ECサイト構築知っておくべき20の機能を徹底解説【2024年最新版】
ECサイトは年々増加しており、企業だけでなく個人で運営する人も多くなっています。
今ではほとんどの人がインターネットで何かを購入した経験があり、ネットショップは生活に欠かせない存在となっています。
ECサイトは、他のwebサイトと違い決済や商品の価格や注文、在庫など管理する機能が必要です。
また、よりユーザーが使いやすいECサイトにするために、あれば便利な機能もいくつかあります。
いろんなECサイトを見て、「自社のサイトにもこんな機能があれば便利そう」と思うこともあるはずです。
この記事では、ECサイトに必ずなければならない機能を、顧客が商品を注文するときに使う「フロントサイト」、運営者が管理するための「バックエンド」に分け解説した上で、魅力的なサイトとするために「あったら便利」な機能も紹介します。
フロントサイトに必要な機能
まずは、ユーザーが使用するフロントサイトで必ず用意するべき機能を説明します。
1-1. マイページ
マイページとは、会員登録を行ったユーザーに与えられる個人のページです。
登録時に設定したメールアドレス、パスワードでログインし、これまでの購入履歴を見たり、住所や電話番号といった会員情報の変更を行ったりすることができます。
また、登録していたユーザーが退会を行う機能もマイページには必要です。
1-2. 商品検索
ユーザーが商品を探すときに使用する検索機能は必要です。
基本はキーワード検索ですが、カテゴリー、ブランド、価格帯、サイズなど、さまざまなパターンで商品を探せるようにしておくと顧客の利便性を高めることができます。
1-3. ショッピングカート(買い物かご)
ショッピングカートは顧客が購入する商品を入れておく場所で、「買い物かご」という言い方もされます。
各商品ページにある「カートに入れる」や「購入する」というボタンをクリックすると、ショッピングカートに商品が入り、決済方法や配送先、配送方法を選択することで購入手続き終了します。
一度は購入を決めたものの最終的に取り止めることもあるので、「カートを空にする」といった削除ボタンも必要です。
1-4. 決済
ECサイトで商品を購入するときの決済方法には、クレジットカード決済をはじめ、銀行振込、代金引換、コンビニ決済、電子マネーなどがあります。
顧客にとっては複数の決済方法から選択できるほうが便利ですが、銀行振込以外の方法を利用するには、別途決済代行会社などとの契約が必要になります。
手数料もかかりますし、決済代行会社からの入金日がまちまちだと資金繰りに影響を及ぼす場合もあります。
取り扱う商品や想定する顧客の属性をよく考え、無駄のない決済方法を選択すべきです。
1-5. セキュリティ
どんなwebサイトにもセキュリティ機能は必要ですが、ECサイトでは顧客の住所や電話番号、クレジットカードなどの個人情報を扱うので、一般的なサイト以上に重要です。
セキュリティ対策のための機能はいくつかありますが、まず導入すべきは「SSL」でしょう。
SSLは、個人情報を送受信するときに、データを暗号化しハッカーなどによる不正取得を防ぐ仕組みです。
ECサイトは「個人情報の宝庫」なだけに、サイバー攻撃を仕掛ける側はさまざまな方法で狙ってきます。
被害が発生してサービス停止という事態に陥れば売り上げは減少しますし、それ以上に深刻なのは個人情報の流出が明らかになれば、サイトの信用問題に発展する可能性もあることです。
最悪の事態を回避するためにも、セキュリティに関する理解を深めて、十分な機能を備えるようにしましょう。
1-6. FAQ/ショッピングガイド
ECサイトに限らず多くのwebサイトで、FAQページは用意されています。
顧客が商品を購入する際の疑問や不安を解消するためのもので、ショッピングガイドと呼ばれることもあります。
ECサイトのFAQページに必要な項目は、注文方法、支払い方法、郵送方法、キャンセル方法、返品方法などです。
顧客が商品を注文する状況はそれぞれ異なるので、FAQページはあらゆる状況を想定して作成しなくてはなりません。
バックエンドに必要な機能
次に、運営者がサイトを管理するためのバックエンドで必ず用意すべき機能を説明します。
2-1. 受注管理/配送管理
受注管理は商品の注文から入金までの管理で、配送管理は商品の配送手配をするまでの管理です。
受注と配送までの一連の作業を連動させて素早く処理すれば、商品が届くまでの期間を短縮でき、顧客満足度の向上につながります。
価格や品数・サイズ・色の間違い、配送先や期日指定の誤りなどはECサイトで最もトラブルになる要素ですから、速さだけでなく正確に管理できるようにしておかなければなりません。
2-2. 在庫管理/商品発注
実店舗でのビジネスと同じく、ECサイトにおいても在庫管理は必須です。
商品が売れたら、自動的に在庫の数が減るシステムを導入し、一定の数まで在庫が減ると管理者に通知が届く機能もあります。
品切れによって販売チャンスを逃さずかつ過剰在庫にならないよう、適切な在庫調整を行わなければなりません。
2-3. 顧客管理
顧客管理は会員登録しているユーザーの情報を管理する機能です。
名前や住所などの基本情報はもちろん、購入履歴、購入頻度、会員ランクなど、細かく区分して管理することによってキャンペーンやおすすめ情報の案内などを送ることができます。
2-4. お問い合わせ/チャット
フロントサイト機能のなかでFAQについて説明しましたが、そこで疑問が解消できなかった顧客のために問い合わせを受け付けて回答する機能も必要です。
メールでの回答が一般的ですが、ECサイト上で顧客とやりとりができるチャット機能を導入しているケースもあります。
問い合わせに対しては、顧客の購買意欲が失わないように、スムーズで的確な対応が求められます。
2-5. 売上集計
売上集計の機能がないと、売上金額や受注件数などを個別に集計することになります。
単に集計するだけでなく、売上状況をまとめたグラフ形式のレポートがあれば、いつ・どこで・どんな人が購入したのかをチェックでき、顧客属性などを一目で知ることができます。
2-6. コンテンツ管理
コンテンツ管理は、新商品やおすすめ商品の特集記事などを追加・編集する機能です。
同じコンテンツが長い間、ECサイトのトップページに表示されていると、ユーザーに「あまり熱意のないサイトだな」と思われてしまうので、適度に新規記事を作り更新する必要があります。
単に新製品・サービスの情報を伝えるだけでなく、季節や記念日の特集、おすすめの利用法など切り口の違うコンテンツを作成すれば、顧客の購買意欲も増すでしょう。
ECサイトにあれば便利な機能
最後に、ECサイトを顧客にとってはより魅力的で、運営者にとってはより効果的なものにするために便利な機能を紹介します。
便利な機能をECサイトに追加することは、顧客が使いやすくなるだけでなく、運営者にとってもさまざまなメリットが生まれるので積極的に取り入れていきましょう。
3-1. 商品ランキング
人気のある商品や売り上げの大きい商品をランキング形式で表示させる機能です。
ランキング形式で表示することで、顧客の目に留まりやすくなり売上アップにつながります。
売れ筋商品だけでなく、「店長のおすすめランキング」「定番のロングセラーランキング」など、サイト独自のランキングを作るとユーザーへのアピール度も高まります。
3-2. キャンペーン/タイムセール
キャンペーンやタイムセールなどは、限定販売というお得感をアピールすることができます。
タイムセール機能は、開始と終了時刻を事前に設定しておけば自動的にスタートするので、管理者が開始時刻に合わせてパソコンなどの操作を行う必要はありません。
会員限定のキャンペーンやタイムセールは、新規会員の獲得にも有効です。
3-3. ブログ
ブログには、商品やサービスの情報だけでなく、サイトの運営者や店舗で働くスタッフからのメッセージなどを掲載すれば、親近感や安心感が増しファン獲得にもつながります。
定期的にブログを更新してコンテンツを増やしていけば、SEO効果も期待できることもあって、多くのECサイトで導入されている機能の1つです。
3-4. メルマガ
メルマガは、絞り込んだターゲットに直接情報を発信することができる機能です。
例えば、誕生月の顧客にパスワードを入力した人だけが閲覧できる限定サイトの案内を届けたり、初回購入者にポイント付きのサンクスメールを送ったりすることができます。
顧客属性に合わせた効果的なメルマガを配信していけば、集客はもちろん売上アップが期待できます。
3-5. SNS連携ボタン
TwitterやFacebookといったSNSの「いいね」や「シェア」機能は、口コミ効果で商品やサービスを多くの人に知ってもらうのに有効です。
商品ページにワンクリックで行えるSNS連携ボタンを設置すれば、顧客も気軽にボタンを押せるので、リンクが増えアクセスアップが期待できます。
3-6. レコメンド
レコメンドとは、購入履歴や閲覧履歴からおすすめ商品を表示させる機能です。
顧客の関心が高そうな商品を表示させることで、サイト内のさまざまな商品を見てもらえるようになり、売上アップにつなげることができます。
データを蓄積して精度を上げれば、顧客にとっても欲しい商品の情報が手に入りやすくなるので、双方にとってメリットのある機能です。
3-7. レビュー/口コミ
レビューは、手元に届いた商品を使用した感想などを顧客が書き込む機能です。
投稿されたレビューは、他の顧客にとって参考になり、口コミ効果が生まれます。
レビューを投稿すればポイントが貯まったり、割引クーポンがもらえたりするようなシステムにすればおのずと口コミ数も多くなっていくでしょう。
3-8. 統計/分析
金額や販売店数など売上関連以外のデータ、例えば商品ごとのクリック数、閲覧時間、カートからの削除率なども集計して分析することで、サイトのデザインやユーザーインタフェースなどの改善を計っていくことが、最終的には売上向上にもつながります。
また、売れ筋商品の検索キーワード分析などもSEO対策に不可欠です。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
商品やサービスの魅力をより多くの人に知ってもらうためには、さまざまな機能をうまく組み合わせて使いやすいECサイトを作ることが求められます。
今回の記事を参考に、自社のECサイトにとって必要な機能を選択してください。
しかし、実際にECサイトを構築した経験がない人にとって、数多くの機能をうまく組み合わせてユーザーの使いやすいECサイトを考えるのは簡単なことではありません。
実績の豊富な制作会社に依頼すれば、機能のことだけでなく、デザインや操作性の相談もでき、構築後の運用も安心して行うことができるでしょう。
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