顧客満足度調査におすすめのリサーチ会社16選【2024年最新版】

商品・サービスを提供する中で、重視すべきポイントの1つとしてあげられるのが「顧客（ユーザー）の満足が得られているか」。実際に商品・サービスを購入・利用した顧客の評価を知るためには、顧客満足度調査の実施がおすすめです。

この記事では、顧客満足度調査の概要や実施するメリットなどとあわせて、おすすめのリサーチ会社を紹介していきます。

顧客満足度調査とは、特定の商品やサービスに対する顧客の満足度をはかる調査を指すものです。実際に商品・サービスを利用した顧客を対象に調査を行い、「使ってよかった（買ってよかった）」という感想を抱く顧客が多いほど、顧客満足度が高いということになります。
商品・サービスの「優れている点」はもちろん「改善が必要な点」が可視化できるため、より満足度を高めるための施策の検討に役立てることもできるでしょう。

「作れば売れる」という時代ではなくなった昨今では、新規顧客だけでなくリピーターを獲得できるか否かが事業の成功を左右するといっても過言ではありません。改善を重ね、長きにわたって愛される商品・サービスにするためにも、顧客満足度調査は重要な役割を担っています。

顧客満足度調査を行うメリットとしてあげられるのは、以下の4つです。

（１）顧客の囲い込みができる
顧客満足度調査の結果を分析すれば、既存顧客の流出を防ぐためにすべきことが明らかになります。リピーター獲得の根拠も明確にできるため、顧客の囲い込みにもつなげられるでしょう。

（２）業務効率化
顧客が購買理由としてあげた内容を把握することで、対応すべき業務の優先順位がつけられます。効率的な対応が叶えば、工数を抑えながらも大きな効果が得られるでしょう。

（３）新規顧客獲得
顧客満足度調査には「友人・知人にもすすめたいか」という項目が盛り込まれることが少なくありません。調査と改善を繰り返し行なっていけば、新規顧客の獲得にもつなげられるのではないでしょうか。

（４）企業イメージの向上
顧客満足度調査の結果を踏まえた改善は、企業イメージ（ブランドイメージ）の向上にもつながります。多くの人々に「優れた商品・サービスを持つ企業」というイメージが根づけば、新たなサービスの開始時の反響も期待できます。

顧客満足度調査の手法として用いられるのは、主に以下の5種類です。

（１）対面インタビュー
顧客と調査員が1対1で行うデプスインタビューと、複数人の顧客を対象に行われるグループインタビューに大きく分かれます。複雑な質問に適しており、確実に回答が得られるのが特徴です。

（２）電話調査
電話による調査は、顧客が対面では言いにくい意見が拾いやすいという特徴があります。対面調査と比較するとコストが抑えられるのも魅力です。

（３）郵送調査
調査対象となる顧客の自宅や企業へ調査票を送付し、記入後に返送してもらう形式です。広範囲への調査が可能な一方で、回収率が低い傾向にあります。

（４）インターネット調査
もっとも手軽かつ低価格で調査が実施できることから、活用する企業が増加傾向にあるようです。

（５）メール調査
調査対象となる顧客のメールアドレス宛に、アンケート回答の依頼を送付する形式です。メール内にWebアンケートへのリンクを記載しておけば、回答状況の把握も容易に行えます。

顧客満足度調査の実施には、専門的な知識・ノウハウが必要です。社内にリソースがない場合には、プロであるリサーチ会社を活用するのが得策といえます。

ここからは、顧客満足度調査が格安で依頼できるリサーチ会社を紹介します。

続いては、顧客満足度調査対応で実績の豊富なリサーチ会社を紹介します。調査の品質を重視するのなら、これまでの実績を踏まえて依頼先を選ぶのがおすすめです。

続いては、BtoB商材・サービスの顧客満足度調査に対応しているリサーチ会社を紹介します。中にはコンサルティングを行なっている会社もあるので、改善策の提案にも期待できるでしょう。

顧客満足度調査に盛り込まれることが多い項目を紹介します。回答方法は「記述式」「選択式」に分かれますが、内容に応じて適切に使い分けましょう。

（１）対象者の属性
顧客満足度調査の対象となる顧客の年齢や性別、職業、居住エリアなどの把握が目的です。

（２）商品を知ったきっかけ
テレビやラジオ、インターネット、新聞など顧客が商品・サービスの存在を知るきっかけになった媒体を確認し、マーケティング施策の効果をはかります。

（３）商品購入の理由
顧客が商品・サービスの購入（利用）にいたった理由が把握できます。想定される回答を選択肢として用意すれば、対象者も答えやすくなります。

（４）商品の満足度
「パッケージデザインはわかりやすいか」「飲食物の味・接客はどうだったか」など、細かな部分の評価が把握できます。満足度を複数の段階に分けて選択する形式にすると回答しやすくなります。

（５）商品満足度の理由
顧客が商品・サービスに満足している部分が聞き出せます。理由は人によってさまざまなので、記述式がおすすめです。

（６）リピート購入意思の有無
「また購入したい（利用したい）と思ったか」など顧客の意思を確認します。「必ず購入したい」と回答した顧客は、リピーターとなる可能性が高いと考えられます。

（７）商品の感想
商品・サービスを利用した率直な感想を引き出します。感想も人によって内容が異なると想定されるため、記述式にするのがおすすめです。

顧客満足度調査を行う際の大まかな流れを解説します。

（１）質問を作成する
顧客満足度調査の目的に応じて質問を設計します。調査を通じて明確にしたいことを意識して作業を進めましょう。

（２）調査対象者を選ぶ
商品・サービスの特性やターゲットに合わせて、居住エリアや年齢、性別、職業などで対象者を絞り込みます。

（３）調査方法とスケジュールを決定する
インターネット調査や郵送調査、電話調査などから調査手法を選びます。スケジュールは1週間前後が目安のようです。

（４）アンケート項目を作成する
商品購入のきっかけやリピート購入意思の有無、商品の感想などアンケート項目を作成します。

（５）実査・分析
対象者へコンタクトを取り、調査を実施します。回答が集まったら内容を集計・分析し、結果を踏まえて改善策を検討しましょう。

「初めての方にはお売りできません」というCMで知られる基礎化粧品メーカー・再春館製薬は、顧客満足度調査の実施によって成果をあげている会社の1つです。

同社では顧客数が上げ止まりを見せたタイミングで顧客満足度調査を実施した結果、1年以上の継続顧客のリピート率が高いことが判明。リピート顧客の満足度向上へ向けた施策を進めることを決定し、購入から数ヶ月後に電話でアフターケアを行うなど、顧客が好印象を抱くような活動に取り組んだそうです。

また、コミュニケーションアプリ「LINE」で肌トラブルに関する相談が気軽にできる環境を構築。こうしたきめ細かな姿勢が、リピーターのエンゲージメント向上につながっています。

参考：https://www.contents.digitallab.jp/customer-success-5examples.html

顧客満足度調査を行う際にまず意識したいのが、「回答率を高める工夫をする」という点です。「対象者がリアクションしやすい調査手法を選ぶ」「回答しやすい設計にする」「回答方法を単純化する」などが効果的とされています。

また、調査を行うだけでなく課題解決のサポートも可能なリサーチ会社へ依頼するというのも重要なポイント。顧客満足度調査は結果を次のアクションへつなげることが重要ですが、効果を得るためには専門的な知識が必要なのも事実です。リサーチ会社を利用する際は、改善策の提案可否も確認するとよいでしょう。

この記事では、顧客満足度調査の概要やメリットなどの解説とあわせて、おすすめのリサーチ会社を紹介してきました。

顧客満足度調査は内製での実施も可能ですが、より確実に成果につなげたいのならプロであるリサーチ会社への依頼がおすすめです。経験や実績で培ったノウハウによる調査を実施することで、自社の商品・サービスへの満足度の実態が把握できるのはもちろん、改善策の提案にも期待ができます。
しかし、顧客満足度調査を検討する方の中には「リサーチ会社の選び方がわからない」という方もいるのではないでしょうか。

「アイミツ」では、貴社のご予算やご要望をうかがった上でおすすめできるリサーチ会社を提案しています。顧客満足度調査でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。