インスタ運用のメリットや代行会社選びのコツを紹介【2024年最新版】

2019年3月時点で約3,300万人の国内ユーザーを持つ「Instagram（インスタ）」は、今やビジネスの分野でも効果的なマーケティングツールとして幅広く用いられています。今回はそんなインスタ運用について、インスタ運用代行会社などさまざまな外注先を比較検討できる「アイミツ」が分かりやすく解説します。

インスタの基礎知識、インスタ運用の魅力、インスタ運用代行を利用するメリット・デメリット、インスタ運用代行会社を選ぶ際のポイントなど、知って得する情報をまとめますのでぜひチェックしてみてください。 

【関連ページ】
Web広告にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にWeb広告会社をお探しいただけます。   
   
Instagram広告運用に強いWeb広告代理店一覧 
ネット広告の費用・相場

通称「インスタ」と呼ばれる「Instagram」は、写真や動画といった視覚的に楽しめるコンテンツの投稿および共有を軸としたSNSです。日本はもちろん世界中で毎月10億人以上が利用しており、特に若年層から高い支持を集めているのが大きな特徴です。

そもそも「Instagram」というネーミングは「Instant（その場で、すぐに）」と「Telegram（電報）」を組み合わせた造語であることを創業者の一人であるケビン・シストロム氏は明かしており、インスタには「撮影した写真や動画をその場ですぐ電報のように発信する」という意味が込められています。

インスタは個人が趣味感覚で利用することの多いSNSですが、近年ではビジネスシーンでも高い注目を集めています。大きな理由となっているのは、「ネットを活用した情報収集の仕方が変化した」という点です。

従来、ネットで情報収集する際は検索エンジンを用いるのが主流でした。ところがインスタやTwitterといったSNSが爆発的に普及したこともあり、ここ数年で「情報収集の際によく利用するサービスの割合」は、以前主流だった検索エンジンから各種SNSへシフトする流れにあります。

特にインスタはファッションの情報源としてGoogleを抜くなど、情報収集のツールとして重宝されているという調査結果も明らかになっています。

インスタでは「個人アカウント（一般アカウント）」と「ビジネスアカウント」が用意されており、企業がインスタを活用するのであればビジネスアカウントでの運用がおすすめです。理由は至ってシンプルで、ビジネスアカウントでは、以下に示すようなビジネスに役立つ機能・ツールが豊富に用意されているからです。

・ビジネスプロフィール：電話番号やメールなどの問い合わせ先、店舗の位置情報などをプロフィールに掲載できる機能
・Instagramインサイト：無料のアクセス解析機能
・広告出稿：自社アカウントの投稿を広告として配信する機能

特にインスタでは、フォロワー数を増やすことが重要なので、アクセス解析によりユーザーの動向を細かくチェックできる「Instagramインサイト」機能は欠かせません。各投稿のリーチ数、インプレッション数、いいね数といったデータだけでなく、フォロワー増減の推移、ユーザーの地域・性別・年齢層などの属性データに至るまで多種多様な情報を得られるため、効果的にインスタを運用するにはむしろビジネスアカウントは必須ともいえるでしょう。

インスタ運用には、主に以下2つの運用方法があります。

・広告運用
・アカウント運用

両者は運用にかかるコストやプロセスが異なるだけでなく、「どのような狙いに向いているのか？」も異なるため特徴や違いを踏まえた上で自社にマッチした運用方法を選択することが大切です。そこでここからは、上記2つの運用方法の概要や特徴などを分かりやすく解説するので、インスタ運用時の参考にしてください。

「アカウント運用」とは、企業のSNSアカウントを通じて投稿、ユーザーとのコミュニケーションなどを重ねながら、認知度の拡大やイメージアップを狙う手法です。自社に関する情報の発信や手掛けているサービス・商品のPRなど、自発的に情報を発信するだけでなく、ときにはユーザーとのやりとりを行うことでファンの獲得につなげられるのが大きなメリットです。

ただし、広告とは異なり、地道かつ継続的な更新が求められるとともに、徐々にファンを増やしていくスタイルであることから一定の成果があがるまでには数ヵ月単位の期間がかかるケースも珍しくありません。

Instagram広告とは、インスタ内に写真や動画形式でさまざまな箇所に出稿できる広告を指します。そもそもインスタは、写真や動画といった視覚的なコンテンツの共有を軸にしていることから、「ビジュアル関連の情報検索が活発」であるという特徴を持っており、Instagram広告についてもクリエイティブが重要なカギを握ります。

また、細かく精度の高いターゲティングが可能なだけでなく、予算やクリエイティブの差し替えといった柔軟な広告運用が可能なため、成果を分析しながら改善できるのが大きなメリットです。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるWeb広告会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

企業がInstagramでアカウント運用を行うメリットは、主に以下の3つです。

・若い女性層をターゲットにしやすい
・視覚的にアプローチができる
・ハッシュタグ文化で共通性のある人へアプローチできる

ここでは、さまざまなSNSのなかにおけるインスタという媒体の特性を説明しながら、それぞれのメリットを解説します。SNSの運用をご検討中の方は、他のSNSとの違いを比較しながらインスタ運用が適しているか判断する際の参考にしてください。

日本におけるインスタユーザーの数は2019年3月時点で約3,300万人。当初に比べると男性ユーザーの割合は増えてきたものの女性ユーザーの割合は57％と、女性から依然高い支持を集めています。また、年代別のSNS普及率では15～19歳は65％、20代は57.3％（2020年12月：アライドアーキテクツ調べ）と若年層が特に多く利用しているとのデータも出ています。

したがって、インスタは「若い女性」をターゲットにしやすいだけでなく、アクティブユーザー数は現在も増加傾向にあることを明言しているため、将来的な需要拡大にも期待できます。

前述の「Instagram」の語源にも表れているとおり、数あるSNSのなかでもインスタは画像・動画といったビジュアルコンテンツの投稿・共有がベースとなっています。そのため、例えば「料理の画像をメインにして興味をそそる」「衣服の画像を用いて具体的なイメージをかき立てる」など、視覚に直接訴えかけながら興味を引き出せるメリットがあります。

ほかのSNSでも画像や動画を投稿できるものは多々ありますが、インスタは特にビジュアルを前面に押し出したSNSであるため、クリエイティブを活かしたアカウント運用に適しています。

ハッシュタグとは、「#（ハッシュマーク）」の後に特定のキーワードを入力することで投稿がタグ化される機能で、気になるキーワードに関連する投稿を瞬時に検索したり、共通の趣味や関心を持つユーザー同士でつながったりすることが可能となります。

近年ではTwitterでもハッシュタグは利用されていますが、Instagramはその利用がさらに活発であり、ときには一件の投稿内で10個以上のハッシュタグが使われることも珍しくありません。このインスタ特有のハッシュタグ文化をうまく活用すれば、情報の拡散や認知度向上に役立てることができるでしょう。

インスタ運用代行とは、SNS運用のプロに企業のインスタアカウントの運用をサポートしてもらうサービスです。具体的なサービス内容はさまざまですが、以下に代表例をいくつかご紹介します。

・インスタ用素材の撮影
・投稿に使う画像や動画の加工
・フォロワー獲得や購入までの導線設計
・施策の戦略立案
・施策の分析、効果測定
・広告用素材の制作

ちなみに代行を依頼する際は特定のサービスを単体で依頼できるところもあれば、複数のサービスを組み合わせたパック型のサービスを提供しているとこもあります。いずれにせよ、インスタ運用をマーケティングのプロが自社のニーズに合わせてサポートしてくれるので、ノウハウや経験を豊富に持ち合わせていない場合は検討してみましょう。

インスタ運用はもちろん自社ですべてを内製化することも可能ですが、ここではインスタ運用代行を利用する具体的な以下4つのメリットを紹介します。

・プロが分析から運用まで行う
・サービス内容が豊富
・投稿忘れなど運用効果を下げる事態を防げる
・商品の開発や強化に労力を回せる

インスタ運用を他社に任せるメリットがよく分からない、という方は詳細を把握した上で自社にとってのベストな運用方法を判断する際の参考にしてください。

インスタをうまく活用できれば自社の認知度向上やイメージアップ、取り扱っている商品・サービスのPRや販売促進に至るまで、さまざまな恩恵を得られます。3,000万人以上の国内ユーザーを抱えるSNSなので、運用に成功すればほかのSNSや広告より高い効果を得られる可能性も十分にあります。

とはいえ、すでにインスタ運用には数多くの企業が乗り出しており、競争に打ち勝つには専門的なノウハウやスキルが求められるのも事実。ですが運用代行を利用すれば、プロが分析から運用までを全面的にサポートしてくれるため、無駄のない効率的な運用の助けとなります。

インスタ運用代行で受けられるサポートは、アカウントそのものの管理や運用だけではありません。

・投稿用素材の撮影や企画
・広告運用の企画戦略
・投稿査証、コメントおよびDM確認
・効果測定や検証結果をまとめたレポート作成

上記はあくまで一例ですが、現在のインスタ運用代行サービスでは、インスタ運用に関わるあらゆる工程をサポートしてくれる点も大きな魅力です。特にインスタは写真や動画といったビジュアルコンテンツがメインのSNSですから、撮影や制作といった素材のクリエイティブな部分をプロに依頼することで効果を高めやすくなります。

インスタをはじめとしたSNSでは、こまめな投稿やユーザーとのコミュニケーションによってフォロワーやファンを獲得するのが基本であるため、定期的な更新は欠かせません。とはいえ、企業アカウントを社内で運用していると、インスタ運用以外の別の業務に時間を割かれて、インスタの更新が疎かになってしまうケースはよくある話です。

もちろん更新が疎かになれば、それだけ運用効率は下がりやすくなりますが、運用代行を活用すれば投稿頻度を落とすことなく定期的な更新を実現する助けとなるでしょう。

インスタ運用は企業にさまざまなメリットをもたらしますが、企業は自社商品の販売やサービスの契約などによって売り上げを確保する必要があるため、ただインスタを運用するだけで収益を確保するのは難しいのが現実です。

大切なのは、インスタの活用によって集客や販促効果を高めることなので、事業のメインである商品開発や営業活動といったコア業務に対応する時間も十分に確保する必要があります。そこで、インスタ運用とコア業務への対応を両立するためインスタ運用をプロに任せることで、本来内製化によって割かれるはずの工数をコア業務に回せるようになるメリットがあります。

インスタ運用代行は良い部分ばかりではなく、以下のようなデメリットもあります。

・費用がかかる
・Instagram経由のユーザーの声をリアルタイムで聞きにくい

何らかの新しい取り組みを始める際には、メリット・デメリットの両方を把握した上でベストな方法を模索することが大切ですので、ここから解説する2つのデメリットもチェックした上で自社にとってベストな運用方法を模索しましょう。

プロにインスタの運用をサポートしてもらうインスタ運用代行は、外注ですから当然費用が発生します。具体的な費用は依頼するサービス内容や運営会社によって異なりますが、数万円～数十万円程度の費用が発生するケースが多くなっています。

とはいえ、いくら外注コストを抑えるために内製化で運用したとしても効果が出なければ人件費をはじめとしたコツとが無駄になってしまいます。大切なのは「費用対効果」なので、期待できる効果とコストのバランスを踏まえて運用方法を検討しましょう。

インスタの運用をどの程度任せるかによって異なりますが、代行に委ねる割合が大きくなるほど、ユーザーの声や反応をリアルタイムで感じ取るのは難しくなります。また、運用を内製化している場合は成功・失敗に関わらず、さまざまな施策を繰り返すことで経験、ノウハウが社内に蓄積されていきますが、運用代行に任せきりになってしまうとノウハウがなかなか蓄積されていきません。

したがって、運用代行を依頼する際は、こまめにアカウントの状況をチェックする、詳細なレポートを提出してもらうなどして、社内でもアカウントがどのような状態にあるのかを把握するための工夫を凝らしましょう。

近年では企業が積極的にSNSを活用するようになったこともあり、インスタ運用代行をはじめとしたSNSの運用代行会社は増えています。ですが代行会社ごとにサービス内容や料金、強みなどはバラバラなため、自社にマッチした会社を見つけるのは難しく感じるかもしれません。そこでここからは、インスタ運用代行会社を選ぶ際に心がけたい以下3つのポイントを解説します。

・費用の内訳が明確か
・目的に合わせた計画を立ててくれるか
・実績や顧客数は豊富か

インスタ運用代行の料金は提供サービスの内容で大きく異なるため、「ただ安いだけ」という理由だけで選ぶのは危険です。特に気を付けたいのは以下のようなパターンです。

・月額10万円：インスタ運用の総合的なコンサルティング
・月額10万円：投稿作成、素材制作、広告運用、分析、レポート提出

上記はいずれも月額10万円と同じ費用ですが、前者は「具体的に何をどこまでやってくれるのか？」が不透明です。このように費用の内訳が不明瞭な会社はリスキーなので、料金にどのようなサービスが含まれているのかを細かく明示してくれる会社を選びましょう。

「撮影スタジオを所有しており、クオリティの高い写真撮影が得意」「動画編集が得意」「効果測定や分析に強い」など、インスタ運用代行会社によって得意分野は異なります。さらにアカウントを所持する企業が「インスタ運用でどのような成果を得たいか？」も千差万別であるため、インスタ運用代行会社を選ぶ際には自社の目的やビジョンを伝えた上で、それらの達成するための具体的な案を提示してくれるかどうかを確認することが大切です。

また、事前に特定の分野に限定して代行会社を利用したいと考えている場合は、該当する分野に強い、得意であることを打ち出している会社がおすすめです。

「インスタ映え」が流行語大賞を獲得したのは2017年末であることからも分かるとおり、日本にインスタが普及するようになってからはまだ数年しか経っていません。そのため、インスタ運用代行というサービス自体も歴史は浅く、なかには実績が少ない会社も数多く存在しています。外注する際には実績数や顧客数が多いサービスほど、より多くのユーザーに支持されてきた信頼性が担保できると判断しやすいため、インスタ運用代行会社を選ぶ際には、実績数・顧客数などの情報をあらかじめ細かくチェックしておきましょう。

インスタ運用代行の費用は提供サービスや運営会社によってバラバラですが、おおよその費用目安を以下にまとめますので参考にしてください。

・月額5～10万円：投稿文作成や投稿代行、ハッシュタグの選定など
・月額10～20万円：投稿関連の代行から写真や動画などのクリエイティブ、簡易的なレポート作成など
・月額50万円以上：上記の対応に加えて、プロのカメラマンによる撮影、広告運用、施策の企画立案から効果測定および分析、改善策の提案など総合的なサポート

上記からも分かるように、より専門性の高いサービスや複合的なサービスになるほど月額コストは高くなります。場合によっては100万円を超えることもありますが、費用は最低でも10万円～と考えておくのが無難でしょう。

インスタはビジネスシーンにおいても企業の認知度向上、イメージアップ、商品・サービスの販促などあらゆる分野で有効活用が可能です。とはいえ効果的に運用するには、専門的なノウハウに基づいた戦略的な仕組みが求められますので、必要に応じてプロの助けを借りると良いでしょう。

アイミツではインスタ運用代行会社に関する情報を多数取り揃えています。丁寧なヒアリングを行った上で条件に合うWeb広告会社を無料で複数ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
Instagram広告運用に強いWeb広告代理店一覧
【費用感を知りたいという方はこちら】
ネット広告の費用・相場