RPO(採用代行)とは|サービスのメリット・デメリット・費用の相場【2024年最新版】
RPO(採用代行)サービスに興味はあるものの「どんな業務を依頼できるのか具体的にわからない」「利用するメリットは?」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、RPOサービスの概要や依頼できる内容にくわえて、RPOを利用するメリット・デメリットやなどについてまとめて解説していきます。RPOの利用を検討中の方、RPOが気になっているという方はぜひ参考にしてください。
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RPOとは
RPOは「Recruitment Process Outsourcing(リクルートメント・プロセス・アウトソーシング)」の頭文字をとった略称で、企業の採用活動を外部にアウトソーシングするという意味です。日本語では「採用代行」とも呼ばれており、募集要項の作成や求人原稿の作成、応募者管理、選考日程の調整といった業務を任せることができます。
「人事担当だけでは業務をカバーしきれない」「採用の専任担当者がおらず、採用活動が後手にまわっている」といった採用業務に関する課題をまとめて解決できることから、近年はRPOサービスを利用する企業が増加傾向にあるようです。
RPOが注目されている理由
RPO(採用代行)は1980年代にアメリカで活用されはじめたサービスです。それ以前から事務作業のアウトソーシングサービスは存在していましたが、それが経費精算や給与計算、そして採用代行にも拡大。日本でRPOの利用が認知され始めたのは、1990年ごろと言われています。
近年ではインターネット上での採用活動がメインとなり、求人媒体も増加したことで採用希望者を集めやすくなった一方で、採用に必要な業務・人材が増加。そうした背景から、RPOがふたたび注目を浴びることとなりました。現在では「いかに多くの人材を採用できるか」ではなく、「いかに優れた人材を採用できるか」という傾向にシフトチェンジが進んでいるため、採用競争を勝ち残る手段として活用する企業も多いようです。
RPOの担う採用業務
採用活動の「量より質」という傾向にもRPO(採用代行)が対応できますが、気になるのは「具体的にどんな業務が依頼できるのか」ではないでしょうか。ここからは、RPOで依頼できる業務について解説していきます。
対応可能な業務
■母集団形成
採用活動の基礎となる母集団形成における幅広い業務を任せることが可能です。具体的には、募集に関する計画の立案や求人広告の作成・掲載、インターンシップ・会社説明会の企画や応募者対応、採用SNSの更新などの業務があげられます。
■選考関連
インターンシップや会社説明会を通じた母集団形成後の、選考業務も任せることができます。応募者のスクリーニングをはじめ、書類選考やWebテストの実施、面接の日程調整・当日受付、合否の連絡にいたるまで依頼が可能です。
■内定関連
採用業務において重要視される内定者へのフォローも、RPOに依頼できる業務です。内定者向けWebサイトの運営や内定者とのコミュニケーション、内定者研修会の企画・実施、内定辞退社との面談なども依頼できます。
なお、RPOの利用には厚生労働大臣もしくは都道府県労働局長による許可が必要となるため注意しましょう。
人材紹介会社との違い
RPO(採用代行)に近いサービスとして人材紹介があげられますが、両者はどのように異なるのでしょうか。人材紹介会社のサービスは採用を希望する起業から「どんな人材を求めているのか」ヒアリングを行い、それをもとにデータベースから人材を探して、条件に合った人材を紹介するものです。採用計画の立案や会社説明会の企画・実施といった業務を依頼することはできません。人材紹介は「採用活動の代行」ではなく、あくまでも「人材を紹介する」ことに特化したサービスだと言えます。
「キャリアを積んでいる人材は数名だけ採用したい」といった場合なら人材紹介が適していますが、採用業務をまとめて任せたいという場合はRPOが適しているのではないでしょうか。
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RPOを利用するメリット
RPO(採用代行)の利用にはどんなメリットがあるのでしょうか。ここからは、RPOのメリットを詳しく解説していきます。
高品質な採用活動ができる
RPO(採用代行)サービスを提供しているのは、さまざまな起業の採用活動に携わってきた「採用のプロ」です。独自に培った豊富なノウハウを活かして採用活動を進められるため、社内のリソースのみで対応する場合と比較して採用品質が向上すると考えられます。
応募者の品質向上、内定者のレベルアップなどを図りたい場合は、RPOの利用がおすすめと言えるでしょう。
採用の重要業務に専念できる
求人原稿の作成や求人媒体の管理、応募者管理や選考日程の調整といった業務をRPO(採用代行)に任せることで、自社の人事・採用担当者が面接や内定者とのコミュニケーションに専念できる環境が構築できます。
RPOは柔軟性のあるサービスであるため、「採用のコア業務となる部分は社内で担当したい」という場合にもうってつけです。
コストと工数の削減ができる
社内のみで採用活動を行っている場合は「想定を上回る応募があり、採用担当者だけでは対応が遅れてしまう」「人事担当者の人数が少なく、管理コストが大きい」といった悩み・課題がつきものです。
しかし、応募者の管理やコミュニケーション、レジュメ管理、選考日程調整などをまとめてRPOへ依頼すれば、これまで生じていたコストや工数の大幅な削減も不可能ではありません。
RPOを利用するデメリット
RPO(採用代行)の利用にはメリットだけでなく懸念事項もあるため、あらかじめ理解しておくことが大切です。ここからは、RPOを利用するデメリットについて解説していきます。
委託コストがかかる
RPO(採用代行)を利用すると、当然ながらアウトソーシング費用が発生します。利用するサービスを問わず料金が必要です。
しかし、RPOを利用すると優秀な人材を採用しやすくなり、その人材が会社へもたらす利益を考慮すれば、RPOはコストマフォーマンスの高いサービスだと言えるのではないでしょうか。
欲しい人材とのズレが生じることがある
「RPO(採用代行)を利用すれば採用活動がスムーズに進む」と期待していたにもかかわらず、RPOで選考された人材と希望の人材にズレが生じる可能性はゼロではありません。しかし、こうした事態は入念に打ち合わせを行って意思疎通を図ることで避けることができます。
RPOの依頼先とはこまめなコミュニケーションを意識し、採用活動の目標や方向性などがすれ違わないようにしましょう。
自社の採用スキル・ノウハウが成長しない
「RPO(採用代行)に採用業務を任せたから」とすべての業務を任せきりにしては、採用活動の根本課題の解決はできません。継続してRPOに依頼できるかどうかも定かではないと考えられるため、契約終了後には社内で対応する可能性があることも踏まえ、ノウハウを吸収する意識を持つことが大切です。
RPOの導入に向いている企業とは
RPOの導入をおすすめしたいのは、以下のような課題を抱えている企業です。
・採用に関する業務が多すぎて悩んでいる
・業務過多でマルチチャネル展開や新施策に取り組めない
・高い採用目標に対して担当者が少ない
・採用活動にで結果がなかなか出ない
・競合他社に優秀な人材が流れている
これらのの条件に当てはまっている場合は、RPOの導入を検討すべきだと言えます。
RPOサービスの費用相場
採用品質の向上にくわえて、業務負担の軽減にも期待できるRPO(採用代行)サービスですが、費用が気になるという方も多いのではないでしょうか。しかし、採用は種類が多岐にわたることから、RPOの費用相場を明確に示すのは難しいとされています。「新卒採用なのか・中途採用なのか」「希望採用人数は何人なのか」「どこまで業務を依頼するのか」などの条件によって、費用は大きく変動するでしょう。
おおよその目安としては、固定報酬制のRPOサービスが月額30万〜60万円ほど。従量課金制は会社説明会の代行が月額3万円から、面接の日程調整は月額5万円、面接の実施は1回1万円からと依頼する業務によって料金が設定されているようです。採用する人材の質にこだわる場合は採用が決定してはじめて報酬が発生する成果報酬制のRPOもおすすめですが、条件によっては料金が割高になることもあるため注意しましょう。
RPOを利用するときのポイント
実際にRPOを導入する際には、どのような部分に気をつけるべきなのでしょうか。ここからは、RPOをうまく活用するためのポイントを解説していきます。
委託できる業務内容を確認する
RPOサービスでは採用に関する幅広い業務を依頼できますが、対応している業務は会社によって異なります。RPOを実際に導入する場合は、問い合わせ時に「どこまでの業務を依頼できるのか」をきちんと確認し、自社が委託を検討している業務を任せられるのか否かを把握しておきましょう。
業績豊富な会社を選ぶ
RPOを利用する際は、実績の豊富な会社から選ぶのがおすすめです。過去にどれだけの企業の採用活動をサポートしてきたのか、どの業種の採用活動サポートを得意としているのかなどは会社によって大きく異なります。
数多くの企業の採用活動をサポートしてきたか否かももちろん重要ですが、「自社との相性がよさそうか」も確認しておくと安心でしょう。
求める人物像を共有する
RPOを導入する際は、自社の求める人物像をきちんと共有することも大切なポイントです。採用を希望する人物のイメージがあいまいでは、ミスマッチにちながってしまう可能性も否定できません。たとえば「業務をてkぱきとこなせる人」といったような抽象的なイメージではなく、「新規事業立ち上げ経験のある人」「業界内でのインターン経験のある人」といったように具体的な情報を共有できるようにしましょう。
丸投げにせず当事者意識を持つ
RPOを利用すると採用に関する業務をまとめて委託することができますが、すべてを任せきりにせずに「当事者意識」は常に持てるようにしましょう。たとえば「面談や内定者フォローといったコア業務は社内の人事部門で、求人情報の作成・公開や選考日程の調整といった業務はRPOに任せる」など業務のすみ分けを行った上で、二人三脚で採用活動を進められるような環境を構築することが大切です。
まとめ
この記事では、RPO(採用代行)の概要や利用するメリット、導入すべき企業などについて解説していきました。RPOは採用に関する幅広い業務をまとめて任せられる便利なサービスですが、場合によっては人材紹介サービスの方が適しているということも。採用計画や採用対象などに応じて適したサービスを使い分けることが大切です。
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