クリニック内装の設計とレイアウトポイントを解説【2024年最新版】
クリニックでは内装やレイアウトにより患者の評価が大きく変わります。利用者が安心して利用できるように工夫することで、より多くのリピーターを獲得できるでしょう。本記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、クリニックを設計する際に検討したい一般要件と、各種クリニックにおすすめのレイアウト等を紹介します。クリニックの内装やオフィスデザイン会社への相談にお悩みの方は、参考にしてください。
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クリニック設計での一般要件
クリニックを開設する際には、建築基準に則った建物を利用するとともに、患者が気持ちよく利用するためのさまざまな配慮が必要です。また昨今では緊急時の備えも評価に大きく影響するでしょう。クリニック開設時に検討すべき一般要件について紹介します。
病院は特殊建築物
病院や診療所(患者の収容施設がある場合)は「特殊建築物」扱いです。特殊建築物とは特殊な用途を持つ建造物のことで、市民の生活に重要な意味を持つことから通常よりも厳しい建築基準が適用。具体的には、床面積や階数、耐火性などが指定されています。
一定の基準を満たしていない建物ではクリニックの開設ができない可能性があります。クリニックの開設を検討する際には、まずは建物自体が条件をクリアしているかを確認してください。
衛生面
クリニック内での感染予防やトラブル防止の観点から、保健所はクリニックの「衛生面」を厳しくチェックする傾向にあります。
・患者が快適に過ごすためのトイレや待合室が確保されているか
・医師やスタッフが必要に応じて手洗いできる水場が確保されているか
・定期的な清掃や除菌ができる体制が組まれているか など
また、患者は衛生面の優れたクリニックを好む傾向にあり「あのクリニックはきれいだからまた使いたい」と考える人も多いようです。より多くの利用者を獲得するためにも衛生面には力を入れるとよいでしょう。
患者の動線
患者やスタッフの動線を確保するのも重要です。車椅子の患者でも移動できる十分な広さを備えた通路を設けたり、スタッフと患者の利用エリアを明確に分けたりする必要があります。感染症が疑われる患者が待機する部屋の確保や、その患者が移動時に他の患者とすれ違わないように移動経路を工夫するのも重要。また、面積の広いクリニックであれば、診察室や会計を明確に示すためのマップやルート表などを示すのもよいでしょう。
患者のプライバシー
患者のプライバシーを確保することも大切です。診察中に声が漏れるのを防いだり、患者同士が対面で座るような配置を割けたり、患者の個人データを適切に取り扱ったりする工夫を行う必要があります。施設の広さによっては大量の個室を準備できない場合もあるでしょう。その際にはついたてやカーテンを効果的に活用することで、簡易の個室を設けることが可能。プライバシーに強いクリニックを好む患者も多いため、力を入れたい項目の1つです。
安全対策
安全対策にも力をいれる必要があります。耐久性の優れた建物を利用する、火災が広がりにくい建築資材を利用するなどです。また、震災やトラブルが発生した際の緊急避難経路の確保やわかりやすい指示板設置なども行う必要があるでしょう。さらに、医療性廃棄物や医薬品の保管・取扱いに関してもしっかり管理できるよう設計要件にて検討することが大切です。
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各種クリニックの院内レイアウトデザイン例
クリニックの診療科目によっておすすめの内装やレイアウトは変わってきます。どのような利用者が多くなるのかを事前にイメージし、その人たちが快適に利用できるような設計を心がけるとよいでしょう。今回は内科、小児科、歯科、整形外科の内装やレイアウトで気をつけることについて紹介します。
内科
一般内科では高齢者の患者が多くなるため、できれば移動が少なくて済むように建物の1階に設置するのがよいでしょう。また、車椅子患者が移動しやすいように、広めの通路や待合室を設けるようにしてください。掲示物等の情報が多すぎた場合、利用者が必要な情報を得られなくなってしまうため、情報の精査や掲示板の工夫なども重要です。余裕があれば初めての方でも安心して利用できるように、初診と再診の窓口を分けるなどの工夫もよいでしょう。
小児科
小児科では患者となる子どもたちが安心して過ごせるよう、すべての情報媒体を低めの位置に設置するのがおすすめです。ベビーカーを利用する人も多いため、入口や控え室は広めにしたいところ。また、不安な患者が安心して過ごせるように壁を鮮やかなカラーで塗ったり、動物やキャラクターを描いたりするのもおすすめです。遊び場やプチ図書館を設けることで子どもからの評価も高まり、リピーター獲得につながるでしょう。
歯科
歯科では口内の処置が必須となるため、衛生面に特に気をつける必要があります。また、院内を気持ちよく利用するためにも、白を基調としたシンプルなカラーで設計するとよいでしょう。他人の処置の様子を見ることで不安を感じる患者も多いため、施術室と待合室はしっかりと区切るのがおすすめ。防音扉などを利用することで施術中の様子が外に聞こえないようにできます。
整形外科
整形外科では歩行に困難な患者も多いため、入口からのアクセスがよい1階に設けたいところ。また、患者が安全に移動できるように手すりを院内に複数設ける、ケガをした患者でも快適に待機できるようにさまざまなサイズの椅子を設けるなどの配慮が大切です。椅子だけでなく、マットエリアを設けるなどもよいでしょう。整形外科では処置室や待合室のほかに、X線診療室なども必要となることがあるため、広めの建物を利用するようにしてください。
【まとめ】クリニックの内装に悩んだらオフィスデザイン会社へ
本記事では、クリニックを開設する際に必要となる基本情報と利用者から高い評価を得るための内装、レイアウトのポイント等について紹介しました。他のクリニックと差別化を図る上でも、クリニックの内装やレイアウトを工夫するのは非常に重要です。もし、どのような内装にすべきかわからないという方は、アイミツまでご相談ください。あなたの悩みをしっかりとヒアリングし、クリニックの内装に精通したオフィスデザイン会社をご紹介いたします。
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