マーケティングにおけるアンケートの作り方とは?【2024年最新版】
企業の成長・拡大を左右するマーケティング活動においては、質の高い情報を集めて効果的な戦略を導き出すことが重要なポイント。アンケートはそのための有効な手段のひとつです。
当記事では、マーケティングにおけるアンケート調査の概要・方法から調査票の作り方、アンケート調査の活用事例までを解説します。
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アンケート調査にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にマーケティングリサーチ会社をお探しいただけます。
アンケート調査とは
アンケート調査とは、収集したい情報を有する対象(専門家・一般人・顧客)に対して調査を行うこと。対象に調査項目を記載した調査票を記入してもらい、回収・集計を行うことで必要な情報を獲得します。
アンケート調査は大きく分けて、インターネット上で実施するオンライン調査と紙媒体の調査票を配布して行うオフライン調査があります。
アンケート調査の方法
アンケート調査の具体的な方法として、次のような手法が挙げられます。
・ネットリサーチ
オンライン上でアンケートの配布・回答・収集を行う方法。低コストで多くの回答を得られることや、手間や時間を省けることが特徴です。
・郵送調査
紙媒体のアンケート調査票を郵送して、回答者に返送してもらう方法。年齢層に関わらず回答を得やすいことや、企業・団体・組織への調査に適していることがメリットです。
・HUT(ホームユーステスト)
対象者に商品を送付して、一定期間使用してもらった評価・感想を回答してもらう方法。手間・コスト・時間がかかるが上質な回答を得られます。
・CLT(会場調査)
指定会場に調査対象者を集め、商品・サービスを体験してもらい、評価・感想の回答を得る方法。紙媒体の調査票を用いるのが一般的です。
・街頭調査
繁華街・ショッピングモールなどの人が集まる場所で無作為にアプローチを行い、回答を集める方法です。
マーケティングに有効なアンケートの作り方
マーケティングに有効なアンケート調査を行うには、段取りが非常に重要です。ここでは、マーケティングに有効なアンケートを作る方法・手順を解説します。
アンケートを行う目的や求める結果、活用方法などを整理する
アンケートを作成する際は、まずアンケートを実施する目的や求める結果、データの活用方法などを明確化しておくことが重要。漠然とアンケートを実施しても、マーケティングに役立てることはできないのです。
事前に目的などを設定しておくことで、アンケート実施の方法や作成する調査票の内容についても自ずと定まります。時間と労力をかけたアンケート調査を無駄にしないためにも、目的などを明確化してから調査票の作成に進みましょう。
誰をターゲットにどのようにアンケートを取るか決める
上記で決定した内容をもとに、アンケートを実施するターゲットを決めます。どのような層にアンケートを実施すれば必要な情報が集まるのかを考え、以下のようにできるだけ具体的に絞り込むのがポイントです。
例:30代・女性・○○商品の利用者
ターゲットを決定したら、アンケートの実施方法を決めます。アンケート調査では先にご紹介した通りさまざまな方法がありますが、ターゲットにはどの方法が適しているのかを考え、最もスムーズに回答を得られる方法を選択します。
実際にどのような設問にするか設計していく
目的・ターゲット・アンケート手法まで確定できたら、実際の調査票に掲載する設問設計を行います。獲得したい情報を漏れなく収集できるように、具体的な設問項目と内容を考えましょう。
回答者の労力を軽減してスムーズに回答できるよう網羅性を重視しつつも重複を避け、獲得したい情報を得られる最低限の設問数まで絞り込むのがポイントです。設問設計はアンケート調査票のクオリティを決定づける最重要項目であるため、慎重に精査しながら設計を行いましょう。
言い回しや回答形式、設問の順番を定める
一通りの設問を設計したら、回答者が理解しやすいような設問の順番を考え、言いまわしや表現の見直しと調整を行います。続いて、できるだけ回答率を高め獲得したい情報をより多く得られるような回答形式を検討します。
回答形式には、以下のようなものが挙げられます。
・単一回答
・複数回答
・自由回答
・制限付き回答
・SD法
回答形式によって回答者の負担や回答精度は大きく変わってくるため、実際にシミュレーションを行いながらベストな回答形式を選定するのがポイント。
調査前にプリテストを行う
アンケートの調査票が一通りできあがったら、一度見直しを行い、修正・調整を加えて完成度を高めます。実際の調査に使用しても問題ないと判断したらプリテストを行い、「設問に違和感が無いか・回答欄に問題は無いか・回答方法や記入ルールなどの説明はわかりやすいか」など、回答者の視点・立場から確認しましょう。
プリテストを実施する際は、作成者だけでなく周囲のメンバーにも協力を依頼して、なるべく多角的な視点からチェックするのが大切です。
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アンケート調査の活用例
アンケート調査の成功確度を高めるためには、実際の活用事例を参考にするのがおすすめ。ここでは、参考にしておきたいアンケート調査の活用事例を3つご紹介します。
事例1:ベルフェイス株式会社の場合
ベルフェイスは、オンライン営業システム「bellFace」の開発・運用を手掛ける会社です。ウェビナーを積極的に開催しており、企画に役立てるためのオンラインアンケートを実施。
ウェビナー開催中に参加者を対象にアンケートの自動配信を行い、熱量の高い回答を収集。アンケートで収集したデータを次回ウェビナーの企画に活かし、毎回多くの顧客を集めることに成功しました。回答者にはセミナー資料をプレゼントすることで、回答率向上と資料請求のCVR向上も同時に実現しています。
事例2:株式会社メガネスーパーの場合
メガネスーパーでは、新商品のデザイン・マーケティングに役立てるために画像を活用したアンケート調査を実施。オンラインアンケートツールを活用してユーザーに2種類のデザインを画像で提示し意見を求めました。
アンケート調査の結果、自社で検討していたデザインとユーザーが求めているデザインは異なる事実が判明。アンケートの回答から商品開発に役立つ意見を多数収集できました。アンケートから得た情報をもとに新商品開発を行い、既存デザインの7.4倍の売上をあげることに成功しています。
事例3:株式会社セレブリックスの場合
セレブリックスは、営業・販売分野のコンサルティング・支援サービスを提供する会社。自社が提唱する「科学的セールス」を推進するために、アンケートツールを活用して顧客データの収集に取り組みます。
SalesForceと親和性の高いCREATIVESURVEY for Salesforceを用いたアンケートにより、商談前の顧客の課題とニーズを把握。ヒアリングの質が高まり、商談化率・商談精度の向上に成功しました。商談後アンケートの実施も行い、失注顧客への再アプローチにも役立てています。
まとめ
マーケティングにおけるアンケート調査は、顧客の意見・要望など定性的なデータ(数値化できないデータ)を得るための有効な手段です。ビジネスの効果測定によって得られる定量的なデータと組み合わせることで、より質の高いマーケティング戦略を導き出すことができます。
アンケート調査を成功させるためには、調査票の質が何よりも重要。自社で内製することが難しい場合は、調査会社への外注もおすすめです。
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