店舗デザイン会社の失敗しない選び方|比較チェックポイント付き
新規出店やブランドのリニューアル、競合他社との差別化など、さまざまな場面で重要性が増す店舗デザイン。しかし、いざ店舗デザイン会社へ依頼しようと思っても、「どの会社を選べばいいのかわからない」「何を基準に比較すればいいのか迷う」と感じる担当者も少なくありません。
本記事では、店舗デザイン会社の失敗しない選び方を初心者にも分かりやすく解説します。選定の具体的なステップや比較時に確認したいチェックポイントも紹介しているので、自社に合った店舗デザイン会社を探している方はぜひ参考にしてください。
- この記事でわかること
-
- 店舗デザイン会社選定までの具体的なステップ
- 失敗しない店舗デザイン会社の選び方と、良い会社の見極め基準
- 比較時に使えるチェックポイント
店舗デザイン会社の選定までの全体の流れ(選定ステップ)
店舗デザイン会社を選ぶ際には、いきなり会社をリストアップして比較を始めるのではなく、まず自社の状況や目的を整理し、段階を踏んで進めることが失敗を防ぐ近道になります。ここでは選定までの大まかな流れを6つのステップに分けて紹介します。それぞれのステップでどのような判断軸を持つべきかは後の章で詳しく解説しますので、まずは全体の手順を把握しておきましょう。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| STEP1 | 出店の目的・コンセプトを整理する |
| STEP2 | 業種・店舗規模・予算感を明確にする |
| STEP3 | デザイン性・機能性・コストの優先順位を決める |
| STEP4 | 候補となる店舗デザイン会社をリストアップする |
| STEP5 | 相談・実績確認・見積依頼を行う |
| STEP6 | 提案内容・施工体制を比較検討する |
STEP1|出店の目的・コンセプトを整理する
店舗デザイン会社探しを始める前に、まずは「どのような店舗をつくりたいのか」という目的とコンセプトを明確にすることが大切です。新規出店なのかリニューアルなのかによってデザインの方向性が大きく変わりますし、ターゲットとなる顧客層や伝えたいブランドイメージが異なれば、求めるデザインの世界観も自ずと変わってきます。この段階で目的が曖昧なままだと、後の工程で会社選びの軸がぶれてしまい、自社のビジョンと合わない提案を受け入れてしまうおそれがあります。
具体的には、どのような客層に来店してほしいか、競合他社との差別化ポイントは何か、店舗を通じてどのような体験を提供したいかといった点を洗い出しておくとよいでしょう。これらを言語化しておくことで、次のステップ以降でデザイン会社との認識のズレを最小限に抑えることができます。
STEP2|業種・店舗規模・予算感を明確にする
目的とコンセプトが整理できたら、次に業種・店舗規模・予算感を具体的に定めていきます。飲食店、アパレル、美容室、クリニックなど、業種によって店舗デザインに求められる機能性や規制が異なるため、自社の業種に精通した会社を選ぶことが仕上がりの質に直結します。また、店舗の坪数や席数、施工範囲の広さによっても、得意とする会社が変わってくるため、規模感を明確にしておくことも重要です。
予算感についても、この段階である程度の目安を持っておくことが求められます。予算の上限が不明確なまま会社へ相談すると、見積もりが大きくぶれてしまったり、後から費用が膨らんで計画が崩れてしまったりするリスクがあります。おおよその総予算と内装工事に充てられる金額を事前に整理しておきましょう。
STEP3|デザイン性・機能性・コストの優先順位を決める
店舗デザイン会社を選ぶうえで、デザイン性・機能性・コストの3つはトレードオフの関係になりやすい要素です。こだわりのデザインを追求すれば費用や工期がかかり、逆にコストを最優先にすればデザインや使い勝手に妥協が必要になることもあります。そのため、自社にとってどの要素が最も重要なのかをあらかじめ社内で話し合い、優先順位を決めておくことが欠かせません。
例えば、ブランドの世界観を体現することが重要な旗艦店であればデザイン性を最優先にすべきですし、テイクアウト専門の店舗であれば動線や作業効率といった機能性を重視する判断も合理的です。この優先順位が定まっていないと、提案を受けた際に判断基準が曖昧になり、後悔のある選択につながってしまいます。
STEP4|候補となる店舗デザイン会社をリストアップする
目的・規模・優先順位が固まったら、いよいよ具体的な店舗デザイン会社の候補をリストアップしていきます。インターネット検索や比較サイト、同業他社からの紹介、施工事例の見学など、さまざまな情報源を活用して候補を集めるとよいでしょう。この段階ではまだ厳密な比較を行う必要はなく、ある程度幅広く候補を集めておくことがポイントです。
候補が多すぎると後の比較検討が大変になりますが、少なすぎると選択肢が狭まり、より自社に合った会社を見逃してしまう可能性もあります。目安として5〜10社程度をリストアップし、その中から次のステップで実際にコンタクトを取る会社を絞り込んでいくとスムーズに進められます。
STEP5|相談・実績確認・見積依頼を行う
候補となる店舗デザイン会社が決まったら、実際に問い合わせを行い、相談・実績確認・見積依頼を実施します。この段階で初めて各社の対応の早さや提案内容の質、料金体系の違いが具体的に見えてくるため、選定プロセスの中でも特に重要な工程といえます。複数社に同じ条件で依頼を出すことで、公平な比較ができるようにしておきましょう。
実績確認の際には、自社と同じ業種や規模の施工事例があるかどうかに注目してください。見学が可能であれば実際に施工した店舗に足を運び、写真や資料だけではわからない仕上がりの質感や空間の使い方を確かめることも非常に有効です。
STEP6|提案内容・施工体制を比較検討する
最終ステップでは、各社から得られた見積もりや提案内容、実績確認の結果をもとに、提案の質と施工体制を総合的に比較検討します。デザインの魅力だけでなく、設計から施工管理までの体制、工期の現実性、アフターフォローの充実度なども含めて評価することが大切です。
この段階で複数の会社を並べて比較表を作成すると、それぞれの強みや弱みが視覚的にわかりやすくなり、社内での意思決定もスムーズに進みます。最終的には、自社が当初定めた優先順位(デザイン性・機能性・コスト)に最も合致する会社を選ぶことが、失敗のない店舗デザイン会社選びの締めくくりとなります。
店舗デザイン会社の基本的な選び方
店舗デザイン会社選びの土台となるのが、自社の軸をしっかりと固めることです。やみくもに会社を比較し始めるのではなく、まずは自社がどのような目的で店舗デザインを必要としているのか、会社にはどのようなタイプがあるのか、そして自社の業種・規模・優先したい条件は何かという基本的な方針を整理しておくことで、その後の比較検討作業が格段にスムーズになります。ここでは、選定の出発点となる4つの観点について詳しく見ていきましょう。
まず出店目的・コンセプトを整理する(新規出店か/リニューアルか)
店舗デザイン会社選びの第一歩は、店舗をつくる目的とコンセプトを明確にすることです。新規出店の場合はゼロからブランドの世界観をデザインに落とし込む必要があるため、コンセプトワークから一緒に取り組めるクリエイティブな会社が向いていることがあります。一方、リニューアルの場合は既存の雰囲気を活かしながら改善点を反映させる繊細な判断が求められるため、ヒアリング力と提案力に定評のある会社が適しているケースが多くあります。
この目的の違いを意識せずに会社を選んでしまうと、自社の意図とはまったく異なる方向性の提案を受け続けることになり、打ち合わせの回数が増えて工期や費用が膨らむ原因にもなりかねません。「新規出店か・リニューアルか」「どのような顧客に来てほしいのか」「競合との差別化ポイントは何か」といった点をあらかじめ整理しておくことが、会社選びの軸を定めるうえで不可欠です。
店舗デザイン会社のタイプを理解する(設計事務所系・施工会社系・デザイン+施工一貫型)
店舗デザイン会社にはいくつかの異なるタイプが存在し、それぞれに得意とする領域やサービスの特徴があります。設計事務所系は意匠性や空間設計の独自性に強みがある反面、施工は別の業者に外注するケースが多く、設計と施工の間で連携に課題が生じることがあります。施工会社系は工事の実行力やコスト管理に長けていますが、デザインの自由度や提案の幅が比較的限られることもあります。
デザインと施工を一貫して手がける一貫型の会社は、設計から工事完了まで一社で完結できるため、コミュニケーションのロスが少なく、スケジュール管理もしやすいという特徴があります。どのタイプが自社に合うかは、重視する価値観や予算感によって異なりますが、各タイプの特徴を理解しておくことで、候補を絞り込む際の判断がしやすくなります。
自社の業種・店舗規模で候補を大きく絞る
店舗デザイン会社のタイプを把握したら、次は自社の業種と店舗規模という観点から候補を絞り込んでいきます。飲食店であれば厨房の動線設計や換気設備への知識が必要ですし、クリニックであれば医療法上の規制や患者のプライバシーに配慮したゾーニングの経験が求められます。得意な業種が自社と合っていない会社に依頼してしまうと、業界特有の商習慣や法規制への対応が後手に回り、設計の修正が頻発するといったトラブルにつながることもあります。
また、店舗の坪数や規模によっても、得意とする会社は変わってきます。小規模店舗の設計に慣れた会社が大型施設を担当したり、その逆が起きたりすると、設計の精度や工程管理の質に影響が出ることがあります。業種と規模という2つの軸でフィルタリングすることで、候補を現実的な数に絞り込むことができます。
デザイン性・機能性・コストのどれを優先するか方針を決める
店舗デザイン会社選びにおいて、デザイン性・機能性・コストのバランスをどう取るかという方針を早い段階で決めておくことは非常に重要です。SNS映えを重視したいカフェであればデザイン性を最前面に出すべきですし、医療機関や福祉施設であれば安全性・バリアフリーといった機能性が優先されます。一方でフランチャイズ展開を視野に入れた店舗であれば、再現性とコスト管理を最重視する判断が合理的です。
この方針が明確であれば、見積もりや提案を比較する際にも一貫した基準で判断でき、「デザインはよかったけれど予算を大幅に超えてしまった」「コストは抑えられたが使い勝手が悪かった」という後悔を防ぐことができます。社内でこの優先順位を共有したうえで会社選びに臨むようにしましょう。
候補を絞り込むために見極めるポイント
ある程度候補となる店舗デザイン会社が絞られてきたら、次は実際のデザインの質や対応力を見極める段階に入ります。価格表や会社概要だけでは見えてこない、実務レベルでの強みや弱みを把握するために、ポートフォリオの確認や実績のヒアリング、施工プロセスの説明を求めるなど、より定性的で行動を伴う調査を行うことが重要です。ここでは、候補を本当に信頼できる会社へと絞り込むための5つの見極めポイントを紹介します。
過去のデザイン事例・ポートフォリオで作風や世界観を確かめる
店舗デザイン会社の実力を見極める最も確実な方法のひとつが、過去の施工事例やポートフォリオを通じて作風や世界観を確認することです。各社のウェブサイトやSNSに掲載されている事例を見ると、そのデザイン会社が得意とするテイストや雰囲気がおおよそ見えてきます。シンプルでミニマルなデザインが得意な会社もあれば、にぎやかで装飾性の高い空間を得意とする会社もあり、自社のブランドイメージと方向性が合っているかを見極めることが重要です。
ポートフォリオはできるだけ多くの事例を確認したうえで、自社のコンセプトに近い雰囲気のデザインを複数手がけているかどうかを判断基準にするとよいでしょう。また、可能であれば実際に施工した店舗を訪問し、写真や画像では伝わりにくい素材の質感や空間のスケール感を肌で感じることも、選定精度を高めるうえで非常に有効です。
同業種・同業態の店舗デザイン実績を具体的に確認する
店舗デザイン会社が自社と同じ業種・業態でどれだけの実績を持っているかを確認することも、見極めの重要なポイントです。単に「飲食店の実績があります」という説明だけでなく、どのような業態の店舗を、どの程度の規模で、どのくらいの予算感で手がけてきたのかを具体的に尋ねてみることをおすすめします。守秘義務の関係でクライアント名を開示できない場合もありますが、実績の概要や施工写真については提示してもらえることがほとんどです。
業種・業態に精通している会社であれば、厨房レイアウトの効率性、接客動線の確保、業界固有の法規制への対応など、表面的なデザイン以外の実務的な観点からも的確な提案が期待できます。こうした業種特有のノウハウを持っているかどうかは、後の設計プロセスの円滑さに大きく影響するため、実績の確認は必ず行うようにしましょう。
設計から施工までのプロセス(ヒアリング→設計→施工管理)の中身を聞く
信頼できる店舗デザイン会社かどうかを見極めるうえで欠かせないのが、ヒアリングから設計、施工管理に至るまでのプロセスの中身を具体的に確認することです。初回のヒアリングでどのような情報を集めるのか、設計図が出るまでに何回の打ち合わせが行われるのか、施工中は誰がどのように現場を管理するのかといった流れを説明してもらうことで、その会社の進行管理の丁寧さや体制の整備度合いが見えてきます。
また、設計を担当したデザイナーが施工管理にも関与する体制かどうかも重要なポイントです。設計と施工管理が完全に分離している場合、設計意図が現場に正確に伝わらず、イメージと異なる仕上がりになってしまうリスクがあります。プロセスの透明性が高く、各フェーズの担当者と役割が明確に説明できる会社を選ぶことが、満足度の高い店舗づくりにつながります。
アフターフォロー・保証対応の範囲を確認する
店舗が完成して引き渡しを受けた後に、設備の不具合や仕上げの剥がれといった問題が発生することは珍しくありません。そのため、竣工後のアフターフォローや保証対応の範囲を事前に明確にしておくことが重要です。保証期間がどの程度設けられているか、不具合が発生した際の対応窓口はどこか、補修対応にかかる費用はどのように扱われるかといった点を契約前に確認しておくと安心です。
特に開業直後は、什器の取り付けや電気設備の調整など、細かなメンテナンスが必要になるケースも多いため、竣工後も迅速に対応してもらえる体制が整っているかどうかは大きな判断材料になります。アフターフォローの範囲や条件については、口頭だけでなく書面で確認しておくことをおすすめします。
担当者のヒアリング力・提案の的確さを見る
店舗デザインの品質は、デザイナーの実力だけでなく、案件を取りまとめる担当者のヒアリング力や提案力にも大きく左右されます。優れた担当者は、依頼内容を表面的に聞くだけでなく、ターゲット顧客のイメージやブランドが大切にしている価値観、将来的な事業展開の方向性まで丁寧にヒアリングしたうえで、最適なデザインプランを提案してくれます。逆に、こちらの要望を十分に汲み取らずに画一的な提案しかしてこない担当者の場合、その後のコミュニケーションでも認識のズレが生じやすくなる傾向があります。
初回の相談や見積もり依頼の段階で、担当者がどれだけ具体的な質問を返してくるか、自社の業種や客層について深く理解しようとしているかを観察してみましょう。こうした初期対応の姿勢は、長期にわたる設計・施工プロセスを通じた信頼関係を築けるかどうかを判断するうえで重要な指標となります。
店舗デザイン会社を比較するときのチェックポイント
| 比較項目 | 確認すべきポイント |
|---|---|
| 対応業種・坪数レンジ | 自社の業種・店舗規模の実績があるか |
| 料金体系 | 設計費・施工費の内訳、追加費用の有無 |
| 納期・工期 | 標準工期の目安、スケジュール変更への対応 |
| 施工管理体制 | 自社施工か外注か、現場管理の仕組み |
| サポート体制 | 専属担当の有無、打ち合わせ頻度、緊急時対応 |
候補となる店舗デザイン会社の質をある程度見極めたら、最終的な選定に向けて、より定量的でスペック的な条件面を比較していく段階に移ります。対応できる業種・坪数レンジ、料金体系、工期対応、施工管理体制、サポート窓口といった項目は、複数の会社を横並びで比較する際に特に重要な指標となります。これらの条件を整理した比較表を作成することで、各社の強みと弱みが一目でわかるようになり、社内での意思決定もしやすくなります。
対応実績のある業種・坪数レンジの広さ
店舗デザイン会社を比較する際には、まずその会社がどのような業種・坪数レンジの店舗を多く手がけているかを確認することが基本となります。飲食、物販、美容、医療など、業種によって空間設計の考え方や法規制への対応が大きく異なるため、自社の業種での実績が豊富かどうかは選定の重要な基準になります。
坪数についても、20坪以下の小規模店舗と100坪を超える大型店舗では、設計・施工における難易度や必要なノウハウが異なります。自社が予定している店舗規模に近い実績が複数あるかどうかを確認しておくことで、実務上のミスマッチを防ぐことができます。
料金体系・追加費用・坪単価の目安
料金面の比較では、坪単価の目安だけでなく、料金体系全体の仕組みを理解することが重要です。設計費と施工費が分離している会社もあれば、一括で提示される会社もあるため、同じ条件で比較できるよう内訳を揃えて確認することが必要です。また、設計変更が生じた場合の追加費用の扱い、什器や家具の調達にかかる費用が含まれているかどうかも、トータルコストを把握するうえで欠かせない確認事項です。
見積もり時には記載されていなかった費用が後から請求されるといったトラブルを避けるためにも、想定される追加費用の項目と条件を事前に明確にしておくことをおすすめします。複数社の見積もりを比較する際は、含まれているサービスの範囲を統一したうえで金額を比較するようにしましょう。
納期・工期・スケジュールの融通
開業日や移転日が決まっているケースでは、工期のスケジュール管理が非常に重要になります。設計から施工完了まで一般的にどの程度の期間が必要か、繁忙期や資材調達の状況によって工期が延びるリスクはあるかといった点を事前に確認しておくことが大切です。また、急な設計変更や工程のやり直しが発生した場合に、どの程度スケジュールを調整できるかについても、柔軟に対応してもらえるかを確認しておくとよいでしょう。
開業日から逆算して現実的な工期を確保できるかどうかは、余裕を持った計画を立てるうえで欠かせない視点です。スケジュールに融通が利く会社かどうかは、初回の相談段階での対応からもある程度見えてくるため、「この日程での対応は可能ですか」と具体的に確認してみることをおすすめします。
施工管理体制(自社施工か外注か)
店舗デザイン会社によっては、設計は自社で行いながら施工は協力会社に外注しているケースがあります。外注自体が必ずしも問題というわけではありませんが、外注先の管理体制や品質基準が不明確な場合、施工のクオリティにばらつきが出たり、設計者の意図が現場に正確に伝わらなかったりするリスクがあります。そのため、施工を誰が担当するのか、外注の場合はどのように管理・監督しているのかを具体的に確認しておくことが重要です。
自社施工の体制が整っている会社であれば、設計から施工まで一貫した品質管理のもとでプロジェクトを進めることができ、問題が発生した場合の責任の所在も明確になります。施工管理体制の透明性が高い会社を選ぶことが、完成後のトラブルを未然に防ぐことにつながります。
連絡体制・打ち合わせ頻度・サポート窓口
店舗デザインプロジェクトは設計から施工完了まで数週間から数カ月にわたることが多く、その間の連絡体制や打ち合わせの頻度が、プロジェクト全体のスムーズさを大きく左右します。専属の担当者がついて一貫した対応をしてくれるのか、打ち合わせはどの程度の頻度で設定されるのか、進捗報告はどのような方法で行われるのかといった点を事前に確認しておくとよいでしょう。
また、施工中に急な変更や問題が発生した際に、迅速に連絡が取れる体制が整っているかどうかも重要です。担当者の連絡先が一本化されており、問い合わせへの対応が早い会社であれば、予期せぬトラブルが生じた場合にも安心して対処することができます。
店舗デザイン会社選びでよくある失敗と避けるべき会社の特徴
これまで紹介してきた選び方や比較ポイントを踏まえたうえで、実際の会社選びの最終チェックとして押さえておきたいのが、避けるべき会社に共通する特徴です。残念ながら、店舗デザイン業界にも対応や品質が十分とはいえない会社が存在しており、こうした特徴を知らずに契約してしまうと、竣工後にトラブルが発覚するケースが少なくありません。ここでは、過去によくある失敗事例から見えてくる、注意すべき会社の傾向を具体的に解説していきます。
- NGサインのチェックリスト
-
- 実績や施工事例を公開していない
- 見積もり・追加費用の内訳が曖昧
- 品質管理・進行管理の仕組みを説明できない
- 問い合わせ・打ち合わせ対応が遅い・説明が不十分
- 相場とかけ離れて極端に安い
実績や施工事例を公開していない
信頼できる店舗デザイン会社の多くは、自社のウェブサイトや提案資料の中で、これまでの施工事例をある程度具体的に公開しています。一方で、事例がほとんど見当たらない、あるいは問い合わせても「守秘義務があります」という一言で済まされてしまう会社については注意が必要です。施工事例を公開できない背景には、単に守秘義務上の理由だけでなく、そもそも十分な実績が積み上がっていない可能性も考えられます。
このような会社に依頼してしまうと、自社の業種や規模に対応した経験が不足しており、設計の精度や施工の品質に問題が生じるリスクがあります。問い合わせの段階で具体的な事例の開示を求め、写真や概要だけでも提示してもらえるかどうかを確認することが、こうしたリスクを避けるための第一歩となります。
見積もり・追加費用の内訳が曖昧
見積もりを依頼した際に、料金の内訳が「工事一式〇〇円」といった大まかな表記のみで、設計費・施工費・材料費の内訳が示されない会社には注意が必要です。内訳が不明瞭なまま契約を進めてしまうと、後になって追加工事費用や資材の変更差額、設計変更料などが別途請求され、当初の予算を大幅に超えてしまうケースが少なくありません。
信頼できる店舗デザイン会社であれば、見積もり時点で各費用の内訳と根拠を明確に提示してくれるはずです。また、どのような状況が発生した場合に追加費用が生じるのかについても、事前に説明できる体制が整っているはずです。見積もりの内訳に疑問を感じたら、遠慮せずに詳細を確認し、書面で合意しておくことをおすすめします。
品質管理・進行管理の仕組みを説明できない
質の高い店舗デザイン会社は、設計図の確認フロー、施工中の現場チェックの頻度、仕上げ検査の基準といった品質管理・進行管理の仕組みを明確に持っています。しかし、こうしたプロセスについて質問しても、具体的な説明ができない、あるいは「担当者が責任を持って対応します」という抽象的な回答しか返ってこない会社は、組織的な品質管理体制が整っていない可能性があります。
品質管理の仕組みが属人的になっている会社では、担当者の経験値や注意力に品質が左右されやすく、担当が変わった途端に対応が変わってしまうリスクもあります。誰が、どのような基準で、何を確認しているのかを具体的に説明できる会社を選ぶことが、完成品の品質を担保するうえで重要です。
問い合わせ・打ち合わせ対応が遅い・説明が不十分
契約前の問い合わせ段階での対応の質は、契約後の対応の質を予測するうえで非常に重要な指標となります。メールへの返信に何日もかかる、打ち合わせの日程調整が難航する、質問に対して的を射た説明が返ってこないといった会社は、実際にプロジェクトが始まってからも同様の対応が続く可能性が高いと考えられます。店舗デザインの現場では、施工中に急な判断が求められる場面も多いため、迅速かつ的確なコミュニケーションが取れる会社かどうかは非常に重要な判断ポイントです。
初回の接点であるこの段階での印象を、会社選びの重要な判断材料のひとつとして捉えるようにしましょう。問い合わせへの対応が遅かったり、説明が表面的であったりする場合は、そこで候補から外す判断も合理的です。
相場とかけ離れて極端に安い
店舗デザインの費用には業界としてある程度の相場が存在しており、業種や坪数、使用する素材・設備のグレードによって費用の目安が形成されています。複数社から見積もりを取った際に、他社と比べて極端に安い金額を提示してくる会社があった場合は、その理由を慎重に確認する必要があります。極端な安さの背景には、設計の工程を省略している、使用する資材のグレードが著しく低い、施工を経験の浅い職人に外注しているといった事情が隠れていることも少なくありません。
価格の安さだけに飛びついてしまうと、完成後に素材の劣化が早かったり、施工精度に問題が出たりして、結果的に修繕費用がかさんでしまうといった失敗につながるケースもあります。「なぜこの価格で対応できるのか」という点について納得のいく説明が得られない場合は、慎重に判断するようにしましょう。
店舗デザイン会社選びに迷ったらPRONIアイミツへ
店舗デザイン会社を選ぶ際は、価格や見た目のデザインだけで判断するのではなく、自社の業種・規模・コンセプトに合った会社かどうかを見極めることが重要です。3〜5社程度の店舗デザイン会社を同条件で比較し、提案の具体性や費用の内訳、施工管理体制、担当者とのコミュニケーションのしやすさを確認することが、失敗しない店舗デザイン会社選びにつながります。
PRONIアイミツでは、豊富な店舗デザイン会社の情報をもとに、企業のニーズに合った最適なパートナーを無料でご提案します。時間と手間を省きながら、信頼できる店舗デザイン会社とのマッチングを実現することが可能です。店舗デザインの発注選びに悩んだら、まずはPRONIアイミツにご相談ください。
店舗デザイン会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
一括見積もりサイトだと
多数の会社から電話が・・・ -
相場がわからないから
見積もりを取っても不安・・・ -
どの企業が優れているのか
判断できない・・・
PRONIアイミツなら
発注先決定まで
最短翌日
- 専門コンシェルジュが
あなたの要件をヒアリング! - マッチング実績60万件以上
から業界・相場情報をご提供! - あなたの要件にマッチした
優良企業のみご紹介!