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オンラインインタビューでおすすめのマーケティングリサーチ会社4選【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

場所の制限がなくオフィスはもちろん自宅などからも実施できることから、オンラインインタビューの導入を検討する方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、オンラインインタビューに関する基本知識とあわせて、おすすめのマーケティングリサーチ会社を紹介します。オンラインインタビューの活用を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

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オンラインインタビューとは

オンラインインタビューとは、テレビ電話アプリやWeb会議ツールなどを用いてオンライン上で行うインタビューのことです。カメラやマイクを備えたデバイスとアプリ・ツール、インターネット環境があれば場所の制限なくどこからでも参加できるのが特徴。インタビューへの参加者はもちろん、インタビューを実施する側にも移動や会場確保の手間が不要になります。

中には資料を参加者へ見せられる「画面共有機能」や複数の参加者同士での対話に役立つ「画面分割機能」、「議事録自動作成機能」を備えたツールもあるため、対面でのインタビューと遜色ない調査が可能です。

オンラインインタビューのメリット

オンラインインタビューには、通常のインタビュー調査と比較してどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に解説していきます。

場所や時間を問わず実施できる

オンラインインタビューは、デバイスとアプリ・ツール、インターネット環境があれば実施できるため、国内外を問わずさまざまな人へのインタビューが可能です。会場への移動も不要なので、スケジュール調整も行いやすくなるでしょう。

インタビュー会場の営業時間への配慮も必要ないため、早朝や深夜にインタビューを行う必要がある場合にも適している方法だといえます。

開催に際するコストが抑えられる

対面でのインタビュー調査を行うには、参加者への謝礼(交通費)やインタビュー会場の使用料が必要となりますが、オフラインインタビューではこれらが不要となるためコスト削減が可能です。

オンラインインタビューに必要なパソコン・スマートフォンはすでに所有している人も多く、ビデオ通話アプリやWeb会議ツールは無料で使用できるものが大半であるため、新たに費用が必要になることはほぼありません。

外出が難しいモニターにも依頼できる

参加者がインタビュー会場へ集まる必要がないということは、育児中の人や足腰の悪い高齢者などへのインタビューが行いやすくなると考えられます。

また、中には移動やはじめて訪れる場所へストレスを覚える人もいるため、自宅でリラックスした状態でインタビューが行えるというのもメリットの1つ。踏み込んだ質問にも答えてなりやすくなるかもしれません。

オンラインインタビューのデメリット

オンラインインタビューには、メリットだけでなくデメリットも存在します。ここからは、オンラインインタビューのデメリットについて解説します。

写真撮影が難しい

対面でのインタビュー調査ではその様子を撮影しますが、オンラインインタビューではそうした撮影は困難。スクリーンショットや画面録画機能などを用いて記録することはできますが、対面インタビューのような「複数人が1つのテーブルを囲んで話している」といった画をつくるのは不可能に近いでしょう。

機材トラブル時の対応が難しい

オンラインインタビューでは、参加者が直接パソコンやスマートフォンからツールを操作することとなるため、ある程度の知識・スキルが必要です。もちろん操作方法を伝えれば誰にでもインタビューは実施できますが、遠隔地の参加者の持つデバイスにトラブルが発生した場合のサポートが難しいというデメリットがあります。

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オンラインインタビューの形式

オンラインインタビューには、1対1のほかにも複数の形式があります。ここからは、それぞれのインタビュー形式について詳しく解説していきます。

デプスインタビュー

「デプスインタビュー」は、1対1で行われるインタビュー形式を指すものです。ほかに参加者がいないため、インタビュアーは対象者の意見をしっかりと聞くことができます。

オンラインでのデプスインタビューは、対象者が在宅している状態で調査が行えるため、バーチャル背景を使用しなければ自宅の様子がうかがえることも。商品のモニターを依頼している場合は、実際に使用している様子も確認できるでしょう。

グループインタビュー

「グループインタビュー」は、文字どおりインタビュアーと複数人の対象者によって行われるインタビュー形式です。人数が増えることで参加者同士の会話が弾むこともあり、より多くの意見が引き出せるのが魅力といえます。

対面式のインタビューと比較して参加ハードルの低いオンラインでのグループインタビューはより多数の候補者から対象者が選べるため、ニッチなテーマでのインタビューであっても複数人が集めやすい傾向にあります。

エスノグラフィー

エスノグラフィーとは、インタビュアーが対象者の自宅を訪問し、その日常生活を見聞きするインタビュー形式を指すもの。オンラインで行う場合には、Webカメラなどを貸し出して撮影してもらい、映像を通じて家庭の様子や商品の使用状況を確認していきます。

対面で行う際と比較すると対象者の心理負担が軽減できるとされており、より「素」に近い生活が観察できる点が魅力です。

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オンラインインタビューにおすすめのマーケティングリサーチ会社4選

次にオンラインインタビューにおすすめのマーケティングリサーチ会社を4社紹介します。

株式会社アスマーク

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株式会社アスマークのマーケティングリサーチサービスのホームページ画像
出典:株式会社アスマーク http://www.marsh-research.co.jp/

こんな人におすすめ ・実績の豊富なマーケティングリサーチ会社をお探しの方
・オンラインインタビュー前の接続テストも任せられる会社をお探しの方

アスマークは、インタビュー調査や会場調査、ネットリサーチなど多彩なリサーチサービスを提供しているマーケティングリサーチ会社です。取引社数は990社以上と豊富な実績を誇り、オンラインインタビューについても年間300件以上もの案件を担当しています。
高いスキルを持つモデレーターを揃えていることや、オンラインインタビューの参加者リクルートノウハウを備えているのも大きな魅力。実施前の接続テストにも対応しているため、安心して任せられるでしょう。

予算感 要問い合わせ
設立年 2001年
従業員数 100-499人
会社所在地 東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F
電話番号 03-5468-5101

株式会社クロス・マーケティング

株式会社クロス・マーケティングのマーケティングリサーチサービスのホームページ画像
出典:株式会社クロス・マーケティング https://www.cross-m.co.jp/

こんな人におすすめ ・オフラインでインタビュー実績が豊富な会社を探している方
・インフルエンサーを対象とした調査が可能なマーケティングリサーチ会社をお探しの方

クロス・マーケティングは、ネットリサーチや学術調査、インタビュー調査などを行っているマーケティングリサーチ会社です。インタビュー調査はデプスインタビューとグループインタビューに対応しており、いずれもオンラインでの実施も可能。オフラインも含めて年間1,300件以上というインタビュー実績も魅力的なポイントといえます。
また、一般消費者だけでなくインフルエンサーや有識者を対象としたオンラインインタビューも依頼することができます。

予算感 要問い合わせ
設立年 2003年
従業員数 1000人以上
会社所在地 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
電話番号 03-6859-2251

日本インフォメーション株式会社

日本インフォメーション株式会社のマーケティングリサーチサービスのホームページ画像
出典:日本インフォメーション株式会社 https://www.n-info.co.jp/

こんな人におすすめ ・インタビュー対象者の通信環境を安定させたい方
・高齢者を対象としたオンラインインタビューを行いたい方

日本インフォメーションは、マーケティングリサーチ事業やマーケティングリサーチ関連研修などの事業を展開する会社です。幅広い手法による定性調査・定量調査を扱っており、オンラインインタビューにも対応しています。
オンラインインタビューの大きな特徴は、すべての参加者へiPadとモバイルルーターを送付し、事前に接続テストを行っている点。過去には70代の方を対象としたオンラインインタビューの事例もあるようです。

予算感 要問い合わせ
設立年 1969年
従業員数 30-99人
会社所在地 東京都中央区銀座3丁目15-10 菱進銀座イーストミラービル4F
電話番号 03-3542-9441

株式会社 H.M.マーケティングリサーチ

株式会社 H.M.マーケティングリサーチのマーケティングリサーチサービスのホームページ画像
出典:株式会社 H.M.マーケティングリサーチ https://www.hmmr.co.jp/

こんな人におすすめ ・長年の歴史があるマーケティングリサーチ会社に依頼したい方
・オンラインインタビューとあわせて簡易エスノグラフィーも活用したい方

H.M.マーケティングリサーチは、1965年の設立から55年以上の長きにわたってリサーチサービスを提供している博報堂グループの会社です。現在は年間5,000件を超える案件に関わるなど、豊富な実績を誇ります。
オンラインインタビューはデプスインタビューとグループインタビューの双方が依頼可能。対象者にカメラを貸し出して、対象者宅のホームツアーや商品を使用しながらのインタビューなどが行える簡易エスノグラフィーにも対応しています。

予算感 要問い合わせ
設立年 1965年
会社所在地 東京都中央区日本橋小網町6-1 山万ビル
電話番号 03-5649-2311

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オンラインインタビューにおける事前準備

ここからは、オンラインインタビューを行う際の流れを解説します。まずは事前準備についてです。

課題の整理

まずは「どのような目的でオンラインインタビューを行うのか」を、背景なども含めてマーケティングリサーチ会社へ共有し、現状の課題を整理しながら「どんなインタビューを行えば課題解決に役立てるか」を踏まえて調査設計を進めます。

この際には、調査票の作成を「自社で行うのか」「マーケティングリサーチ会社へ任せるのか」に関する相談や、どのような属性の人物を対象者とするかの検討も行います。

リクルーティングとモニターの決定

事前打ち合わせにもとづいて対象者を定義したら、マーケティングリサーチ会社へ登録している、もしくは提携先に登録しているモニターの中からオンラインインタビューへの参加者を募集します。

オンラインインタビューを行う場合は、この時に居住エリアや年齢、性別といった条件のほか、パソコンやスマートフォンの端末やOS、インターネット環境に関する条件が加えられることもあるようです。

インタビューフローの作成

オンラインインタビューへの参加者が決定したら、次はインタビューフローを作成します。インタビューフローとは、対象者へ「どんな質問をするのか」「どの順番で質問をするのか」などを設計すること。インタビューフローをしっかりと設計することが、よりスムーズかつ効果的なオンラインインタビューにつながります。

また、質問に対する対象者の質問は多岐にわたる可能性もあるため、回答を事前に想定しながら設計を進めることで「想定外の回答が出て慌ててしまった」といった事態が避けられるでしょう。

モニター決定後のフロー

続いては、モニターの決定からオンラインインタビューを行うまでに必要な作業や大まかな流れを解説します。

インタビュー日程・所要時間の連絡

対象者へ連絡し、オンラインインタビューを行う日程調整を進めます。この際には、ピンポイントではなく複数の候補日を提案し、候補者の希望にそえるようにしましょう。

日程確定後には、対象者へ「インタビューでどのような質問をするのか」など大まかな内容を共有します。おおよその所要時間もあわせて伝えることで、対象者側も心構えの上でオンラインインタビューへ参加できると考えられます。

対象者には「インタビューに協力してもらう」という意識を忘れず、基本的なマナーを心がけましょう。

モニターの所有しているデバイスの確認

オンラインインタビューを実施する際には、対象者が「パソコン・スマートフォンどちらからの参加なのか」を確認することも大切です。オンラインインタビューではカメラとマイク(スピーカー)が必要不可欠となるため、パソコンの場合は特にこれらが揃っているか必ず確かめましょう。

近年ではカメラやマイクが搭載されているデバイスが大半ですが、必要に応じてカメラやマイクの貸し出し体制を整えておくといいかもしれません。

インタビューに使用するツールを決定する

オンラインインタビューに使用するツールが選べる場合には、対象者へ「使い慣れているアプリやツールがないか」を確認しましょう。ツールの確定後には実施側はもちろん、対象者にもインストールやアカウント登録を促します。

ツールの使用がはじめてという対象者がいる場合には、サービスの公式サイトや操作マニュアルを共有するなどフォローを行いましょう。

録画の許可を取る

オンラインインタビューの対象者には、「インタビュー内容を録音・録画する」という旨を必ず事前に伝えることが大切です。中にはインタビューの開始直前に伝えるケースもあるようですが、インタビューの内容は個人情報やプライベートな情報を含むことも多いため、より気持ちよく参加してもらい、終了後のトラブルを防ぐためにも配慮を心がけましょう。

質問事項の送付

オンラインインタビューの参加者がインタビューに慣れている場合であっても、想定外の質問が投げかけられればうまく回答ができなくなることも十分に考えられます。質問内容を事前に対象者へ共有し、当日に向けての準備を行ってもらいましょう。

対象者の「どんな質問があるのか不安」というストレスが軽減できるのはもちろん、スムーズな進行にもつながるため、回答の品質向上にも期待できます。

接続テスト・リハーサル

これらの準備が完了したら、当日のトラブル防止のために接続テストとリハーサルを行います。当日使用するツールを起動し、「マイクとスピーカー、カメラがすべて問題なく作動するか」「デバイス・OSが異なる場合でも接続できるか」を確認してください。

複数人の対象者によるグループインタビューを行う場合にはハウリングが起こる可能性もあるため、この調整も行います。可能であれば対象者にも参加してもらうことで、より確実に環境が整えられるでしょう。

オンラインインタビュー終了後

続いては、オンラインインタビューの終了後に行う作業について解説していきます。

インタビュー内容をまとめる

オンラインインタビューの終了後には、まずは録音・録画データを再生し、内容を確認しながら対象者の発言録を作成します。発言録画完成したら、その内容をもとに報告書の作成を進めましょう。

インタビューの振り返り

録画データを見返して「対象者とスムーズに会話ができていたか」「目線をカメラに合わせられていたか」「対象者を不快にさせるような発言がなかったか」などを確認します。自身の言動などを客観的に見直し、次のオンラインインタビューに活かしましょう。

オンラインインタビューを成功させるポイント

ここからは、オンラインインタビューを成功させるためのコツや、注意すべきポイントを解説していきます。

最初に趣旨と注意事項などを説明する

オンラインインタビューの冒頭では、インタビュアーが自己紹介とあわせて、調査の種子や注意事項などを説明します。オンラインインタビューでは対象者とのやりとりはメールや電話が中心で、直接顔を合わせることもないので礼儀の部分は特に意識しましょう。

挨拶には対象者の緊張を和らげるという役割もあるため、グループインタビューでは対象者の自己紹介を行うことをおすすめします。

名前で呼びかけることを意識する

オンラインインタビューでは、質問する相手の名前を呼びかけながら進めていくことが大切です。アプリやツール上では目線がどこに向いているのかがわかりにくく、特にグループインタビューでは「誰に質問してるかわからない」と混乱を招く可能性も。また、緊張すると話すスピードが速くなりがちなので、ゆっくりと話すことを心がけるとよいでしょう。

オンラインインタビューの場合は、タイムラグも考慮した上で会話を進めるというのも大切なポイントです。

普段よりも大きなリアクションを心がける

オンラインの画面越しの会話では、想像以上に相手へ感情を伝えるのが難しいものです。オンラインインタビューでは、対面のインタビュー時以上に「笑顔」や「あいづち」を意識しながら進めることをおすすめします。普段よりもオーバーリアクションを意識すれば、対象者にも安心感が与えられるでしょう。

対象者の属性によっては、バーチャル背景やエフェクトを用いて遊び心のあるオンラインインタビューを演出してもいいかもしれません。

オンラインインタビューを外注する際の費用・相場

オンラインインタビューの外注にかかる費用は、マーケティングリサーチ会社へどこまで業務を依頼するかや、インタビューの規模などによって大きく変動します。

たとえば、対象者が比較的見つけやすい内容で6名にデプスインタビューを行う場合は、12万〜13万円ほどが相場とされています。専門性の高い対象者へのオンラインインタビューを希望する場合は、費用が高額になりやすい傾向にあるようです。

まとめ

本記事では、オンラインインタビューに関する基本知識や実施方法とあわせて、おすすめのマーケティングリサーチ会社を紹介してきました。

オンラインインタビューで対象者の本音を引き出すには、質問方法の工夫や話術が求められることから、一定のノウハウが欠かせません。社内にこれらの知見・ノウハウがない場合には、マーケティングリサーチ会社との協力のもとでオンラインインタビューを行うのが得策でしょう。

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