【2024年最新版】カフェの内装におすすめの店舗デザイン会社11選

カフェ開業の際に必ず必要となる店舗の内装工事。工事に着手する前には店舗デザインを決定しなければなりません。
カフェの店舗デザインは集客と密接な関わりがあり、店舗デザインによってメニューや価格帯、ターゲットも変わってくるため、好みやフィーリングだけで決めるのは危険です。

店舗デザインは事業の根幹を左右する要素と言っても過言ではないでしょう。
今回はこれからカフェ開業を目指す方に向けて、カフェの店舗デザインで集客力を高めるためのポイントやカフェのタイプごとのデザイン例、カフェの店舗デザインを依頼できる会社をご紹介します。

カフェの集客力の決め手は立地、飲食のクオリティもありますが、店舗デザインも重要なポイントとなります。
ほかのカフェと差別化して流行るカフェにするにはどうしたら良いのでしょうか？ここでは、店舗デザインで集客力を高めるためのポイントをお伝えします。

どのような店舗デザインを採用するにせよ、最初にやるべきはカフェのコンセプト決めです。カフェのコンセプト決定に際しては「7W2H」を念頭に置きましょう。
7W2Hとは5W1Hに2つのWと1つのHを足したもので、内容は下記の通りです。

Why（なぜ）：何のために
When（いつ）：開業時期
Where（どこ）：開業場所
Who（誰）：経営者
Whom（誰に）：顧客層
What（何）：提供商品
Which（どれ）：商品はどれを優先する？
How（どのように）：経営方針・経営内容
How much（いくら）：店舗設計の予算

この7W2Hが決まればカフェのコンセプトは大体決まります。デザイン設計、店舗選びに大きく影響する部分なので、よく内容を検討しましょう。

カフェにはさまざまな人が訪れますが、必ずターゲット層は決めましょう。カフェには若者、主婦、学生、年配者などさまざまな属性の人が訪れます。年代や性別によって好みの内装は異なるため、ターゲットを決めることでデザインの方向性を決めやすくなるでしょう。

例えば、若者向けであればインスタ映えする内装、年配者向けであればバリアフリーの内装が好まれるでしょう。ターゲットを絞ると客層を狭めることになるのでは？と心配に思う方もいるかもしれませんが、万人受けを狙うと誰にも刺さらない内装になってしまいます。
カフェの集客では非常に重要なポイントとなるため、ターゲット層の決定は時間をかけて決定してください。

カフェの内装デザインを決める際は、必ず地域の競合店をリサーチしましょう。同じコンセプトのカフェがあると、ターゲット層を奪い合ってしまいます。
これから経営を始めるのであれば、敢えて競争の激しい場所に身を投じる必要はありません。事前に客層や価格帯、内装デザインを調査して、同じようなコンセプトの繁盛店がある場合は、路線変更も選択肢に入れましょう。
他店としっかり差別化し、地域で唯一無二のカフェになることが大切です。

競合店のリサーチが終わったら、カフェで提供する飲食物の価格帯を設定します。価格帯とデザインは相関関係があり、価格帯と内装の印象がかけ離れていると利用客は不安になるものです。
また、居心地の悪さを感じたらリピーターになってもらえる可能性は低くなってしまうでしょう。例えば、価格帯が高ければ高級感のある内装、学生・若者でも利用しやすい価格帯であればカジュアルな内装がマッチします。

当然ながら価格帯に見合うメニューを出すことも大切です。近隣のライバル店の価格を調べて競争に勝てる料金にすると事業を有利に進められるでしょう。

カフェはコンセプトによって求められるデザインが変わります。
ここからは、カフェのタイプ別の内装デザイン例についてご紹介していくので、店舗デザインを決める際の参考にしてください。

ナチュラル系カフェの中心コンセプトは文字通り「自然派」で、女性や若者に人気の内装です。
人に優しい内装を意識し、床はフローリングで、壁は木やレンガなど自然素材を利用します。観葉植物や植木などを置いて、さながら自然の中にいるようなリラックスした気分になれるようインテリアも工夫すると良いでしょう。
テーブルや椅子、食器なども木目調のものを使うなど、全体として統一された印象になるとより洒落た雰囲気になります。

スケルトン系カフェはコンクリートをむき出しにした内装で、店舗やオフィスで採用する人が増えています。
床から天井まで距離が開くので開放感が出るほか、無機質で目立たない分、室内の床や壁などの質感がデフォルメされるのが特徴です。
スケルトン系のデザインは非日常感もあり、モダンでお洒落な空間を創るには最適です。都会のビジネスマンやOLにも支持されるでしょう。

ただし、クロスや石膏などがなくなるため、一般的な内装よりは外気の影響を受けやすくなるでしょう。冷暖房効率も下がるおそれがあります。
配線工事費用もかかるので、スケルトン系の内装を採用する場合は特徴をよく押さえておきましょう。

高級感のあるカフェは落ち着きのある内装が特徴です。狭い空間に要素を詰め込み過ぎるとごちゃごちゃした印象を与えてしまうため、高級感を演出するには可能な限り空間に余白を設けるのがコツです。
できるだけテーブル間隔を広げ、通路幅も広くとりましょう。内装は漆喰やタイル、大理石、無垢材など、平均単価が高い素材を使うとぐっと高級感が出ます。

ぱっと見で量産的な印象を与えないよう、質感に拘った内装にするのがポイントです。日常的に高価なサービスを利用する層がターゲットとなります。

隠れ家・古民家風カフェは物件選びから内装が関わります。特に古民家風にするなら、店舗も古民家物件を探さなければなりません。
内装デザインは基本的に全て新しいものにしますが、古民家風のカフェは経年劣化した梁や柱をインテリアとして活用すると風情が出ます。さらに壁や天井を抜くと開放感のある作りになるほか、土間や縁側、障子、家具など備え付けのものもインテリアとして活用できます。
注意点として、古い建物は段差があり通路も狭いので、バリアフリーの導入をおすすめします。また、隠れ家・古民家風は意外性が集客のポイントになるので、近隣に似たような雰囲気のカフェがないかどうかのチェックも必要です。客層は年配者、女性がターゲットです。

年配者や女性に人気が出やすい和風系カフェの内装は、日本の伝統的な畳や障子、襖、和家具を備えているのが特徴です。純和風スタイルのほか、近代的な要素を取り入れた和モダンスタイルもあります。
和風系カフェの内装は、カウンター席とテーブル席を用意するのがおすすめ。寿司屋のような雰囲気でいかにも和風なイメージになるだけでなく、単身客も利用しやすいというメリットがあります。

注意点はただの和室にならないよう工夫することで、利用客の目を惹くデザインを取り入れることが大切です。日本の伝統家具や雑貨を置くとさらに雰囲気が出るでしょう。

ヨーロッパ風カフェは、まるで本当に外国にいるかのような空間にすることがポイントです。
壁はレンガや漆喰、床はフローリング、石畳のフロアタイルなどを利用すると、異国情緒が漂います。旅行に訪れたような気分になるので、非日常的な空間のカフェを作りたい方におすすめです。
家具や食器は外国製のものを選ぶとより雰囲気が出るでしょう。若いカップルや学生、OL、主婦層まで、欧米志向の層には幅広く支持される内装デザインです。

レトロ系カフェはビンテージ感漂う内装で、壁や天井も敢えて古びた印象にします。
家具や装飾品も年代物を集めて、古き良き時代にタイムスリップしたかのような統一あるデザインにしましょう。センスが求められますが、成功すればほかのカフェにはない独自性を打ち出せます。

ターゲットはビンテージファン層です。好む人には好まれるので、ターゲットは狭くてもリピーターがつきやすいでしょう。

まずは、カフェの店舗デザインを低価格で提供している会社を紹介します。

ここまで、比較的低価格でカフェの店舗デザインを行っている会社を紹介しました。

カフェの見栄えや素材を重視すると費用が高額になるイメージがありますが、低予算であっても質の高い店舗づくりが叶えられる店舗デザイン会社も多く存在しています。「限られた予算の中でカフェを開業したい」という方は、低価格を強みとしている店舗デザイン会社を中心に候補を絞るとよいでしょう。
中には顧客の理想を叶えるために、高価ではない素材を用いた提案を行っている会社もあるので、うまく活用することをおすすめします。

続いて、カフェの店舗デザインに強く豊富な実績をもつ会社を紹介します。

ここまで、カフェを含む店舗デザインの実績が豊富な会社を紹介しました。

実績が豊富ということは、それだけ多くのカフェや飲食店から信頼を集めている会社だと考えられます。これまでの経験で培った経験を活かした提案や施工が期待できるため、安心して任せられるでしょう。
特にカフェの店舗デザインを手がけた実績の多い会社や、理念やコンセプトに共感できる会社を選べば、理想のカフェづくりが近づくはずです。

「アイミツ」では、ここまで紹介したほかにも多数の店舗デザイン会社の情報を保有しています。カフェの開業・改修にともなう店舗デザインでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

続いて、カフェの店舗デザインに強いワンストップ体制の会社を紹介します。

カフェの店舗デザインの費用相場はスケルトン物件で10～30坪の場合、1坪あたり40万円〜60万円程度です。
内装デザインはテナントの条件や坪数、立地、内装のグレードによって大きく変わるため一概には言えませんが、目安として10坪のカフェなら400～600万円程度の費用がかかることを想定しておきましょう。

また、店舗を借りる際は半年から1年分の家賃と保証金、開店までの運転資金も必要です。合算すると10坪のカフェ開業には1,000万円程度の費用がかかると見積もっておくと間違いありません。

最後に、店舗デザイン会社選びで失敗しないためのポイントを解説します。

店舗デザインに限らず、外部の会社へ業務を依頼する際に大切なポイントとなるのが過去の実績・事例です。デザインは数字でははかれない業務であるため、豊富な経験にもとづいた知見やノウハウある会社の方が安心して依頼できるでしょう。

カフェの店舗デザインを依頼するからには、できるだけ「カフェの店舗デザインを多く担当してきた会社」に任せたいところ。これまでの実績や事例を公開している店舗デザイン会社も多いので、事前にしっかりと確認し、希望するテイストが得意な会社を選ぶことをおすすめします。

店舗デザインを依頼する際には、デザインや施工の品質だけでなく事前の現地調査や完成（引き渡し）後のフォローの内容を確認することも大切です。施工の完了後には、当然ながら変更は簡単ではありません。

施工完了後に「イメージと違った」「もっとこうすればよかった」などと後悔しないためにも、設計・施工の前段階や完成後のフォロー体制は非常に重要なポイント。3D設計図の作成や使用予定の素材の事前確認、アフターフォローの可否はもちろん、どれだけ親身になって取り組んでくれるかも確認しましょう。

店舗デザイン会社は「デザインを専門とする会社」と「デザインから施工まで一貫して行う会社」に分かれます。前者は施工は別の会社へ依頼することになりますが、デザインに関する知識や実績は豊富だと考えられます。

一方、店舗デザインから施工までを一貫体制で提供している会社は、スピーディーかつデザイン担当と施工担当の間に齟齬が生まれる可能性が低いというメリットがあります。双方のメリット・デメリットを理解した上で、予算や要望に合っている会社を選びましょう。

この記事では、カフェの店舗デザインに強い会社を紹介するとともに、店舗デザイン会社選びで失敗しないためのポイントを解説してきました。

カフェのデザインは集客や売り上げに大きな影響を与えるだけでなく、そこで働くスタッフのモチベーションをも左右するもの。「『ここに来ると安心できる』と思ってもらえるようなカフェにしたい」「細かな部分まで自分好みに仕上げたい」など、抱いているイメージを具現化するためには、目的に適した会社へ店舗デザイン・施工を依頼する必要があります。
しかし、数ある店舗デザイン会社の中から、ニーズに合った会社を探し出すのは決して簡単ではないでしょう。

「アイミツ」では、紹介したほかにもさまざまな店舗デザイン会社の情報をご用意しています。カフェの店舗デザインの依頼先でお悩みの方や、自社に合った店舗デザイン会社が知りたいという方は、お気軽にお問い合わせください。