社長室のレイアウトのポイントとは?おすすめの配置や家具も解説【2024年最新版】
社長室のレイアウトは、社長が仕事に集中し、情報漏洩のリスクを下げるためにも重要なポイントとなります。そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、社長室をレイアウトするポイントをご紹介!おすすめの配置や、家具も詳しく解説していきます。
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社長室をレイアウトする必要性とは?
近年IT企業などを中心に社長室を作らない会社も増えていまが、社長室には重要な役割が存在します。そこでまず、社長室の必要性について詳しく紹介します。
情報漏洩のリスクを回避
社長は外部に漏らしてはいけない重要な契約や、財務に関する話も多くします。そんな時、社長室があれば、情報漏洩のリスクを回避できるでしょう。大部屋やパーテーションによる区切りでは、情報漏洩の危険を完全には排除できませんが、社長室であればしっかり扉を閉めることで漏洩を防げます。入口のセキュリティを高めて特定の社員のみが出入りできるようにすれば、社外秘の情報や重要書類なども安全に管理できます。
来客へのイメージアップ
社長は外部の重要人物をもてなす機会も多くあるでしょう。その際、会議室ではなく社長室を利用することで、特別感やスマートな演出が行えます。社長室で対応することにより、相手にも特別な来客だと思っているということが伝わりやすくなります。また社長室は会社の顔とも言える場所です。そのため社長室のインテリアや家具を高級感のあるものや、デザイン性の高いものにすることで、会社全体のイメージアップやブランディングにも繋げられるでしょう。
業務をスムーズにする
一般社員は、用事がない限り基本的に社長室に入ることはありません。そのため、重要な決定事項を一人で集中して考えることができます。また通常、打ち合わせは会議室で行われますが、社長室で行うことも可能です。この場合少人数になるため内容を把握しやすく、社員も緊張感を持って会議に臨めるでしょう。また会議で重要書類が必要になった場合、社長室に保管しているものは持ち出す必要がなくなるため、情報漏洩のリスクも減らせます。
社長室を設ける際に抑えるべき3つのポイント
社長室のレイアウトを行う上では、実際にレイアウトを始める前に注意すべきポイントがあります。そこで次に、社長室のレイアウトに必要な心構えについて詳しく紹介します。
社員との距離感
社長室はセキュリティや機密性保持のため閉鎖的な空間になりやすく、社員との距離も離れやすくなります。しかし社員とのコミュニケーションに支障が出ると、把握するべき情報が伝わってこない危険性もあります。そのため社長室は一般社員からあまり遠い場所にはせず、適度なコミュニケーションができる場所にするのがおすすめです。ただし、距離が近すぎると社長が注意するケースなどが増え、双方の業務効率が低下する可能性もあります。そのため近すぎず、遠すぎず、適度な位置を保ってください。
機密性を高める
前述したように、社長室では重要な案件の話し合いや、社外秘の情報・書類の管理が頻繁に行われます。セキュリティの低い状態ではこれらの情報が外に漏れ、会社の信頼性を損ねるなど経営にダメージが出る危険性もあります。そのため、出入りできる社員の数はできるかぎり制限し、遮音性や遮蔽性の確保、セキュリティの高い収納家具の活用などにより、機密性を高めることが大切です。
快適な空間をめざす
社長室は、社長自らが長時間滞在し、社外からの来客対応などにも利用します。そのため家具や内装のカラー、素材にこわって快適な空間になるよう努めてください。この時レイアウトは社長が普段仕事をするときのスタイルに合わせることが重要です。例えば1人でじっくり考えて意思決定するタイプか、役員の意見を頻繁に聞いて取り入れるタイプかによっても最適なレイアウトは大きく異なります。そのため、まず自社の社長が普段どのように仕事をしているかを把握し、その内容をレイアウトに反映してください。
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社長室のレイアウトのポイントとは
次に、実際に社長室のレイアウトを行う段階で、重要となるポイントについて紹介します。上記の内容を基に、より具体的なコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
作業効率をよくする
もし応接や会議用として、4人用のデスクと椅子を設置するのであれば、社長室全体のサイズとしては27㎡程度が目安です。人が少ない分、会議室や執務室よりも通路を狭めても問題ありませんが、人が動きやすいよう動線は広く取るのがおすすめ。会議を多く開く社長の場合は大型のデスクを用意し、1人でじっくり考える社長であれば、長時間座っても疲れにくい椅子などを選ぶといいでしょう。また天井照明のほかに、デスク照明を置くことで机の上が見やすくできます。
空間のコンセプトを決める
社長室は、会社の理念や事業内容によっても雰囲気が大きく異なるため、どのような事例を参考にすればいいか、また具体的なレイアウトや家具をイメージするのが難しい場合もあるでしょう。
そのため、まずはどのような空間にするか、コンセプトを決めることがポイントと言えます。コンセプトが決まれば、自然とレイアウトや必要な家具も見えてきます。例えば高級感をコンセプトにするならシックな素材や色を使用、清潔感がコンセプトなら空間全体を白で統一する、といったように決めていきましょう。
社外にアピールしたいイメージを反映する
前述したように社長室は会社の顔となる重要な場所です。もし社長室が会社のイメージと異なっていると、メディア対応や応接室として使用された際、会社のイメージダウンにつながる恐れもあります。そのためコンセプトを決める際は、社外へのアピールを踏まえてたものにすると、レイアウトや家具の選定もスムーズに進められるでしょう。社長室に自社製品をディスプレイすれば、メディアを通じてその魅力を発信することもできます。
必要な家具やインテリアを選定する
社長室に設置する家具は、コンセプトや企業イメージにマッチし、かつ応接の場としてふさわしいものを選びましょう。必要な家具としては、以下のものが挙げられます。
・応接セット
・執務用の机と椅子
・パソコン(情報収集用のツール)
・テレビ(モニター)
・キャビネット
そのほか、必要に応じて観葉植物や置物などをプラスする場合もあります。テレビは必ず必要ではありませんが、パソコンと接続することで大画面でのオンラインミーティングが行え、共有される資料も見やすくなるでしょう。
セキュリティに気を配る
社長室のセキュリティを高める方法としては、まず入室用のパスカード発行や暗証番号により、入室できる社員に制限をかける方法があります。この時、防犯カメラも併せて設置し、誰がいつ何のために出入りしているかがわかるようにします。これによりカードの紛失や盗難が起こった場合も、不審人物が入退室していないか確認できて安心です。収納は、扉付きやダイヤルロックのものにするとセキュリティが高められる上、秘書や総務担当者も重要書類などが管理しやすくなるでしょう。
社長室のおしゃれな配置の事例をご紹介
次により具体的に、どのようなレイアウトにするかを考える際、参考となる事例をいくつかご紹介します。おしゃれな事例が豊富であるため、ぜひ参考にしてください。
隔たりを少なくして広々空間を演出
社員との距離を縮め、コミュニケーションを取りやすくするには、壁を全面ガラス張りのパーテーションや、一部スモークのかかったガラス張りにする方法があります。これにより、視覚的な閉塞感がなくなり、広々とした空間が演出できます。また、部屋の双方から中の様子がうかがえるため、機密性の保持と社員との交流も両立しやすいでしょう。一部がスモークになっていると、社長が取り込み中か外から伺いやすく、社長も現場が気にならないため業務に集中できるなどの効果もあります。
窓の近くに会議スペースを設置
もしオフィスがビルの高層階にあれば、社長室を眺めのいい角部屋に設置するのもおすすめです。外側に面する壁を全面ガラス張りにすれば、景観のいい開放的な空間にできます。また窓のそばに会議用の机といすを設置すると、社長室での会議、という緊張感を、開放的な空間で適度に和らげることができるでしょう。社内側のパーテーションもガラスにすれば、美しい景観を会社全体で共有することも可能です。
カフェのようなおしゃれなインテリア
カフェのようなおしゃれな家具や照明、壁紙でそろえると、こだわりのある空間を演出できます。例えば、アニメーション業界のとある企業では、一目ぼれしたイギリスの村をコンセプトに設定。ブリックスタイルの黒い壁と壁面のアンティークランプで、おしゃれな空間づくりを行いました。このようにクリエイティブな業種であれば、デザイン性にこだわったレイアウトもおすすめです。
狭い間取りでも快適な配置やレイアウトにするコツとは
企業の規模などによっては、社長室として利用できるスペースが狭くなってしまう場合もあるでしょう。そこで次に、狭いスペースでも快適に過ごせるレイアウトのコツを紹介します。
デスクの配置を変える
デスクの配置変更は、レイアウト見直しの基本です。社長室を広く使うために、通路とパーソナルスペースが確保できるようにデスク配置を見直しましょう。デスクのサイズを小さくする方法もありますが、置き方次第ではスペースの使い方を変えることもできます。スペースの形が長方形か、正方形か、デスクはどこに配置すればスペースを有効利用できるかを、パズルのようにして考えてください。
収納スペースを仕切り代わりに活用
本来書庫などの収納スペースは、壁の手前に設置されます。しかしこれを天井から床にしっかりと収まる大きさにすることで、パーテーション代わりにできます。これにより、壁の分だけ空間を広くでき、収納自体を増やすことも可能です。また、デザインにこだわれば、収納自体を隠すことや、収納をディスプレイにすることもできるため、応接の場として利用する際にも相手に好印象を与えられます。
書類の量を減らす
書類の保管のため、無駄にスペースを消費している企業は多くあります。1度社長室に保管する書類の中で不要なものがないかを調べてみましょう。もし必要だったとしても当面使用の予定がないのであれば、外部倉庫などへの保管もおすすめです。必要な書類でも、PDFなどデータ化できる書類であれば破棄して問題ない場合がほとんどです。経理関係など、紙での保管が必須なもの以外は極力データ化することが大切です。
役員応接室の設置も重要
役員応接室とは、企業の役員に与えられる個室で、社長室と同様企業の経営に関する意思決定が行われる場所です。役員は各担当部署のトップであり、部下との相談や、機密文書の取り扱い、重要な取引先との商談などさまざまな事案を扱うことから、役員用の個室が設置されることも多くあります。そのためこれらの業務を効率よく行えるよう、役員応接室特有の機能を押さえたレイアウトを、しっかりと考えることが重要と言えます。
機能的な執務スペースや、打ち合わせの場が必要になるほか、必要に応じて秘書室との動線も考慮することがポイント。もちろん重要な顧客を応接するのにふさわしい場所にするため、インテリアやデザインにもこだわりましょう。レイアウトの考え方やポイントなどは、基本的に社長室をレイアウトする場合とほぼ変わりません。その部屋を使用する役員の業務スタイルなどを基に、快適な空間をデザインしましょう。
風水を重視する会社も?
会社や社長の意向によっては、「風水」を基にしてレイアウトを決定することもあります。風水では、環境を整えることでいい気が流れるようになり、会社の総合的な運気がアップするとされているため、これに則ってレイアウトを決めましょう。例えば社長のデスクの背面は壁、神棚もデスクの後ろ、などの対策があります。特にデスクの位置に関しては、逆にしてしまうと気が外に逃げてしまい、運気が下がりやすくなると言われています。また背面にドアがあると緊張や不安などを感じやすくなり、裏切りや詐欺にあうとも言われているためおすすめできません。社長室にスペースがある場合は、花や観葉植物を設置すると人との縁をもたらし仕事運がアップします。ただし、今回紹介しているのはあくまで参考事例です。実際に社長の指示で風水を取り入れたレイアウトにしなければならない場合は、専門家などに依頼しましょう。
【まとめ】オフィスデザイン会社選びで迷ったらアイミツへ
本記事では社長室のレイアウトのポイントや、おすすめの配置、家具などについて紹介しました。社長室は社長が集中して業務を行う場所であると共に、会社の顔としてメディア対応や重要な顧客との取引にも使われている場所です。今回の記事を参考にしっかりとレイアウトを設計しましょう。
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