風評被害対策の外注にかかる期間・スケジュール【2024年最新版】
ネット上にある情報は瞬く間に拡散されるため、風評被害が起こった際の対策には質だけでなくスピードも求められます。今回は、風評被害対策の外注にかかる期間・スケジュールについて、必要な期間や対策ごとのスケジュール、風評被害対策のスケジュールを組む時のポイントなどを詳しく解説しました。風評被害対策を外注する時の成功のコツ・失敗例、選び方なども合わせてご紹介しますので、外注先選びでお悩みの方は必見です。
風評被害対策依頼するのに必要な期間とは
風評被害対策にはさまざまな方法がありますが、対策によっては特定の成果を得るまでに半年以上かかるケースも珍しくありません。
まずは風評被害対策になぜある程度の時間が必要なのかを解説します。
多くの風評被害対策に時間がかかる理由
風評被害対策に用いられる代表的な施策・手続きと平均的な所要時間を紹介します。
・投稿の削除:1週間~1ヵ月
・情報発信者の特定(発信者情報開示請求):6ヵ月~9ヵ月
・逆SEO:数ヵ月~1年
すでに風評被害が起こっている場合、対策として効果的なのは「風評被害のもととなっている情報の削除」「逆SEOによる該当ページの上位表示防止」など。しかし、これらは対策を始めてから数日で効果を得るのは難しいのが現実です。
特に投稿の削除や情報発信者の特定といった対策では、法的な手続きが必要。裁判所からの命令が出るまでに数ヵ月かかるケースも多いため、ある程度時間がかかることを留意しておきましょう。
風評被害対策依頼のスケジュール
どのような風評被害対策を行うかは企業やその時々の状況によってさまざまです。ここでは「風評被害対策会社利用時の手続き」と「対策ごとの手続き」に分けて、具体的な流れやスケジュールをご紹介します。
【共通】風評被害対策会社を利用する際の流れ
まずは対策内容に関わらず、風評被害対策会社を利用する際の流れをご紹介します。
①問い合わせ:現状や目的を伝え、風評被害対策会社から具体的な対策内容に関する提案を受ける
②見積もり:対策内容に応じた見積もりが提出される
③契約:風評被害対策会社と契約
④対策開始
費用については、「解決した場合のみ費用が発生」「成果報酬型」など、成果に応じて費用が発生する風評被害対策会社も多いため、事前に費用形態や支払いのタイミングを確認しておきましょう。
投稿の削除
風評被害の原因である投稿(情報)を削除する主な3つの方法を紹介します。風評被害対策会社へ依頼した場合、手続きを任せることはできますが、削除に至るまでの時間は数日~1ヵ月程度と差があるでしょう。
①フォームなどから削除:Webページ内に設けられた削除依頼フォームなどを経由して特定の記事・投稿の削除依頼が出せる。
②法的な手段を用いた削除:裁判手続きに基づいて記事の削除を申し立てる。
③ガイドラインに沿った削除依頼:大手プロバイダ各社が加盟している一般社団法人テレコムサービス協会が定めたガイドラインに沿って削除請求を行う。
逆SEO
逆SEOとは、風評被害につながっているWebサイトの検索順位を下げるための施策ですが、以下のような複数の手法が用意されています。
・公式サイト・ブログなどの検索順位を上位表示させる。
・新たなWebサイトを制作し、風評被害をもたらしているWebサイトを押し下げる。
このように、「対象ページとは別のWebサイトで上位表示を達成する」ことが逆SEOの狙いです。上位表示にはある程度の時間がかかるため、数ヵ月から1年以上の時間は見積もっておいたほうが良いでしょう。
監視サービス
風評被害対策における「監視」とは、風評被害につながりやすいSNSやブログといった場所でネガティブな投稿がないか監視するサービスのことです。
監視サービスを依頼する際のスケジュールはシンプルで、「監視したいキーワードの設定」「対象サイトの選定」などを行えば、後は風評被害対策会社に任せるだけ。
ちなみに、監視サービスはあくまで風評被害につながるリスクのある投稿や書き込みをチェックする予想対策として行われるため、風評被害が起こった際の事後対策ではありません。
発信者情報開示請求
発信者情報開示請求は、損害賠償請求などを目的として投稿者の住所・氏名などを明らかにするための請求で、主に以下の流れで進みます。
①サイト運営者に投稿者のIPアドレスとタイムスタンプの開示を求める
②投稿者が利用したプロバイダの特定
③プロバイダへの「記録の消去を禁止する命令」を裁判所に出してもらう
④契約者の氏名・住所をプロバイダから開示させて投稿者を特定
手続きの中では複数の裁判手続きが想定されるため、弁護士に一連の手続きをサポートしてもらうのが一般です。
サジェスト対策
サジェストとは、Google・Yahoo!などの検索エンジン利用時に、ユーザーが入力したキーワードの候補を自動的に表示する「関連検索ワード表示機能」のことです。キーワード候補にネガティブなキーワードが表示される「サジェスト汚染」が発生していると、風評被害のリスクは高まります。適切な対策を施さなければ風評被害の拡散や企業イメージの低下などを招くでしょう。
サジェスト対策を風評被害対策会社に依頼する場合、依頼元企業の手続きはほとんど必要なく、依頼さえしてしまえば後は風評被害対策会社に任せるだけです。
社内対策
社内対策とは、風評被害をもたらす情報の監視・削除といった外的要因に対する対策とは異なり、社内で風評被害を防ぐための取り組みや予防策を行うことです。
・自社サイト・SNSなどでのポジティブな情報発信
・風評被害をもたらしている情報の真偽の確認
・風評被害発生時の社内マニュアル制定
・従業員に対する情報発信の教育やガイドライン制定
こうした社内対策は自社独自で進めることも可能ですし、風評被害対策会社のサポートを受けながら進めることもできます。どこから何に手を付けるのかは企業によってさまざまであるため、スケジュールも千差万別です。
損害賠償請求
損害賠償請求は、風評被害そのものに対する対策ではありませんが、風評被害で何らかのダメージを負った場合に、その他の対策とセットで講じられるケースも多いため、紹介しておきましょう。
【損害賠償請求の流れ】
①投稿者の特定を行う(発信者情報開示請求)
②発信者の情報を得られたら、訴訟を提起
ちなみに日本では、弁護士や司法書士といった法律の専門家を介さず本人だけで裁判を進める「本人訴訟」が認められています。しかし、手続きの難易度や失敗した際のリスクを考慮すると、風評被害対策では専門家の助けを得るのが安心でしょう。
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風評被害対策のスケジュールを組むときのポイント
風評被害対策は、対策方法によって効果が異なるだけでなく、結果を得るまでの時間にも大きな差がある点に注意が必要です。
そこで効果的かつ効率よく風評被害対策のスケジュールを組むためのポイントを紹介します。
複数の風評被害対策を組み合わせて効率化を図る
まず、「時間がかかる風評被害対策」と「スピーディな風評被害対策」について、それぞれの代表例をご紹介しましょう。
【時間がかかる風評被害対策】
・発信者の特定:6ヵ月~9ヵ月
・逆SEO:数ヵ月~1年
【スピーディな風評被害対策】
・公式なプレスリリース:理論上は即対応可能
・投稿(情報)の削除:最短で1週間以内
これらはすべて風評被害が発生した後の事後対策です。それぞれに必要な時間が大きく異なるのが分かるでしょう。実際に風評被害が起こった際、被害を最小限に抑えるには時間との戦いでもあります。そのため、時間のかかる風評被害対策だけでなく、スピーディな風評被害対策も並行して進めるのがよいでしょう。さらに、「監視サービス」「社内対策」といった防止策を事後対策として並行して進めることにより、将来を見据えた無駄のないスケジュールで風評被害対策を進められます。
風評被害対策を外注するときの成功のコツ・失敗例
風評被害対策を外注するときの成功のコツ・失敗例を知りたい方はこちらの記事をぜひチェックしてみてください。
風評被害対策の外注先の選び方・ポイント
風評被害対策における外注先の選び方・ポイントを知りたい方はこちらの記事をぜひチェックしてみてください。
まとめ
風評被害対策にはさまざまな方法が存在します。法的な手続きをはじめ、専門的な知識・スキルが求められる対策が多いため、うまく外注を利用するのがポイントです。ですが多種多様な風評被害対策会社の中から、自社にぴったりの会社を自力で見つけ出すのは簡単ではありません。
アイミツでは、外注先選びに役立つ一括資料請求や一括見積もりを随時受け付けていますので、風評被害対策をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
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