翻訳でありがちな失敗・原因と対応策【2024年最新版】
翻訳会社は文字どおり言語のプロフェッショナル。外国語の製品マニュアルを日本語へ翻訳したり、Webサイトを多言語化したりする際は、翻訳会社に依頼することで限られたリソースを有効活用できるようになります。
そうした一方、翻訳料金や成果物のクオリティに満足できず、「こんなはずじゃなかった‥」と頭を抱えてしまう人も少なからずいらっしゃるようです。翻訳におけるそうした失敗やトラブルはなぜ起きるのでしょうか?
今回は翻訳業務のアウトソーシングを検討している方に向けて、翻訳でありがちな失敗・トラブルと原因、対応策をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
翻訳でありがちな失敗と原因
まずは翻訳会社のサービスの利用にあたって起こりがちな失敗・トラブルを大きく5つ分けてまとめてみました。原因とあわせて詳しく見ていきましょう。
誤訳される
翻訳会社と提携している翻訳者は言語のエキスパートであり、言葉そのものを知らない、訳せないといったことはほぼありませんが、単語・フレーズの使われ方は業種によってさまざま。
たとえば、もともと「方向」「方角」を示す英語のDirectionが、IT業界では「部下への指示」「進行管理」といった意味合いで使われるのは広く知られているとおりです。
また同じ言語でも、英語の場合はイギリス、アメリカといった地域によって単語の意味・用法が変わってきますし、中国語の場合、簡体字と繁体字とでは、漢字の表記方法そのものがまったく異なります。
翻訳文書がどういった用途で使われるのか、具体的に誰のため、何のために翻訳が必要なのかといった点への配慮・理解を欠いたまま直訳したことで、結果的に誤訳となってしまうケースは決して少なくありません。
こうした誤訳の原因としては、まず翻訳者のスキル・知識不足。また、依頼側と翻訳会社のディスコミュニケーション(要件の伝え漏れ、ヒアリング不足など)が原因となって誤訳が起きることもあります。
文章に違和感がある
翻訳会社から納品されたドキュメントの単語やフレーズの意味自体は合っていても、文書全体としてみると読みにくかったり、主題が伝わりにくかったりするということも、頻繁に起こりがちなトラブルです。
外国人の話す日本語を聞いてアクセントや語尾に違和感を覚え、つい聞き返してしまうことがあるように、文書の意味が正しくても、必ずしもそれがスムーズに伝わるとは限りません。わかりやすく伝わりやすい文書に仕上げるためには、翻訳者の正確な作業に加え、ネイティブチェック(対象言語の母国語人材による校正作業)も必要です。
あくまで一部ではありますが、低料金で翻訳を請け負う会社のなかには、人件費を抑えるためにネイティブチェックを省き、ツールによる機械的な翻訳と簡易チェックだけで納品するところもあるようなので注意しましょう。
納期が遅れる
翻訳文書の納期は、基本的に内容とボリュームによって決まります。
契約書や見積書をはじめとする一般的なビジネス文書の場合、5,000文字程度ならおおむね1週間以内、2万文字前後でおおむね1ヵ月以内に納品されますが、時には納期をオーバーし、依頼側の業務にマイナス影響を及ぼしてしまうことも。そうした納期遅延はなぜ起きるのでしょうか?
最も大きな原因として考えられるのは、翻訳者と案件のアンマッチ。語学力そのものに問題はないものの、クライアントの業界動向や海外のビジネス習慣、専門用語について翻訳者が十分理解しておらず、あらためてリサーチが必要になったために時間がかかって遅れてしまうというケースです。
また、原文の質の低さも原因の1つ。翻訳する原文そのものに誤字が多かったり、文脈が煩雑だったり、回りくどいフレーズが多用されていたりすると、翻訳者が内容を理解するまでに時間がかかり、やはり納期の遅延につながりやすくなります。
コストがかさんでしまう
翻訳文書の仕上がりに問題はなく、希望どおりのスケジュールで納品されたものの、当初見込んでいた予算を大きくオーバーしてしまったというのも起こりがちな失敗です。
翻訳会社の多くは、スキル・経験・実績によって翻訳者をランク分けしており、案件のボリューム・難易度・専門性に応じて適したランクの翻訳者を割り当てます。見積もりの際に要望をきちんと伝えられていなかったり、お互いの認識に齟齬があったりすると、必要以上に高いスキル・知識を持つ翻訳者がアサインされ、結果的に料金も高騰してしまうというわけです。
また、ほとんどの翻訳会社はミニマムチャージ(最低利用料金)を設けています。少額の案件をばらばらのタイミングで発注すると、その都度ミニマムチャージを支払うことになり、やはりトータルでの支払い金額は増してしまいます。
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翻訳における失敗を避けるためには
原文のクオリティが低いと納期遅れや誤訳の原因となります。翻訳会社に手渡す前に、いま一度内容をあらため、誤字・脱字はないか、助詞や接続詞の使い方は間違っていないかチェックしましょう。
そのうえで翻訳する目的や文書の用途をもれなく伝え、参考資料(自社の製品マニュアル、過去に翻訳済みのサンプル文書など)を用意しておくと、翻訳者の作業が捗り、クオリティ・納期ともに担保されやすくなるでしょう。
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翻訳の相場・費用
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まとめ
今回は翻訳のアウトソーシングで起こりがちな失敗、トラブルを取り上げ、それぞれの原因や対応策について解説しました。
のちのち後悔しないようにするには、必ず複数の翻訳会社から見積もりをとるのも大事なポイントの1つ。
翻訳料金の金額差が微々たるものだったとしても、ミニマムチャージやオプションサービスの有無によってトータルの支払い金額が大きく変わってくることもあるからです。
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