デプスインタビューにおすすめのマーケティングリサーチ会社8選【2024年最新版】
SNSや動画メディアの普及により、時間や場所を問わずさまざまな情報が取得できるようになったことから、消費者の購買行動は大きく変化しました。数年前に発売された商品が若年層にヒットすることや、機能性を強みとした製品のデザインが人気を集めることも珍しくありません。
そうした背景から「消費者は何をきっかけにアクションを起こすのか」「購買行動にはどんな心理があるのか」といった部分に頭を悩ませるマーケティング担当者から、近年注目を集めているのが「デプスインタビュー」です。
デプスインタビューとはどんな手法で、どういったメリットをもたらすのでしょうか。おすすめのマーケティングリサーチ会社とあわせて紹介していきます。
デプスインタビューに強いマーケティングリサーチ会社の一覧も併せてご覧ください。
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デプスインタビューとは?
デプスインタビューとは、1対1で行われる定性調査の1つです。インタビュアーのリードの元で、対象となる消費者へ商品・サービスの印象や購入にいたった背景などを掘り下げていきます。
アンケートのように選択肢が用意されていないため、回答までに時間を要することがある一方で数値ではあらわすことができない「消費者の本音」や「意思決定までの感情の変化」などが聞き出せるのが特徴。グループインタビューやディスカッションとは異なり、その場の空気感や議論の方向性に意見が左右されることもありません。新商品の開発やサービス改善のヒントを得るための手段として、多くの企業で導入されています。
近年では多様化する購買プロセスへの対応を目的に、最初にデプスインタビューを実施し、そこで得た情報の裏付けをとるために改めてアンケートをはじめとする定量調査を行うというケースも少なくないようです。
デプスインタビューのメリット
ここからは、デプスインタビューが企業のマーケティング活動にもたらすメリットについて、大きく3つに分けて解説していきます。
消費者の本音が引き出せる
不特定多数を対象としたアンケートは提示できる選択肢やスコア方式に限りがあるだけでなく、回答する消費者側も用意された選択肢・スコアに自身の意見を当てはめようとするため、商品やサービスを購入するまでの機微や細かな感情、印象の変化は表面化されません。
一方で、デプスインタビューなら会話を通じて相手の価値観や考え方を知る中で、購入・利用にいたった背景や購入後の印象などに関する細かなヒアリングが可能です。アンケートのような定量調査では埋もれてしまいがちな感情や心理、さらには消費者自身も無自覚であった潜在ニーズまでも掘り下げることで、新商品開発やサービス改善のヒントが見出しやすくなるでしょう。
デリケートな話題に言及しやすい
インタビュアーと対象となる消費者の1対1でのコミュニケーションとなるデプスインタビューは、その内容が第三者に聞かれることはないため、対象者との信頼関係が築ければ「年収」や「健康状態」といったプライベートな内容に関するヒアリングも可能です。
保険や金融、医療・ヘルスケア、美容といった消費者の生活様式、ライフイベントとの関わりの深い商品・サービスを扱う業種には特にぴったりのリサーチ方法ではないでしょうか。
意見がブレにくい
1対1のコミュニケーションであるということは、当然ながら周囲の影響を受けないということです。デプスインタビューではグループインタビューのように、議論の方向性やその場の雰囲気などに流されて発言を躊躇したり、意見を曲げてしまうことはありません。
そうした意味で消費者の本音が引き出しやすいというのも、デプスインタビューならではの大きなメリットといえます。
デプスインタビューのデメリット
さまざまなメリットがあるデプスインタビューですが、実施にあたってはいくつかのデメリットもあるので注意しましょう。
時間・コストがかかる
デプスインタビューにかかる平均時間は、1回あったり60分から90分前後。対象者を5名まで絞ったとしても、全員のインタビューを終えるまでには5時間から7.5時間を要します。
くわえて、デプスインタビューで得られる情報は多岐にわたるため、内容をとりまとめて検証するのにも相応の時間が必要です。担当者の人件費や対象者への謝礼なども含めると、コスト面の負担も決して小さくありません。
インタビュアーのスキルが必要
デプスインタビューのインタビュアーには、スムーズに会話を進めながら相手の意見・本音を聞き出すコミュニケーション力にくわえて、Yes・No以外の定性的な回答を引き出すオープンクエスチョンのスキルが求められます。
リソースの限られる中小企業やベンチャー企業では適任者が見つからず、デプスインタビューの実施に二の足を踏んでしまうこともあるかもしれません。
客観性・普遍性を欠くことも
デプスインタビューによって得た情報は貴重なマーケティングデータになり得る反面、必ずしも客観的・普遍的であるとは限らないというのも事実です。
消費者の行動様式は多様化しており、個人の価値観や購買スタイルがそのままほかの消費者にも当てはまるわけではありません。また、質疑応答の進め方によっては会話の内容が「個人的な考え方・価値観」にフォーカスしすぎてしまい、調査施策としての落とし所が見えにくくなってしまうこともあるでしょう。
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デプスインタビューの進め方
続いては、デプスインタビューの一般的な進め方について、大きく5つのステップに分けて解説していきます。
1.仮説を立てる
まずは顧客データや過去の販売実績をもとに、「消費者がどんなプロセスを経て購買にいたるのか」「その過程で自社とはどんな接点があるのか」仮説を立てておきましょう。
たとえば、若年層向けのアパレル製品を販売する会社なら「Instagramで情報収集する消費者が多い(=SNS運用にリソースをあてるべき)」「購入判断は口コミの影響が大きい(=バイラルマーケティングに注力すべき)」といった仮説を立てることでインタビューの目的が明確になり、対象者の選定やインタビュー設計がスムーズに進められます。
インタビューの結果が仮説と異なっていたとしても、対象者の「生の声」と仮説を照合・検証することで認識の違いが明確にでき、次の施策の検討に役立てられるでしょう。
2.対象者を決める
仮説を立てたら、それに合わせてインタビューの対象者を決めましょう。
ほかのリサーチ手法と同様に、デプスインタビューでも商品・サービスのメインターゲット層を対象とするのが定石です。ターゲットの属性が多岐にわたる場合は、事前にWebアンケートを行うなどして対象者を絞り込んでもいいかもしれません。
インタビューを行う人数は10〜15名ほどにとどめるのが一般的。デプスインタビューはコストが膨らみやすいということもあり、大規模で行われるケースはほとんどないようです。
3.質問を作成する
インタビュー対象者が決定したら、次は具体的な質問項目を決めていきます。
この際に注意したいのは、シナリオを固め過ぎないこと。デプスインタビューでは自然な会話から潜在的なニーズがあらわになったり、商品開発やサービス改善の意外なヒントが見えてくることが少なくありません。
シナリオを固めすぎるとインタビュアーと対象者の双方が先入観にとらわれて形式的な会話となり、デプスインタビューの特性が失われるおそれがあります。あくまで「双方向のコミュニケーションが軸となる定性調査である」ことを念頭に置き、幅をもたせた質問を設定することをおすすめします。
4.インタビューする
ここまでの準備が済んだら、次はいよいよインタビュー。デプスインタビューの平均時間は60〜90分ほどで、対面だけでなくオフラインで行われることも多いようです。
冒頭にきちんと自己紹介を済ませ、あらかじめ作成した質問をもとに対象者の仕草や言葉の選び方を確かめながらじっくりと本音を聞き出していきましょう。質問の数や時間を問わず、デプスインタビューを行う際は対象者の了承を得た上で会話を録音・録画しておくことも大切です。
5.検証する
デプスインタビューの終了後には会話をテキストに起こし、ポイントを洗い出しながら「事前に立てた仮説とマッチしているか」「新たな気づき・発見がないか」を検証していきましょう。
なお、この際にも複数の対象者の回答を無理にまとめたり、形式的に解釈するのはおすすめできません。画一化・定量化することでデプスインタビューのメリットが失われてしまうからです。
デプスインタビューで得られた回答はあくまでも個人の価値観・行動様式であり、大多数の消費者に当てはまるとは限りません。具体的な施策へつなげるためには、必要に応じて定量調査を行うのも1つの手段です。
デプスインタビューにおすすめのマーケティングリサーチ会社8選
デプスインタビューを実施するには、事前準備を含めて相応の手間とコストがともないます。社内のスタッフでの対応が難しい場合は、マーケティングリサーチ会社の力を借りるのがおすすめです。
ここからは、デプスインタビューにおすすめのマーケティングリサーチ会社を紹介していきます。
株式会社クロス・マーケティング
こんな人におすすめ
・有識者を対象としたデプスインタビューを実施したい方
・急ぎでデプスインタビューを実施したい方
予算感 | 要問い合わせ |
---|---|
設立年 | 2003年 |
従業員数 | 1000人以上 |
会社所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F |
電話番号 | 03-6859-2251 |
株式会社インテージ
こんな人におすすめ
・実績豊富な会社にデプスインタビューを依頼したい方
・デプスインタビューを通じてより確実に潜在ニーズを把握したい方
予算感 | 要問い合わせ |
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従業員数 | 1000人以上 |
会社所在地 | 東京都千代田区神田練塀町3 インテージ秋葉原ビル |
電話番号 | 03-5294-0111 |
株式会社アスマーク
こんな人におすすめ
・費用を抑えてデプスインタビューを依頼したい方
・高品質に定評ある会社にデプスインタビューを依頼したい方
予算感 | デプスインタビュー(10問まで):6万円~ |
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設立年 | 2001年 |
従業員数 | 100-499人 |
会社所在地 | 東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F |
電話番号 | 03-5468-5101 |
株式会社ネオマーケティング
こんな人におすすめ
・デプスインタビューの会場手配やレポーティングも依頼したい方
・成功事例の豊富な会社にデプスインタビューを依頼したい方
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 2000年 |
従業員数 | 100-499人 |
会社所在地 | 東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル |
電話番号 | 03-6328-2881 |
株式会社Quest
こんな人におすすめ
・急ぎでデプスインタビューを実施したい方
・セキュリティ面も重視してデプスインタビューの依頼先を選びたい方
予算感 | 要問い合わせ |
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会社所在地 | 東京都 港区 赤坂8 丁目 5 - 6 IPIAS Aoyama 301 |
電話番号 | 03-4500-8405 |
日本インフォメーション株式会社
こんな人におすすめ
・デプスインタビュー対象者の選定やレポーティングまで依頼したい方
・デンプスインタビューを検討中のメーカー、製造関連企業
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 1969年 |
従業員数 | 30-99人 |
会社所在地 | 東京都中央区銀座3丁目15-10 菱進銀座イーストミラービル4F |
電話番号 | 03-3542-9441 |
株式会社フェイス・コム
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 2005年 |
会社所在地 | 東京都渋谷区神宮前1-5-8 神宮前タワービルディング13F |
電話番号 | 03-6635-0666 |
まとめ
この記事では、デプスインタビューのメリットや進め方とあわせて、おすすめのマーケティングリサーチ会社を紹介してきました。
なお、「アイミツ」では今回紹介したほかにも、さまざまなマーケティングリサーチ会社の情報を保有しています。貴社のご予算やご要望をうかがった上でおすすめできるマーケティングリサーチ会社を提案することも可能です。
デプスインタビューをはじめとするマーケティングリサーチの活用を検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
- 発注先探しのコツは?
- 費用や品質を比較するために複数の企業に問い合わせることが一般的です。
実際に問い合わせをした人の多くは平均4,5社見積もりをとっています。 - 4,5社の見積もりが揃うまでにかかる期間は?
- 4,5社の企業探しから打ち合わせ、見積もり取得するまでには2〜3週間ほどかかる場合が多いでしょう。PRONIアイミツなら最短翌日までに最大6社の見積もりがそろいます。
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