コンサルで用いられるフレームワークとは?おすすめ5選を解説【2024年最新版】
「経営戦略や経営改善を効率よく策定したい」と、コンサルで用いられているフレームワークを使おうと考えていないでしょうか。しかし、フレームワークの種類や基礎知識が不足しており、うまく活用できずにいる人も多いでしょう。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けサービスを比較検討できる「アイミツ」が、コンサルで用いられるフレームワークとはどういったものなのか、詳しく解説!また、おすすめのフレームワークも紹介します。
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そもそもフレームワークとは
フレームワークとは、ビジネスで活用する思考法や発想法をまとめた「枠組み」のこと。主にコンサルティングサービスなどで活用されており、フレームワークを活用することによって業務効率化を図れるだけでなく、企業状況や立ち位置を明確にできます。
莫大な情報を整理する際、担当者によってまとめ方が違うと内容を理解しづらくなることが多いもの。一方フレームワークを用いれば、情報整理のバラつきをなくし、思考・発想の品質を高められるのが特徴です。
コンサルで用いられるフレームワーク
経営戦略や経営改善におすすめのフレームワークを5つご紹介します。コンサルでもよく用いられるフレームワークなので、それぞれの特徴を理解して分析に活用してみてください。
SWOT分析
SWOT分析とは、企業に内部環境・外部環境を「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」に分類して分析を行うフレームワークです。各分類は、下表のようにプラス要因・マイナス要因に分けて整理します。
プラス要因 | マイナス要因 | |
---|---|---|
内部環境 | 強み(Strength) | 弱み(Weakness) |
外部環境 | 脅威(Threat) | 機会(Opportunity) |
SWOT分析を用いれば、企業のビジネス環境を効率よく確認・評価できるのがメリットです。ただし、事前に分析する目的や評価基準を設定しておかなければ、評価内容・比較対象が変わりやすく、評価の精度がブレてしまうといったデメリットがあります。
TOWSマトリクス
TOWSマトリクスとは、企業・サービスの外部環境を「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」、内部環境を「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」に細別し、それぞれの特徴を掛け合わせて戦略を導き出すフレームワークです。項目の掛け合わせは、下表のように整理します。
内部環境 強み |
内部環境 弱み |
|
---|---|---|
外部環境 機会 |
SO戦略(強み・機会を活用) | WO戦略(弱みを機会でカバー) |
外部環境 脅威 |
ST戦略(脅威を強みでカバー) | WT戦略(弱みと脅威を避ける) |
TOWSマトリクスを用いれば、企業戦略の方向性を立てやすくなるのがメリットです。一方、前述したSWOT分析と同様に、評価基準などを設定しておかなければ、評価内容・比較対象があいまいになりやすいというデメリットがあります。
PDCAサイクル
PDCAサイクルとは、作業プロセスに評価や検証を取り入れて循環させることにより、サービスの精度を高められるフレームワークです。主に、次の手順でPDCAサイクルを循環させます。
・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(改善)
PDCAサイクルは、一巡で検討を終わらせるのではなく、何度も繰り返しサイクルを循環させるのが特徴です。目標を定めたうえでPDCAサイクルを用いれば、競合優位に立ちやすくなるメリットがあります。その一方で、PDCAサイクルを循環させることに時間がかかり、サービスの機動力を低下させてしまうデメリットがあると理解しておきましょう。
バリューチェーン
バリューチェーンとは、企業が実施する活動内容を「主活動」「支援活動」の2つに分け、どのようにして価値のあるサービスを生み出すか検討できるフレームワークです。主に、サービス開発や業務改善に利用されています。
また、バリューチェーンは、物流や販売など、商品・サービスを提供するすべての作業のうち、競争優位に立てる・立てないというポイントを見つけ出せるのがポイントです。枠組みに当てはめて企業やサービスの状況を当てはめていけば「競争力があるか」「他者と比べてコストは高いか」といった情報を整理できるのがメリットになります。一方、フレームワークに当てはめられるは、1社の情報だけであるため、外注などを実施している際には、分析を適用できないのがデメリットです。
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)とは、事業そしてサービスの「市場成長率」「市場率シェア」の立ち位置を分析できるフレームワークです。別名、BCGマトリクスとも呼ばれており、以下の4象限に分類して事業の立ち位置を明確にしていきます。
・花形(市場成長率:高い、市場シェア率:高い)
・金の生る木(市場成長率:低い、市場シェア率:高い)
・問題児(市場成長率:高い、市場シェア率:低い)
・負け犬(市場成長率:低い、市場シェア率:低い)
PPMには企業が提供する「すべての事業」を当てはめられるため、今後の経営方針を検討しやすいのがメリットです。一方、事業間のシナジーなど、その他の要素を分析できないため、PPMだけで事業撤退などを判断できないのがデメリットとなります。
フレームワークを活用するメリット
コンサルで用いられているフレームワークを活用するメリットは、次のとおりです。
・一目で内容を理解できる
・企業の課題・問題を発見できる
・検討の取りこぼしを防止できる
従来「企業の立ち位置」や「事業の良し悪し」などを判断するためには、莫大な情報をかき集めて、統計などによる分析が必要です。一方、評価基準が定まっているフレームワークを利用すれば、経験や知識がない方でも手軽に経営分析を実施できます。時間をかけすぎることなく経営戦略・経営改善のポイントを明確にできることから、計画策定の基本資料として効果を発揮するのがポイントです。
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フレームワークを活用する際の注意点
フレームワークには、数多くのメリットがあります。その一方で、使い方を間違えるとマイナス効果を生み出す場合があるので、以下のポイントに注意してください。
・目的を定めて取り組まないと評価が変化する
・主観で判断すると高い効果を得られない
・1度の分析でやめてしまわない
フレームワークは、事前に目的を定めたうえで、客観的な視点から利用・分析することが大切です。また、現在の情報社会では短期間で市場ニーズが変化しているため、1度の分析で終わるのではなく、時間の経過に合わせて何度も分析を実施することも忘れてはなりません。フレームワークを有効活用するためにも、まずは実施事例などをチェックするなど、使い方を学んでみることから始めてみてください。
コンサルティングの費用相場
つづいては、コンサルティングにかかる費用相場をご紹介します。コンサルティング費用は、依頼内容や契約形態などによって大きく変わります。契約形態別の費用目安は以下の通りです。
契約形態 | 業務内容 | 費用 |
顧問契約 | 月1~2回の訪問・アドバイス | 月額20万~50万円 |
時間契約・スポットコンサル | 1時間あたり | 5,000円〜 |
成果報酬 | 依頼内容に合わせて事前に報酬を設定する | 売上の〇%分、新規登録顧客の人数×〇万円 など |
プロジェクト型契約 | プロジェクトの規模によって費用が大きく変動する | 月換算10万〜100万円 |
職種特化型 | 報酬スタイルはコンサルタントによって異なる | 月額3万~10万円 |
業種特化型 | 業種によって費用が異なる | 飲食業:30~40%、製造業:10~40% など |
コンサルティングの費用相場を契約形態別にご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】コンサルティングの依頼先にお悩みならアイミツへ
経営戦略・経営改善の策定を行う際には、フレームワークを用いて企業・サービスの分析を実施するのが便利です。しかし、フレームワークの使い方が分からない、うまく活用できるか不安だ、という方も多いのではないでしょうか。それならまずは、経営戦略・経営改善のプロであるコンサルタントに相談してみるのがおすすめです。もしもコンサルティング会社をお探しの際には、アイミツにお問い合わせください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
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コンサルティングの費用・相場
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