オフィスに集中ブースを設けるメリット│効果的な方法も紹介【2024年最新版】

周囲の視線や音を遮断し、作業に没頭できる環境を構築できる集中ブースは、業務効率アップや生産性向上をもたらすことから、近年注目が高まっています。そこで今回は、OA機器会社などさまざまな外注先を比較検討できる「アイミツ」が、集中ブーストの基礎知識やメリット、種類、設置する際のポイントなどを分かりやすく解説します。

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集中ブースとは、その名のとおり「集中して作業するためのスペース」です。多くのオフィスでは、周囲を人が行き来するだけでなく、電話の声やスタッフ間の話し声、周辺の人の動きなど、集中力を阻害するさまざまな要因が存在しています。そのため、個別に席が用意されていてもなかなか集中力が上がらず、業務効率が下がってしまう問題が発生します。

こうした問題を解決するために役立つのが、パネルなどで作業スペース周辺を囲うことで視覚的に隔離された空間を形成し、作業に没頭しやすい環境を構築できる集中ブースです。なかには視覚的な隔離だけでなく、周囲の音も遮断することで、視覚・聴覚両方で周囲に影響されず作業に没頭できるような集中ブースも存在しています。

近年、さまざまな企業・組織で注目が高まっている集中ブースですが、ここから具体的なメリットを3つ紹介します。どのような効果・役割に期待できるかを把握し、検討する際の参考にしてください。

働き方改革や新型コロナウィルスの影響により、近年急速にWeb会議の機会は増加しています。しかし、Web会議では周囲の雑音や背景が気になってしまうケースも多いでしょう。そこで役立つのが、周囲の雑音や人の動きなどを遮断できる集中ブースです。

雑音が軽減されるとWeb会議の参加者全員がストレスなく会議を進められるだけでなく、背景まで遮断できれば気が散ることなく、会議の内容に集中できるでしょう。

作業スペース周辺を囲うタイプの集中ブースは、周囲の視線や音を遮ることができるため、外的要因に阻害されて仕事に集中できないリスクを大幅に軽減できます。オープンな環境の場合、自分は集中したくても周囲の人の動きや視線、雑音などが気になって思うように作業へ没頭できないケースは珍しくありません。

ですが集中ブースなら、そうした外的な要因をシャットダウンできるため、外部からの影響により集中力が疎外されるケースは少なくなるでしょう。

集中ブースの最大の魅力である「作業に集中できる」というメリットは、生産性向上にも貢献します。同じ作業をしていても集中力が高い状態と低い状態では、作業スピード、さらには作業の質まで左右されやすいのは当然だからです。

また集中ブースを設置することで、従業員が抱く「作業に集中できる環境が欲しい」というニーズを満たし、結果的にモチベーション向上にもつながるため、精神的な作用による生産性向上にも期待できるでしょう。

一言で「集中ブース」といっても、実はその種類にはさまざまなタイプのものが存在します。そこでここからは、主な集中ブースの種類別に概要や特徴を解説しますので、導入時の参考にしてください。

個室型集中ブースは、四方を覆われたボックスタイプの完全個室型集中ブースです。1人で利用できるタイプであるためプライベート空間を確保できるだけでなく、周囲の視線や景色・音など、集中力を阻害する外的な要因をとことん排除できるのが大きな特徴です。

また個室型集中ブースは、すでに完成されたボックスタイプのものをオフィスに置くだけで設置可能なため、導入が手軽な点も大きなメリットだといえるでしょう。

セミクローズ型集中ブースは、「セミ」の名前が示すとおり、半個室タイプの集中ブースです。四方を覆われた完全個室タイプの集中ブースとは異なり、上部や入り口などは仕切られていないタイプが一般的です。

大きなメリットは、パネルやパーテーションを並べるだけで構築できるため設置が容易な点。組み立てが容易なため移動やレイアウト変更を簡単に行える一方で、作業スペースの周囲を囲って周辺との隔離は可能なため、集中しやすい環境を手軽に構築できます。

オープン型集中ブースは、デスク間に簡易的な仕切りを付けるタイプの集中スペースです。オープン型の魅力は、何と言っても設置の難易度が低く、コストも抑えやすい点。連なったデスクごとの境目に卓上型の仕切りを立てるだけなので、さまざまなレイアウトに対応可能です。さらに、設置のために難易度の高いスキルが必要ありません。

もちろん個室タイプなどに比べて周囲との隔離性能は劣りますが、前面と左右を遮断することにより、一定の集中しやすい環境は構築できます。

パーテーションの集中ブースは、デスクの周辺をパーテーションで囲うタイプの手軽な集中ブースです。卓上型の仕切りとは異なり、パーテーションはある程度高い仕切りを設置できるため、周囲との隔離性が高いのが大きな特徴です。

また吸音性の高いパーテーションを設置すれば、周囲の視線だけでなく音も軽減できるため、視覚・聴覚両面で集中力を阻害する要因をシャットダウンすることが可能です。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるオフィスデザイン会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

集中ブースは作業に没頭したい人が利用するためのスペースですし、通常のデスクよりスペースを取るため、まずは「どの程度の数を設置すべきか」を限定しましょう。従業員のニーズも踏まえて必要性を洗い出すとともに、オフィスのレイアウト・広さを踏まえて設置可能なスペースも加味した上で必要数を算出することが大切です。

さらに、集中ブースの役割は「作業に集中できること」なので、設置場所も検討が必要です。なるべく人の出入りが少なく、雑音が少ない場所を選ぶことで集中スペースの効果をより高めることができます。そのため設置場所は十分に吟味しましょう。また、集中ブースが適切に運用されるように利用時のルールや禁止事項などを事前に定めておくと、効率的に運用しやすくなります。

集中ブースは、業務効率アップや生産性向上、さらには従業員満足度向上など、さまざまなメリットをもたらしてくれます。大切なのは、さまざまなタイプの集中ブースから、自社のニーズやオフィスの環境に合わせてマッチしたものを導入することです。

自社にノウハウがなくとも、集中ブースに詳しいオフィスデザイン会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うオフィスデザイン会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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