防犯カメラの効果と犯罪抑止力の高い設置場所事例【2024年最新版】

いざというときに役立つ防犯カメラ。実店舗などを持つビジネスをはじめた方や、人手不足を感じている事業者のなかには、導入を検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、防犯カメラの効果と犯罪抑止力の高い具体的な設置場所について解説しています。防犯カメラで得られる効果を把握しておきたい、導入を検討しているという方は、ぜひ参考にしてください。

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防犯カメラと監視カメラは、それぞれ役割が異なります。防犯カメラは、その名のとおり犯罪を防止するという役割を持ったカメラです。一方、監視カメラは、犯罪者を監視し、犯罪が起こった際に証拠として使用できる映像を残すという役割があります。
カメラの機能に関しては、大きな違いが出ることはありません。ただ、「防犯」と「監視」では設置場所が異なってきます。防犯カメラは犯罪を防ぐために設置するため、目立つところに設置する場合が多いです。「防犯カメラが設置してある」ということ自体が、犯罪の抑止になります。
監視カメラは犯罪の証拠を残す目的で設置されるため、目立たないところに設置することが多いです。「監視カメラ」として販売されているカメラには、小型かつ高性能の物が多く見られます。

ここからは、防犯カメラを設置することで得られる効果について解説していきます。設置を検討している方は、ぜひ事前に効果について把握しておきましょう。

防犯カメラは、設置するだけで犯罪の抑止力が高まります。「カメラがある＝見られている」というだけで、犯罪を思い留まる可能性が高いです。実際には録画機能がついていないダミーのカメラを設置した場合でも、この効果は得られます。
防犯カメラを導入したことで犯罪件数が半減したという市もあるほどに、防犯カメラを設置することの犯罪抑止力・威嚇効果は高いものです。

映像を記録できる監視カメラを設置することで、実際に犯罪行為が起きてしまった際の証拠を残しておくことが可能です。録画された犯行現場の映像を確認することで、犯人を特定する手がかりが得られます。
いつ、どこで、どのような犯罪が起きたのかを明確に示すことができるため、警察への被害届提出もスムーズに行うことができるでしょう。警察が映像を分析することで、犯人を特定できる可能性も高まります。

防犯カメラを設置することで、社員がきちんと働いているかどうかや、トラブルが起こっていないかなどを記録・確認することが可能です。従業員が孤立した状態で業務を行う場合に、防犯カメラを設置しておくことで事件や事故が起こった場合の原因確認も可能になります。不正行為など、トラブルの防止効果もあるでしょう。
従業員が孤立した状態として考えられるのは、たとえばオフィスで社長やマネージャーなどが不在の場合や、広い工場・倉庫などで作業している従業員がいる場合などです。

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ここからは、防犯カメラの設置場所として具体的な場所をご紹介します。

オフィスにおける防犯カメラの役割は、具体的に言うと「不審者の侵入防止」となります。おすすめの設置場所としては、入り口と、入り口と対角線の天井隅です。
入り口では、もっとも重要な人の出入りを確認できます。顔がわかるような角度で設置しておけば、不審者が侵入した場合も迅速な特定につなげることができるでしょう。
入り口と対角線の天井隅、つまりオフィス全体を見渡せる場所は、トラブルが起こった際などの全容把握に役立ちます。死角が出てしまう場合も多いため、その場合はどこが死角となるのかを把握しておきましょう。

飲食店においては、金銭・備品の盗難や内引きの対策に防犯カメラが役立ちます。金銭の盗難は典型的な被害ですが、広々とした敷地でバックヤードからは客席の様子が100%把握できない店舗の場合は、備品の盗難が発生しやすくなってしまいます。
また、来店客・従業員と多くの人が出入りするため、管理者の目が届かない時間なども発生するでしょう。その場合、残念ながら従業員の内引きが発生しやすくなってしまいます。
これらの犯罪を防ぐためには、出入り口・レジ周辺・駐車場に加えて、バックヤードへのカメラ設置がおすすめです。

病院や福祉施設にも、防犯カメラは数多く設置されています。なぜなら、すぐに素早く動けない方も多く、来院者の安全のためにも不審人物の侵入にはとくに気をつけたい施設だからです。防犯カメラはそういった面でも非常に有効な設備だといえるでしょう。
また、医療・介護の現場では慢性的な人手不足に陥っている施設も少なくありません。そこで防犯カメラを設置し、モニターできるようにしておくことで、防犯対策になることに加え、少ない人手で多くの来院者・入居者などの様子を確認することができます。

自社が管理する駐車場などに防犯カメラを設置することで、車に関するトラブルを未然に防ぐ効果が得られます。駐車場で発生するトラブルとして多いのは、車上荒らしのほか、精算機荒らし、利用者同士の事故などです。犯罪行為はもちろん、トラブル発生時の証拠映像を残す意味でも役立つでしょう。
取り付け場所は出入り口のほか、精算機自体に取り付けることもおすすめです。駐車場内を把握したい場合は、死角ができないよう場所を変えて複数設置するとよいでしょう。

防犯カメラの効果を最大限に得るためには、データの保存容量にも注意しておきたいところです。万が一犯罪やトラブルが発生した場合、確認したい映像が保存できていなければ効果は半減してしまいます。自社に適した保存容量を見極め、導入する防犯カメラや記録媒体を検討しましょう。
防犯カメラの記録媒体としては、ハードディスクやSDカード、クラウドサービスなどが挙げられます。保存できるデータ量は、記録媒体の容量や防犯カメラの設置台数によって変化し、価格にも影響するため要注意です。
なお、自社に適した保存容量がわからない場合は、防犯カメラ設置に詳しい電気工事会社に相談するのがおすすめです。

ここまで、防犯カメラを設置することで得られる効果や、防犯カメラが利用されている施設や犯罪の抑止力を高められる設置場所などについて解説してきました。いつ起こるかわからない犯罪のためにほどこせる大きな予防策が、防犯カメラの設置です。後悔するよりも前に、設置を検討してみてはいかがでしょうか。

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