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イベント制作会社の平均費用と料金相場|早見表つき【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

今回はイベント費用の仕組み・内訳から、「イベント企画・制作会社に外注した場合の費用と料金相場」までをわかりやすく解説していきます。

実際に会社の料金表を確認していくので、ぜひ最後までご覧ください!

PRONIコンシェルジュ 横島
PRONIコンシェルジュ 横島

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イベント企画・開催の平均的な料金・相場
平均的な料金・相場
講演会・セミナー 約80万
展示会のブース出展 約120万円
企業の周年イベント・パーティー 約200万円
物産展 約250万円
商品やサービスのPR 約350万円

主な費用項目と相場

イベント開催における主な費用の項目と相場について見ていきましょう。

イベント代行費用の項目と相場

■主な項目と一般的な費用一覧 ※参加者100名規模のセミナーの場合
項目 一般的な価格帯 備考
会場費 15万円~30万円 収容人数や付帯設備によって 料金が変動
人件費 15万円~25万円 イベントの規模によって 料金が変動
企画・コーディネート費 5万円~15万円
制作費 20万円~35万円 イベントの規模によって 料金が変動
機材費 5万円~10万円

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【会場費】

セミナールームやレンタルスペース、展示場などの利用料金です。

立地条件や収容人数、設備(舞台、プロジェクター、音響装置など)の有無によって金額が変わり、たとえば都内の場合、収容人数100名規模のセミナールームで1日30万円(半日15万円)前後が相場です。
一方で東京ビッグサイトをはじめとする大規模な展示場を貸し切ると、1日あたり100万円を超えることも。

ちなみに会場選びについては、施設のホームページなどを通じて発注者側であらかじめ予約しておくことも、イベント会社にすべて任せることもできます。
一般的な傾向として、毎年定期的に開催する社内イベント(キックオフミーティング、表彰式、納会など)は発注側で予約、その都度参加人数が変わる商品のプロモーションキャンペーンやセミナー・勉強会はイベント会社に任せる形をとることが多いようです。

【人件費】

イベントの企画や当日の運営全体を取り仕切るディレクターやチーフディレクターの場合、1日あたり3万円~4万円ほど。
それに対して、来場者の案内・誘導を担当する運営スタッフは1日あたり1万5,000円~2万円が平均的な相場です。

当然、イベントの規模が大きくなるほど必要な人数が増えるため人件費も高くなり、大規模なプロモーションイベントなどでは、これらに加えて舞台装置や映像・音響機材のオペレーションを担当する技術スタッフ(1日あたり2万円~3万円)、MC・司会(1日あたり2万5,000円~4万円)、イベントコンパニオン(1日あたり2万円~3万5,000円)などの人件費が加わります。

【企画・コーディネート費】

イベント全体の企画や台本・進行表の作成、配布物の制作を請け負う印刷会社などとの調整・業務連絡にかかる料金です。
ディレクターを中心に行われる業務ですが、全体のプランニング費用・手数料として当日の人件費とは別に計上されます。
前述の規模のセミナー・講演会の場合、平均的な相場は5万円~15万円ほど。

【制作費】

イベント会場に設置する看板や案内サイン(4万円~6万円)、案内状・返信はがき(12万円~15万円)、イベントで流す映像(5万円~10万円)などの制作・印刷費用です。

イベントの種類や内容次第で省くことができるものもありますが、前述した参加者100名規模のセミナーの場合、案内サインの制作と配布物の印刷、簡易的な映像制作をあわせて、トータル20万円~35万円が相場です。
案内状(DM)については、こちらの記事でもご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

また、展示会へブースを出展する際に必要な企業ロゴ入りのタペストリーやテーブルクロス、スタンドバナーの制作費(10万円~15万円)や、商品・サービスのデモ映像の制作費(5万円~10万円)、ブースの骨組みとなる資材の代金+設営費(40万円~80万円。※大規模なブースの場合)もここに含まれます。

さらに、商品のプロモーションイベントなどでwebサイトやソーシャルメディアを使った告知・参加者募集を行う場合は、その分の制作費(40万円~100万円)がかかります。

【機材費】

スライド資料を表示するプロジェクター、ステージの照明・音響装置、スタッフ間の業務連絡に使うトラシーバーなどの費用です。
セミナーの場合、平均すると5万円~10万円。
会場にあらかじめ用意されている設備も多く、それらを利用すればコストを抑えることもできます。

見落としがちな費用にも注意

イベント代行で見落としがちな費用

新商品のプロモーションイベントで複数の地方都市を回る場合などは、イベント会社のスタッフの移動・滞在にともなう出張料金(多くの場合は交通費と宿泊費の実費)がかかるので、あらかじめ念頭に置いておきましょう。

また、看板や案内ボードを立てかけるイーゼル(画架)や、会場の導線を確保するために使うロープのレンタル費用が発生することも。

ただ、あるイベント会社の方にお話を伺ったところ、こうした備品は会場側から無料で借りられることも多く、たとえ費用がかかったとしても全体に占める割合は小さいとのこと。
実際の見積書を見ても、細かい備品のレンタル料は計上されていないか、もしくは見積もり額の数パーセント未満に過ぎません。

基本的には上記5つの費用+出張料金の実費という認識を持っていれば、想定外の料金が請求されるというケースはほとんどないようです。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • イベント費用の内訳は「会場費」「人件費」「企画・コーディネート費」
    「制作費」「機材費」の5つ
  • 会場費は立地条件や収容人数によって変動
    都内のセミナールームの場合、1日30万円ほど
  • 全体を取り仕切るディレクターの人件費は3万円~4万円
    運営スタッフは1.5万円~2万円前後
  • 制作費の相場は20万円~35万円前後
    webサイトなどを制作する場合は相応の追加料金が発生
  • 出張をともなう場合、交通費と宿泊費の実費がかかる

種類別の費用相場

次にイベントの種類別の相場についてご紹介します。

■イベントの種類と一般的な費用
種類 価格帯 平均的な料金(相場)
講演会・セミナー 40万円~120万円 80万円
展示会のブース出展 80万円~150万円 120万円
企業の周年イベント、パーティー 150万円~250万円 200万円
物産展 200万円~300万円 250万円
商品やサービスのPRイベント 200万円~500万円 350万円

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【講演会・セミナー】

セミナールームやイベントスペース、公共施設の多目的室などを借りて行うのが一般的。
法人向け・個人向け問わず非常に多くのニーズがあり、依頼される案件の半数以上が講演会やセミナーというイベント会社も多いようです。

参加者100名程度の規模で、平均的な相場は80万円前後。

過去に同じ内容のセミナー・講演会を開催していてパンフレットなどの配布物が残っている場合は、それらを活用して制作費を抑えることも可能です。
また、自社ホームページでの告知などを除いて、本格的なwebサイトやSNSページの制作が必要になるケースはほとんどありません。

【展示会のブース出展】

できるだけ費用を抑えて自社の新商品やサービスをアピールしたい場合に有効な方法の一つ。

平均的な相場は120万円前後。

人件費や企画費の内訳はセミナー・講演会とそれほど変わりませんが、2日間~3日間にわたって出展することが多く、ブースの規模によっては資材費・設営費が加わるので、その分トータルの費用は高くなります。

出展料(展示会の主催者に支払うブース料金)については、小規模なイベントで1コマ(一般的に3m×3mのスペース)あたり1日10万円前後、数万人の来場者を集める大規模な展示会で1日30万円前後に設定されていることが多いようです。

【企業の周年イベント、パーティー】

ホテルの宴会場やイベントスペースを貸し切って開催することが多く、参加者200名~300名の規模で200万円前後が相場です。

内訳として、人件費・企画費のほか、会場費(搬入・撤収含めた3時間の利用で25万円~40万円)、ケータリングなどの飲食費(5,000円~8,000円×参加人数)、ステージの装飾費(10万円~15万円)、オープニングムービーの制作費(20万円~30万円)などが含まれます。

都内のシティホテルなどでは飲食代込みの廉価な利用プランを用意しているところもあるので、予算を抑えたい場合は、そうしたプランの利用を含めてイベント会社に相談してみるのもいいかもしれません。

【物産展】

イベントスペースや空きのある貸し店舗を使い、イベント会社が企画や会場の装飾、当日の運営を請け負います。
都内・3日~4日の開催で250万円前後が一般的な相場。
商品の仕入れ・手配までイベント会社側で代行することが多く、販売する品数によって費用が大きく変わってきます。

【商品やサービスのPRイベント】

イベントスペースのほか、大規模な展示場やスポーツ施設を借りて行うことが多く、キャンペーン期間中に複数の地方都市を回ることも。

平均的な相場は350万円前後。

企画・コーディネート費は他のイベントとそれほど大きく変わりませんが、スタッフに加えてイベントコンパニオンの人件費(1日あたり2万円~3万5,000円)やロゴを入れた衣装制作費(15万円~25万円)がかかるうえ、多くの場合、プロモーション用のwebサイトやSNSアカウントの制作・運用(40万円~100万円)を伴います。
加えて現場スタッフの数も増えるため、人件費の割合も高くなります。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 講演会やセミナーの相場は80万円前後
    手持ちの配布物などを利用すれば制作費を抑えられる
  • 展示会のブース出展の相場は120万円前後
    2~3日間にわたって出展するのが一般的
  • 周年イベントやパーティーの相場は200万円前後
    会場によっては飲食代込みの廉価なプランも
  • 物産展の相場は250万円前後
    販売する品数によって料金が大きく変わる
  • PRイベントの相場は350万円前後
    地方での開催やweb制作を伴うケースが多く、費用は高くなる

アイミツでの取引事例

ここでは実際にあった取引事例をご紹介します。

大規模会場での展示会にかかる費用
費目 金額 備考
床工事 7万円
システム工事費 15万円
電気工事費 17万円
管理費 14万円 デザイン費など
構成費 40万円 人件費など
備品レンタル 35万円
合計金額 138万円

実際にあった取引事例をご紹介しました。イベントの規模、種類によって金額は大きく変わってくるでしょう。依頼を考えているイベント企画がいくらでできるのか気になりましたらお気軽にお問い合わせください。

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イベント企画・制作・運営代行費用の算出方法と仕組み

イベント代行費用の算出方法

小規模なビジネスセミナーから数千人の来場者を集める新商品の展示会まで、イベントの種類や規模はさまざまですが、いずれの場合も欠かせないのは「場所」「人」「モノ」の3つ。

具体的には、イベント会場となるセミナールームや展示場、企画・制作進行管理から当日の運営までを担当するスタッフ、パンフレットなどの配布物や当日使う設備・機材(プロジェクターなど)です。

これらにかかる「会場費」「人件費」「企画・コーディネート費」「制作費」「機材費」がイベントの企画や運営を外注する場合の費用になります。

なぜ価格が違う?価格差の出る理由

イベント代行で価格差が出る理由

イベント会社の一般的な費用はここまでご紹介した通りですが、有名な演出家が在籍しているイベント会社や、プロジェクションマッピング(建築物の外壁や空間上に映像を投影させるイベントの表現手法)を得意とする会社は、料金がやや高くなる傾向があるようです。

一方、派遣スタッフが中心で、イベント当日の案内・誘導のみを請け負う会社や、事務局運営(問い合わせ対応、案内状の送付など)に特化した会社の料金は総じて低め。
イベント企画や運営にある程度ノウハウがあり、予算が限られる場合はそうした会社を中心に検討するのもいいかもしれません。

できるだけ費用を抑えたい場合は…

イベント代行で費用を抑えるためのポイント

ビジネスセミナーや講演会の場合、全体に占める会場費の割合が大きくなります。
できるだけ費用を抑えたいのなら、自治体が運営するイベントスペースや、市民ホールなどの多目的室を利用しましょう。

たとえば、都内のセミナールームの料金が総じて1日あたり30万円前後であるのに対して、こうした施設は1日4万円程度でレンタル可能。
立地条件や設備の点で見劣りする部分はあるものの、少人数での開催なら十分カバーできるのではないでしょうか。

公共施設でのイベント開催にノウハウを持っている会社もあるので、ホームページの情報を参考に会場選びの段階から相談してみるのも一つです。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 有名な演出家がいる会社やプロジェクションマッピングを得意とする会社は
    料金が高くなる傾向あり
  • 派遣スタッフがメインで、当日の運営のみを請け負う会社は料金が安い
  • 自社にある程度ノウハウがある場合、
    事務局代行サービスを利用するのもおすすめ
  • 費用を抑えたい場合、
    自治体が運営するイベントスペースや多目的室を利用するのが効果的

実際にイベント企画・運営代行の料金表を調べてみた

ここまでイベント企画会社に依頼した場合の費用の仕組みや費用相場についてご紹介してきました。実際のイベント企画会社の具体的な見積もり事例をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

イベント企画・運営代行事例

イベント会社の企画・運営代行事例は次の通りです。

A社(セミナー・講演会/100名規模)
項目 内容 費用
会場費 半日利用 15万円
プランニングフィー 企画・校正・渉外費用 10万円
サイン・表示物製作費 案内サイン・受付表示物等 6万
映像制作費 プレゼン資料(PowerPoint) 8万円
印刷費 封筒・案内状・返信ハガキ 12万円
人件費 進行スタッフ、テクニカルスタッフ、MC等 22万円
講演料 30万円
合計(税込) 103万円
A社(セレモニー・パーティ/100名規模)
項目 内容  費用
会場費 終日利用 25万
プランニングフィー 企画・校正・渉外費用 12万円
ステージ装飾日 簡易ステージ等 10万円
サイン・表示物製作費 案内サイン・受付表示物等 8万円
映像制作費 イメージビデオ、映像 25万
印刷費 封筒・案内状・返信ハガキ 12万
音響費 システムラック、スピーカー、ワイヤレスシステム等 8万
照明費 ステージ照明、演出照明等 10万
映像関連費 プロジェクター、スクリーン、PC・DVD再生機等 8万
人件費 進行スタッフ、テクニカルスタッフ、サーブ員等 42万
ケータリング費 オードブル、デザート、出張シェフ料理等 60万
飲料費 樽酒、アルコール、ソフトドリンク等 15万
合計(税込) 235万円
A社(スポーツイベント・運動会/300名規模)
項目 内容  費用
会場費 終日利用 20万円
プランニングフィー 企画・校正・渉外費用 15万円
会場装飾日 大型アーチ、ローピング等 28万円
サイン・表示物製作費 案内サイン、特典ボード等 12万円
音響費 システムラック、スピーカー、ワイヤレス等 15万円
備品レンタル費 運動会備品(テント、大網、玉入れ、等賞旗)等 21万円
人件費 進行スタッフ、テクニカルスタッフ、サーブ要員等 33万円
ケータリング費 模擬店メニュー等 40万円
飲料費 アルコール、ソフトドリンク等 20万円
合計(税込) 204万円
A社(フェスティバル・祭/300名規模)
項目 内容 費用
会場費 ※私有地想定
プランニングフィー 企画・校正・渉外費用 15万円
会場装飾日 やぐら等 13万円
サイン・表示物製作費 案内サイン、メニュー等 15万円
音響費 PAシステム、スピーカー、ワイヤレスシステム等 8万円
照明日 提灯、会場照明等 18万円
備品レンタル費 テント、テーブル・イス、模擬店計器等 19万円
人件費 進行スタッフ、テクニカルスタッフ等 35万円
ケータリング費 模擬店メニュー等 40万円
飲料費 アルコール、ソフトドリンク等 15万円
合計(税込) 178万円
B社(研修・セミナー研修/20名規模)
項目 内容 費用
運営スタッフ人件費 ディレクター、スタッフ2名 5万6,000円
業務管理費 10% 5,600円
合計(税別) 6万1,600円
B社(周年イベント/200名規模)
項目 内容 費用
会場費 ※別途見積もり
運営コーディネート費 工程管理、オペレーション設計、運営マニュアル、進行表、進行台本作成 10万円
事務局対応費 参加者リスト作成、入出力費(1ヶ月前) 6万1,600円
飲食関係費 レセプションパーティー 100万円
エンターテインメント 予算に応じて提案 ※別途見積もり
運営スタッフ人件費 運行管理1名、進行管理1名、進行アシスタント1名 受付、会場、誘導4名、MC 9万円
運営備品 トランシーバー、その他備品 3万5,000円
返戻金 ※別途見積もり
記録日 スチールカメラマン 8万円
業務管理費 10% 15万600円
合計(税別) 165万6,600円

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失敗しないイベント会社選びのためには…

イベント代行会社選びで失敗しないために

まず、何より大切なのはコミュニケーション面。

イベント会社とは当日まで何度も打ち合わせ(制作物の進捗状況や、参加申し込み状況の共有など)を重ねることになるので、顔をあわせてみてストレスを感じることなくやりとりできる会社や、イベント開催の背景までじっくり話を聞いてくれる会社を選びましょう。

そういった点で、ヒアリングにあまり時間をかけず、たくさんのオプションを提案してくる会社は注意した方がいいかもしれません。
過度な会場装飾によってイベント当日の誘導・案内に悪影響が出たり、座席数(イベントの種類によっては=売り上げ)が減ってしまったりするケースもあるようです。

加えてイベント会社の得意分野を見極めるのも大切なポイント。
セミナー運営に強い会社、パーティーや周年イベントにノウハウを持つ会社などさまざまなので、ホームページに掲載されている実績を参考にしながら依頼先を絞り込んでいきましょう。

今回ご紹介した内容をぜひみなさんの業者選びに役立ててみてください。

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