店舗設計とは|一般的な流れと費用相場【2024年最新版】
店舗経営を行う上で欠かせない店舗設計ですが、具体的な仕組みや流れ、費用について詳しく知らない方もいるでしょう。そこで今回は、店舗設計会社などさまざまな外注先を比較検討できる「アイミツ」が、店舗設計の流れや費用相場、店舗設計会社選びのポイントなどを分かりやすく解説します。
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店舗設計とは
店舗設計とは、飲食店やアパレルなど、店舗の用途に合わせて以下のような構想を図面に起こす作業を指します。
・構造
・店舗内の導線・レイアウト
・内装デザイン
・装飾やインテリアなどのデザイン
ちなみに「店舗設計」という言葉は設計からデザイン・施工管理まで一貫対応する会社がよく使い、「店舗デザイン」という言葉はデザイン会社でよく用いられます。また、デザイン図はイラストで表現するのに対し、設計図は文字どおり寸法やレイアウトなどを数値化して記すもので、この点でも両者には明確な違いがあるのです。
店舗設計の流れ
店舗設計の依頼先には「設計会社」と「施工会社」の2種類が存在していますが、両者には提供サービス(対応可能なサービス)において以下のような違いがあります。
・設計会社:店舗設計のみを担当
・施工会社:工事を担当するが、設計・デザインから担当できるところも多い
つまり、設計会社に依頼した場合は店舗設計が完了した後、さらに外注して工事を行う必要があるため、「手数料」が発生するのです。一方、設計・デザインから担当できる施工会社であれば、設計から工事までワンストップで対応できるため依頼がスムーズに進みやすいメリットがあります。
施工会社
店舗設計を施工会社に依頼した場合の流れを以下にまとめました。
1.打ち合わせ
2.現地調査(物件探し)
3.ラフプラン、企画案を作成し、予算を決定
4.契約
5.着工
前述のとおり、店舗設計から工事までを一貫して対応できる施工会社であれば、必要な工程をすべて自社で担当可能なため、設計会社に依頼するよりトータルでかかる時間を抑えやすくなるでしょう。工事にかかる期間が長くなれば、その分物件の賃料もかさんでしまうため、工期が短いことはコスト面でもメリットがあるといえます。
設計会社
次に、店舗設計を設計会社に依頼した場合の流れを以下にまとめます。
1.ヒアリング(問い合わせ)
2.現地調査(物件探し)
3.ラフプラン、企画案作成
4.基本設計および見積もり作成
5.施工会社の入札(工事入札)
6.施工会社決定
7.工事契約
8.着工
設計会社に依頼する場合は工事を外注する必要があるため、その分、施工会社へ依頼する場合より多くの手順を踏む必要があります。また、設計会社は工事を行う施工会社へ手数料を支払うため、コストが上乗せされることも覚えておきましょう。
店舗設計の費用相場
ここからは、店舗設計の費用相場についてご紹介します。店舗設計の場合、費用の内訳は「設計費(デザイン料)」「施工費」の2つに分類できるため、まずはそれぞれの算出方法と相場について解説します。
【設計費(デザイン料)】純粋に設計にかかる費用
1.面積から決める場合:3万~10万円/坪単価が相場
2.総工費から決める場合:総工費の10%~15%が相場
【施工費】設計以外の内装・外装などの工事にかかる費用
・居抜き物件:200万~400万円
・スケルトン物件:1,000万~2,000万円
注意したいのは、設備がある程度残っている居抜き物件とまっさらな状態であるスケルトン物件では、費用が大きく異なる点です。ではここからさらに、施工会社・設計会社ごとの費用相場を解説します。
施工会社
まずは施工会社に依頼した場合の費用相場です。デザイン・設計から工事まで一貫対応できる施工会社の場合、設計料の相場は一般的に総工費の15%程度。総工費が1,000万円の場合150万円ということになります。後述しますが、設計会社に依頼するよりも割高に感じられるでしょう。しかし、施工会社に依頼する場合はスケジュールが短くできることも忘れてはいけません。
また、施工会社に依頼する場合は、設計費以外に施工費の中に電気・ガス・水道などの設備工事費や間仕切り壁やカウンター、什器等の造作工事費も発生。しかし、施工会社にまとめて依頼できるので、各業者にバラバラに発注・管理するよりも安心できるでしょう。
設計会社
次に、設計会社に依頼した場合の費用相場を紹介します。設計会社は施工会社より設計・デザイン料が低く設定されているケースが多く、設計料の相場は総工費の7~8%程度です。総工費が1,000万円の場合70万~80万円となります。一見すると設計会社に依頼したほうが安くなるように感じますが、前述のとおり、工事を外注する際の手数料が料金に加算されるため注意が必要です。
また、設計会社に依頼する場合は、設計費以外に設計監理費という費用が発生する場合があります。設計監理費は、設計後に図面通り工事が進行しているか管理する費用です。設計会社のデザイナーが設計後も監督者として工事を進めることになるので予め理解しておくと良いでしょう。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるオフィスデザイン会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
店舗設計会社を選ぶときのポイント
ここまで、店舗設計の基礎知識や費用について解説してきましたが、ではどのような点に注意しながら店舗設計会社を選べば良いのでしょうか?特に重要な3つのポイントを解説しますので参考にしてください。
相見積もりを取る
店舗設計の費用は、設計会社、施工会社どちらに依頼するのか?で変わるだけでなく、会社ごとに費用の算出方法は異なります。そのため、同条件で同じ依頼を行ったとしても会社によって金額に大きな差が出るケースも珍しくありません。そこで重要なのが「複数の外注先候補から相見積もりを取る」こと。同じ条件で複数社から見積もりを取ることにより、平均的な料金を算出できますので、まず避けたい「料金が高すぎる会社」を除外できます。さらに、適正料金を提示してきた会社の中から、詳細な提供サービスの内容、柔軟性、実績、人間的な相性などを踏まえて吟味することにより、無駄なコストを抑えながら自社と相性の良い会社を絞り込みやすくなるでしょう。
過去の施工事例を見る
店舗設計・デザインという作業は担当者の個性が出やすい特徴を持っています。したがって、自社の店舗のイメージとマッチした設計・デザインを実現できるか見極めるためには、過去の施工事例やデザイン事例などの情報を参考にするのがおすすめです。過去の事例は各社のホームページなどに掲載されているほか、最近ではInstagramなどのSNSで情報発信している会社も増えているため、SNSも活用しながら情報収集すると良いでしょう。また、過去の事例はどれだけの実績を積んでいる会社であるかを判断する上でも貴重な材料となります。実績が豊富な会社は、比例して多くの経験・ノウハウを積み重ねている期待が高いですから、信頼性を見極めるためにも各社の実績は細かくチェックしましょう。
担当者との相性
店舗設計では、イメージの共有、コンセプト立案、デザインのすり合わせ、スケジュール調整など、さまざまな場面で依頼者と外注先との間でのやりとりが発生します。そのため、店舗設計会社選びで失敗しないためには、担当者との相性も重要なポイントです。単純な「話しやすさ・丁寧さ」といった部分はもちろん、レスポンスの速さやトラブル発生時の対応力など、多角的な視点で担当者との相性を評価することが大切です。また、店舗設計会社とのやりとりは対面だけでなく、電話やメールでやりとりする場面も多いため、どのようなやりとりでもストレスや違和感なく対応できる担当者であるかどうかを判断材料としましょう。
【まとめ】店舗設計の相談はオフィスデザイン会社へ
店舗設計は依頼先によって流れ、時間、費用が変わりますので、失敗しないためには複数社から相見積もりを取って比較する作業が非常に重要です。アイミツでは、店舗設計を相談できるオフィスデザイン会社の情報を数多く取り揃えており、比較検討に便利な一括見積り・一括資料も随時受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
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オフィスデザインの費用・相場
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