投資評価とは?主な指標5選やROIも紹介【2024年最新版】
「最近投資を始めたけど判断基準が分からない」こんなお悩みありませんか?投資の成功率を上げるために有効となるのが投資評価という指標です。投資評価とは投資の判断基準を示す指標です。
本記事では投資評価の具体的な方法、ROIなどを解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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投資評価とは?
投資評価とは、投資先の情報からリスクや利益を評価することを指します。DCF法やIRR法、ペイバック期間法などいくつか評価手法があります。多くの投資家が、これらの手法を用いて投資対象の収益性やリスクを分析し投資判断を行っています。
ただし、投資評価はあくまでも予測であり、実際の結果と異なる場合もあります。投資家は投資評価を参考にしながらも、自己判断に基づいたリスク管理を行うことが必要です。
投資評価の主な指標・方法
代表的な投資評価の手法を紹介します。以下5つを抑えておけば最低限の評価は可能になります。
NPV(正味現在価値)法
NPV(正味現在価値)法とは、投資案件の収益性を評価する指標の1つです。現在価値を基準にして、将来予測されるキャッシュフローを割り引いた正味現在価値を求め、その値がゼロ以上であればその投資案件が収益性があると判断できます。
算出方法は以下のとおりです。
①投資案件の予測されるキャッシュフローを作成
②それぞれのキャッシュフローを割引率で割り引いて現在価値を求めます。
現在価値は、キャッシュフロー÷(1+割引率)のn乗で求められます。ここでnはキャッシュフローの発生タイミングを表しており、1年目のキャッシュフローならnは1、2年目のキャッシュフローならnは2、以降同様に求められます。これらの現在価値をすべて合計したものが、NPVとなります。
IRR(内部収益率)法
IRR(内部収益率)法とは、投資案件の収益性を評価する指標の1つです。IRRは投資した資金に対して「将来予測されるキャッシュフローがどれだけの収益を生み出すか?」を示す収益率を表しています。IRRが高いほど収益性が高いため、優良な投資先と判断できます。
算出するには投資案件の予測キャッシュフローを使用し、すべての総和が0となる割引率を求めます。具体的には、予測キャッシュフローが正となる割引率と負となる割引率の間で0となる割引率を求め、この割引率がIRRとなります。IRRが正の場合は、投資家にとって利益が発生することになります。IRRがマイナスの場合は、投資家が損していることになります。
ペイバック(回収期間)法
ペイバック(回収期間)法とは、投資案件の回収期間を評価する指標の1つで、ペイバック期間は、投資額をどの程度の期間で回収できるかを示しており、投資家や企業が投資案件を選定する際の指標の1つとして使用されます。ただし、ペイバック期間が短いとそれだけリスクが低くなるわけでありません。
算出するには投資案件の予測キャッシュフローを使用して、投資額が回収される期間を求めます。具体的には、予測キャッシュフローの累積額が、投資額を上回るまでの期間を逆算します。例えば、投資額が100万円で、年間のキャッシュフローが30万円の場合、ペイバック期間は約3年4ヵ月となります。
Discounted Payback Period Method(割引回収期間)法
Discounted Payback Period Method(割引回収期間)法とは、投資案件の回収期間を評価するための指標の1つで、ペイバック法の強化版のような位置づけです。割引回収期間法は予測キャッシュフローを割引した現在価値を使用して投資額が回収される期間を評価できます。投資案件が回収される期間を考慮した上で、より正確な評価ができるためペイバック法よりも優れているとされています。ただし割引率によって評価が変化するため、正確な評価をするためには適切な割引率を設定する必要があります。
算出方法は以下のとおりです。
①まず予測キャッシュフローを割引した現在価値を求める。
②その累積現在価値が投資額を上回るまでの期間を計算する。
PI(収益性指標)法
PI(収益性指標)法とは、投資案件の収益性を評価する指標の1つで、正味現在価値法(NPV法)の強化版の位置づけです。PI法は、投資額に対する純現在価値の比率を算出し、その値が1以上であれば投資案件が収益性があると判断できます。投資家や企業が投資案件を選定する際に、複数の案件を比較する場合に使用されることが多く、投資案件の収益性を考慮した上で、より正確な評価が可能とされています。
算出方法は以下のとおりです。
①投資案件の予測キャッシュフローを現在価値に割り引いた合計額を求める。
②これを投資額で割ることでPI値を算出する。PI値が1以上であれば、投資案件が収益性があると判断可能。
投資の有効性を検討する「ROI」とは?
ROI(Return on Investment)とは、投資した資金に対して得られる利益の割合を示します。投資の有効性を検討する際に利用され、ROIを計算することで、投資に対して得られた利益の量や割合を知ることができ、複数の投資案件を比較する際には活用できます。ただし、ROIは投資の利益を投資額で割った値で算出されるため、投資の回収期間やリスクを考慮できず実際の投資利益を過大評価する可能性があります。
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ROIの計算方法と活用方法
ROIは投資した資金に対して得られた収益を投資額で割った値で算出されます。具体的には、ROI = (収益 - 投資額)/ 投資額 という式で算出されます。
活用シーンとしては、事業やプロジェクトの投資判断やWeb広告のような「投資に対してリターンがどれほどあるか」を測定する際に利用されます。ROIを計算することで、どのプロジェクトがより費用対効果が高いのかを明確にし、リスクとリターンをバランス良く評価できます。
コンサルティングの費用相場
つづいては、コンサルティングにかかる費用相場をご紹介します。コンサルティング費用は、依頼内容や契約形態などによって大きく変わります。契約形態別の費用目安は以下の通りです。
契約形態 | 業務内容 | 費用 |
顧問契約 | 月1~2回の訪問・アドバイス | 月額20万~50万円 |
時間契約・スポットコンサル | 1時間あたり | 5,000円〜 |
成果報酬 | 依頼内容に合わせて事前に報酬を設定する | ・売上の〇%分 ・新規登録顧客の人数×〇万円 など |
プロジェクト型契約 | プロジェクトの規模によって費用が大きく変動する | 月換算10万〜100万円 |
職種特化型 | 報酬スタイルはコンサルタントによって異なる | 月額3万~10万円 |
業種特化型 | 業種によって費用が異なる | 飲食業:30~40% 製造業:10~40% |
コンサルティングの費用相場を契約形態別にご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】投資評価について理解し、目的に合った外注先を選ぼう
投資評価とは投資先の利益やキャッシュフロー情報から投資判断を行うための指標を算出し、投資判断を行う指標のことを指します。投資評価があることで感情ではなくデータで投資判断ができるため、投資成功率を高めることができます。
しかし初めての方からすると分からない点も多いかと思います。そこで外部の投資専門家を頼ってみてはいかがでしょうか。費用はかかりますが、投資で大きな損失を出さずに済みます。アイミツでは投資評価に詳しい投資会社を紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。
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