風評被害対策の流れ・手順をわかりやすく解説【2024年最新版】
ネットやSNSの普及により、情報発信が手軽になった反面、企業が風評被害を受けるリスクは以前にも増して高まっています。今回は風評被害対策に関する基礎知識だけでなく、対策の具体的な流れ、自社対応と外注の違いなどについてまとめました。自社対応する場合と外注する場合のメリット・デメリットや外注先の選び方、費用相場なども合わせて紹介しますので、効果的な風評被害対策に役立ててください。
風評被害対策とは
今回取り上げている風評被害対策とは、企業にかかわる風評被害(誤った情報、意図的なデマ、不確かな根拠に基づくうわさやあいまいな情報などによって生じる経済的な損害)の中でも、ネットを通じた風評被害へのあらゆる対策を指しています。
風評被害対策にはさまざまな方法・施策が存在するため、まずはどのような対策が行われるのかをご紹介しましょう。
風評被害対策の具体的な内容
風評被害対策では、具体的に以下のような対策が取られます。
・WebサイトやSNSの監視:
WebサイトやSNS上での風評被害につながる書き込みや画像などがないかを監視する
・情報の削除:
依頼元企業の風評被害につながる書き込みや画像を削除するよう働きかける
・逆SEO:
対象となる情報の削除が難しい場合などに行う、検索結果の表示順位を下げる施策
・サジェスト対策:
検索時のサジェスト(入力したキーワードと組み合わせて検索されることの多いキーワードを候補として表示する機能)や関連キーワードからネガティブなキーワードを除外する施策
・訴訟関連の手続き(弁護士事務所):
風評被害の発端となった人物に対する刑事告訴、風評被害による不利益に対する損害賠償請求を行う
これら風評被害対策にはさまざまな方法が存在するため、目的や現状に合わせて必要な対策を取ることが大切です。
風評被害対策の大まかな流れ・手順
風評被害対策の流れや必要な手順を紹介します。企業によって風評被害の状況や対策の目的が異なるため、実際の流れが多少変わる部分はあるでしょう。ここでは「対外的な対策」と「内部的な対策」の2つに分けて具体的な流れを紹介します。
風評被害対策①:対外的な対策の流れ
ここで紹介する対外的な対策の流れとは、WebページやSNSの監視、情報の削除など、風評被害そのものに対する対策を指しています。
①現状調査:
WebページやSNSを調査し、風評被害につながる情報の有無やリスクレベルなどの現状に関して調査する。企業名だけでなく、経営者名、商品名、サービス名など、関連するキーワードで洗い出しを行う。
②風評被害に対する施策を行う:
風評被害につながる情報を見つけた場合、逆SEO、情報の削除、情報発信者の特定・訴訟といった対策を行う。
対外的な対策については、「現状を把握し、状況に合わせた対策を取る」という流れ自体はシンプル。しかし、現状調査の仕方や対策の種類など選択肢が幅広いため、実際に取られる工程はケースバイケースです。
風評被害対策②:内部的な対策の流れ
風評被害は必ずしも社外からの発信が原因ではあるとは限らず、自社の情報発信がもとで風評被害に発展するケースも珍しくありません。そのため、風評被害対策では社内に向けての対策である「内部的な対策」を取ることも大切です。以下に、内部的な対策の流れを紹介しますので参考にしてみてください。
①ポリシーの策定:
WebやSNSにおけるあらゆる情報発信の場面で、風評被害を防ぐための基準となるポリシーを策定する。
②社内スタッフの教育:
社内スタッフに対し、風評被害の危険性を説くとともに「どのような行動がリスキーなのか」「普段の情報発信の仕方」などを教育する。
③モニタリング体制を整える:
自社発信での風評被害発生を防ぐため、発信活動を常にチェックできる体制を整える。
④風評被害発生時のマニュアル整備:
風評被害が発生した場合の動き方、対応方法をまとめたマニュアルやガイドラインを整備する。
内部的な対策は予防・教育の側面が強いため、必ずしも上記の流れどおりに進める必要はありません。しかし、一連の対策をすべて取ることがさまざまなリスク・不利益を軽減する上では重要です。
外注の使い方次第で流れは大きく異なる
前述のとおり、風評被害対策は「対外的な対策」「内部的な対策」をバランスよく進めることが大切です。
ただし、専門的な知識やスキルが求められる対策も多いため、十分な対策を施すにはうまく外注を活用するのがおすすめです。特に対外的な対策については、WebやSNSの監視、逆SEOなどをはじめ、特殊なスキルが求められるものが多いため、外注するのが安心でしょう。
以下に、風評被害対策を外注する場合の具体的な流れをご紹介します。
①問い合わせ:
風評被害対策関連のサービスを取り扱っている会社や弁護士事務所に問い合わせ
②打ち合わせ・提案:
外注先から具体的なアドバイスや施策に対する提案を受ける
③見積もり:
施策内容に基づいた見積もりが提出される
④契約・対策開始:
施策内容・見積もりに同意して契約。対策開始
対外的な対策はもちろん、社内ポリシーの策定や管理体制構築のサポートなど、外注ではさまざまなサービスが提供されています。そのため、外注を利用する目的によって「社内で対応する部分」と「外注先によって対応する部分」は変わるため、全体的な流れも大きく異なるでしょう。
風評被害対策を自社対応する場合と外注する場合のメリット・デメリット
風評被害対策を外注するときのメリット・デメリットを知りたい方はこちらの記事をぜひチェックしてみてください。
風評被害対策の外注先の選び方・ポイント
風評被害対策における外注先の選び方・ポイントを知りたい方はこちらの記事をぜひチェックしてみてください。
風評被害対策の相場・費用
風評被害対策の相場・費用を知りたい方はこちらの記事をぜひチェックしてみてください。
まとめ
風評被害対策で具体的にどのような対策を取るかは企業によって千差万別。Web、SNS、さらには法的な知識や専門的なスキルが求められる領域も多いため、十分な対策を取るには外注を活用するのがおすすめです。
アイミツでは、外注先選びに役立つ一括資料請求や一括見積もりを随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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