【2024年最新版】定性調査でおすすめのリサーチ会社6選
定性調査とは、数値ではなく対象者の言語データによる情報収集を通じて、消費者の状況を把握するリサーチ方法です。
この記事では、定性調査を実施するメリットや主な調査手法、活用シーンなどとあわせて、おすすめのマーケティングリサーチ会社を紹介します。ぜひ参考にしてください。
定性調査に強いマーケティングリサーチ会社の一覧も併せてご覧ください。
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定性調査とは
「定性調査」とは、対象者の発言や行動、写真といった数値化が困難なデータを収集する調査手法を指すものです。特定の商品・サービスについて「どのような目的で購入したのか」「どんな効果を期待していたのか」「使用したことでどんなメリットが得られたのか」など、対象者の考え方や潜在ニーズの把握に役立てられています。
定性調査の大きな特徴は、商品・サービスを使用した対象者へ「どうしてそう感じたのか」といったように深掘りができる点。直接質問ができるインタビューや、対象者の行動を観察・記録することによって商品・サービスと顧客の結びつきを探れば、商品・サービスの強みだけでなく改善のヒントの発掘も不可能ではありません。
定量調査とは
マーケティングリサーチの手法としては、定性調査のほかに「定量調査」というものがあります。定量調査は数値化できるデータをもとに商品・サービスの現状を把握するもので、不特定多数から情報を収集・統計を行い「消費者がどんなイメージを抱いているのか」を分析していきます。
定性調査と大きく異なるのは、質問にたいして「はい・いいえ」または選択式の回答を用意してデータ収集・集計を行うという点。インターネットや電話、郵送などでのアンケートを通じて回答を集めるのが一般的とされているほか、より多くの回答が必要となるのが特徴です。
定性調査で得られるメリット
定性調査を実施すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。具体的に解説していきます。
ユーザーの深層心理が掘り起こせる
定性調査では、自社の商品・サービスが「どのように選ばれているのか」について、より深くリサーチが可能です。定量調査のように定められた範囲内での解答ではなく、対象者の具体的な発言(意見)をデータとして収集するため、「なにが購入の決め手になったのか」「なぜ継続利用しているのか」などよりリアルな声が集めやすいといえます。
対象者のニーズの背景や購入・利用にいたるまでの経緯が詳細に把握できれば、「顧客が本当に求めているのは何なのか」といった潜在的な要望・深層心理も汲み取りやすくなるでしょう。
消費者視点で見た商品やサービスの印象がわかる
自社の商品・サービスについて、消費者視点での客観的な印象や感想が把握できるのも定性調査のメリットの1つです。たとえば、インタビュー調査を通じて意見が深掘りできれば、「必須だと考えていた機能が実際はあまり使用されていなかった」など、商品・サービスの開発側では気づかないような課題や改善点が浮き彫りになることも十分に考えられます。
顧客がどのように商品・サービスを利用しているのかを具体的に把握することで、より有用性のある商品・サービスへのブラッシュアップが叶うでしょう。
新たなアイデアの創出につながる可能性がある
新たな商品・サービスを開発する際には、予算や人員、設備などさまざまな要素を考慮する必要があります。限られたリソースの中でプロジェクトを進めると視野が狭くなってしまい、手段の目的化につながることもあるかもしれません。
そうした状況に陥った場合にも、定性調査は効果的な施策です。消費者でもある社外の人々から固定概念にとらわれない意見を聞くことで、社内のスタッフだけでは浮かばないようなアイデアが生まれることもあるでしょう。
定性調査が活用される場面
定性調査が有効に活用できるのは、どのようなシーンなのでしょうか。ここからは、定性調査の具体的な活用シーンについて解説していきます。
1.マーケティングの仮説を立てる時
新たにマーケティング戦略を検討する際に、定性調査を通じて商品・サービスに対する消費者の印象を把握すれば、ブランドイメージなどの仮説を立てるのに役立てられます。より大きな成果を得るためにどんな施策を実施すべきなのか、マーケティング戦略の方向性を判断する際の裏付けとなるデータが集められるのも定性調査の特徴です。
2.商品・サービスの問題点を把握したい時
商品・サービスに対する具体的な意見が収集できる定性調査には、消費者の本音が見えやすいという特徴があります。商品を繰り返し使用する中で生まれる不満など具体的な問題点はもちろん、実際の使用感や感想を詳細に把握していくことで、改善・修正すべき部分の洗い出しが可能です。
商品・サービスの持つ課題や問題点を踏まえてスピーディーに改善に取り組めば、顧客満足度向上や新規顧客獲得にもつながるでしょう。
3.消費者の現状や実態を把握したい時
消費者こ行動を細かに把握できる定性調査は、商品・サービスに「何が求められているのか」の明確化にも役立ちます。対象者の属性や現場に関するリサーチも可能なので、ターゲット層の生活背景や抱えている悩み・課題もわかりやすくなるでしょう。
また、その上で商品・サービスが「どのように役立っているのか」を聞き取れば、商品・サービスに対する需要の実態把握にもつながります。
4.商品開発やマーケティング方法のアイデア出し
定性調査によって消費者のニーズが明確にできれば、具体的な施策の検討にもつながると考えられます。たとえば、既存製品の売り上げが停滞している際に「上位版となる製品を開発すべきか」「機能拡張を行うべきか」などのアイデア出しにも活用できるでしょう。
また、新たに市場を開拓する際にも定性調査を通じてターゲット層を設定すれば、より効果的なマーケティング施策の企画も叶うかもしれません。
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定性調査の代表的な手法
続いては、定性調査で用いられている代表的な手法について解説していきます。それぞれの手法の特徴を把握した上で、目的に合わせた方法を選びましょう。
1.グループインタビュー
グループインタビューは、文字どおり1名のモデレーター(司会者)と複数人の対象者で行われるインタビュー調査を指すものです。1つひとつの質問に自由に回答してもらいながら、座談会のように進行していきます。
なお、参加者は年齢や性別、職業、居住地などの属性が異なる人々で構成するのがおすすめ。さまざまな層から意見を集めることで、幅広い考え方・価値観の把握につながります。
またグループインタビューは、互いの意見を交えて回答するという特性から、発言が活発化しやすいという特徴があります。こうした相乗効果を得るためには、4〜6名ほどの対象者によってインタビューを実施するのが有効です。
2.デプスインタビュー
デプスインタビューは、インタビュアーと対象者の1対1で行われるインタビュー調査を指すものです。じっくりと話を聞きながら質問を掘り下げ、商品・サービスの使用実態や対象者の状況が詳細に把握できるという特徴があります。ほかの参加者の目を気にせずに発言ができるため、本音に近い意見が引き出しやすく、また設問にデリケートな内容が含まれる際にも向いています。
なお、場合によってはモニタリングルームから対象者の表情・仕草を観察しながらインタビューを進めることも可能。対象者のバックグラウンドも含めて、より明確な情報が得やすいのがデプスインタビューです。
3.オンラインインタビュー
オンラインインタビューは、ビデオ会議ツールなどを用いてWeb上で行うインタビュー調査を指すものです。グループインタビューやデプスインタビューをオンライン化する手法というとわかりやすいかもしれません。
インタビュー調査とは異なりますが、オンラインでの調査としては質問に対して投稿形式で意見を集める手法も存在しています。この場合は、一定の期間を定めて参加者を集め、それぞれのPCやスマートフォンから回答してもらいます。その中で気になる意見を寄せた参加者がいれば、必要に応じて対面でのインタビューを実施するなど個別の深掘りも可能です。
4.行動観察調査
行動観察調査は、消費者が商品の購入にいたるまでのプロセスをその場でリサーチする手法です。「何を基準に商品を選ぶのか」「どんな部分を見て買い物をしているのか」など、ユーザーの行動をじっくりと観察します。
インタビュー形式の調査と異なるのは、言語化できない部分が汲み取れるという点です。直接行動を観察するので、消費者の無意識の行動も知ることができます。
また、行動調査には「気になった動きがあった際にその場で質問する」「消費者が買い物をする様子を撮影してもらう」などさまざまな方法があります。いずれの方法も、消費者が意思決定するリアルな場面が見られるのがメリットです。
5.訪問観察調査
訪問観察調査は、対象者の自宅で「どのように商品・サービスが利用されているのか」をリサーチするものです。商品が使用される場面や使用頻度、設置環境など「誰が・何を目的に・どう使用しているのか」をじっくりと観察できます。各家庭の生活実態を知った上で、どのような需要によって購入・使用されているのかが把握できるのがメリットです。
行動観察調査と同様に、普段の様子を見せてもらうことで、消費者自身も気づいていないような感想・意見が引き出せる可能性が高いのも特徴の1つ。対象者の協力が必須ではありますが、よりリアルな実態の把握が可能です。
定性調査でおすすめのリサーチ会社6選
より効果的な定性調査を実現するためには、プロであるリサーチ会社への依頼が得策です。ここからは、定性調査に特におすすめのリサーチ会社を紹介していきます。
株式会社マクロミル
こんな人におすすめ
・大手リサーチ会社に定性調査を依頼したいとお考えの方
・実績豊富なリサーチ会社に定性調査を依頼したい方
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 2000年 |
従業員数 | 1000人以上 |
会社所在地 | 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 11F |
電話番号 | 03-6716-0700 |
株式会社クロス・マーケティング
こんな人におすすめ
・定性調査の設計からレポートまで専任担当者のサポートを受けたい方
・豊富な実績を持つリサーチ会社に定性調査を依頼したい方
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 2003年 |
従業員数 | 1000人以上 |
会社所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F |
電話番号 | 03-6859-2251 |
株式会社MSS
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 1983年 |
会社所在地 | 東京都港区虎ノ門4-1-40 江戸見坂森ビル |
電話番号 | 03-4500-6488 |
株式会社アスマーク
こんな人におすすめ
・豊富な実績を持つリサーチ会社に定性調査を依頼したい方
・大規模なパネルネットワークを持つリサーチ会社をお探しの方
予算感 | 6万円(税別) ※グループインタビュー10問・別途リクルーティング代あり |
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設立年 | 2001年 |
従業員数 | 100-499人 |
会社所在地 | 東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F |
電話番号 | 03-5468-5101 |
株式会社サーベイリサーチセンター
こんな人におすすめ
・大規模な調査を得意とするリサーチ会社に定性調査を依頼したい方
・目的に適した定性調査の提案を受けたい方
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 1975年 |
従業員数 | 10-29人 |
会社所在地 | 東京都荒川区西日暮里2丁目40番10号 |
電話番号 | 03-3802-6711 |
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
こんな人におすすめ
・ネットリサーチを用いて定性調査を行いたい方
・納品データの品質に定評のある会社に定性調査を依頼したい方
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 2012年 |
従業員数 | 5-9人 |
会社所在地 | 東京都品川区大崎1丁目5-1 大崎センタービル4階 |
電話番号 | 03-4330-8415 |
【まとめ】定性調査を依頼するリサーチ会社選びはアイミツへ
定性調査は、商品・サービスの改善や新製品開発などに役立つデータ収集が見込める一方で、目的に合わせた手法で調査を行わなければ思うような成果を得るのが困難なのも事実です。さまざまな強みを持つリサーチ会社の力を借りることで、より的確かつ効果的な定性調査が叶うでしょう。
「アイミツ」では、貴社のご要望をしっかりとうかがった上で、おすすめできるリサーチ会社の提案が可能です。定性調査の実施や依頼先選びでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
- 発注先探しのコツは?
- 費用や品質を比較するために複数の企業に問い合わせることが一般的です。
実際に問い合わせをした人の多くは平均4,5社見積もりをとっています。 - 4,5社の見積もりが揃うまでにかかる期間は?
- 4,5社の企業探しから打ち合わせ、見積もり取得するまでには2〜3週間ほどかかる場合が多いでしょう。PRONIアイミツなら最短翌日までに最大6社の見積もりがそろいます。
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