中国語翻訳の平均費用と料金相場【2024年最新版】
海外展開に注力する企業も増え、インバウンド事業も経済の大きな要となっている昨今、文書の翻訳機会は年々増えつつあります。会議の資料の翻訳、マニュアルやホームページの多言語化など、さまざまなシーンで翻訳を依頼しなければなりません。
そこでこの記事では、10万件以上の利用実績をもつ発注業者比較サービス「アイミツ」が、中国語翻訳にはいくらかかるのか、費用はどのように算出されるのかを中心に、翻訳会社を選ぶ際の注意点もあわせてご紹介していきます。
費目別に見える中国語翻訳費用の相場
費目別に中国語の翻訳にかかる費用をチェックしていきましょう。
費目 | 相場 | 備考 |
---|---|---|
翻訳料金 | 日本語→中国語 ~10円 中国語→日本語 ~11円 | ※専門的な文書以外の場合 |
特急料金 | 翻訳料金の20%~ | ※半日以内、3日以内などといった納期に左右される |
ネイティブチェック料金 | 1文字5円~ | ※翻訳料金に含まれている場合も多い |
クロスチェック料金 | 1文字5円~ | ※翻訳料金に含まれている場合も多い |
版下作成料金 | ~1万円 | 必要な場合のみ |
翻訳料金
中国語翻訳は他の言語に比べて料金がリーズナブルに設定されていることも多く、日本語から中国語への翻訳の場合は1文字あたり~10円ほど、中国語から日本語への翻訳の場合は1文字あたり~11円ほどが費用相場です。なかには1文字2円~などの会社もあり、英語翻訳などに比べて大きく費用を抑えられます。中国語のネイティブに依頼するのか否かでも料金は変わり、ネイティブに依頼する方が費用は高くなります。
しかし、この料金はあくまでも専門的な文書以外における費用相場であることを忘れてはなりません。法務関連、医療関連、特許翻訳などといった専門分野の翻訳の場合、1文字で15円以上することもあります。
また、中国語の簡体字にしか対応しておらず、繁体字の翻訳はできないという会社もあるので、繁体字への翻訳を依頼したい場合には注意しましょう。
特急料金
必ず支払う料金ではありませんが、「明日までに翻訳してほしい」「1週間後の会議までに間に合わせたい」などといった急ぎの場合には、特急料金が必要となります。会社によってさまざまですが、基本的には翻訳料金の20%ほど上乗せで対応してもらえる場合が多いようです。
しかし、「12時間後までに仕上げてほしい」、「24時間後までには必ず納品してほしい」などといったギリギリの状況の場合には、通常の翻訳料金の1.5倍、あるいは2倍ほどにまで費用が膨らむ場合もあります。
納期に余裕をもって依頼しておけば抑えることのできる費用なので、特急料金がかかることのないようにスケジュール管理には気を付けておくといいでしょう。
ネイティブチェック料金
文字通り、翻訳された原稿をネイティブにチェックしてもらうための料金です。会社によって差がありますが、相場としては1文字あたり5円~。ネイティブチェック料金が別途発生せず、翻訳料金にすでに含まれている会社も多いようです。
「なるべく翻訳費用を抑えたいから、ネイティブチェックはしなくていい」という方もいるかもしれませんが、費用を抑えたい時にこそ、ネイティブチェックは依頼しておくことをおすすめします。
ネイティブチェックをきちんと行っていないと、あとで解釈が誤っている箇所が見つかる可能性も否定できません。一方で「ネイティブに翻訳を依頼したから大丈夫」という油断も禁物です。第三者の目で細かくチェックをすることで、意味は合っていても不自然な日本語or中国語といった状況を防ぐことにつながります。
納品されたもののクオリティが低い場合には、最悪の場合翻訳し直す必要があるため、また他の翻訳会社に依頼しなければなりません。そのようなミスを未然に防ぐためにも、ネイティブチェックは必ず押さえておくべきフローといえるでしょう。
クロスチェック料金
ネイティブチェックと同様に1文字あたり5円~ほどが相場で、スペルミスやもれ、誤訳がないかさらに確かめるためにかかるのがクロスチェック料金です。安さが魅力の翻訳会社の場合、翻訳料金にすでに含まれていることも少なくありません。
ダブルチェックのみで終わる会社もあれば、クロスチェックまで徹底して行う会社もあります。クオリティを重視する場合には、クロスチェックまで依頼することをおすすめします。
版下作成料金
必要な場合のみに発生する費用として、版下作成料金があげられます。パンフレットや会社案内などといったグラフィックデザインにおける翻訳を依頼する際に、翻訳したテキストのデザインへの流し込み、レイアウトの整理といったDTP作業をまとめて依頼する時にかかる費用です。費用相場は1ページにつき~1万円ほどですが、A4やA3といったサイズなどにも左右されます。
DTP作業に対応しているかどうかは会社によって異なるので、もしもあわせて依頼したい場合にはメニューにDTP作業が含まれているかをきちんとチェックしておきましょう。
見落としがちな費用
翻訳を依頼する際に注意しておきたいのが、「ミニマムチャージ」が設定されている場合が多いということです。
ミニマムチャージとは、その名前の通り翻訳を依頼する際の最低ラインの料金のこと。たとえば、ミニマムチャージが5,000円に設定されている場合には、単価×文字数で3,000円となるはずの原稿だったとしても、請求自体は5,000円となります。
なぜ翻訳にはミニマムチャージが設定されるのでしょうか。まず、翻訳料金のなかには、人件費が多く含まれています。一次翻訳をするスタッフ、その原稿をチェックするスタッフ、さらにはその原稿の校正をするスタッフなど、多くの人が携わって1つの原稿が仕上がるのです。そのため、テキストが短い場合も通常通りの料金で請け負っていると、作業工数や人件費と見合わず、まったく割に合わなくなってしまいます。そのため設定されているのが、ミニマムチャージです。
また、翻訳会社の中には◯文字以上の原稿でないと対応しないという会社も少なくありません。短いテキストを依頼する際には注意しましょう。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- 日本語と中国語間の翻訳料金は、文字単価×文字数で算出される
- 翻訳する人のレベル、翻訳のクオリティによって費用に差が出るので注意
- 予想外の再発注とならないためにも、
ネイティブチェックは欠かさず依頼するべき - ミニマムチャージが設定されていることが多いため、
短いテキストを依頼する場合には注意
もし「できるだけ早く自社に合った中国語翻訳会社を見つけたい」とお急ぎの場合には、一括見積もりも可能なので「アイミツ」にぜひお問い合わせください。
種類別に見る中国語翻訳の費用相場
一口に中国語翻訳と言っても、手紙などの一般的な文書、契約書や会社案内、プレゼンテーション資料などのビジネス文書、金融や法務、医療などの専門文書など、翻訳される文書の種類はさまざまです。
日本語から中国語に翻訳する場合、それぞれの費用相場はどのくらいなのかチェックしていきましょう。
種類 | 費用相場(1文字あたり) |
---|---|
一般文書 | 6円~ |
ビジネス文書 | 10円~ |
特許や証明書 | 11円~ |
専門文書 | 12円~ |
一般文書
手紙や、専門的要素は含まないマニュアル、重要性の低いビジネス文書(単なるメール、契約などに関わらないテキストなど)などの場合、6円~が費用相場です。専門性がもっとも低い分野のため、費用はあまり高くなりません。
ビジネス文書
契約書やプレゼンテーション用の資料、プレスリリース、会社案内などといった文書を中国語へ翻訳する場合には、10円~が費用相場です。会社案内やパンフレットなどを依頼する場合には、DTP作業もあわせて依頼できる会社のほうがいいかもしれません。
特許や証明書
特許翻訳や証明書翻訳などは、一般的なビジネス文書よりも専門性が高くなるため、1文字あたり11円~が費用相場です。特許翻訳の場合は、それぞれの文献ならではの造語もあることが多く、そういったもののニュアンスもきちんと汲み取れる、単なる翻訳ではない技術が必要となります。
専門文書
医療関連や法務関連、金融関連などといった専門的な文書の場合は、それぞれの分野への知見が深い必要があるばかりでなく、専門用語をきちんと翻訳できるテクニックが必要となるため、どうしても費用は高くなります。1文字あたり12円~ほどが費用相場です。
- 【ここだけは押さえておきたいポイント】
-
- 一般文書の翻訳はもっともリーズナブルで、1文字6円~で依頼できる
- 特許翻訳やその他の専門翻訳は内容にもよるが1文字11円~となることも多い
アイミツでの取引事例
ここからは実際にあった取引事例をご紹介します。
費目 | 金額 | 備考 |
翻訳 | 10円/文字 |
費目 | 金額 | 備考 |
文字起こし・翻訳 | 1万円 | 5分の動画 |
実際にあった取引事例をご紹介しました。ご自身の想定する翻訳がいくらでできるのか気になりましたらお気軽にお問い合わせください。
翻訳費用の算出方法
翻訳の料金がどのように算出されるのか確認しておきましょう。
翻訳料金は文字数、あるいは単語数によって算出される
翻訳料金は、何語であっても基本的に算出方法は変わりません。どの言語であっても、翻訳される原稿の文字数、あるいは単語数によって料金が割り出されます。
例えば、日本語から中国語に翻訳したい場合、日本語1文字あたりで◯円と単価が設定されており、単価数×文字数で翻訳料金が算出されます。中国語から日本語へと翻訳する場合にも同様で、中国語1文字につき◯円と定められており、単価×文字数で割り出されます。
英語やヨーロッパ言語から中国語に翻訳する場合には、文字数ではなく単語数を用いて算出されるので注意しましょう。方法としては文字数換算とほぼ同様で、英語1単語◯円という単価設定のもと、単価×単語数で費用が算出されます。
また、原稿用紙1枚あたり◯円、400字につき◯円という設定方法の翻訳会社も少なくありません。
翻訳する人のレベルによって費用に差は出る
これは翻訳に限った話ではありませんが、依頼する人によって費用は大きく左右されます。翻訳会社によっては、翻訳者のレベルによって料金プランが分けられているところもあるようです。
翻訳料金は少し他社より高くなりますが、ベテランの翻訳家ばかりを揃え、クオリティを重視したサービスを提供している会社もあります。このような会社は、医療や法務、特許などといった専門分野における翻訳にも長けている場合が多いようです。
急ぎの場合は料金が高くなるので注意
「明後日までに絶対完成させてほしい」「急遽明日までに翻訳してほしいものがある」という場合には、特急料金で翻訳を依頼しなければなりません。詳しくはのちほど説明しますが、12時間以内に納品してほしいというような最も急ぎの場合には、翻訳料金が倍になることもあるので、なるべく納期には余裕をもって依頼しましょう。
実際に翻訳会社の料金表を調べてみた
この記事を作成する際にチェックした翻訳会社の料金表をご紹介します。
プラン | 料金(1文字あたり) | 備考 |
---|---|---|
日本語→中国語 | 10円~ | 専門性や難易度による |
中国語→日本語 | 12円~ | 専門性や難易度による |
プラン | 料金(1文字あたり) | 備考 |
---|---|---|
日本語→中国語 | 9円~ | 難易度による |
中国語→日本語 | 9円~ | 難易度による |
※日本語4万文字以上はボリュームディスカウントあり。ミニマムチャージは法人の場合5,000円
中国語翻訳の依頼で失敗しないためには
中国語翻訳を依頼する際、失敗しないためにはどういった点に注意するべきなのでしょうか。
値段の安さだけで決めない
中国語の翻訳を行っている会社のなかには、2円~などという格安の会社も存在します。もちろん、リーズナブルでも翻訳の質は落とさないというコストパフォーマンスに優れた会社も少なくないですが、なかには質がともなっていない会社もあるので注意しましょう。
せっかくリーズナブルに翻訳を依頼できても、誤訳や訳しもればかりで再依頼となってしまえば、費用はかさんでしまいます。余計な出費を防ぐためにも、相場を大きく下回る値段の翻訳会社の場合にはトライアル翻訳を依頼してみるなどして、翻訳のクオリティをチェックしてから発注するのが安心かもしれません。
ネイティブに翻訳してもらえる会社を選ぶ
ビジネス文章や専門性の高い中国語翻訳を依頼する際には、ネイティブに依頼できる翻訳会社がおすすめです。ネイティブにしか分からない細かなニュアンスや、自然な言葉選びというものが必ずあります。ビジネスでも問題なく使用できる原稿とするためには、ネイティブに翻訳してもらえる、あるいは両言語のネイティブによるネイティブチェックがある会社に依頼すると安心でしょう。
【まとめ】中国語の翻訳会社選びで迷ったらアイミツへ
この記事では、中国語翻訳を依頼する際にかかる費用や、依頼する際の注意点などをご紹介してきました。
今回ご紹介した費用相場はあくまでも1つの目安であり、実際の翻訳料金は原稿内容や翻訳者のスキル、求めるクオリティなどによって大きく左右されます。正確な料金を把握するためには、きちんと見積もりを取る必要があるでしょう。
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