徹底した調査でわかるショッピングカート「BASE」の実態

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更新日:2018年11月02日 | 公開日:2018年11月02日

「初めてなのでできるだけコストをかけず、少しずつ商品を売っていきたい」「自分がつくったオリジナルの商品を世の中に届けたい」…ネットショップの開設を検討している人のなかには、そんな人も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する「BASE(ベイス)」(運営会社:BASE株式会社(東京都港区))は無料で導入できるショッピングカートです。2012年のサービス開始以来、個人事業主や中小企業を中心に60万以上のネットショップに導入されており、2017年にはモデルの三戸なつめさんが「BASE」でオリジナル絵本の販売を開始したことで大きな話題になりました。

機能の面では「MakeShop」や「カラーミーショップ」には及ばないものの、アカウント登録するだけでその日のうちから商品を販売することができます。
オプションサービスも年々拡充されており、画像データからオリジナルのTシャツを作成したり、海外に向けて商品を販売することも可能です。

<総評> 「BASE」は誰でも手軽にネット通販を始められるツール

冒頭でもふれたとおり、「BASE」の何より大きな特徴は初期投資0円で利用できることです。
アカウントの発行費用も月額のシステム利用料もかかりません。PCとインターネットに接続できる環境さえあれば、その日のうちに販売をスタートすることができます。

実際「BASE」を利用しているユーザーのブログを見てみると個人事業主や小規模な店舗のオーナーが多く、卸業者から大量に商品を仕入れて売るというよりはオリジナルのアクセサリーを少量販売したり、デザインやコンセプトに共感してくれる人に向けてオーダーメイドのグッズを販売したりしている人が多いようです。
いずれも共通しているのは、広告などに費用をかけることなく、あくまで楽しみながらやっているという姿勢。手軽にネット販売を始めたい人には最適なツールの1つだと考えられます。

他のショッピングカートサービスと比べてどうなのか?

まずは料金の面から比較していきます。
「BASE」は決済手数料こそかかるものの、前述のとおり初期費用・月額費用ともに0円で、利用期間の制限もありません。たとえば国産ショッピングカートの代名詞的存在の「MakeShop」と比べると年間4万5,000円以上のコストを節約することができます。

続いて機能の面を見ていくと、メルマガ配信やHTML編集、効果測定、チャットなどを取り揃えており、機能の充実度では無料のショッピングカートのなかで群を抜いています。

ただ1点気を付けたいのは、いずれもオプションサービス扱いであるということ。詳しくは後ほど詳しく説明しますが、「BASE」の機能は基本的にアプリ形式で提供されています。
それぞれインストールする必要があるので、集客→販売→効果測定→運用改善というネット販売の一連の流れを実践できるようになるまでには、「MakeShop」や「カラーミーショップ」と比べるとやや時間がかかるかもしれません。

こうした点をふまえて「BASE」の具体的なメリットとデメリットを見ていきましょう。

1.「BASE」の6つのメリット

まずは「BASE」のメリットから。6つに分けてご紹介します。

1-1.基本料金が無料

多くのショッピングカートは有料プランへの移行を前提に、機能や利用期間が限られた無料プランを用意していますが「BASE」の基本料金は正真正銘の無料サービスです。ライセンス料も月額料金もかからず、決済時の手数料と振込手数料を除いて支払いは一切発生しません。

1-2.決済手数料が安い

その決済手数料も、クレジットカード・Pay-easy・コンビニ決済共通で決済金額の3.6%+40円のみ。
たとえば「カラーミーショップ」のクレジットカード決済に月額1,300円+売り上げの5.5%の手数料がかかることを考えると、格安だと言えます。

1-3. 簡単に導入できる

「BASE」は「30秒でネットショップ開店」をコンセプトに開発されたサービスなので、登録方法も非常にシンプルです。希望のURL、Eメールアドレス、パスワードの3つを登録するだけでアカウントが発行されます。
クラウド型のためサーバーや周辺機器を用意する必要はなく、わずらわしい出店審査などもありません。実際に「BASE」を利用しているユーザーのブログや口コミ・レビューサイトを見ても、多くの人がこの点をメリットとして挙げています。

1-4. 操作がシンプル

「BASE」の管理画面は無駄な要素がまったくなく、商品名・価格・商品説明文・在庫数を入力すれば即座に販売をスタートできます。商品画像もワンクリックでアップロードすることが可能です。

1-5. 商品の登録数が無制限

基本無料ながら商品を無制限に登録できるのも「BASE」のメリットの1つ。
個人事業主のユーザーが多く、「MakeShop」などと比較すると大量の商品を取り扱っているショップは少ないようですが、セールやキャンペーン時に気兼ねなく商品を増やせるのは嬉しいですね。

1-6. 公式アプリと自動連携する

ショッピングカートを使って作成したオリジナルのネットショップは、楽天市場やYahoo!ショッピングの店舗と比べると集客力が弱くなりがちですが、「BASE」には公式スマホアプリとの連携機能が付いています。
アプリの利用者数は400万人以上に及び、プッシュ通知をはじめとする機能も無料で利用できます。

2. 「BASE」の3つのデメリット

続いてはデメリットについて。基本無料で手軽に導入できるうえ使いやすさにも定評があり、60万人以上のユーザーに利用されている「BASE」ですが、細かい部分に目を向けるとやや物足りない部分があるようです。3つに分けてご紹介します。

2-1. 機能を増やすためにアプリをインストールする必要がある

前述のように、デフォルトの状態で商品ページに表示されるのは商品名・価格・商品説明文・在庫数の4つのみです。
「BASE」ではネットショップに欠かせない検索機能や商品のカテゴリー分類、配送日の指定などもすべてアプリ形式のオプション機能として提供されているため、それぞれインストールする必要があります。

必要な機能だけを自分で選んで組み合わせられるため、人によってはメリットと感じられるかもしれませんが、実際のところ、デフォルトの機能や数少ないオプションだけで買い物客の要望に応えながらネットショップを運営していくのは現実的ではありません。
一連の機能が最初から使える「カラーミーショップ」などと比較すると、煩わしさを覚えることもあるのではないでしょうか。

2-2. 売り上げの振込手数料&事務手数料がかかる

基本料金が無料である以上仕方のない部分ではありますが、「BASE」では売り上げ金が振り込まれる際に手数料として一律250円、さらに売り上げが2万円未満の場合は事務手数料として500円がかかります。
ネットショップを開設したばかりであまり売り上げを期待できない時期や、単価の安い商品だけラインナップしているような場合は、売り上げが2万円を超えるように販売期間などを調整した方がいいかもしれません。

2-3. アフターサポートがメールのみ

「BASE」のアフターサポートは基本的にメールのみとなっています。
操作方法はシンプルですが、web掲示板や電話でのサポートが用意されている「MakeShop」や「カラーミーショップ」と比べると、操作に迷った際に回答待ちで時間を持て余してしまうことがあるかもしれません。

3.徹底調査でわかった「BASE」を使うべき人・会社

ここまでご紹介したメリットとデメリットをトータルに考えると、「BASE」はどういった人に向いているのでしょうか?

3-1. 費用をかけずにネットショップを開設したい人

振込時の手数料を除いてコストがかからないのはやはり大きな魅力です。
デザインやレイアウトを変更するためのHTML編集機能をはじめ、オプションのアプリも大部分は無料で利用できます。

3-2. 初めてネットショップを開設する人

アフターサポートのメールに限られるのはやや痛いところではありますが、「1.「BASE」の6つのメリット」でご紹介したとおり、URLとメールアドレス・パスワードを登録するだけで利用スタートでき、商品登録のステップも非常にシンプルです。初めての方も使いやすいショッピングカートだと思います。

3-3. 個人事業主や小規模店舗のオーナー

基本料金が無料でスピーディーに導入できる「BASE」。
公式サイトで紹介されている導入事例を見ても、ハンドメイド商品を取り扱っているアパレル系のショップ、カフェなど比較的小規模な事業者の利用が多いようです。

3-4. デジタルコンテンツやオリジナルグッズを販売したい人

「BASE」ではデジタルコンテンツ販売のアプリをインストールすることで、電子書籍や絵本、音楽などを売ることができます。また、Tシャツ作成アプリを使えば画像データからオリジナルTシャツを制作し、販売することも可能です。
Tシャツの場合は受注生産方式になるため、在庫を抱えるリスクもありません。

前述の三戸なつめさんをはじめ、モデルやアーティスト、ミュージシャン、ハンドメイド作家など、多くのクリエイターが「BASE」を利用しています。

4.徹底調査でわかった「BASE」を使うべきでない人・会社

一方で以下のような人には「BASE」はあまり向いていないかもしれません。

4-1. 比較的大規模なネットショップ

繰り返しご紹介してきたとおり、「BASE」ではネットショップ運営に欠かせない機能の多くがアプリ形式のオプションとして提供されています。メルマガ配信やコンバージョンの解析はもちろん、ショップのオリジナルロゴを作成するだけでもアプリのインストールが必要です。

そういった点で、ある程度の規模があるネットショップ、たとえば大手ECモールへの出店などによって既に一定の販路が確保できていて、最初からメルマガのターゲティング配信や詳細な効果測定を行いたい人は、「MakeShop」など他のショッピングカートを選んだ方が合理的ではないでしょうか。

4-2. HTMLやCSSの知識がない人

これはショップのデザインやレイアウトを変更したい場合に限った話ですが、「BASE」にはドラッグ&ドロップのHTMLエディターは用意されておらず、すべてコーディングで進める必要があります。
アフターフォローはメールでのやりとりに限られ、HTMLなどの技術的なサポートも行っていないため、コーディングの知識やスキルがない人がカスタマイズを行うのはハードルが高そうです。

5. 3分でできる!「BASE」への登録方法

続いて「BASE」の登録方法についてご紹介します。他社のショッピングカートと比べても登録は非常にスピーディーで、実際に試してみたところ3分程度で完了しました。

5-1. 公式サイトにアクセスして「ショップ開設」をクリック

まず「BASE」の公式サービスサイト(https://thebase.in/)にアクセスして、画面右上のメニューから「ショップ開設」をクリックします。

5-2. 登録フォームに必要事項を記入する

登録フォームが開くので、上から順に開設するネットショップの希望URL、メールアドレス、パスワードを入力します。
入力が済んだら利用規約を確認したうえで「同意」にチェックを付け、画面最下部の「新しいショップを開く」をクリックしましょう。

5-3. 誓約書に同意して登録完了

続けて「反社会的勢力でないことの表明・確約に関する誓約」というページが表示されるので、内容を確認したうえで「上記に同意する」をクリックします。
これで登録は完了です。そのまま管理画面が使えるようになります。

6. 「BASE」の効果的な使い方

最後に「BASE」の効果的な使い方について3つご紹介します。

6-1. テンプレートを活用する

「BASE」には30種類以上のテンプレートが用意されています。
いずれも有料にはなりますが、プロのフォトグラファーやデザイナーが手がけた質の高い作品で、とりわけファッション・インテリア関連の充実度は目をひきます。そのまま使っても大手ECサイトのデザインに引けをとることはありません。
積極的に活用することをおすすめします。

6-2. 「BASE Mag.」を活用する

「BASE」の運営会社では「BASE Mag.」というオウンドメディアで注目の商品紹介記事をピックアップしています。記事には見出し・サムネイルとあわせて価格や在庫数が表示され、テキストのなかには商品ページへのリンクが貼られます。

ピックアップされるかどうかは運営元のスタッフの判断になりますが、常時1万以上の記事が公開されており、掲載までのハードルはそれほど高くないようです。積極的に投稿して売り上げアップにつなげていきましょう。

6-3. イベントに参加する

ネットショップの運営に慣れてきたらイベントに参加するのも1つの手です。
「BASE」では実店舗でのイベントを定期的に開催しており、過去には大手百貨店チェーンのOIOIでの販売会、芸能事務所とのタイアップによるライブイベントなどを行ってきました。
イベント後にSNSやwebメディアで取り上げられることも多く、上手く活用すればブランディングや販路拡大につながるはずです。

7. まとめ

無料で利用できるショッピングカートとしては国内トップクラスの豊富な機能を搭載し、60万以上のネットショップに利用されている「BASE」。
売り上げ金額によっては振込の事務手数料がかかったり、機能を増やすためにアプリをインストールする必要があるなど、若干のデメリットはあるものの、手軽にネット販売を始めたい人にとっては最適なツールの1つだと思います。ショッピングカートを導入する際は今回ご紹介した内容をぜひお役立てください。

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