算を消化するまでに同じユーザーに何度も広告が表示される」など費用対効果が低下する原因になる可能性もあるので注意しましょう。

さまざまな配信面に出稿できるのはInstagram広告の魅力の1つですが、ユーザーの接触態度や感じ方は配信面によって異なります。そのため、広告クリエイティブを配信面にあわせて最適化する必要があるでしょう。
キャッチコピーの内容や画像のデザイン、フォーマットなどパターンを変えた複数の広告クリエイティブを用意し、それぞれの効果測定を実施しながら最適なものを選定する方法がおすすめです。

Instagram広告の基礎知識からInstagram広告の出し方、費用相場、出稿する際のポイントなどを解説しました。若年層を中心に膨大なユーザーを抱えるInstagramは今後も影響力を持つSNSとして利用されていくと考えられます。また、近年はInstagram広告へ出稿する企業が増加していることから、「出稿を検討しているものの、自力で運用するのは不安」という方も少なくないのでしょうか。
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